シャビ(シャビエル・エルナンデス・クレウス)

登録日:2013/03/20 (水) 13:21:52
更新日:2022/08/12 Fri 11:00:13
所要時間:約 5 分で読めます




シャビことシャビエル・エルナンデス・クレウス(Xavier Hernández Creus)とは元FCバルセロナおよびスペイン代表のMFである。
なお、同世代でレアル・マドリードなどに在籍しスペイン代表で肩を並べたシャビ・アロンソとの混同には要注意。単に「シャビ」と言うと当記事のシャビを指すのが一般的である。
なお、実際の発音は「チャビ」が正しい。

サッカー史に名を残す司令塔の一人であり、1998年~2015年までバルサに在籍。
在籍時に獲得したタイトルは実にリーガで8回、国王杯で3回、CLで4回
14-15シーズンを最後にバルサを去ったが、この時バルサは2度目の3冠を達成するという、これ以上ない形での有終の美を飾っている。
代表でもEUROで2回、南アフリカW杯で優勝している
まさにバルサとスペイン代表のレジェンドそのものと言っても過言ではないだろう。
その後彼はカタールのアル・サッドへ移籍。19年5月、現役引退を表明した。

その引退直前のアジアカップでは、カタールのメディアに対し大会の結果予想を担当していたが、さすがの戦術眼と言うべきか、驚異の的中率を見せている。
グループリーグ突破予想は16カ国中13カ国が的中。ベスト8進出国はベトナム以外すべて的中
さらに準決勝の組み合わせは「日本対イラン」「オーストラリア対カタール」とし、カタールが優勝すると予想。
……そしてこれらの予想はすべて的中。日本にとっては痛い結果となった。

2021年11月、様々な問題を抱え低迷する古巣バルサへ監督として復帰することが決定した。

●プレースタイル
パス能力、相手のプレスを巧みに交わしてボールを守る能力もチーム随一であり、それゆえ常にピッチ上で戦略の要となる。
守備能力にも優れており、相手からボールを奪い取る技術にも長けている。
ルーズボールへの対応にも秀でており、重要な局面でこぼれ球からの得点をいくつも重ねている。

しかし、彼のもう一つの特徴は試合後のコメントにある。

彼が記者会見やインタビューで放つ一言は、彼の得意とするスルーパスよりもさらに注目に値すると言われており、世界中からも非常に評価は高い(ネタ的な意味で)。
一説によると、日本が誇るファンタジスタ、中村俊輔もシャビのコメントをライバル視しているとかしていないとか。
この項目ではその華麗なコメントのほんの一例を紹介しよう。

・10-11CLアーセナル戦ファーストレグ敗戦後
「我々の方がアーセナルよりも優れていると感じていたから、残念な結果だね」
「結果は昨シーズンよりも悪いものだ。敵地での試合をドローで終えていたからね」
「チームは重要なミスを犯した。でも良いフットボールをした。フィニッシュが欠けていただけだ」
「チャンスを決めることができなかった。結果は少しアンフェアだね」
「失望している。ただセカンドレグで必要なことは分かっている。カンプ・ノウではうまくやれると思っているよ。
 楽観的だけど、アーセナルには大きな敬意を払っている」

・同CLアーセナル戦セカンドレグ勝利後
「フェアな結果だ。ホームでもアウェーでも我々が上回った。 フットボールには正義がある」
「彼らはディフェンスをするためにここに来た。シュートを1本も打たなかった。正直に言えば、彼らにはもっと期待していたよ」
「(ハビエル・)マスチェラーノと(セルジ・)ブスケッツは素晴らしかった。 レオ(リオネル・メッシ)はまたも違いをつくってくれた」
「我々に唯一足りなかったものはフィニッシュだった。 もっと決めるべきだったし、苦労した。もっと早く試合を決めることができたはずだ」
「アーセナルはフットボールをするつもりがなかった。ディフェンスのことだけを考えていた。
 レッドカードが試合に影響を与えた。ただ、僕の考えだと、判定は正しかったよ」

・セスク移籍話について
「彼はバルセロナに来たがっているから、苦しんでいる」
「彼の心は既にバルセロナにある」
「アーセナル?「セスクにはバルセロナのDNAが流れている」
「アーセナルはセスクに配慮するべきだ」

・守備的な戦術をした相手に対して
「フットボールをしたのは我々だけだった」
「彼等はフットボールの品位を堕落させた」

・宿敵マドリーに対して
「ロッカールームでもギャーギャー文句を言ってたよ。ひどいもんだね。連中は負け方というものを知らない」
「バルサは負け方を知っている」

・11-12CLミラン
「僕らにはPKもあったはずだ。(クリスティアン・)アッビアーティのアレクシス・(サンチェス)に対するファウルは明らかだった」
「ミランがディフェンシブだった? どのチームも、自分たちにとってベストと考えることをする。ピッチが悪かったね。
 ただ、ミランだってああいうピッチでやりたかったはずじゃないだろう。彼らにとって、この問題の解決策を見つけられなかったということだろうね」
「とにかく芝生が良い状態ではなく、僕たちにとって打撃となった。ハンディキャップだったよ。
 ただし、今はカンプ・ノウでの戦いに注力しなければいけないと考えている」

・審判問題について
「審判は完全に(インテルの3点目のシーンの)オフサイドを見逃していた。この試合は他にも不可解なジャッジングばかりが起こった。
 なにせ主審は、モウリーニョ監督と同じポルトガル人だったんだよ?何かがあったんじゃないかと考えてしまうのは、僕だけではないはずだ」
「僕はフットボールについて話したい。」

モウリーニョについて
「モウリーニョは、サッカーの歴史に残らないだろう。僕にとって、ベストはグアルディオラだ。チームを率いた4シーズンで、彼はサッカーに革命を起こした。
 今シーズンはチェルシーがチャンピオンズリーグで優勝したけど、世界的なサッカーの基準はバルサのままだ。それが良い例だね」

・EURO2012イタリア戦前インタビューで脱カテナチオを目指し、パスサッカーを展開するイタリアについて
「少しはマシになった気がする」

・イタリア戦後(1-1でのドロー)
「ピッチに水をまかなかったという事実が、僕たちのダイナミックで流動的なプレーを邪魔した」



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最終更新:2022年08月12日 11:00