ふたば系ゆっくりいじめSS@ WIKIミラー
anko0310 レイパーズブレイド前篇
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* 一応『ふたば系ゆっくりいじめ 174 ぱちぇと学ぼう!ゆっくりライフ』のおまけか?おまけのおまけのお・・・
もう、おまけうんぬんじゃなくて、別の短編扱いでもいいのではなかろうか。
とりあえず出来上がった所までを、前編としてあげます。
* 一応主役はあのドゲスの愛娘、元祖・都会派ありすです。
* 作者は最近寝不足です。
* 本作には、某所で有名な、でいぶ氏とエクスカレイパー氏に出演していただきました。
生みの親のゲス先生、クラッカー先生両氏にあっては、ご容赦ください。
※基本ルール(ここは絶対読んでね。)
今作における『すっきり』は、他のゆっくりの精子餡が、体内の餡子に接触することで妊娠する、という設定です。
基本的にはぺにぺにをまむまむ(ぺにぺにと同一器官・興奮すると体外に盛り上ってぺにぺにとなる)に挿入し、
他者の体内に精子餡を注ぎ込む、という生殖方法がとられます。
ただし、体内に精子餡が注ぎ込まれれば妊娠する以上、あにゃるや口内へ注入しても妊娠可能であり、
場合によっては眼窩内や傷口からの挿入でも行為は可能となります。猟奇的すぎるのでやりませんが。
また、交尾の際に全身から分泌される粘液にも精子餡は含まれており、なおかつ皮膚への浸透性を持つため、
その量や濃度によっては、外皮からの浸透による妊娠も可能です。
この関係上、顔射でも妊娠することはあります。
以上のルールを把握していただいた上で、本文をご覧ください。
ここは、虹浦町内にほぼ等間隔で設けられた雑草生い茂る空き地の中。
空き地の入口には『餡生物個体数調整地』と書かれた看板が掛かっていることから、
人間によって意図的に、ゆっくりのために設けられたスペースであることが分かる。
この敷地には、決まっていくつかの施設、設備が設けられている。
敷地の隅には毎日同じ時刻に水が湧く不思議な池。
庭の草花の多くは、人間でも食用可能な野草や花、果物類の木もある。
そして、敷地中央には一辺10m以上の小屋があり、その周囲には8~10件の物置サイズのプレハブ小屋がある。
どの小屋も、床下の高さを70cm以上と高く取っているのは、ゆっくりがおうちとして使用できるようにだ。
人間によって意図的に作られたゆっくりプレイス。
とはいえ、当のゆっくり達にとってはどうでもいいことではあった。
初めのうち、町のゆっくり達はこのゆっくりプレイスを、自分だけの物にしようと争ったが、
ゆっくり出来ない争いに飽きた、何匹かの大物ゆっくり達の話し合いにより、
みんなで仲良く使おうという結論に落ち着いたのであった。
現在各プレハブの床下には、ゆっくりによるゆっくりのための公共施設が設置されている。
経験豊かな保育ゆっくりが、親を失った孤児ゆっくりを育てる「ほいくえん」。
希少種ゆっくりえーりんと、救急すぃーの常置された「びょういん」。
善良な町ゆっくりを守り、ゲスと田舎者を駆逐するべく組織されたみょん自警団の集まる「みょん警本部」。
ペドぱちゅりー、ペドけーね先生らが、次世代を担う『えりーと(笑)』ゆっくりを育成する「がっこう」。
その他、多種の施設が造られており、町ゆっくりの社会生活の中心となっている。
まあ、びょういんとがっこうは、ゆっくりの性質上イマイチ機能していないようだが。
そんな人工ゆっくりプレイスの、ある晴れた春の日の夜明け前。
敷地中央の小屋の床下は、数え切れないほどのゆっくりが所狭しと押し寄せていた。
普段であれば、この広い床下は、雨の日などの際の避難所として開放されているため、
晴れの日にはほとんどゆっくりがいることはない。
集まったゆっくり達の目的は、四半期に一度のゆっくりアスリートの祭典、その観戦のためであった。
日頃はその日の食事にすら事欠く町ゆっくり達も、この日ばかりは周囲の興奮にあてられて、ぺにぺにを限界までたぎらせている。
彼女たちの視線は、その小屋下スペースのさらに中央に集まった、200匹ほどのゆっくり達に注がれていた。
