バナナ(果物)

登録日:2021/04/23 Fri 14:17:00
更新日:2024/04/23 Tue 14:25:30
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カモンッ!


バナナアームズ!






ナイト(Knight)オブ(of)スピアー!!(Spear)


概要

バナナとは、バショウ科に属する単子葉植物に生る果実の総称である。
分類はバショウ科バショウ属。漢字では「甘蕉」「実芭蕉」と書き、英語ではそのまま“banana”。

最も一般的なバナナはリュウキュウバショウとマレーヤマバショウの雑種。
原産は熱帯~亜熱帯の地域で、マンゴーなどと同じくトロピカルフルーツでもある。
野生のバナナは種が沢山あって味も甘くないが、突然変異で偶然生まれた種無しバナナを品種改良したことで現在のように甘くなった。
また、皮はメチャクチャ滑ることで知られる。詳しくはバナナの皮の項目を参照されたい。何故か実の方が後に項目を作られているのはご愛敬。

果実用に栽培されているバナナは極めて家畜化された植物で、カイコガとともに「人間の手無しでは育つことすらできない」生物として知られる。
現在の種無し果実バナナはその大半がクローン。つまり遺伝的多様性が非常に乏しく、何らかの病気にかかると一気に種全体に蔓延してしまう
バナナには「パナマ病」という病気があるが、これを防ぐ手段が無い
これによって栽培バナナは大打撃を受けては別品種のバナナに切り替える、ということが何度も起きていて、遺伝的多様性の重要さを示す事例としてよく挙げられる。
「最近バナナをスーパーで見なくなったな」と思ったら大体このせい。実際2015年頃には、キャベンディッシュ種にパナマ病が大蔓延していたことが判明している。
近年は、健康な個体の細胞を冷凍保管してクローンを造りやすくし、更に耐寒性の向上も期待できる「凍結解凍覚醒法」という新技術が導入されつつあり、今後の発展が期待されている。


○世界のバナナ

バナナはオセアニアやアフリカ、東南アジアなどの地域においては主食の地位を占めていることがある。
たとえばウガンダ語においては食べ物のことをバナナを示す言葉で使われており、これは日本人の「ごはん・めし(本来は米のこと)」と同じ用法である。
つまり日本人にとってのかつてのコメと同じくらい、バナナが重要視されていたのだ。
ただし、イネというもっと栽培しやすくて収穫量の多いものが伝播した地域では、バナナは主食の地位から脱落しているが。
ちなみに主食用バナナは、先述の果実バナナとは違う品種。別名プランテン又はリョウリバショウ、クッキングバナナとも。
熟しても堅いままで甘くならず、芋の様に火を通して食べる。食感も少し酸味のあるサツマイモの様な物らしい。

東南アジアにおいては「我々の遠い祖先が“食べられないが不変不滅の石”よりも“美味しく食べられるがいずれは腐り朽ち果てるバナナ”を選んでしまったことがのルーツとなった」という神話類型がある。
これにちなんで日本神話木花之佐久夜毘売(コノハナサクヤ) と石長比売(イワナガヒメ)ギリシャ神話プロメテウス、旧約聖書の楽園追放のような「不死と死」の神話一般を「バナナ型神話」と呼ぶ。

西洋およびその影響を非常に強く受けた日本では「エデンの園の禁断の果実」と言えばリンゴというのが通説だが、イスラム教のクルアーンに出てくるそれはバナナだと考えられている。
こういったことをまじめに読み解いていくと、最終的に「どうやら禁断の果実はバナナだったのではないか」という結論が出るとか。
ただしこれはダン・コッペル著『バナナの世界史』とそれを論拠にしたもの以外には載っていない説なので、信憑性は……信じるかどうかはあなた次第。


○日本におけるバナナ

我が国には1903年に台湾から神戸市に初めて輸入されたと言われている。
なお、バナナが1本100円もしなくなった(恐らくこのwikiユーザーの大半を占めるであろう)昭和時代末期以降生まれの読者諸兄には考えられない話だろうが、1963年の輸入自由化に至るまでは値段の高さや保存が効かないことから高級食品として扱われていた。今で言えばメロン、マンゴーあたりとバナナが同格だったのだ。
もちろん当時メロンソーダはまだしも、メロンそのものなんて口にできる子供は『ちびまる子ちゃん』の花輪くんクラスのお家の子ぐらいであろう、そんな時代のお話。

ちょっと脱線するが、「先生、バナナはおやつに入りますか?」という定番のやり取りはまだバナナが高級品だった時代にできたもの。
「遠足のおやつには大体いくらまで、という予算の目安があるもの→でもバナナは高いから遠足のおやつの金額制限に引っ掛かるのでバナナはおやつに入らない→まあ要するにそんなバナナを持ってこれる自分の家は裕福なんだぞードヤァ」と見栄を張れるということ。
……とはいえ、現代じゃ小学生のお小遣いでも余裕なバナナも増えたし、もう見栄を張るためのアイテムにはならない気もする。
「おやつに入りますか」という質問だけはこれからもある種のお約束として残り続けるだろうか。

