ふたば系ゆっくりいじめSS@ WIKIミラー
anko0555 俺が、ゆっくりだ! 10
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ankoss
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『俺が、ゆっくりだ! 10』
・「俺がれいむでれいむが俺で」的設定です
・俺の考えたことは、ゆっくりでもわかる語彙であれば自動的に翻訳されてれいむが喋りやがります
・見た目、性能はゆっくり、頭脳は人間です
・「その9」を読んでいないとよくわからないかと思われます
十八、
「おはよう」
俺は、朝食の席につきながら、父さんと母さんに朝の挨拶をした。
「おはよう、としあき」
「アンタ、本当に朝早く起きるようになったわねぇ」
母さんが、ため息混じりにそんなことを言った。母としては、自分が何度言っても“朝早く起きるクセ”をつけさせる
ことができなかったのに、俺がいつのまにかそれをできるようになっているのが複雑な気分のようだ。
ことができなかったのに、俺がいつのまにかそれをできるようになっているのが複雑な気分のようだ。
「としあき。今日は桜を見に行かないか?」
「夜桜?そういえば今日は花見の祭りがあったね」
テレビのニュース番組には、満開の桜が映っており、リポーターが桜についての豆知識について一生懸命話をしている。
今日は、日曜日だった。明日から、高校生活最後の年が始まる。
「ああ。夜までは時間もあるし、お前も春休みの宿題は終わってるんだろう?それまではゆっくりしとけよ」
…“ゆっくりしていってね”…。俺は、心の中でそうつぶやいた。
あれから、あいつらはどうしただろうか?あの饅頭共と…まりさと、ちぇんと、ぱちゅりーと別れてから…半年近くが
経つ。今年の冬は例年に比べ、暖冬ではあったが…それでも饅頭共にとっては決して“ゆっくりできる”環境ではなかっ
たはずだ。
経つ。今年の冬は例年に比べ、暖冬ではあったが…それでも饅頭共にとっては決して“ゆっくりできる”環境ではなかっ
たはずだ。
「ちょっと出かけてくるわ」
「こんな朝からか?」
「そんなに早い時間じゃないよ。もう8時だし」
言って、家を出る。自転車にまたがると一気にあの森へ向けて、走らせた。
4月の…柔らかい春の風に乗って、桜の花びらが舞い散る。あいつらは…あいつらも、この風景を見たらやっぱり綺麗
だと思うのだろうか。思えば、あいつらと過ごした時間は、ゆっくりにとって最悪の時期だったように思う。目前に迫る
冬に向けて、食糧を集めるのに専念する日々。
だと思うのだろうか。思えば、あいつらと過ごした時間は、ゆっくりにとって最悪の時期だったように思う。目前に迫る
冬に向けて、食糧を集めるのに専念する日々。
人間の街から逃げ出し、住む場所を探し、水場を探し、食べる物を探した。たったそれだけの事をする間に、農家のお
っさんに捕まり、れみりゃに襲われ、ゆうかを救い、ありすを殺され、ふらんと戦った。ただ生きていくためだけに動こ
うとしても、ゆっくりがそれに専念することはできない。ゆっくりの隣には常に死の影がつきまとう。
っさんに捕まり、れみりゃに襲われ、ゆうかを救い、ありすを殺され、ふらんと戦った。ただ生きていくためだけに動こ
うとしても、ゆっくりがそれに専念することはできない。ゆっくりの隣には常に死の影がつきまとう。
あの姿になって思ったこと。あの姿になってしまったからこそ、今はなんとなくゆっくりの気持ちがわかる。
“ゆっくりしていってね!”
