キャプテンクルール

登録日:2011/09/25 Sun 00:58:18
更新日:2023/10/27 Fri 22:46:27
所要時間:約 5 分で読めます





キャプテンクルールとは、『スーパードンキーコング2』に登場するキャラクターである。


【概要】

ドンキーコングをさらった張本人で、今回のラスボス
ワールド7“空飛ぶ戦艦《デビルクルール》”にて、コング達が来るのを待ち構えている。

コング達が来訪する直前まで縛り付けたドンキーを虐めて楽しんでいたらしい。よくあの鉄球や銃床で殴られて無事だったなドンキー…。
前作のラスボス戦の舞台は帆船だったのに対して、今回はメカニカルな飛行船内での対決になり右端にはコクピットが見える。
背景はドンキーコングシリーズでお馴染みの巨大なバナナやタル、鋼鉄タンクやタイヤなどがあるが何故か巨大なスーファミのコントローラーもある。
リメイクのGBA版も基本的に似たような構造だがSFCのコントローラーが消えている。

そんな彼だが、なぜか部下と共にリンクリーの学校に通っているらしく、リンクリーは彼のことを「クルールちゃん」と呼ぶ。

大乱闘スマッシュブラザーズXのキングクルールのフィギュアの説明文によると、キャプテンクルールは前作『スーパードンキーコング』のラスボス「キングクルール」の兄という設定である。
だが、レア社の公式サイトのイラストにおけるタイトルや、スマブラX以前に発売したGBA版スーパードンキーコング2ではキングクルールと同一人物だと扱われており、海外版のドンキーコング64の説明書にあるクランキーコングの小話では「クルールがまた変なコスプレしてる(要約)」と言われているなど、レア社の設定的にはキング・キャプテン・バロンは同一人物が正しい様子。
なお、発売当時の攻略本では「キングクルールの兄」と記載されたものがあり、それを受けてかコロコロコミック漫画版では「キングクルールそっくり」と言われて変な顔をして否定したりメタ発言でごまかしたりと、おそらくそこらへんが混乱の元と思われる。



[第1パターン]

まずは小手調べ。落ちている砲弾を持ち、ラッパ銃で吸おうとするキャプテンクルールに投げつけてやろう。
すると、ラッパ銃が吸い込んだ砲弾をつまらせ暴発。キャプテンクルールは爆風で真っ黒焦げとなりダメージを与えられる。
近すぎると砲弾を砕かれた上、ラッパ銃で殴られるので注意。
また、暴発時に発射される砲弾にもしっかりダメージ判定があるので注意。
背後に回り込めばきっちりと肘鉄銃の持ち手をつかって殴りつけてくる隙の無さ。

ダメージを貰うと、床にトゲ付き砲弾を撒きつつ体当たりしてくる。避け終われば砲弾の一つにトゲが無くなるのでそれを投げつけよう。
ポニーテールスピンを使えるディクシーなら楽に避けられるはず。


3回ダメージを与えると撃破!
…ではなく、起き上がって第2パターンへ。



[第2パターン]

ここでDKバレルが出現。
ダメージを一回与えると自壊するのでずっと温存しておくことはできない。

死んだふり(笑)から蘇った後は、それはもうひたすらトゲ付き砲弾をバンバカ撃ってくる。

しゃがみ、ジャンプを駆使して避け続けよう。
しばらくするとタルを撃ち、それを踏み壊すと砲弾が出てくるのでそれを使う。

ダメージを与える事にパターンが変化(直線→跳ねる弾→回転する弾)していくので注意。
直線弾は上下の打ち分けのパターンを覚えてしまえば避けるのはたやすい。
跳ねる弾は跳ねる高さによって飛び越えるか潜り抜けるか考え、
回転する弾は下に引きつけてから飛び越えると回避しやすい。2連続撃ってきても1発目だけ見ていればほぼ問題ない。
画面端に追い詰められると避けるのが苦しくなるので、意識して適度な位置まで接近しておきたい。


3回ダメージを与えると今度こそ撃破!
今度こそドンキーとの再会!
…はまだ早い。さらに起き上がって第3パターンへ。



[第3パターン]

ここでもDKバレルが出現。
先程と同様ダメージを与えると自壊する。

再び死んだふり(笑)から蘇ったキャプテンクルールはついに本気を出し、瞬間移動や姿を消して体当たりする攻撃をする他、特殊なガスを三発連続で撃ち出してくる。

攻撃は
  • コングを凍結させて動けなくする水色のガス→透明化しながらタックル→吸い込み攻撃
  • コングの動きを鈍くする赤色のガス→トゲ鉄球三連発→強力な吸い込み攻撃
  • コングの操作を逆にする紫のガス→コング達の近くへワープを繰り返しながら強力な吸い込み攻撃
の三パート。

