ゲンナジー・I・コズイレフ

登録日:2012/04/03(火) 21:17:55
更新日:2022/09/12 Mon 12:45:54
所要時間:約 5 分で読めます





ゲンナジー・I・コズイレフとはスーパーロボット大戦EX及び魔装機神シリーズに登場するキャラクター。
声優は石塚運昇が担当している。


【概要】
ロシア出身の元水泳選手でオリンピック出場経験もあるガタイの良い大男。
ラ・ギアスから呼び出られた地上人であり、マサキの後釜のジャオームの操者として活躍した。

寡黙でロシア文学を好む実直な性格の男性であり基本的には理知的な人なのだが、体力や筋力も水泳選手だった過去があるだけに当然高く、格闘技経験のあるマサキを腕相撲で秒殺したり(もっとも、変態ビアン博士の謎特訓を受けたリューネには負けていたが)水の魔装機神乗りな癖にカナヅチなテュッティに水泳のレクチャーを申し出たりした。

ラ・ギアスの平和を脅かす連中には「罪にはふさわしい罸を与えないといけない」と言っている様に、あまり感情を表に出さないタイプながら内に秘めた魔装機操者としての義務感や正義感は強い。

ちなみに時期的にα外伝サイバスターがオーバーホール中の間、マサキに自分のジャオームを貸していた事も(ジャオーム自体は元々マサキが乗りこんでいた機体なのだが)。

……とまあ、ここまで書けば普通にしっかりした人なのだが、この人もやっぱり魔操機乗りの変人であったりする。


具体的に言うと全体的にセンスが変。


どうも芸術家肌の性格らしく、みんなが酷評するシュメルの絵を一人だけ素で誉めたり必殺技をいちいちロシア文学から取ったりするあたりでそういうセンスは見うけられる。

一方で人格的にも普通に真面目な良い人なのだが、なんとも天然と言うか微妙にズレてる一面もありついでに女性の好みも若干細かい。

そういうところをミオに見初められていたらしく、「ゲンちゃん」呼ばわりされたり漫才コンビを組まされかけたりしている。



【乗機】
ジャオーム

ラ・ギアスによって造られた風の属性の魔装機であり、白地に青と緑のラインが入った体と背中の巨大な翼の様なブースターが印象的。
守護精霊は『陽炎』のジャノク。
元々がマサキが乗っていた機体であるせいか、非常に主人公機らしいかっこいいデザインをしている…が、ジャオームがマサキの乗機というのは後付け設定なので、ジャオームのデザインからマサキに割り当てられた可能性も否めない。
α外伝参戦時は繋ぎの機体でありながら地味に良く動く戦闘アニメとグリリバのノリノリな特殊台詞でけっこうな人気を集めた機体であった。

この機体より前に建造された初代ノルスが魔力が足りず正魔装機1号機になれなかった為、この機体が実質的に1号機である。
そういう経緯があるせいか、試作機と言うか手探りと言うところがあり出力が不安定なのだが、その分操者次第では魔装機神以上のパワーも引き出せる。
ついでに補足すると、オルハリコニウムの精錬技術が未熟だった頃に開発された為、装甲の一部はセラミックだったりする。



【余談】
◆初出のEXの頃は非常に地味すぎるおっさんであった。
と、言うよりも前述の経歴や性格や扱いは魔装機神によって付けられた様なモノだったりする。

◆テラーダこと寺田プロデューサーはEXでのジャオームとの組み合わせを知らなかった(と言うか覚えてなかった)らしく、「何でこんな主人公の乗るかっこいいロボにおっさんが乗っているんだ?」と思ったらしいとか。
しかし、EXでのジャオームのSDグラフィックは現在のものと比べるとドッシリとした重厚な佇まいで描かれており、
割とパイロットのイメージを反映したシルエットにはなっている。
似た例としては、ガッチリした砲戦用の魔装機ディアブロがパイロットが幼女になったα外伝では幼児体型っぽいSDで描かれたことがある。

◆ゲンナジーと言うかジャオームの話。
ジャオームの設定がどっかで見たと言う人、あなたは正しい。
旧作第2次から出ているサイバスターの出典と言う体で作られた魔装機神は、元々は第2次に出演出来なかったダンバインが元ネタである。
その後EXで本格的に魔装機神の設定が掘り下げられて、魔装機神がますますダンバインと化した煽りを一番受けた機体であったりする。
ダンバインとジャオームの共通点としては、『出力が不安定ながらパイロット次第で最新鋭の機体に引けをとらない』『羽が生えた様なシルエットに実体剣持ち』『最終的に主人公が乗り換えてしまい型落ちになって同僚のお下がりに』『パイロットが地上から呼ばれた人達』と言うところ。
ちなみに3機のダンバインの内1機はロシア人の搭乗する緑色の機体だったりする。



【人間関係】
マサキ・アンドー
彼の元々の乗機を引き継いだ。
以降でも時々マサキの状況に合わせてジャオームを貸したりする事も。

プレシア・ゼノサキス
彼女と必殺技を習得しようと特訓に出かける事に。
初代では条件を満たすと「罪と罸」入手可能になる。

ミオ・サスガ
漫才コンビを組もうとされたりと妙に絡みのある相手。
公私共に仲が良いらしく、初代のエンディングでは一緒にいる。

◆デメクサ・シーエ
初代の二部では聞かれたらこの人の居場所を教える程度には情報を知っていた。
……誰にも聞かれない限りマサキ達に本気で教える気もなかったみたいだが。

ギド・ゼーホーファー
直接の絡みはそこまでではなかったりするが、ゲンちゃんの人間ステルスっぷりに触発されて固有技能を入手する。

ラッセル・バーグマン
地味仲間。第2次OGで共演。馬が合っていた。

トレイス・ハイネット
魔装機神3ではシュテドニアスルート以外のルートでは彼女がジャオームのパイロットを務め彼はほとんど登場しない。


追記にはふさわしい修正を加えねばならんな

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最終更新:2022年09月12日 12:45