あの言葉には…いろんな意味が込められてるのだろう。少ない語彙で…自分の気持ちを最大限に表現するための言葉。
何を表現したいのかは…俺にはわからないけれど…少なくとも、あの言葉に敵意は感じられない。あくまでも、相手の事
を思いやっての言葉のはずだ。
何を表現したいのかは…俺にはわからないけれど…少なくとも、あの言葉に敵意は感じられない。あくまでも、相手の事
を思いやっての言葉のはずだ。
人間からすれば、たかが饅頭ごときにもてなされる意味がわからん、ということで無視するか…下手すれば耳触りという
理由だけで潰してしまうことだろう。
理由だけで潰してしまうことだろう。
でも、あいつらは同じ言葉で相手に返事をする。そこに、上下関係はない。あくまでも対等な立場であることをお互い
に理解した上で、あの言葉を言い合っている。だからこそ、あいつらは挨拶を返さない存在のことを不愉快に思うのだろ
うか。
に理解した上で、あの言葉を言い合っている。だからこそ、あいつらは挨拶を返さない存在のことを不愉快に思うのだろ
うか。
…まぁ、その理屈でいくと、人間が挨拶を返してしまうと自分たちと対等であると勘違いしてしまうから…。人間の立
場で言わせてもらえば、挨拶は返すべきじゃないのかも知れないな。
場で言わせてもらえば、挨拶は返すべきじゃないのかも知れないな。
父とカブトムシを取りに行った森。あの饅頭共と一緒に過ごした森。
息を切らし、自転車を止める。地に足をつけ、一呼吸。
(…ゆっくりしていってね…)
この場所に来るだけで…なにか、あいつらに声をかけられたような錯覚に陥る。俺はゆっくり歩き出した。すぐ傍を小
川が流れている。その川に沿って、ゆっくり…ゆっくり…歩いて行った。やがて、開けた場所に出る。ふらんと…死に物
狂いで戦った場所だ。少しだけ目線を上に向けると、あの作りかけのままの野菜畑が視界に入った。その場所へと足を向
ける。
川が流れている。その川に沿って、ゆっくり…ゆっくり…歩いて行った。やがて、開けた場所に出る。ふらんと…死に物
狂いで戦った場所だ。少しだけ目線を上に向けると、あの作りかけのままの野菜畑が視界に入った。その場所へと足を向
ける。
そりゃ、ま…そうだよな。もともと野菜が必要だったのは俺だけだ。虫やら草やら食べて生きていけるあいつらに、わ
ざわざ膨大な労働力を使って、野菜畑を作る理由はない。住む場所も変えたみたいだ。それも当然か。あんな恐ろしい捕
食種が周辺にいるとわかって、いつまでもその場に留まる意味はない。おおかた、ぱちゅりー辺りが住処の移動を提案し
たのだろう。ふらんを閉じ込めた巣穴もあのときのままだ。
ざわざ膨大な労働力を使って、野菜畑を作る理由はない。住む場所も変えたみたいだ。それも当然か。あんな恐ろしい捕
食種が周辺にいるとわかって、いつまでもその場に留まる意味はない。おおかた、ぱちゅりー辺りが住処の移動を提案し
たのだろう。ふらんを閉じ込めた巣穴もあのときのままだ。
あいつらは、いなくなってしまった。
森の更に奥へと逃げて行ったのだろうか。
それとも、捕食種か人間…野生動物により全滅させられたのだろうか。
そうだとしても、きっと、それが自然の摂理。ゆっくりにとって、この世界は地獄なのだ。生き抜くことのほうが難し
い。
い。
俺は、あの最後の日のことを思い出していた。
「れいむ…おやさいさんのはたけ…つくらないのぜ…?」
『…………』
「むきゅっ…どうしたのかしら?なにかなやんでいるのなら、ぱちゅがそうだんにのるのだわ」
『…………』
「…れいむー?わからないよー…?どうしたのー?」
『…………』
あの、最強の捕食種を撃退してから…3日が経った。“れいむ”も両親も、この場所にはやってこない。巣穴の近くに
はれみりゃがいた。相変わらず、饅頭共はこの笑顔を崩さない捕食種に警戒を続けていたが、れみりゃが“俺”たちを襲