話を戻すと、現在でも一定以上の世代の人にとってはこのイメージが刷り込まれており、ガッツ石松がバナナを有り難がるのもこれが理由だと言われている。
彼くらいの世代からは「普段はなかなかバナナを口にできなかったが、栄養価が高いので風邪や病気の時には食べさせてもらえた。けれど、そんな体調のときは味覚がやられていることが多いので、普段なら美味しいと思えただろうがちゃんと味わえなかったし、快復してからはもちろん与えられず残念な思いをした」……なんて話も聞かれる。
加えて、当時は市販に至る経路や売り方も特殊だった。「バナナの叩き売り」という言葉を聞いたことのある人もいるだろう。辻講談よろしく、路上で独特な口上を述べながら客を引く一種の実演販売のこと。
今や滅多に見られなくなってしまったが、お祭りなどでたまに見かける機会もあるかもしれない。

現在では輸入品の9割以上がフィリピン産のもので占められており、その他の輸入元は台湾やエクアドルなど。
年中温暖な気候ではない日本においてはこれまで生産はそれほど盛んではなく、長らく沖縄県などの比較的温暖な地域で細々と栽培されていただけに過ぎなかった。
しかし、2017年に岡山県で新技術を用いた栽培方法が確立されると、鹿児島県広島県でも栽培されるようになり実績を積み重ねつつある。
さらに北へ行くと、なんと北海道の釧路市で1本1000円を超える皮ごと食べられるブランドバナナが栽培されている*1。値段的な意味でも産地から言ってもビックリだ。
前述のパナマ病の病原カビは日本の冬を越すことはできないとされているため、そうした観点からも研究が進められている。


食用方法

生で食べるのはもちろん、調理しても美味しい。

  • 焼き物
ソテーの感覚で砂糖やバターと一緒にフライパンで焼くのも良し、トーストと一緒にするのも良し。
特にトーストと一緒に焼いたものにシナモンをかけるのは定番。

  • 揚げ物
薄くスライスしたバナナをポテトチップスの要領で調理する。素揚げや衣揚げ、何かに包んで揚げ春巻風など、多様な文化に合わせた方式がある。

  • 茹でる
バナナを主食にする地域では茹でたり、茹でたものを潰してマッシュポテト状にして食べられたりしている。皮ごと茹でたバナナは一見腐ってるような黒い色に変色している。

  • 冷凍
生だと腐りやすいバナナだが、冷凍すれば一ヶ月はもつ。
皮を剥いたバナナを丸々一本ラップにくるむ、あるいはジップロックに入れて冷凍庫に入れるだけ。バナナは凍らせてもカチカチにはならないのでそのまま食べられる。
輪切りにして冷凍すればジュースやスムージーを作る時、潰して冷凍すればお菓子の生地を作る時に便利。

  • 乾燥
ドライフルーツにすることで保存が効き、旨味が凝縮され栄養価も高まる。
まるごと一本乾燥させたものからチップ・スライス状のものまであり、後者はバナナチップスとよく混合されやすい。
天日干し、あるいはオーブンか電子レンジで乾燥すれば自家製もできる。

  • デザート
縁日などの屋台ではチョコレートやホイップクリームなどをトッピングして串に刺したチョコバナナが有名。
また、パフェクレープを始め、様々なお菓子の具材としても大活躍。
更にパウンドケーキ、マフィン、カップケーキ、スコーン、ホットケーキなどのように「小麦粉をベースにした生地をオーブンやフライパンで焼くだけ!」な焼き菓子とバナナの相性はとても良い。
完全に潰して生地に混ぜ込み、仕上げにスライスしたバナナをトッピングしよう。

  • 飲料
牛乳や砂糖と一緒にミキサーで混ぜたジュースやシェーク、スムージーが有名。
まったりとした味わいになり、非常に飲みやすい。

ケニア、ウガンダ、ルワンダ、タンザニアといった国々では、バナナビール、ワラギ(蒸留酒)、ンベゲ(バナナワイン)とバナナから酒が作られている。
日本やヨーロッパでもバナナビールやバナナリキュールが作られている。

  • 調味料
フィリピンでケチャップと言えば、トマトではなくバナナのペーストにビネガーやスパイスを加えたバナナケチャップが主流。元はトマトケチャップの代用品として作られたため着色料で真っ赤にしている。

デザートスープ、フルーツスープとして温製・冷製どちらでも飲まれる。
バナナを主食にする地域ではタンザニアのムトリ、コロンビアのサンコーチョ、フィリピンのポークニラガといった「肉と野菜とバナナのスープ」なんてのもある。


観葉植物として

個人宅で購入・育成できる観葉植物として販売されている種がある。
ただしバナナの実が生る種類は少なく、熱帯地域の植物ゆえ平均15度以下の室温は厳禁なので室温管理が重視される。