水色のガスは受けると動けなくなってしまうが、動きが直線に飛んでくるだけなので回避は簡単で、
万一当たってしまってもレバガチャすれば次の攻撃が飛んでくるまでに復帰するのは容易。
透明化しながらのタックルは最終的にはわずかなエフェクトを残して全く見えなくなってしまうので、音も頼りにタイミングを取りたい。
ここまでくればタックルを避けるタイミングは指に染みついているはず。

赤いガスも受けるとまずいように見えるが空中での滞空時間も長くなるので、その次の攻撃を最大にジャンプしてからのポニーテールスピンだけで回避できたりする。
むしろ直後の今までより強力な吸い込み攻撃の方が恐ろしい。

紫色のガスは回転しているために避けるのが困難で、たいていは操作が逆の状態で吸い込み攻撃を凌ぐことになる。
一応、
三発の内一発目を飛び越える→二発目との間に着地→二発目と三発目をまとめてかわす
という方法を使えば比較的楽にやり過ごせるが、当然ヒットする可能性は無くならないので注意しておく。
2人揃ってるならチームアップで飛び越えれば確実。

一旦操作が逆になると慣れるまでが大変だが、慣れ始めたころに急に元に戻ると言ういやらしさ。
ここまでくるとジャンプする必要は無いので、ダッシュボタンを押しっぱなしにした上で、コントローラーを逆に持つという荒業もあり。
最後まで油断は禁物。
また、ステージ端に陣取っていれば一方向からしか吸い込んでこ(れ)ない。

いずれにしてもガスではなく同じ動きをする砲弾を撃てばいいのに、と突っ込んではいけない。

見事最後の砲弾を入れると、また死んだふり。
続いて第4パターン…




ではない。

今まで何も出来なかったドンキーコングがついに縄をぶち破り、死んだふりから起き上がったキャプテンクルールに「いい加減にしろ」と言わんばかりの強烈なモンキーパンチをぶちこみ、《デビルクルール》からキャプテンクルールを叩き落としてくれる!
本作におけるドンキーの唯一にして最大の見せ場である。

キャプテンクルールは島の各所に激突しながら、最終的に海に落下。近くにいたサメにガジガジとかじられる羽目に。


こうして無事ドンキーを助け出し、ゲームはエンディングを迎える。



このようにかなりの長期戦になり、前作のキングクルールに比べると攻撃パターンもかなり増加している為、ラスボスに相応しい強敵となっている。
緊張感を煽る良BGMも相まって、最高に熱いラストバトルが出来る事だろう。

一度クリアしてもまた戦いたくなる、そんなラスボスである。




なお、サメのエサになったと思われたキャプテンクルールだが、ロストワールドの最終面で再登場。

一度海に転落したためかビショビショのうえ、ラッパ銃を撃つとが飛び出す。
すぐに元に戻ったが

さんざん死んだふりを乱用してきた初戦と違い、こっちでは1回ダメージを与えるだけで倒す事が出来る。???「俺は実は一回刺されただけで死ぬぞオオ!」
…が、ダメージを与えるまでがかなり長いので慎重にいこう。

  • ドンキーコングランド
SDK2のGB移植となるドンキーコングランドでも登場。

デビルクルールでの初戦の彼は、ハードの都合なのか攻撃パターンが少なくなり、ガス攻撃やワープを行わなくなったため、原作と比べるとかなり弱くなっている。
その一方で、ロストワールドでの再戦では初戦同様に突進攻撃を繰り出してくる他、戦いの後半になると移植に伴い 直進+バウンド弾の混合砲撃 という強烈な初見殺し攻撃を取得。

このため、SFC版の経験者は再戦の際に「移植版で更に弱体化している」と舐めていると痛い目を見るだろう。 


【余談】

ザコ敵として体型が似ており、フックを投げてくる「クルー」というキャラがいる。
またファッファッファと笑いながらタルなどを投げてくる浮遊するザコ敵は「クーク」である。

また、Nintendo Switchで発売した『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』にはキングクルールが参戦しているが、そのキングクルールの通常必殺ワザがキャプテンクルールを模した「パイレーツキャノン」となっている。

さらにキャプテンクルールのBGMが新アレンジで復活した他、本人もスピリットで登場。
性能は攻撃型のアタッカーでスロットは2あり、最大レベルまで育てた時のパワーは1万を越える。
階級はLEGENDのためスピリッツバトルの難易度は高い。
詳細はこちらを参照。



追記・修正はトドメを刺した時に放つ砲弾で1ミスしてしまった方にお願いします。
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最終更新:2023年10月27日 22:46