ケロロ(新)/新ケロロ

登録日:2012/03/21(水) 11:35:50
更新日:2022/06/26 Sun 04:23:49
所要時間:約 3 分で読めます




漫画『ケロロ軍曹』22巻から登場したキャラクター。



本作の主人公ケロロと同名だが、ケロン星ではよくある名前らしい。
便宜上、人物紹介では項目名のように注釈がなされている。読みは「ニューケロロ」だったり「しんケロロ」だったり。
作中では『ケロロ』『ケロロ君』あるいは『本隊くん』『若者君(わかものくん/わかものぎみ)』などと呼ばれる。
放送期間の都合上テレ東版アニメには出なかったが、フラッシュアニメ版で第9話より登場した。

身長は44.4cm、体重は4.444kg。体の色は軍曹と同じ緑、瞳の色は青。

帽子は黄色いベレー帽で、ウサギの耳のように飛び出た部分がある。199話扉絵によればこれは飛行時に使うスタビライザーであるらしい。
ケロン人の幼年体に似た姿をしているが、顔の形はやや地球人に近い他、タママなどと違い尻尾が球状になっている。また湿気が苦手で泳ぐこともできないなど、普通のケロン人とは肉体的に差異が大きい。これらは突然変異の結果生じたようだ。

ケロロ軍曹同様ケロボールとケロンスターを所有する。
ケロボールは最新式(ただし本人曰く「割と前からフツー」らしく、軍曹のが異様に旧型なだけともとれる)で、小さい腕輪型だが機能はかなりパワーアップしており、ボタンは白いタッチパネルに青く表示されている。新ケロロ本人はケロボールの浮遊機能を存分に活用しており大体のシーンで飛行している他、次元の壁を破壊して敵性種族の作った異空間への入り口を見つけ出すなど、軍曹の持つ旧式にはない機能も確認されている。
ケロンスターは本物であり、新ケロロも選ばれし隊長ということになるのだが、本来あるはずの軍事機密アーカイブ及び過去の戦闘記録がデータに入っていない「リビルド・ケロンスター」と呼ばれる状態になっている(ケロロ軍曹のケロンスターにはその類のものが入っている)。軍事機密なので外的な複製・消去はできないはずだが、中のデータを抜き取って移し替えたことで今の状態になったようだ。
そのケロンスターに入っていた情報は「ブラックスター」と呼ばれる意思を持った存在になっている。新ケロロのケロンスターを取り戻すべく地球に襲来し、一度は撤退したがその後も地球に留まって新ケロロやケロロ小隊にしばしばちょっかいをかけている。

ケロロ小隊が侵略のために地球へ向かった後ケロン軍に入った模様。
ケロン星は現在超少子化に悩まされており、彼はこの100年の間に唯一誕生したケロン兵らしい。
ケロン軍が総力を結集して育成したため&他にケロン兵が誕生せず小隊が作れないため、1人で1個小隊程度の戦闘能力を持つ。
お腹のケロンスターをダイヤルのように回すことで様々な戦闘スタイルになれるのだが、そのモデルは本人の希望でケロロ小隊。このスタイルの能力はクルル曹長でも解析しきれない技術が用いられている。
  • G-STYLE
武器の扱いに優れたスタイル。体色がギロロ同様になり左目下には×字状の傷がつく(紺色の模様として扱われることもある)。両手にはギロロのマークが付いたミサイルポッドが装着され、目はブラックスターにも似たオレンジ色になる。
相手を一瞬で蒸発させる最新式の銃を持っているが、本人は使い方をよく知らない。一応ギロロの銃は難なく使え、本家ギロロを上回る高い応用力も見せる。戦闘では様々な重火器を乱射する。
  • T-STYLE
格闘戦に優れたスタイル。タママ同様の体色になり、肥大化した腕にはタママのマークと、二の腕にリング状の模様が付く。
タママを一発で倒せるパンチ力を発揮し、戦闘ではもっぱら腕を用いる。一方で飛び道具が必要なら他のスタイルがあるためか、タママインパクトなどの技を使用するシーンはない。
  • D-STYLE
アサシン能力に優れたスタイル。ドロロと似た体色になるが、口元と腹部が紺色になるなど微妙に差異がある。両手にはドロロのマークが描かれた籠手が付き、それぞれ二本の刀が仕込まれている。目は水色で、東谷小雪が本気を出した時のような三重楕円になる。
かなり優れた身体能力を得られる。本人もドロロに憧れているため彼の戦い方をしっかり研究しており、暗殺兵術も本家ドロロと同等に使用可能。一方でメンタル面はほぼ据え置きであり、本家ドロロにも静かさや忍耐力に難有判定を出されている。戦闘では主に仕込み刀で斬りかかる。
  • K-STYLE(仮)
外見・正式名称共に劇中未登場。おそらく科学力に優れたスタイル。
一目見ただけの本家クルルの発明を未使用機能含めて完璧に再現可能だが、新ケロロ本人がクルルに強い苦手意識を持つため作中では一度しか使用していない。しかも姿を見られたくないのか襖の裏に隠れて何かやっていた。笑い声までクルルと同じになる他、解除後もしばらく影響が残る模様(フラッシュアニメ版では自身の声にクルルの声のようなエフェクトがかかっていた)。


そんな高い戦闘能力を持つ一方で中身はまだ成長途中の子供そのもの。
ケロロ小隊に代わって侵略のために地球へ来ながら、好奇心のままに遊び回るなど幼さが目立つ(そもそも侵略の意味すらまともに把握していない)。ケロン軍も計画を急ぎすぎたと感じており、当面の侵略に関しては引き続きケロロ小隊の担当にするつもりの様子。ケロロ小隊側も訓練などでは新ケロロを呼ぶことがあるが、軍曹の意向なのか重要な侵略作戦のほとんどは彼抜きで行っている。
フラッシュアニメ版ではケロロ小隊集結(5話)~新ケロロ登場(9話)までの期間が短いため戦力増強目的とされた。
なおケロン人ゆえにヴァイパーが天敵なのは変わらず、ヴァイパーモミ相手にはあっさり完封されてしまった。

地球に来てすぐに小学5年生の火ノ原灯と出会い、その後は侵略など何処吹く風で彼と暮らすようになる。飽きっぽい上にワンパクさから灯を振り回すことも多いが、互いに強い絆を持つようになった。灯のクラスメイトの金阿弥明も入れた3人で行動することも。
その後は軍曹の後輩……というか親戚の甥っ子みたいなポジションでちょくちょく活躍していたが、徐々に出番が減っていき、いつの間にか数あるサブキャラの一人ぐらいの位置に落ち着いている。おかげで灯たちは余計影が薄い事に


そんな彼だが、ケロン軍に育成されていたにもかかわらずデータそのものが存在しないこと、ブラックスターの思惑、25巻で他にも幼年体のケロン人がいたシーン、新ケロロ本人の過去など結構謎が多い。
フラッシュアニメ版22話では一時的ながらブラックスターと合体した姿が登場。純白で帽子と皮膚の境目が無い精霊のような姿になっている。活躍としては原作215話のケロロドラゴンのポジションであり、宇宙ケルベロスを吸い込んで消失させたが、新ケロロの拒絶によりすぐ合体解除された。この姿は原作にも登場しておらず、掘り下げが待たれるところ。

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最終更新:2022年06月26日 04:23