静岡県にある熱川バナナワニ園には、その名前の通りバナナの樹木が大量に植えられている。巨大な温室の中にある大量のバナナは圧倒的なスケールで出迎えてくれるし、タイミングが合えばバナナの花や青々とした実を見ることもできる。


登場する作品や関連のあるあれこれ(五十音順)

当然ながら猿やゴリラキャラが好むことが多い。
ただバナナの原産地は東南アジアで、猿はともかくゴリラとは生息地がまったく重なっていない。

○アニメ、特撮作品などにおいて

日本語吹き替えによるアドリブでムチャゴリラことコンボイ(オプティマス・プライマル)の好物がバナナになる。
それを巡った総集編が二度も流れたが、最終回である総集編その2『バナナをわすれた!』が伝説の声優無法地帯エピソードとなった。
これを抜きにして吹き替え版『ビーストウォーズ』シリーズを語ることなどできまい。

ミラクル忍者ガンバーチームのリーダー・イエローガンバー/霧隠虎太郎の好物がバナナ大福。
とある回ではヤミノリウスⅢ世が召喚した魔界獣バナナーンの魔力によってレッドガンバー/流崎力哉が操縦するキングエレファンがバナナにされてしまう珍事が起こった。

「森の守り神」と呼ばれるパワーアニマル・ガオゴリラは「バナナボム」が得意技。
それはなんと、眼から放つビームを地面に当てるとそこから巨大なバナナの木が生え、そこに成った巨大なバナナをもぎ取り投げつけ爆発させるというもの。そんなバナナ~!!

ブルーバスター/岩崎リュウジが操縦するバスターマシン・GT-02ゴリラは、両肩のミサイルポッドからバナナ型のミサイルを発射する。
ご丁寧に皮まで剥ける仕様で、敵メガゾード(ヴァグラスのロボ兵器)がそれを踏むと滑ってしまう。
ちなみに、リュウジのパートナーであるバディロイドもゴリサキ・『バナナ』

怪魔妖族の一員・ビャッ鬼冷気を操るが、何故か攻撃手段が冷凍バナナ*2
投げつけられたバナナは刺さった所から周囲まで凍らせ、に生のバナナを差し込んでから凍らせれば金庫破りもできる。
その能力により、南光太郎もバナナを刺して凍らせたと判断し、杖を変化させた巨大なバナナで公開処刑を執り行おうとする。
が、刺さる瞬間に変身していたロボライダーの装甲には通用せず、バイオライダーには当たらず敗れる。
トンデモエピソードが多い『BLACK RX』だが、『バナナを喰うというサブタイトルを始めとして、ツッコんだら負けな要素が目白押しの回としてファンには有名。

ロックシードの一つ「バナナロックシード」で変身する「バナナアームズ」という装備が登場。アームズウェポンは皮を剥いたバナナを模した「バナスピアー」。
基本的に主人公・葛葉紘汰アーマードライダー・鎧武のライバルキャラ・駆紋戒斗/アーマードライダー・バロンが使用するが、鎧武も第13話や映画『劇場版 仮面ライダー鎧武 サッカー大決戦!黄金の果実争奪杯!』『仮面ライダー平成ジェネレーションズ Dr.パックマン対エグゼイド&ゴーストwithレジェンドライダー』にてバナナアームズにアームズチェンジした。
その他、Vシネマ『鎧武外伝 仮面ライダーデューク / 仮面ライダーナックル』の『仮面ライダーナックル』編にて、バロンと色違いのアーマードライダー・ブラックバロンもバナナアームズを基本形態として使用した。
ちなみに、本項目冒頭のやりとりは第3話におけるバロン初変身時のもの。
また、戒斗役の小林豊氏はバナナが苦手で、バナナのライダーを演じると知った時には「ドッキリかと思った」とのこと。
だがその後、『鎧武』撮影中に苦手を克服し、現在ではバナナのスイーツも作れるようになったという(詳しくは小林氏の個別項目も参照)。
なお、先述のように「禁断の果実はバナナだったのではないか」とする説があるが、それ以外にもオレンジや葡萄メロンにも禁断の果実説がある(詳しくは『鎧武』の項目やリンゴの項目も参照)。

Q国大使ユッスーンが主催する宴で食材不足を嘆かれた時、大使館内で栽培されていた大量のバナナを用いた料理で解決するエピソードがある。

「Sorry. 悪いが聞こえないよ。耳にバナナが入っててな

主人公である司馬宙は、レースに出場していた際にライバルの策略でバナナの皮による妨害を受け、派手にクラッシュしてしまう。
だが、何故か一切怪我を負わなかったため、自分の身体に疑念を抱き……というのが第1話冒頭における流れ。