うことはなかった。
はれみりゃがいた。相変わらず、饅頭共はこの笑顔を崩さない捕食種に警戒を続けていたが、れみりゃが“俺”たちを襲
うことはなかった。
…“俺”はと言うと、もう、自分のことしか考えていなかった。元の暮らしに戻る。ただそれだけを考えていた。
『…………!』
『ぴょんぴょんするよっ!!』
“俺”は饅頭共の言葉を無視し、小高い丘の上へと駆けだした。饅頭共は何も言わずについてくる。れみりゃもふらふ
らと羽根を動かして後に続いた。丘の頂上から下を覗き込む。そこには、父さんの車があった。今日は、母さんは乗って
はいないようだ。
らと羽根を動かして後に続いた。丘の頂上から下を覗き込む。そこには、父さんの車があった。今日は、母さんは乗って
はいないようだ。
「にんげんさん…なのぜ…?」
「むきゅっ…さすがれいむだわ…。にんげんさんがくることをわかっていたのね…!」
「さすがれいむなんだねー」
でも、もう、お前らの代わりに危険を察知してやることはない。これから、一生、ない。“俺”は少し震えながら…決
して振り返ることなく、この饅頭共に別れを告げることにした。
して振り返ることなく、この饅頭共に別れを告げることにした。
『れいむは…みんなとさよーならーするよ』
相変わらず、大事なセリフを軽くしてくれるな…この饅頭型自動翻訳機はよ。
「むきゅ…?」
『まりさ』
「な…なんなのぜ?」
お前は、狩りが得意で…勇敢な奴だ。その勇気と行動力で、仲間を守れ。
『まりさは…かりがとくいで…つよいゆっくりだよ。みんなをまもってあげてね』
まりさは何も言わない。振り向かないから、まりさがどんな顔をしているかは知らないが…きっと呆けていることだろ
う。
う。
『ちぇん』
「…どうしたのー…?」
お前は、穴掘りが得意で…誰にでも優しい奴だ。大変なことも率先してやろうとする。仲間を助けてやれ。
『ちぇんは、あなほりがとくいで…やさしいゆっくりだよ。みんなをたすけてあげてね』
ちぇんも無言のままだ。風が静まり返る饅頭共の頬を撫でた。
『ぱちゅりー』
「…むきゅぅ…」
お前は、頭が良くて、冷静な奴だ。その知識と決断力で、仲間を導け。
『ぱちゅりーは、あたまがよくて…おちついたゆっくりだよ。みんなをひっぱってあげてね』
まりさも、ちぇんも、ぱちゅりーも、何も言わない。れみりゃも困った様子でおろおろしているらしい。時折、ぱたぱ
た…と羽根を動かす音が聞こえてくる。
た…と羽根を動かす音が聞こえてくる。
「れいむは…まりさたちのことをすごくだいじにおもってくれる、ゆっくりだよ」
「わかるよー。れいむがいなかったらちぇんたちは…こうしてゆっくりできることはなかったんだねー」
「むきゅっ!れいむはぱちゅたちに…ちからをあわせていきていくということをおしえてくれたわ」
自然に涙が溢れてきた。ますます振り返れなくなった。振り返ってしまったら、こいつらを置いて元の暮らしに戻るこ
とが…できなくなってしまいそうだったからだ。いつのまにか、こいつらは…本当に大切な存在になっていたのかも知れ
ない。一緒に苦難を乗り越え、悲しみを乗り越え…ここまできた、大切な…仲間。
とが…できなくなってしまいそうだったからだ。いつのまにか、こいつらは…本当に大切な存在になっていたのかも知れ
ない。一緒に苦難を乗り越え、悲しみを乗り越え…ここまできた、大切な…仲間。
「だかられいむ…」
「「「さよーならーしたくないよ!」」」
まりさも、ちぇんも、ぱちゅりーも声を上げて泣いた。“俺”は声を押し殺して泣いた。
“れいむ”が車いすに乗せられ、移動を始める。…迷っている暇はなかった。ずっと、後ろ髪を引かれる思いではあっ
たが、それでも…俺は“答え”を出した。
たが、それでも…俺は“答え”を出した。
『れみりゃ!れいむをくわえて、にんげんさんのまうえまではこんでねっ!』