各々が、この日のために力と技と精神を極限まで鍛え上げてきた戦士。この祭典の主役達である。
そして完全に日が昇った頃、中央の一段高い檀上に、主催者である3匹のゆっくりが姿を現した。
主催者の3匹、えーき、さなえ、ありすである。
ちなみに3匹の髪飾りには金バッジが光る。飼いゆっくりの証だ。
特にえーきは、第一回から現在まで、十数年にわたって主催者であり続ける、重鎮中の重鎮である。
十数年の歴史を誇る、町ゆっくり最大の祭典が今、開幕する。
祭典の名は、【レイパーズブレイド】。
真の都会派レイパー、その頂点を決める、レイパーの祭典である。
すっきりーした者が勝利し、にんっしんした者が敗れる。
最期まで相手をすっきりーさせ続けた一匹には、
最高の都会派の称号【カリスマレイパー】が与えられ、その名声は町中のゆっくりに轟く。
今回で49回目を迎えるこの祭典は、無数のドラマを残してきた。
今日は一体、どのようなドラマが起きるのであろうか・・・
『レイパーズブレイド』
D.O
会場中央に集まるすっきりアスリート達、その周囲の空気は一様に重い緊張に包まれている。
いずれも、ウォームアップをしながら、開幕を今か今かと待っている。
「むふぉっ!むほむほっ!むほほほほほっっ!」
あるありすは、ぺにぺにをジャブのように、高速でまむまむから出し入れしている。
「ゆっゆっゆっゆっゆっゆっゆっゆっ!」
別のちぇんは、体を細かく振動させて、自身を絶頂寸前に高めようとしている。
「むほぉー!むほぉー!」
こちらのれいむは、雄叫びをあげて、自分自身を奮い立たせているようだ。
そんな、緊張の隠せないゆっくり達の中にあって、ある一匹のありすが、自然体でゆっくりしていた。
ありすは、喧騒に包まれた会場で目をつぶり、自分の生涯をゆっくりと思いだしている。
偉大なドスのおちびちゃんとして、何不自由なく育てられた幼少期。
しかし、一人の凶悪な人間さんの手で、ドスは捕えられ、以降再び出会うことはなかった。
その後は姉まりさとともに、乳母のような立場にいるぱちゅりーに育てられたが、
母を目の前で連れ去られながら、何もできなかったぱちゅりーとの溝は消しがたく、
結局姉まりさが突然消息を消して間もなく、ありすもぱちゅりーの元を去った。
町で一匹、苦しみながら生き続けるなかで、ありすは多くを学んだ。
母ドスの失敗の理由も、乳母ぱちゅりーの正しさも。
ありすも10年近くを生きた今となっては、もはやぱちゅりーに謝りようもないが、
せめて、町のゆっくり達に真のゆっくりを与え続けることによって、その償いとしようと思いつづけてきた。
ありすはその想いを実現しうる最短の道として、この祭典に参加することを決めた。
幼いころに母にも語った、全てのゆっくりに都会派の愛を与えるという誓いを胸に。
「おかあさん・・・ありすは、今日本物の都会派になるわ。」
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壇上の3匹の中央に立っていたありすが、一歩前に踏み出す。
協議会長であるありすの開会のあいさつが、祭典の始まりを告げるのであった。
「皆さん!静かにして下さいねっ!
これから、第33回から第44回まで、12回連続でカリスマレイパーの座を守った、無敗の都会派ありすさん、
ありす・ザ・エクスカレイパーさんから、始まりのあいさつをいただきますよっ!」
さなえの第一声により、「ゆゆっ、33って、たくさんなの?」「むはいさんってゆっくりしてる?」
などと、かえって会場は騒がしくなってきたが、檀上のありすが小一時間ほどゆっくり眠って待っているうち、
会場は静けさを取り戻した。
ぱっちりしたぐりぐりおめめと、そそり立つぺにぺに・性剣エクスカレイパーがチャームポイント。
彼女こそ、3年間もの間無敗のまま頂点を去った生ける伝説、エクスカレイパーありす。
全ての都会派レイパーの目標である。
「ゆふーん。もうすっきりでき・・・ふぁっ!ああ、みんな静かになったのね。ごめんなさい。
集まってくれたみんな!すっきりーはぺにぺにとまむまむのぶつかりあいよ!
