紅瀬桐葉

登録日: 2009/05/28(木) 19:53:32
更新日:2024/02/29 Thu 22:10:13
所要時間:約 7 分で読めます




「貴方……いえ、人間はいつか……私を置いていくから」


紅瀬(くぜ)桐葉(きりは)

CV:楠鈴音/鳴海エリカ
誕生日:11月21日(さそり座)
血液型:AB型
身長:164.4cm
3サイズ:B88(D)/W57/H86
部屋番号:4D-17

主人公のクラスメイト。
クーデレ。クラスでは一匹狼。常に一人で過ごしており、話しかけても必要最低限の返事があるだけ、かと思いきや冗談を言ったりとつかみどころがない人物。
基本的には興味のあることしかやらず、それ以外のことはほぼ無関心。

サボり・遅刻の常習犯。

数学以外の教科は赤点ギリギリだが、これはわざと狙ってやっているようである。
ちなみに数学は、瑛里華と学年1位争いをするレベル。

桐葉が瑛里華に勝っているのは数学だけではない…。
そう!胸のサイズも勝っているのだ!(瑛里華は82のC)

お気に入りの海が見える丘にいつもいる。
容姿・プロポーション共に抜群で、生徒会長曰く「完成されてる美しさ」。

パソコンやケータイなどの機械が苦手。
触ったことすらないらしく、一度孝平とケータイを買いに行った時は、『テレビが見られる』『~万画素』などのワードに『?』を連発していた。

また物凄い辛党で、きつねうどんにまるでカクテル世界選手権を目指すバーテンダーのようなシェイキングで七味唐辛子を振り、うどんを真っ赤に染めるぐらい。
その味覚が料理にも反映されるのか、彼女の作る料理は「辛いを通りこして痛い」レベルである。

ちなみに、動物好きだったりおばあちゃんの知恵袋的な知識が豊富だったりという意外な一面もある。

一部の生徒から、クールを超えた”フリーズドライ”と呼ばれるほど冷淡な性格のためにクラスの中でも浮いた存在となっているが、
しつこく接触してくる主人公の前では冗談や皮肉を言うことも。

ただ、皮肉はともかく冗談も普段のテンションのまま言うため、あからさまな冗談以外は本気か冗談か判断しづらい。

また、孝平が風邪気味だと情報を得て彼に風邪に効くというアロエを渡すなど、親切な一面を見せることもある。

上記の通り、数学の成績が学年トップレベルなので当然、バリバリの理系……かと思いきや、機械の類はまったくダメ。
そのため、普段はまったく隙などない彼女も、パソコンや携帯電話関係の話になると苦手なのを隠そうと孝平に妙な意地を張ってみせたり、おろおろしてみたりと、
微笑ましい姿を見せてくれる。

フリーズドライの異名を持つ彼女だが、実はそんな姿が素顔なのかもしれない。

ファッション
簡素なパンツスタイルが凛々しさに拍車をかける。
その生き方同様、桐葉のファッションセンスも実に淡泊。
ポイントといえば、髪の片側でひっそり自己主張しているリボンぐらいだが、むしろ控えめなオシャレは、彼女のつやのある黒髪や大人びた顔立ちをより引き立てる。
私服のほうも、そのみごとなボディーラインがはっきりわかる袖なしシャツと、パンツスタイルが桐葉の基本。
シンプルゆえに素材が光る、そんな着こなし術をナチュラルに体言する彼女は、ある意味、究極のファッションセンスの持ち主?
制服着用時には、黒のストッキングを愛用する彼女。
ルーズに見えて身なりは常にお堅い印象だ。
私服になると、急に肌の露出が多くなる。
少し上からのぞき込むと、危険な谷間が見えるかも?