「うっ…?うー…。うー!」
戸惑い気味のれみりゃが“俺”のリボンをあのときと同じように咥え、“俺”のあんよが地面から離れる。離れようと
した瞬間、頬に柔らかい感触を感じた。それがぱちゅりーの頬だということに気付いたのは、飛び立ってからのことだっ
た。
した瞬間、頬に柔らかい感触を感じた。それがぱちゅりーの頬だということに気付いたのは、飛び立ってからのことだっ
た。
「むっきゅううううううう!!!!!」
ぱちゅりーが泣きながら叫ぶ。遥か上空の“俺”を見上げ、何度も、何度も“俺”の名前を呼んだ。
「れいむ!れいむ!!!れいむ!!!!!」
まりさもちぇんも、困惑している様子だった。
「れいむぅ!!ぱちゅは…れいむのおよめさんになりたかったのだわ!!!!!」
…。もし、俺が…本当にゆっくりだったなら…。俺も…お前のそばにずっといてやっても良かった。本心でそう思える。
答えを見つけることができなくて、泣いている俺を慰めてくれたぱちゅりー。あのとき、自分の期待した答えを聞かせて
もらえなくて、ぱちゅりーに怒鳴りつけたっけ…。そのあと、ぱちゅりーから逆に質問をされて…同じく答えることがで
きなかった“俺”に…笑いながら、“おあいこさん”と言ってくれたぱちゅりー。
答えを見つけることができなくて、泣いている俺を慰めてくれたぱちゅりー。あのとき、自分の期待した答えを聞かせて
もらえなくて、ぱちゅりーに怒鳴りつけたっけ…。そのあと、ぱちゅりーから逆に質問をされて…同じく答えることがで
きなかった“俺”に…笑いながら、“おあいこさん”と言ってくれたぱちゅりー。
「むきゅうぅぅぅぅん!!!むきゅうううう!!!!」
ずっと…ずっと…泣き続けるぱちゅりーに…“俺”は何も答えてやれなかった。
『…れみりゃ!ここかられいむをおとしてねっ!』
全てを振りほどくように、れみりゃに命じる。れみりゃは…ふらんのときと同じことを頼まれていると理解してくれた
ようだった。車いすの…“れいむ”の真上で、れみりゃが口を開けた。“俺”は“れいむ”目がけて…急降下している。
ようだった。車いすの…“れいむ”の真上で、れみりゃが口を開けた。“俺”は“れいむ”目がけて…急降下している。
『ゆぐっ!!』
「ぐっ!!!!」
「と…としあ…うわああああああ!!!!!」
父さんの悲鳴が聞こえる。当たり前だ。空からゆっくりが降ってきたんだ。しかも、それが息子に直撃している。父さ
んがものすごい勢いで俺を揺さぶる。
んがものすごい勢いで俺を揺さぶる。
「父さん…気持ち悪い…!」
「としあ…」
手には、オレンジジュースが持たれていた。…あまあま、持ってもう一度来い、っていう言葉を…“れいむ”は理解し
ていたんだろうか。俺はすぐさま、オレンジジュースの蓋を開けると、目の前で痙攣を起こしているれいむに中身をかけ
た。
ていたんだろうか。俺はすぐさま、オレンジジュースの蓋を開けると、目の前で痙攣を起こしているれいむに中身をかけ
た。
「何をやってるんだ…お前は…」
父さんがしかめっ面で俺を見ているが、気にしない。
「ゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っ」
よし。死んでない。俺はすぐさまれいむを抱きかかえた。そして走り出す。突然、全回復した息子に父さんは呆然とし
ているようだ。…気持ちはわからんでもない。
ているようだ。…気持ちはわからんでもない。
作りかけの野菜畑の前で足を止める。そこには、まりさとちぇんとぱちゅりーがいた。
「れいむをはなせぇぇぇ!!!!」
まりさが、俺の足に体当たりを仕掛けてくる。ちぇんも同じように俺の靴に噛みついていた。俺は、れいむを掴んだま
まだった。ぱちゅりーは、遠くで中身のクリームを吐いている。俺は、まりさの顔面に蹴りを入れた。まりさの柔らかい