すっきりずむにのっとって、優しく、ときに力強く、悔いの残らないようにすっきりしてね!」
「「「「すっきりしていってね!!!」」」」
さあ、祭典の始まりである。
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予選の準備が進む中、3匹のゆっくり、えーき、さなえ、エクスカレイパーにより、自己紹介が行われていた。
「ゆっゆーん!みんながんばるのであるぞー。れいぱーずぶれいどを始めるのであるぞー。審判はこのえーきであるぞー。」
「皆さん、はじめまして。今回初めて実況をさせていただきます、さなえです。ゆっくりして行って下さいねっ!」
「解説は、ありすがさせてもらうわ!さなえもよろしくお願いね。」
「常識にとらわれない実況をがんばりますっ!」
ここでそろそろ、レイパーズブレイドの内容について説明しておこう。
ルールは基本的に、にんっしんしたら負け。
ただしうっかり相手を殺したら負けなので、理性を失ったレイパーでは失格となりやすい。
予選は8つのブロックに分かれてのバトルロイヤル形式。
各ブロックの勝者8匹が本戦のトーナメントに出場となる。
一騎討ちのトーナメントで決勝まで進み、そこで勝利すると、晴れてカリスマレイパーとなるわけだ。
ちなみに、参加賞はえーきが家から持ってきた、ゆ虐印の餡子飴1個。
本戦出場で30個入りが1袋。以降1勝ごとに1袋商品として与えられる。
さすがに参加賞目当てのゆっくりはあまりいないが。
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「それでは、皆さん準備ができたみたいですね!」
「予選開始であるぞー。」
「「「「「むほぉぉぉぉおおおおおおお!!!!」」」」」
えーきの合図とともに、各ブロックでは餡子で餡子を洗う死闘が、幕を切って落とされた。
「むほぉぉぉおおお!とかいはなれいむねぇぇぇええええ!!」
「ずっぎりじまじょぉぉぉおおおお!!」
「まちのれいむもとってもゆっくりしてるわねぇぇぇええええ!!」
「むほぉっ!むほぉぉおおおお!!」
早くも理性を失った数匹のレイパーありすが、一匹のれいむに同時に襲いかかった。
200匹以上もいれば、当然こんな連中も紛れ込む。
このありすどもは、レイパーズブレイドを噂で聞いて、すっきりし放題、しかもすっきりするほどもてはやされ、
さらに賞品としてあまあままでもらえるお祭りと理解してやってきた、気色悪い森のクソ田舎者レイパーどもであった。
この生ゴミどもは森で、数々の群れを潰してきた経験から、返り討ちにあうなどという可能性はまったく考えていない。
襲いかかれば口では嫌がりながらも、ろくに逃げだすこともせずにまむまむを差し出す。
今回も同じようなものであろうと・・・
「ゆふぅ、ざこはじゃまだよぉ!!」
べしべしべしべしんっ!ぐじゃぁぁぁ!!
「「「「ゆびゃぁぁぁああああぁぁ!」」」」
襲いかかられたれいむが体を一振りした瞬間、4匹の気持ち悪いクソレイパーどもは、
ぺにぺにをれいむの体に残して、チリのように吹き飛ばされた。
「ゆびぃぃぃいいい!ありすの、ありすのぺにぺにがぁぁぁあ!」
「なにじでるのぉ!?ごのいながものぉぉおおおお!」
「ゆふーん。こんなたんしょうぺにぺにでここにくるなんて、とんだいなかものだよぉ。
めんどくさいけど、でいぶがとくべつにすっきりーしてあげるよぉ。こうえいにおもってねぇ。」
体に突き刺さっていた、クソありすどものぺにぺにをむーしゃむーしゃと食べながら、でいぶと名乗ったれいむは気色悪い生ゴミに近づいていく。
「ゆ・・・ゆびゃぁぁぁあ!あにゃるはやべでぇぇええ!ゆぴっ!」
「ゆーん。すっきりー。」
「「「「ゆぁぁぁぁあああ!おちびちゃんなんてほじぐながっだのにぃぃぃぃいいい!」」」」
「・・・すごいですね・・・。常識にとらわれない戦い方です。」
「そうね。彼女は優勝候補の一人、【でいぶ】よ。
普通のゆっくりの3倍近い巨体と、理不尽なまでのパワーは、私でも抑えきれないわね。」
「・・・まさにでいぶ無双ですね。」
「でいぶはでいぶじゃないっでいっでるでじょぉぉおお!でいぶはでいぶなんだよぉぉおおお!」
「・・・でいぶさん。がんばってくださいねっ!」
「でいぶじゃだいぃぃぃいいいい!ゆぎぎぎぃぃぃぃ!!!」
そんなでいぶの雄姿を見て、戦意を喪失した者もいれば、逆にさらに戦意を燃やすものもいる。
「あっはっは!たいしたもんだねぇ!でも、ちからならこのゆーぎもまけちゃいないよ!!」