  • 『ニャロメ』
エンディングテーマのタイトルが『バナナチップス』という。

交通安全について子供に教えるキチガイアニメ。
『バイバイバナナの巻』という、前話から登場したシロクマ君がバナナを食べようとするエピソードがある。
……が、実はこれ同作でも指折りの意味不明回。
シロクマ君が木に登りバナナを取ったところで、通りすがりの主人公ポロンの車に落下しバナナを落としてしまう。そのままポロンは偶然落ちてきたバナナを持って行ってしまい*3、シロクマ君には何のフォローも無く話は終了。
一応交通安全を謳ったアニメなのに、何の教訓も無いどころか実は主人公が外道だったことが判り全国のポロニストを困惑させた。
加えて細かいことを言うと、ヤシの木にバナナの房がぶら下がったように生えており、バナナの生え方としてはおかしい
あまりにインパクトがあったのか、発掘された年に「バイバイバナナ」がアニメ流行語大賞・特別賞受賞を受賞してしまっている。
しかし本当に恐ろしいのは、このアニメにはこの話以上に意味不明なエピソードがポロンポロン……もといポロポロ出てくることだが。

  • 『バナナインパジャマ』
オーストラリアで制作された子供番組で、日本においては1990年代にNHKで放映されていた。タイトルの通り縞々パジャマを着た双子のバナナが主人公で、彼らが友達のクマたちと送る日常を描く。
ちなみにオープニングはアニメ、本編は着ぐるみによる実写という構成だが、後者に登場する二足歩行するバナナは、一度見たら忘れられないインパクト抜群のビジュアル。

  • 『THE GREEN BANANA』
ドナルド・バッチェルダー氏による物語。英語の教科書に載ったこともある。
ある村でラジエーターに穴が開き立ち往生してしまった主人公に、村人は「のバナナで大丈夫」と不思議なことを言い、村の名所「世界の中心」を案内する。
やがて緑のバナナが届くと、その断面を焼けた穴に押し付けて貼り付け、応急処置をした。
近くの整備工場まで無事にたどり着くと整備士はその応急処置の跡を見て、「世界に中心は無い、故に『世界の中心』は人それぞれにあるのだ」と言う。
この作品のタイトルでもある「緑のバナナ」は、異なる文化圏での常識の象徴となっている。

上記のゴリラとバナナの固定観念の被害を受けてしまった「デッカイモン」(原語版:Earthquake)というキャラが存在。
余りにも安直な名を与えられてしまったヤックザーの戦士。
またその見た目から、「忍偵」では「『デッカイモーン!』としか喋れない脳筋ゴリラ」というさらに安直な設定を加えられてしまった。
しかしそんな適当な設定で出してしまった後で、原語版のEarthquakeは「見た目に反して知的で狡猾な策謀家で、交渉や作戦会議などでの発言シーンも多い」という正反対のキャラであることが発覚。
窮余の策として、「バナナが大好き」という設定がさらに追加され、数ある会話シーンではひたすらバナナについて語り続けることに。
……結果、絵的にシリアスなシーンでもひたすら無関係なバナナトークを続けるという、笑いを通り越して若干サイコが入ったキャラになってしまった。
「死別した相棒ビッグシュリケンの写真を手に持ち回想を始めるが、よくよく読めば喋っているのはバナナのことだけ」という冷酷非道なシーンは伝説。

主要登場人物の一人として大場 なな(だい ばなな )が登場。
イメージカラーは黄色で髪色も黄色、頭には立派な二房のバナナが鎮座する文字通りのバナナヘアーであだ名も当然の如く 「ばなな」
昔から好きなものは勿論バナナ……ではなくカエルで、カエルグッズ集めが趣味だがバナナグッズは特に集めていないしバナナ自体そんなに食べていない。
あだ名も高1の年度末に主人公の華恋に初めて付けられたもので、それまでは誰からも「ばなな」とは呼ばれていなかった様子。イジメっぽいから?
以降本人も「ばなな」呼びを気に入り、得意のお菓子作りの腕を活かしてバナナマフィン、バナナプリン、バナナンシェ等を手作りして皆に振舞っている。
イメージカラーの黄色がバナナだけでなくこっちでもあったとは誰が予測できただろうか

漫画原作作品において


「踏んだら滑るもの」の代名詞としてしつこいほど登場する。
後者に至っては巨大怪獣がこれが原因で絶命しているくらい。

特殊刑事課三羽烏のリーダー・海パン刑事が「栄養補給」と称して口にしている。
本人曰く「どこでも時間通りに食べる主義」らしく、更にテレビアニメ版では「エネルギー補給は30分間隔で行う必要がある」ことから、最低でも一房は所持している。
なお、原作でバナナを食べているのは初登場回ぐらいだったが、アニメ版のスペシャル回では何度か描かれており、初対面でこれをやられた相手は、まず間違いなく面食らったり、ズッコケたりする。そりゃそうだ。
……え?カバンとか持ってないのにどこからバナナを出してるのかって?もちろん、普段から身に着けている海パンの中から。なので、取り出す際の手つきが非常に紛らわしい。


  • 『B.B.Joker』
安藤京介が大量に皮を剥き路上に蒔いた。
現場を通りかかった女性は、大量の皮に対しては滑らせようとしているのかと困惑しつつ何事も無く進んだ。
だが直後に現れた大量の中身に対しては生々しい音を立てながら踏み歩き、その感触から表情に出るほどの不快感を感じていた。