顔が足の甲を包む。宙に投げ出されたまりさは、ぱちゅりーの傍に叩きつけられる。
まだった。ぱちゅりーは、遠くで中身のクリームを吐いている。俺は、まりさの顔面に蹴りを入れた。まりさの柔らかい
顔が足の甲を包む。宙に投げ出されたまりさは、ぱちゅりーの傍に叩きつけられる。
「ゆぐううううう!!!」
それでも、泣きながら、顔を膨らませ威嚇してくる。同じようにちぇんも蹴り飛ばした。
「わ゛がら゛な゛い゛よーーーー!!!」
最後に、掴んでいたれいむを3匹の元へ放り投げる。3匹は一瞬、キョトンとしていたが…チャンスと見たのか、気を
失っているれいむをまりさとちぇんの2匹がかりで抱え、森の奥へと逃げて行った。遅れて、ぱちゅりーも後に続いた。
ぱちゅりーは、最後にもう一度だけ振り返った。俺はぱちゅりー目がけて石を投げた。当たりこそしなかったが、慌てて
ぱちゅりーが再び走り出した。
失っているれいむをまりさとちぇんの2匹がかりで抱え、森の奥へと逃げて行った。遅れて、ぱちゅりーも後に続いた。
ぱちゅりーは、最後にもう一度だけ振り返った。俺はぱちゅりー目がけて石を投げた。当たりこそしなかったが、慌てて
ぱちゅりーが再び走り出した。
俺の目の前から、饅頭共がいなくなった。
記憶の旅路を終える。
そして、今度は。
あいつらと歩いた道のりを…ゆっくり遡っていく。街を一望した丘の上。ゆうかのいた向日葵畑。そういえば向日葵畑
にゆうかはいなかった。新しい家を探す、と言っていたから…どこかに移動したのかも知れない。ありすを一人で巣穴に
戻らせてしまった水場。そして…最初に俺たちが作った巣穴。
にゆうかはいなかった。新しい家を探す、と言っていたから…どこかに移動したのかも知れない。ありすを一人で巣穴に
戻らせてしまった水場。そして…最初に俺たちが作った巣穴。
「あ…」
俺は、思わず目を疑った。落ち葉の敷き詰められた穴の奥に、盛られた土。ありすのお墓だ。棒が刺さっている。
「………ゆっくりしていってね………」
その墓前には…たくさんの野菜が供えられていた。
神は、人間に“知恵”を与えた。結果、人間は他の生物とは比較にならない高度な文明を作り上げた。
ゆっくりは…少年から“知恵”を授かった。
ゆっくりたちの間で…“伝説のゆっくりプレイス”という言葉が広がり…多くのゆっくりがその場所を探し求めるよう
になるのは…まだまだ先の話だ。
になるのは…まだまだ先の話だ。
ある意味では、少年は…。
饅頭共の神となったのだ。
おわり
長々と…虐待とも愛でとも言えない微妙な物語に最後まで付き合ってくださかった方、本当にありがとうございました。
今回のお話を書くに至った理由は、「ゆっくりとして生きるハメになった人間が、ゆっくりとの関わりを通して成長して
いく話が書きたい」と思ったのがきっかけでした。
今回のお話を書くに至った理由は、「ゆっくりとして生きるハメになった人間が、ゆっくりとの関わりを通して成長して
いく話が書きたい」と思ったのがきっかけでした。
そんわけで最初からストーリーは決まっており、変更は一切することなくここまで来ることができました。
1 :主人公の混乱、ゆっくりとの出会い
2~5:主人公の成長、ゆっくりと一緒に困難を乗り切っていく過程
6~9:主人公の葛藤、仲間を失い、そこから立ち直っていく過程
10 :主人公の結論、ゆっくりとの別れ
2~5:主人公の成長、ゆっくりと一緒に困難を乗り切っていく過程
6~9:主人公の葛藤、仲間を失い、そこから立ち直っていく過程
10 :主人公の結論、ゆっくりとの別れ
といった感じで、起・承・転・結をイメージして書いて行ったつもりでしたが…いかがでしたでしょうか?
まぁ、正直ちょっと長すぎたところはあったかも知れませんね。まとめるのは得意じゃないんです…。
日常起こりうるゆっくりたちの悲劇をこよなく愛する余白あきでした。
挿絵:ゆんあき