こう語っているのは、こちらも優勝候補に挙げられている、すっきりゆーぎ。
語っている間も、その角とぺにぺにに、ゆっくりを一匹づつぶら下げている。
「あちらも常識にとらわれない、すごいすっきりーですね。」
「ええ、彼女はすっきりゆーぎ。森では【双ぺにのゆーぎ】と呼ばれているわ。
これまで、森の奥で大人しくしていたんだけど、ついに町にやってきたのね。
それにしても、角にぶら下がっているのは、前回は本戦に勝ち上がった、ありす100%よ。
あのチラリズムすっきりの使い手が、まさかこんなところで・・・。今回のレイパーズブレイドは、相当荒れるわ!」
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森でぬくぬくと生きるゆっくり達を標的にしてきた生ゴミクソレイパーどもでは、所詮本物の都会派達の敵ではなかった。
田舎者の気持ち悪いレイパーどもの間引きは早々に終わり、力量不足の町ゆっくり達も脱落する中、
各ブロックでは2~3匹、最初の10分の1程度が勝ち残っており、大会の真の姿が顔を出そうとしていた。
勝ち残るゆっくりは主に二種類に分かれる。
一つは、すっきりのテクニックを極限まで練り上げ、相手のガードをくぐり抜けてすっきりーする、正統派。
もう一つは、身体能力にものを言わせて、とりあえず相手を半殺しにした後でゆっくりとすっきりーする、邪道。
当然前者の方が人気はあるが、後者の方が楽に強くなれるため、比率は大体半々である。
ともあれ、殺すと負けなので、勝ち残るには相応のバランスも求められるため、上位を狙うものは相応の何かを持っていることが多い。
「では、エクスカレイパーさん。常識にとらわれて、そろそろ今回の優勝候補をおさらいしてみましょう。」
「そうね。さっきのでいぶも優勝候補だけど、同じいもむしさんブロックには、あの常連レイパー姉妹の一人、
【べジありす】がいるわ。彼女達も今回は相当な意気込みだから、侮れないわね。」
「すっきりングアーツのべジ・テン・ヤムのありす3姉妹ですか。確かに最近ではかなりいいところまで行っていると聞きます。
かませレイパー3姉妹の名前は返上してもらいたいものですね。」
「「「かませっておがじいでじょぉぉおおお!?」」」
「前回優勝のグレイパーすっきり術の使い手、ありすン・グレイパーは当然優勝候補ね。」
「ゆぁぁぁぁあああ!はなれなぃぃぃ!まりさにからみつかないでぇぇぇぇ!」
「すーりすーり、すっきりー!」
「ゆぁぁぁぁ、かわいいおちびちゃんがでぎじゃっだよぉぉぉ!」
「さすが寝技のスペシャリストね。あの柔らかい体全体を使ったフェイスロックは、一度捕まったら絶対に抜け出せないわ。」
「どうなってるんでしょうね。常識にとらわれない巻きつき方です。」
「それに、会場の隣の『ほいくえん』でもまりさお姉さんとして愛されている、彼女も今日は出ているわ。」
「ゆふーん、どこからでもかかってきてね。」
「むほぉぉぉおおお!さそってるのねぇぇぇえええ!」
保育まりさは、仰向けになり、あんよ、というかまむまむとあにゃるを対戦相手のありすに向けて寝転んでいる。
ゆっくりが通常この体勢を取るのは、うんうんをする時か、胎生出産をする時くらいである。
まむまむ丸出しである以上、すっきりを誘っているようにしか見えないであろう。
「むほおおおおおお!!いくわよぉぉぉおおおお!!!」
ずっぷりっ!・・・ぐしゃ。
「ゆぎゃぁぁぁあああ!ありすのぺにぺにがぁぁぁああああ!」
「ゆふーん。まりさのしまりのいいまむまむを使うには、ぺにぺにが弱すぎたみたいだね。」
「ある時は、『ほいくえん』のまりさお姉さん。
またある時は、『びょういん』のえーりんの助手まりさ。
でも、その真の姿は、田舎者レイパーのぺにぺにを食らいつくす、最強のまむまむを持つまりさ。
【ギロぺにのまりさ】なのよ!」
「・・・ごくり。」
「・・・あの技で、彼女は『ほいくえん』を襲ったレイパー達から、何度もおちびちゃん達を守ってきたのよ。」
「伊達におちびちゃん達を任されてないんですね。まさに都会派です!」
「ゆふーん。田舎者のありす達を泣かせて遊んでたのが、こんなに役に立つとは思わなかったよ。あまあまはいただきだね。」
「それに今回は、森から長旅をしてわざわざ出てきた珍しい顔ぶれも多いわね。当然みんな実力派よ!」
「さきほどの、すっきりゆーぎさん以外にも?」
「そうよ。たとえば、たんぽぽさんブロックのめーりん・・・」
「じゃおじゃおじゃおおおおお!!」
「ゆぁぁぁぁ!はやすぎて、ぜんぜんおいつけないぃぃいいい!」