主人公ルシウスが「平たい顔族の国」(日本)からバナナを持ちかえるエピソードがある。
なお原作漫画ではその後色々あって苗がダメになり栽培に失敗してしまったが、実写映画版では栽培に成功している。

男性キャラの股の間から何故かよく出てくる。
基本的に皮は剝かれているが、たまに剥かれていないものもある。
女性キャラはこのバナナを舐める。決して歯を立てずに……。

  • 『BANANA FISH』
意識があっても抗えないほどの強力な催眠誘導を行えるアルカロイド系の薬物「バナナフィッシュ」を巡る陰謀とホモの淫棒の物語。

  • 『バナナン王子の大冒険』
コミックボンボン』の別冊『デラックスボンボン』において連載され、ゲーム化もされた漫画。
基本的にはオーソドックスなファンタジーだが、作者が水越かりん氏なのでギャグ成分が多め。そして何から何までバナナ。バナナの効能を紹介するコーナーも掲載された。
なお英語ではそのまま“Banana Prince”だが、国外版パッケージのキャラデザは全然違う。


○ゲーム原作作品において


オオ~ウゥ… バッナーナァ…
主人公ドンキーコングの好物として有名。彼の家やその周辺にはバナナの生った木が生い茂っているし、ほぼ全ての作品でアイテムとして登場する。『マリオ』シリーズにおけるコインのように100本集めたら残機アップなど、その用途や効果なども作品によって様々。
ストーリーにもバナナが密接に関係していて「貯蔵していたバナナが盗まれたから取り返しに行く」など、バナナ関係のトラブルから冒険がスタートすることも少なくないし、作品によってはカートリッジがバナナを思わせる黄色であることも。
更に『マリオ』と関連したゲーム(『スマブラ』、『マリオテニス』など)のディディーコングの技にもよく出てくる。

  • 『マリオカート』シリーズ
シリーズ作品全てに共通して登場するアイテムとしてバナナの皮がある。同シリーズのアイテムは大抵そうだが、これにも同じく黒い点々のような目が付いている。時には群れをなし巨大化もする
ところで皮だけということは誰かがもう中身を食べているのだろうが、そんな様子は無い。形からしたら食べかけを投げているようにも見えるが真相はいかに……?
基本的にダッシュパネルの上やアイテムボックスの直前に置いて相手を妨害したり、後ろにマウントして赤甲羅から身を守ったりするのがメインの用法となる。ちなみに甲羅と違い、方向指定をしないで投げると後ろに飛ぶ。
またドンキーコングゆかりのステージの場合、背景に樹木や黄色くなった実が確認できる。

バナナをモチーフとしたきのみとして『ルビー・サファイア』から「ナナのみ」が登場。
また、トロピウスが登場したのもこの世代で、その首元には(バナナとははっきり言われていないものの)どう見てもそうとしか思えないフサ状の実が生えている。ポケモン図鑑によれば、これは食用とされていて子供に人気で、トロピウスの方も喜んで配るという。
その後剣盾においては、カレーライスの具として「フサパック」なるものが登場。説明文には「キャンプの 料理に 使う 食材の 一種。トロトロに なった フサが トロピカル気分に させてくれる。」とある。やはりトロピウスの首元の実が原料と思われる……が、剣盾の舞台であるガラル地方にはトロピウスは棲息していない。輸入品だろうか?

本作に登場する様々な果物のひとつとして「ツルギバナナ」が登場。果肉に筋力を増強させる成分が含まれているらしく、そのままでも回復アイテムになるが、料理の具材に使うと一定時間攻撃力が上がるという効果を得られる。
また、本作に登場する敵集団「イーガ団」の面々はこのツルギバナナが大好物で、敵として現れる団員を倒すとドロップするほか、アジトにはこのツルギバナナが大量に保管されている倉庫がある。
余談だが、属性武器を振ってエフェクトが出ている間に捨てると属性がついたままそこに放棄されることになるという裏技があるが、放棄した電気剣+黄色チュチュゼリー+ツルギバナナで簡単にイーガ団ホイホイが作れる。

武器としてバナナが登場。エクストラオプスのホールドアップをクリア後に設計図……というか栽培説明書が手に入り、作れるようになる。
とは言っても弾を撃ち出せるわけではなく、武器なので食べられもしない。バナナを拳銃に見立てて相手をホールドアップさせられるだけのジョークグッズみたいなもの。なお産地はMGSPWの舞台であるコスタリカ。

初代と『2』に登場する猿のようなモンスターのラウーが、バナナを食べ回復する「パクパクバナナ」、ブーメランのように投げつける「バナナブーメラン」、相手の頭上に巨大なバナナを落とす「ドッカンバナナ」なる技を使用する。
アイテムとしては『2』にて「ソンナ・バナナ」が登場。オリジナル版ではランダムで寿命を延ばす効果があったため、セーブ&ロードを繰り返すことで延命ができるアイテムとなっていた*4