学園祭のネコミミメイドの桐葉は必見。

以外ネタバレ






















桐葉が学校をサボるのは、彼女が「眷族」だという理由があった。
(吸血鬼の眷族は定期的な強制睡眠に陥るという特徴を持つため、学校でそれが起こると騒ぎになり、ただの人間でないことがバレかねない)
ゆえに彼女は遅刻をしたり、途中で学校を抜け出したりして、強制睡眠が学校にいる間に起きないようにしているのである。

吸血鬼の”眷属”とは、具体的に言えば吸血鬼の血液を飲んだ者のことを指し、
吸血鬼と同レベルの身体能力や自然治癒力、不老で半永久的な寿命を持つが、
吸血衝動がない代わりに、強制睡眠と血を与えた吸血鬼を主としてその命令に絶対服従を強いられるという特徴を持つ。

不老ゆえに人と人生を歩むことはできず、主の命令に意志と無関係に従うというのは、元はただの少女にとってはあまりに過酷すぎる人生と言える。

桐葉の達観した言動の数々は、そんな過酷な人生を送っていく上で積み重ねて来た経験からのものであり、
人と関わろうとしないのは『いつか他人は離れていく』ことを痛感したからかもしれない。

しかし、眷属であることを隠してきた桐葉だったが、孝平にその正体を気取られてしまう。
しかし孝平は桐葉を気味悪がらず、それどころか似たような能力を持つ吸血鬼の知り合いがいるという。

彼女は主から「主を探せ」という命令を受けていて、人間から眷属となった時から鬼ごっこを続けている、という状況にあり、
孝平からそれを聞いた瑛里華達に二人の母親である伽耶と会わせてもらうが、桐葉は主と気付かずにスルーしている。

これら一連の出来事を経て、眷属である自分をあっさり受け入れ、離れるどころか逆に付き合いたいと告白してきた孝平に惹かれた桐葉は彼と恋仲となる。
伽耶を主と気付かずスルーしたのも、孝平の元に帰りたいという感情が主を捜し求める気持ちを上回った故である。

しかし、それに怒りを感じた伽耶は力ずくで桐葉を取り戻そうとし、桐葉を深い眠りにつかせ、
孝平には違う存在ゆえに桐葉と一緒に生きることは出来ない、と桐葉を諦めさせようとする。

だが、孝平は桐葉と一緒に生きることを望み桐葉に必死に呼びかけた。そんな孝平の呼びかけに応じ、桐葉は、彼と一緒に生きたいという強い意志で目覚める。

そんな二人を見て伽耶は孝平が死ぬまで桐葉には手を出さないと決めた(寿命の無い吸血鬼(と眷族)にとって人間の一生などは短いものだから)。

月日は流れて卒業式の日。
式を終えた二人は丘に向かい、これからも一緒に生きていくことを誓いあった。


と、これは桐葉エンドでの話であり、トゥルーエンドでは違う展開で記憶を取り戻す。

瑛里華と孝平の働きで更正した伽耶と共に、エピローグでは世界中を旅している。


以下、余談(?)

桐葉の歳は正確にはわからないが、約250年前に生まれたと本人が言っている。

孝平が軽い切り傷をしたとき薬草で手当をしたり、旧漢字を使ったりと昔ながらの知恵を知っているのはそのため。

また、お気に入りの場所である海が見える丘に居ると、主の事や昔の記憶を思い出すらしい。


桐葉が辛党なのは、眷族は味覚が弱い(=普通の人間で言えば強度の味覚障害であるようなもの)からである。
つまり、孝平が『辛いを通り越して痛い』と称するレベルの味の料理しか食べないのは、そこまで強烈な味しか判らないからである。


桐葉にパソコンの操作方法を教える場面で、パソコンの画面をよく見てみると『はにはに』という何処かで見覚えのあるアイコンがあったりする。
会長……?


眷族の特徴に怪我をしてもすぐに治るというのがあるが、いつも初めて……ではない。
多分アレは怪我にカウントされないのだろう。
うん、中の人が大変だからとかじゃないと思う。……多分。
ちなみに人気投票では第3位にランクインしている。

以下名言

『あなた……変わった趣味してるのね』

『本当に驚いたのよ!
寿命が縮んだわ……』
『はぁ?おまえ、寿命なんて……』
『…………』
『(ツッコミ待ちかよ!)』

『女が嫌だと言わないのは、そういうことよ』

『……了解』

『好奇心は猫をも殺す、という言葉を知っている?』


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最終更新:2024年02月29日 22:10