「すっきりじゃおーん!」
「ゆぎゃぁぁぁ!めーりんのかわいいおちびちゃんがでぎじゃっだぁぁぁ!」
「彼女は、森のレイパーの性地、すっき林寺からやってきた、すっき林寺ちん法の使い手、すっきりめーりんよ。」
「すごい動きでしたね。遠くから見てても、ほとんどぺにぺにが見えなかったです。」
「あとは、必殺の暗闇すっきりの使い手、すっきりるーみあね。
ああ、ちょうどちょうちょさんブロックで、レイパー3姉妹のテンありすと一騎討ちになっているわ。」
「ゆぁぁぁ、まっくらでなにもみえないぃぃぃ!」
「・・・真っ暗で、さなえたちも何も見えません。でもあの声は、テンありすさんの声ですね。」
「むーしゃ、むーしゃ、しあわせー。」
「ゆぎぃぃいいいい!!ありすをたべないでぇぇぇえええ!」
「・・・あ、食べてます。」
「・・・食べてるわね。」
「こらー。ゆっくり殺しは反則負けであるぞー。」
「そーなのかー。」
「もっど・・・すっぎり、じだがっ・・・ぎゃぼ・・・」
「さようなら、テンさん。ちょうちょさんブロックでは、こっそり隠れていた、らんさんが本戦進出ですね。」
「・・・まあ、こんなこともあるわね。」
「ちぇぇぇぇえええん!らんはやったよぉぉぉおおお!」
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「もう、各ブロックとも試合は終わりね。あとは、いもむしさんブロックの3人から、最後の1人が決まるわ。」
「でいぶさんと、べジありすさん、あとは、・・・ありすさんですか?」
「うん、やっぱり残っていたわね。あのありすは、私も目をつけていたのよ。」
「お知り合いですか?」
「うふふ。あのありすは、かつて人間さんと町を奪いあい、
あと一歩のところで夢破れた伝説のドス、その実の娘なのよ。
しかも、ドスが町から消えた後に彼女を育てたのは、
第14回大会から9回連続で優勝したあの、【まいっちんぐ!ぱちゅり先生】なのよ!
都会派の愛を極めるために旅立ったと聞いていたけど、町に帰ってきていたのね。」
「・・・実力はどうなんですか?」
「・・・わからないわ。でも、彼女から立ちのぼる『ぼっ気』には、底知れない力を感じるわ。
何かをやってくれるかもしれない、そんな期待をしてしまうわね。」
予選も終盤、ついに3匹に絞られたいもむしさんブロックであったが、本戦に進めるのはただ一匹。
我らが都会派ありすは、この激戦を勝ち抜いて、無事本戦に進めるのであろうか?
そして、勝ち上がったとしても、本戦で待ち受けるのは、ゆっくりの限界を超えた、異次元の技を操るレイパー達。
果たして都会派ありすは栄冠を勝ち取ることができるのか?そして、その先に待ち受けるものは?
ていうか疲れたんでとりあえずここで一旦切ります。
ここまではホント前置きなんで、ここから先はマジやばいですよ。
ちなみに今回出演のらんは、『お姉さんとまりさのはじめてのおつかい』 に出ていた赤らんのその後です。
一応捨てられたとかではないんですが、こんな珍奇な祭りに出てるあたり、完全に道を踏み外した感じですね。
なんてこった。
あと、ギロぺにのまりささんは、『町の赤ゆの生きる道』に出演の保育まりささんです。
基本ゲスですが、やることやってるし要領がいいので、町ゆっくり達には好かれていたりします。
要領いい奴嫌いなんで、絶対負けさせてやる。
他にも、過去作品に登場したゆっくり達がちょくちょく出てきます。
たぶん。
ちなみに、前編を天下一武道会編とすると、後編はフリーザ編程度となる予定。今回はキャラ紹介程度だし。
※おまけ1:そのころ会場の真上、小屋の中では(前篇)
「いやぁ。相変わらずゆっくりのやることは面白いね。」
「また、朝も早くから元気ですね。湯宇川教授。」
「しょうがないさ。気付かれないように観察をしている以上、スケジュールはゆっくり次第なんだから。」
コーヒーを飲みつつ、目をこする触手助手。
「それにしても、よくもまあこんな施設、町中に造りましたね。しかも結構年季入ってるし。」
「まあ、10年近く前のゆっくり大発生よりも前に、観察のためにポケットマネーで建てた施設だからね。
これは言ってたかな。私はもともと、町で人間と共存できるゆっくりを育てることを研究テーマとしていたことを。」
「その結果が床下の、珍奇なお祭りをするゆっくり達ですか?」
「そんな大会に、観客どころか選手として参加できることがそもそも成功の証明だよ。」
「?」
「考えても見るんだ。森のゆっくりで、町中で年単位で生き続けられるゆっくりなどまずいない。