  • 『サラダの国のトマト姫』
ヤマタノバナナという怪物が登場する。モチーフはバナナと八岐大蛇

国の一つに「バナナオーシャン」がある。
名前からわかる通り常夏で海が多いトロピカルな(+ちょっと和風テイストもある)国で、年中お祭りを開いている。しかもほとんどが『世界の果てまでイッテQ!』で宮川大輔が行かされそうな珍妙なお祭りばかり。
そして所属している花騎士妙に露出度が高い。ほぼ水着で暮らしている。
また海が多いことから乗り物などの機械技術に優れており、作中で行われている競艇スワンボートレースもここで作られたもの。
かつては小国の集まりで戦乱の絶えない地域で、バナナオーシャンとして統一された後も害虫の危機に晒されている。そのため「こんな世の中だからこそ楽しくしよう」とする反骨精神に溢れた国でもある。
他にも作中で話題になる野球ベイサボールでは、野球で言う「塁」がバナナの形になっており、ファーストベースが1バナナ、セカンドベースが2バナナ、サードベースが3バナナと呼ばれている。そしてベース周りは野球とは逆である。
なおバナナという花騎士は意外にも2023年5月現在実装されていない。ムラサキハナナならいるが。

サーヴァントの一人「ラーマ」がバナナ好き。
戦闘モーションの一つにバナナを食べるものがある、バレンタインのお返しもバナナと徹底している。
更にすっごいネタバレになるのでかいつまんで説明すると、敵であるとあるキャラと共闘することになった際その敵がバナナを振舞ってくれる。
主人公達チームもそれを食すが、ラーマのみわざわざバナナを食べる立ち絵が追加された。
なお、よりにもよってそのバナナを振舞うキャラがオカマなんで別の意味で話題になった。

シリーズで唯一おにぎりではなくバナナを食糧としている作品。「にぎり変化」もバナナ変化と名を変えている。
食べた後はバナナの皮が手元に残、床に置いてスリップ罠として利用できる。
他にもバナナの頭を持ったその名もズバリバナナ王子という仲間が登場し、バナパワーなる謎の技で支援してくれる。
ちなみにおにぎりが全く出ないかと言うとそうでもなく、おにぎりクマ種を倒すとおにぎりを落とすことがある。

リブート版『HITMAN2』より登場。非殺傷武器の枠に入り、NPCに投げつけたりそれで殴りつけたりできる……が、所詮は果物なので気絶させる事はできない。
だがこれを地面に設置すると踏んだNPCが転倒して気絶するというベタすぎる運用が可能。
もちろんただのジョークアイテムではなく、気絶したNPCは人目に付かない場所に運んで服を奪う、他のNPCの気を引く、ターゲットが気絶したならとどめを刺す……etc
使い方次第で有効な陽動アイテムになるのである。こんなんでもストーリーはシリアス


○現実において

  • テレビCM
SMAPの香取慎吾が、ドール・フード・カンパニーのCMでDoleマンというキャラを演じたことがある。坊主姿に両耳と頭頂部からバナナを生やす姿は恐ろしさすら感じさせた。

英会話教室のジオスは1995年頃に、中村雅俊がエレベーターの中で、隣にいる白人男性Mr. Brownの両耳にバナナが刺さっている事に気付いて「Mr.Brown, Bananas are sticking out of your ears.」と言い続けるが、当のMr. Brownは両耳にバナナが刺さっているので全く聞こえていない、というCMを流していた。

  • 『とんでったバナナ』
童謡。バナナン バナナン バナナ♪

  • 『バナナのおやこ』
こちらも童謡。パパバナナ ママバナナ コバナナ♪

  • 『さっちゃん』
これまた童謡。ちっちゃいからバナナが半分しか食べられない少女・さっちゃんのことを歌っている。

  • 『家族の食卓』
嘉門達夫によるオーケストラ風の楽曲。アルバム『怒涛の達人』に収録。
父親の昇進祝いでをすることになった家族の壮大なミュージカルソング。
デザートの梨を食べ損ねた主人公・ヒロシのために両親が干し→酢昆布→かりんとう→ラッキョウ→笹かまといったデザートにおおよそ似つかわしくないものばかり出し、最後に提案したのがバナナだった。
一度は「バナナなんて大嫌い」とスルーしそうになったヒロシも「え!?バナナ!?」と大喜び、そこからは延々とバナナを讃えるパートが続いて曲は終了する。鍋の話はどこ行ったんや?

