一鬼(うしおととら)

登録日:2012/07/24 Tue 20:35:03
更新日:2024/02/29 Thu 22:09:39
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一鬼(ひとつき)とはうしおととらに登場する妖怪。東の妖怪達のリーダー格である。
CV.江川央夫


●概要
額に角を持つ修験者の姿をした妖怪。
蛇の化身である蛇妖という妖怪で、複数の蛇の体がより合わさって人型をとっている。
棍を武器とし、体を構成する蛇で相手の自由を奪ったり、伸縮自在な額の角で相手を串刺しにしたりといった戦い方をする。
また、奥の手として蛇や自身を巨大化させて相手を丸飲みにして消化する技も持っている。
上記の能力に加え巨体と怪力を誇り、東の妖の中でも一、二を争う強者であり遠野妖群頭を名乗っているリーダー格。
蛇妖の性質のせいか、かなりガンコで執念深い性格で、とらとは800年前の戦いで共闘した戦友であり、仲が悪いが、実力は認めており昔の名である長飛丸と呼ぶ。



●劇中での活躍
初登場は、第十二章「遠野妖怪戦道行」。
お役目様を母親に持つ潮を憎んでおり遠野の他の妖怪たちとともに襲いかかる。
この時、潮を助けようとするとらに何故一人の人間に拘るのかと揺さぶりをかけた。
その後、とらの助けがなく疲弊した潮と彼を助けようとする雷信、かがりの鎌鼬兄妹を圧倒し殺そうとするが吹っ切れたとらの邪魔が入り失敗しとらと対峙することに。
更に潮の人柄を知った東の長に止められるが従わず、長の提案で潮の処遇をめぐってとらと賭け試合をすることになる。
最初は、先制攻撃で優位に立つが、とらに潮を狙う理由が八つ当たりであることを指摘され逆襲を受け、次第に劣勢になり、角を折られて完敗する。
この時、自分を殺さないとらの変化に戸惑っていた。

次に第三十四章「西の国・妖大戦」に登場。
独断で白面の者を攻撃しようとする西側との話し合いを行う長に同行し、話し合いが決裂した後は、力ずくで止めようとするが、西の鎌鼬や結界自在妖・間鎚などに敗北、長により、半ば強制的に脱出させられる。
その後、長救出と白面攻撃を止めるため潮達の前に姿を見せるが長の命とはいえ潮達に助力を求めるのを渋っていた。
だが潮達の実力は認めており、救出戦において西の蛇妖四分守との戦いになった時、先に行くよう促し蛇妖同士の一騎打ちを繰り広げる。
一騎打ちでは劣勢に陥るがこれは長を残して逃げるしかなかった自分が許せないために、わざと攻撃を受けていたにすぎず、最終的には一飲みにしてしまう。
しかしその後は間鎚に捕まり賭試合の為の人質になってしまい、解放された後もしばらく動けず白面との戦いには間に合わかった。
しかし西の妖怪の撤退時には蛇の体を生かして水に流されそうになっている西の妖怪達を助けていた。

その後は最終決戦直前に婢妖によりほかの妖怪共々、潮達の記憶を奪われてしまい、獣の槍が破壊されることを知り新たな獣の槍を作ろうとする。
槍づくりは潮達により失敗するが邪魔されたことに激昂し、仲間であるが故に無抵抗な潮達を間雷信達と共に容赦なく打ちのめした。
その後の紅煉達の襲撃時は黒炎達に劣勢に立たされ、それらを軽く撃破する潮達に驚いていた。

白面との最終決戦では火の兄の一部として参戦するも白面には歯が立たず敗北、失意と共に海に沈んでいたが獣の槍の破片により婢妖が取り除かれたことで復活潮共に白面に挑む。

その後は目立った活躍はないものの生き残ったようなので年齢的に日本を支える為石になったと思われる。



●余談
藤田和日郎がキャラクターデザイン・原案を担当した妖逆門にも登場。声優は鶴岡聡。
水属性の妖怪として主人公の手持ちとなり、召喚される時「一鬼推参!」と言って登場する。
また、水属性を強調するためか口から大量の水を出す技を使う。
更に相乗召喚で木属性の力を得た樹装一鬼という強化形態も登場する。が初召喚の相手がねいどが生み出した偉人のパチモンだったり、次の召喚も相手が悪かったとはいえ、レオパルドン並の瞬殺をされたりとあまりいい印象はない。




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最終更新:2024年02月29日 22:09