なのに、下のゆっくり達は、生き延びる。それどころか、およそ生存に必要なさそうな技術を必死で磨く余裕まである。
これは相当に異常なことなんだよ。」
「言われてみれば確かに。」
「その上、人間に迷惑をかけることが危険であると学び、数千匹単位の高度な社会を形成している。
レイパーとやらの概念も、森とはまるで別物なのだよ。まったく大したものだ。」
「なんか、久しぶりに湯宇川教授がすごい人に見えてきました。」
「・・・まあ、ホントは春に森からやってくる下等なゆっくり達を、自主的に退治してくれるようになってくれれば最良だったんだがね。」
「春ごもりとか、変な習慣ができちゃいましたしね。」
「まあ、思い通りにならないから面白いんだ。これぞ生命。そんな感じはしないかね。」
※おまけ2:過去のカリスマレイパー達
第1回 ありす・ザ・なめくじレイパー
当時参加者は飼いゆっくり限定。彼女は近所の虐待お兄さんのコレクションだったありす。故ゆ。
第2回 ありす・イン・コンポスト
地元の名士、天霧議員の飼いゆっくり。故ゆ。
第3回~第7回 レイパーみょん・ゆ村ぺにぺに斎
第3回から、野良まで含めた大会となる。神速居合すっきりは、レイパーありすを寄せ付けなかった。
ちなみに、「ぱちぇと学ぼう!ゆっくりライフ」ではドゲスと3対1の死闘を繰り広げた。
また、「雨さんはゆっくりしてるね」では活躍が割愛された、群れの長の側近みょんでもある。故ゆ。
第8回~第11回 レイパーまりさ・すっきり忍者ぺに影
すっきりを芸術の域に高めたといわれる伝説のレイパー。
第8回大会の、ゆ村ぺにぺに斎との死闘は、現在まで語り継がれる名勝負である。
ちなみに、「ぱちぇと学ぼう!ゆっくりライフ」ではドゲスと3対1の死闘を繰り広げた。
また、「雨さんはゆっくりしてるね」では活躍が割愛された、群れの長まりさでもある。故ゆ。
第12回 愛の伝道師・すっきりてんこ
久しぶりの飼いゆっくり優勝者。後に隣町の小学校で、公務ゆっくり第一号として勤務。
ゆっくりにあるまじき猛烈な色気は、本番行為無しで、人間から犬猫、ゆっくりに至るまで、全ての動物を絡めとった。
優宇河お姉さんいわく、あれこそまさに妖怪、とのこと。現在は倉塚校長を手玉に取って快適に生活している。
第13回 ありす・ザ・フォーティエイト
48のすっきり技を駆使する脅威のレイパー。
ゆナニーのしすぎでぺにぺにがもげてしまい、惜しまれつつも引退。
第14回~第22回 まいっちんぐぱちゅり先生
森出身のゆっくりで、初めての優勝者。
ミニスカートからチラリとのぞくまむまむに、対戦相手はみなすっきりしてしまうという、脅威の「チラリズムすっきり」を開発。
以降相手に触れずにすっきりーする、遠隔すっきりが隆盛する。
「ぱちぇと学ぼう!ゆっくりライフ」の語り部であり、「ゆっくりのみるゆめ」では老ぱちゅりーとして登場。何やってんだか。
第23回~第25回 アイシングすっきり・すっきりちるの
これまでのちるの同様、相手を凍らして、身動きできなくするだけかと思いきや、
冷たい自分の体で、対戦相手の未体験な快楽を味あわせ、新しい世界への扉を開かせるという、脅威のテクニックを操った変態。
彼女が活躍した年は、冬場にぺにぺにを雪に突き刺して凍死するゆっくりが数千匹も現れたため、人間の間でも伝説の存在。
第26回~第31回 想起すっきり・すっきりさとり
心を読むことで、相手のもっとも望むすっきりを自在にこなす、ある意味最強のレイパー。
一年以上頂点に君臨し続けたが、第31回大会で、胴付きゆっくりに成長して登場したため、
観察者がマジ引きする痴態を披露することとなる。色気もすっきりてんこに次ぐと言われる危険なゆっくり。
社会的にヤバいということで、湯宇川教授が捕獲。
現在は公務ゆっくりとして、慰安担当をこなしており、
富豪や政府要人達が家一軒買える金額を払って順番待ちをしている。
第32回 れいむ・ザ・トゥエルブ
れいむのはずだが、なぜか人間さんの胴体が生えている不思議なゆっくり。
たまにゆっくりショップの店員をやっていたりする。
両腕を巧みに操るすーりすーりの前には、対抗できるゆっくりは一匹もいなかった。
湯宇川教授の逆鱗に触れ、ハイヒールでぺにぺにを踏みつぶされるという悲劇の最期を遂げた。
第33回~第44回 ありす・ザ・エクスカレイパー
言わずと知れた、最強のレイパー。
彼女の性剣エクスカレイパーの真の力は、後々明らかになる。
第45回~第46回 フリありす
すっきりングアーツを最強の地位に昇華させた伝説のレイパー。