  • 吉本ばなな
日本の女流作家。代表作は『キッチン』『とかげ』『TUGUMI』など。父の吉本隆明も作家。

日本のお笑いコンビ。詳しくは個別項目を参照されたし。

  • ナナナ
バナナをモチーフにしたテレビ東京及びBSテレビ東京のマスコットキャラクター。
テレビ東京のロゴで身体を「7」の形に曲げている。

  • バナナシュート
サッカーでは回転を掛けて軌道を曲げるシュートのことを、バナナの様に大きく弧を描いて飛んで行くことからこう呼ぶ。

  • グリーンバナナローチ
  • イエローバナナローチ
体色が羽化したての虫のように透き通るような黄色や緑色をしたゴキブリ
ペットとして飼われることがある……が、色は前述の通りでも形は屋内に侵入してくるアレと同じなので人を選ぶ

1990年代に人気を博していたクイズ番組。同番組からは数々のクイズやゲームが誕生したが、「マジカルバナナ」というリズムに乗って回答する連想ゲームもその1つ。
詳しくは個別項目を参照されたし。

  • 東京ばな奈
東京のおみやげとして平成時代初期に作られた洋菓子。スポンジの中に裏ごししたバナナが入っている。誰からも喜ばれるように、ということでバナナが選ばれたとか。
だが、誰もがとりあえず、ということで買ってくるためか陳腐化が著しく、今ではあまり喜ばれなくなったとか言ってはいけない。最近は『ポケモン』やディズニーとのコラボ商品もある。
しかし、「東京ばな奈」と銘打っておきながら販売会社の名前は株式会社グレープストーン、製造会社は埼玉県所沢市にあるなど、随所にツッコミどころが満載。

テレビ番組。2019年の『北海道で家、建てます』企画序盤にて、シェフ大泉によりバナナを使った簡単なおつまみが振る舞われたが、豚肉やネギなどと合わせた野菜炒めの中にバナナが混在しているようなものだった。
鈴井貴之は「美味しさが相まってない」、藤村忠寿は「悪い味じゃない」、大泉洋は「怒るほどではない」と評価した。
ただし、長年作ってきた数々の料理と比べての評価で、経験を重ねていた成果もあって酷評はされなかった*5

  • バナナボート
マリンレジャーで使う、名前も色も形もまんまバナナなボート。

  • バナナリパブリック
アメリカのアパレルブランド。

  • ジャングルクルーズ:ワイルドライフ・エクスペディション
東京ディズニーランドのアトラクション。ここに登場するサムという男性はかつてバナナを売っていた……が、2014年のリニューアルにより現在はお守り売りに転職してしまった。
ちなみにバナナを売るようになるより更に前には、干した生首を売っていた。

と言えばニンジンやリンゴが好物というイメージを持たれるが、上で挙げた二頭は特にバナナが好物と言われており、ビワハヤヒデに至っては調教師がバナナを見せると今食べているニンジンを吐き出してまでして欲しがる映像が残されている(YouTubeにて視聴できる)。
また、古今の競走馬を萌え擬人化した『ウマ娘 プリティーダービー』におけるビワハヤヒデにもバナナ好きという設定が与えられており、栄養の観点から「バナナはおやつではなく主食だ」と主張したり、他のウマ娘たちからは「バナナ先輩」なるあだ名を付けられていたりしている。

  • バナナトラップ
バナナを潰して酒を入れて発酵させたものを容器に入れて木に仕掛けておくと、匂いでカブトムシクワガタを誘き寄せて捕まえることができる。ただし、設置する際は木の周りに蜂の巣がないかチェックしておくこと。

  • コメディアン (Comedian)
イタリアの芸術家マウリツィオ・カテランの作品。その内容はというと、生のバナナをダクトテープで壁に貼り付けただけである。そんな作品だが1600万円で購入されたことが話題になった。学生が勝手に食べる事件もあった。この他にもアートの世界ではアンディウォーホルの「バナナ」を始め、バナナをモチーフにした作品が多くある。


余談

バナナは吸収が早くエネルギーに変わりやすい食品というイメージがあるが、これは果肉に「アミラーゼ」という炭水化物を分解する作用のある酵素が含まれているためで、自然界に存在する食品としては驚異的な消化吸収効率を誇る。
特に長距離を走るマラソンランナーや、サッカーやテニスといった試合が長時間に及ぶスポーツ選手が補給食に使っている。
アスリートでなくとも、朝食を作る余裕の無い慌ただしい朝、せめて一本無理でも半分食べて行くだけでも調子は違ってくるだろう。牛乳も併せるとなおよい。
逆にその血糖値の上がりやすさから、低糖質主義者を始めとする健康オタクからは避けられることも。

よく見るバナナの房は、元を辿れば偽茎と呼ばれる器官から咲く花で、その花に生えている果房が成長したものがバナナの実となる。
最初は黄緑色で、成熟すると黄色へ変色していくが、種によっては黄緑色の段階ではを持つものもある。赤色桃色などに変貌する種もあるので、気になる人は検索してみるといい。

