KSK

登録日: 2011/11/18(金) 23:46:28
更新日:2024/02/23 Fri 15:30:29
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KSK(Kommando Spezialkrafte)






ドイツ連邦陸軍、特殊作戦師団が擁する旅団規模の特殊部隊。

日本語では「特殊戦団」とも訳される。

部隊の標語は「Facit Omnia Voluntas(意志が決め手)」。


○歴史
それまでのドイツには、国境警備隊(現・連邦警察局)に所属する特殊部隊GSG-9が存在していたが、このGSG-9には問題があった。

政府「テロリストがハイジャックしてきた! GSG-9を出して解決しろ!」

GSG-9「いや無理無理。俺たち一応、警察だからドイツ国外で作戦活動は禁じられてます」

そう、GSG-9はドイツの法律に基づき海外での作戦は不可能だった。

ソマリアのモガディシュで行われたハイジャック事件解決は超法規的措置によるもの。

今後も同じように対応出来る確証などなかった。


そして更に1989年。
大きな時代の変化があった。

冷戦の終結である。

戦争の形も、それまでの国家同士の戦争から、対テロ・ゲリラ等の低列度紛争にシフトしていった。

政府「やべぇな~ウチも対策しないと…」

政府「よし、陸軍に特殊部隊つくっちゃおw」

そして1996年。
ドイツに戦後初の軍隊系特殊部隊KSKが誕生したのだった。

ちなみに何でもっと早く作らなかったのかというと、ドイツにおいてかつては軍の特殊部隊というとナチスのSAやSS、ゲシュタポを連想する負のイメージがあったからだとか。


○編成

KSKの編成は以下のようになっているとされる。

本部班
第1~4コマンド中隊
特殊コマンド中隊
補給中隊

他には部隊要員の教育部門等もある。

また、第1~4コマンド中隊にはそれぞれ、地上戦闘・水中戦闘・空中戦闘・極地戦闘の専門分野に突出した各小隊が設置されているとのこと。

創設の際に、SASやデルタフォース等の特殊部隊を参考にしており、訓練でも関係が深い。

特にSASとは密接な関係らしく、頻繁に協同訓練を実施している模様。


○日本との関係

陸上自衛隊の特殊部隊「特殊作戦群(陸上自衛隊)」の創設の際、時を同じく創設準備していたKSKも参考にされている。

これは特殊作戦群初代群長、荒谷卓一等陸佐がドイツ駐在武官だったため。

現在でもKSKと訓練を実施したりしているらしいが、ぶっちゃけわからん。

だが日独が軍事で協力するのは胸熱である。





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最終更新:2024年02月23日 15:30