今回の大会に出場した、かませレイパー3姉妹の母でもある。
3段階の変身により、能力が格段にアップするという特殊能力を持っていたが、
最後の変身で、頭髪が全部抜け落ちてしまい、ショックで死亡。故ゆ。
第47回~第48回 ありすン・グレイパー
のーびのーびすると、普段の5倍以上にまで体長を伸ばすことができる、脅威の軟体の持ち主。
そこから繰り出される、必殺のフェイスロックは、対戦相手の身動きを完全に封じる。
今回の大会にも出場、無事本戦に通過している。
会議中にメモってた内容をつらつらと書いてみただけなんだが、我ながら酷い内容。
後編にも変態ゆっくり達は出てくるけど、さすがに歴代優勝者クラスはそうそういないって。
過去作品
ふたば系ゆっくりいじめ 132 俺の嫁ゆっくり
ふたば系ゆっくりいじめ 148 ここはみんなのおうち宣言
ふたば系ゆっくりいじめ 157 ぱちゅりおばさんの事件簿
『町れいむ一家の四季』シリーズ(ストーリー展開順・おまけについては何とも言えないけど)
春-1-1. ふたば系ゆっくりいじめ 161 春の恵みさんでゆっくりするよ
春-2-1. ふたば系ゆっくりいじめ 154 竜巻さんでゆっくりしようね
春-2-2. ふたば系ゆっくりいじめ 165 お姉さんのまりさ飼育日記(おまけ)
春-2-3. ふたば系ゆっくりいじめ 178 お姉さんとまりさのはじめてのおつかい(おまけのおまけ)
春-2-4. ふたば系ゆっくりいじめ 167 ちぇんの素晴らしきゆん生(おまけ)
春-2-5. ふたば系ゆっくりいじめ 206 町の赤ゆの生きる道
夏-1-1. ふたば系ゆっくりいじめ 137 真夏はゆっくりできるね
夏-1-2. ふたば系ゆっくりいじめ 139 ゆっくりのみるゆめ(おまけ)
夏-1-3. ふたば系ゆっくりいじめ 174 ぱちぇと学ぼう!ゆっくりライフ(おまけのおまけ)
夏-1-4. ふたば系ゆっくりいじめ 142 ゆうかりんのご奉仕授業(おまけ)
夏-2-1. ふたば系ゆっくりいじめ 146 雨さんはゆっくりしてるね
夏-2-2. ふたば系ゆっくりいじめ 205 末っ子れいむの帰還
秋-1. ふたば系ゆっくりいじめ 186 台風さんでゆっくりしたいよ
翌年 本作品
もう、おまけうんぬんじゃなくて、別の短編扱いでもいいのではなかろうか。
とりあえず出来上がった所までを、前編としてあげます。
* 一応主役はあのドゲスの愛娘、元祖・都会派ありすです。
* 作者は最近寝不足です。
* 本作には、某所で有名な、でいぶ氏とエクスカレイパー氏に出演していただきました。
生みの親のゲス先生、クラッカー先生両氏にあっては、ご容赦ください。
※基本ルール(ここは絶対読んでね。)
今作における『すっきり』は、他のゆっくりの精子餡が、体内の餡子に接触することで妊娠する、という設定です。
基本的にはぺにぺにをまむまむ(ぺにぺにと同一器官・興奮すると体外に盛り上ってぺにぺにとなる)に挿入し、
他者の体内に精子餡を注ぎ込む、という生殖方法がとられます。
ただし、体内に精子餡が注ぎ込まれれば妊娠する以上、あにゃるや口内へ注入しても妊娠可能であり、
場合によっては眼窩内や傷口からの挿入でも行為は可能となります。猟奇的すぎるのでやりませんが。
また、交尾の際に全身から分泌される粘液にも精子餡は含まれており、なおかつ皮膚への浸透性を持つため、
その量や濃度によっては、外皮からの浸透による妊娠も可能です。
この関係上、顔射でも妊娠することはあります。
以上のルールを把握していただいた上で、本文をご覧ください。
ここは、虹浦町内にほぼ等間隔で設けられた雑草生い茂る空き地の中。
空き地の入口には『餡生物個体数調整地』と書かれた看板が掛かっていることから、
人間によって意図的に、ゆっくりのために設けられたスペースであることが分かる。
この敷地には、決まっていくつかの施設、設備が設けられている。
敷地の隅には毎日同じ時刻に水が湧く不思議な池。
庭の草花の多くは、人間でも食用可能な野草や花、果物類の木もある。
そして、敷地中央には一辺10m以上の小屋があり、その周囲には8~10件の物置サイズのプレハブ小屋がある。
どの小屋も、床下の高さを70cm以上と高く取っているのは、ゆっくりがおうちとして使用できるようにだ。
人間によって意図的に作られたゆっくりプレイス。
とはいえ、当のゆっくり達にとってはどうでもいいことではあった。
初めのうち、町のゆっくり達はこのゆっくりプレイスを、自分だけの物にしようと争ったが、