多くの人には食品として愛されるバナナだが、一方で差別の象徴と見做されている側面もある。
というのも、バナナは猿の好物というレッテル*6があり、白人が有色人種を侮蔑する際に投げつける行為としてしばしば海外サッカー関連のニュースで見聞きしたことのある人も多いだろう。
日本においても2014年に愚かにもバナナを振ったサポーターは無期限出禁、更に彼が応援していたサッカーチームにも処罰が下されている。
一方で最近は返し方も研究されており、被差別対象の選手が意に介さずにそれを食べてみせることが「人種差別に屈しない」というメッセージを発する英雄的・模範的行為とされて差別撲滅キャンペーンにつながっていった。
また、お笑い芸人のバナナマンは、コンビ名の由来を「見た目は黄色人種だが、一皮剝けば白人のように振る舞う日本人」と聴き覚えていたからと発言しているが、これは本来は「自分を白人だと思い込んでいる黄色人種」「白人文化に浸りすぎた黄色人種」のこと。
中身が白いが、周りは黄色いのでバナナ……というわけで、アメリカではよく使われるスラングらしい。
さらに、一次産品に依存しプランテーションを経営する外国企業に政治・行政レベルまで牛耳られた発展途上国の蔑称として「バナナ共和国」というものもある。元々はバナナのプランテーションがあるホンジュラスのことを指していたが、今では同国に対してだけではなく同じような状況の国を指して広く使われている。

バナナの表面に現れる黒色の斑点は、「シュガースポット」と呼ばれるもの。
バナナの皮のポリフェノール成分が、運搬中の加圧や傷による影響などで酸化していったものが理由で、決して腐敗しているわけではない。むしろ熟していることの証でもあり、多少現れてから食べた方が甘味が増してお得。
ただ、黒点がはっきりしている間はそうであっても、長期にわたって放っておくとバナナの中が柔らかくなっていき、甘味がぼやけたり腐敗の原因に繋がったりしかねないので見極めは大事。
長期保存したい場合は、冷蔵保存なら皮を剥いて1つ1つラップに包んだり、常温でも房から外してたりして設置圧からなるべく逃す方法を取る必要がある。専用のバナナ吊るし台を使うのも手。

俳句における季語では夏である。覚えておこう。

俳聖・松尾芭蕉の「芭蕉」は英名をジャパニーズ・バナナ(※ただし中国原産。どっちだ!?)というバナナの近縁種バショウのこと。これは門人からバショウの株を贈られて庵のそばに植えたら、大いに茂ったことにちなむ。
今ではちょっとおまぬけなイメージがあるバナナだが、当時は観葉植物としての面もあったのだ。
バナナとは属まで同じでありバナナとよく似た小さな実をつけるが、種が多くタンニンの渋みが強いので、緑の内に収穫し、真っ黒になったら食べ頃となる。
なお、『夏の思い出』などでお馴染みのミズバショウは葉の形が似ているだけの、近縁でも何でもないサトイモ科なので、どう頑張ってもバナナは生らない。っていうか樹液が皮膚につくとかぶれる植物なので食べられない。
果実としてのバナナではなく観葉植物としてのバショウがサブカルチャーに登場するのは、特撮テレビドラマ『仮面ライダーV3』にバショウガンなる怪人が登場している程度か。

毎年8月7日はバナナの日。由来はもちろん語呂合わせ。

バナナが実る植物は「バナナの木」という表現があるほど高い茎が特徴だが、ここで「茎」と表現した通り分類上は樹木ではなく多年生植物。
そのため園芸学上の分類も果物ではなく野菜(果菜)

原産地域では果実以外も活用しており、葉は食器や調理器具として用いられ伝統料理にもなる。
植物としても上述した観賞用の他に紙の原料にも使われている。
リュウキュウバショウの一種イトバショウの葉からは糸が採れ、これを織った布は芭蕉布と呼ばれ、湿っても肌に纏わりつきにくい。
バショウまたは蒲葵(ビロウ)の葉を使った団扇は「芭蕉扇」と称される。『西遊記』に登場する魔道具が有名。

寒いジョークに対する返しとして「バナナで釘が打てる」という言葉がある。
1977年にはエクソンモービルのエンジンオイルのCMで、「氷点下40度の世界ではバナナで釘が打てます」というナレーションの元、実際に釘を打つCMが放送されていた。
このCMは20年近く放送されていたので見聞きした人も多いはず。
まあ普段はジョークの範囲内……と思っていたら、2021年にヴィレッジヴァンガードから本当に釘が打てるバナナ(型のハンマー)が発売された。

ムチャゴリラ「よーし!追記・修正する前にバナナを取ろう!決めた!私はバナナを取る!私が取ると言ったら取るんだ!みんないいな!」


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最終更新:2024年04月23日 14:25

*1 ちなみに皮ごと食べられるバナナは広島県でも少数ながら栽培されている

*2 恐らく、放送当時流れていたTVCMの影響で、「南極では凍ったバナナで釘が打てる」という豆知識が子ども達にとても浸透していたためか。

*3 この時「とんだプレゼントありがと」と言っているのでシロクマ君が落としたことは知っている。

*4 Nintendo Switch版及びアプリ版では寿命に関する効果が削除された。

*5 「豚肉とバナナそれぞれ単体なら行けた」など、フォローできる点も多かった。

*6 実際にはバナナが一番好きというのは個体レベルではあるものの、基本的には満遍なく果実を食べている。また、猿が食べるバナナは、前述の種だらけで甘くない野生のバナナ。