ゆっくり出来ない争いに飽きた、何匹かの大物ゆっくり達の話し合いにより、
みんなで仲良く使おうという結論に落ち着いたのであった。
現在各プレハブの床下には、ゆっくりによるゆっくりのための公共施設が設置されている。
経験豊かな保育ゆっくりが、親を失った孤児ゆっくりを育てる「ほいくえん」。
希少種ゆっくりえーりんと、救急すぃーの常置された「びょういん」。
善良な町ゆっくりを守り、ゲスと田舎者を駆逐するべく組織されたみょん自警団の集まる「みょん警本部」。
ペドぱちゅりー、ペドけーね先生らが、次世代を担う『えりーと(笑)』ゆっくりを育成する「がっこう」。
その他、多種の施設が造られており、町ゆっくりの社会生活の中心となっている。
まあ、びょういんとがっこうは、ゆっくりの性質上イマイチ機能していないようだが。
そんな人工ゆっくりプレイスの、ある晴れた春の日の夜明け前。
敷地中央の小屋の床下は、数え切れないほどのゆっくりが所狭しと押し寄せていた。
普段であれば、この広い床下は、雨の日などの際の避難所として開放されているため、
晴れの日にはほとんどゆっくりがいることはない。
集まったゆっくり達の目的は、四半期に一度のゆっくりアスリートの祭典、その観戦のためであった。
日頃はその日の食事にすら事欠く町ゆっくり達も、この日ばかりは周囲の興奮にあてられて、ぺにぺにを限界までたぎらせている。
彼女たちの視線は、その小屋下スペースのさらに中央に集まった、200匹ほどのゆっくり達に注がれていた。
各々が、この日のために力と技と精神を極限まで鍛え上げてきた戦士。この祭典の主役達である。
そして完全に日が昇った頃、中央の一段高い檀上に、主催者である3匹のゆっくりが姿を現した。
主催者の3匹、えーき、さなえ、ありすである。
ちなみに3匹の髪飾りには金バッジが光る。飼いゆっくりの証だ。
特にえーきは、第一回から現在まで、十数年にわたって主催者であり続ける、重鎮中の重鎮である。
十数年の歴史を誇る、町ゆっくり最大の祭典が今、開幕する。
祭典の名は、【レイパーズブレイド】。
真の都会派レイパー、その頂点を決める、レイパーの祭典である。
すっきりーした者が勝利し、にんっしんした者が敗れる。
最期まで相手をすっきりーさせ続けた一匹には、
最高の都会派の称号【カリスマレイパー】が与えられ、その名声は町中のゆっくりに轟く。
今回で49回目を迎えるこの祭典は、無数のドラマを残してきた。
今日は一体、どのようなドラマが起きるのであろうか・・・
『レイパーズブレイド』
D.O
会場中央に集まるすっきりアスリート達、その周囲の空気は一様に重い緊張に包まれている。
いずれも、ウォームアップをしながら、開幕を今か今かと待っている。
「むふぉっ!むほむほっ!むほほほほほっっ!」
あるありすは、ぺにぺにをジャブのように、高速でまむまむから出し入れしている。
「ゆっゆっゆっゆっゆっゆっゆっゆっ!」
別のちぇんは、体を細かく振動させて、自身を絶頂寸前に高めようとしている。
「むほぉー!むほぉー!」
こちらのれいむは、雄叫びをあげて、自分自身を奮い立たせているようだ。
そんな、緊張の隠せないゆっくり達の中にあって、ある一匹のありすが、自然体でゆっくりしていた。
ありすは、喧騒に包まれた会場で目をつぶり、自分の生涯をゆっくりと思いだしている。
偉大なドスのおちびちゃんとして、何不自由なく育てられた幼少期。
しかし、一人の凶悪な人間さんの手で、ドスは捕えられ、以降再び出会うことはなかった。
その後は姉まりさとともに、乳母のような立場にいるぱちゅりーに育てられたが、
母を目の前で連れ去られながら、何もできなかったぱちゅりーとの溝は消しがたく、
結局姉まりさが突然消息を消して間もなく、ありすもぱちゅりーの元を去った。
町で一匹、苦しみながら生き続けるなかで、ありすは多くを学んだ。
母ドスの失敗の理由も、乳母ぱちゅりーの正しさも。
ありすも10年近くを生きた今となっては、もはやぱちゅりーに謝りようもないが、
せめて、町のゆっくり達に真のゆっくりを与え続けることによって、その償いとしようと思いつづけてきた。
ありすはその想いを実現しうる最短の道として、この祭典に参加することを決めた。
幼いころに母にも語った、全てのゆっくりに都会派の愛を与えるという誓いを胸に。
「おかあさん・・・ありすは、今日本物の都会派になるわ。」
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壇上の3匹の中央に立っていたありすが、一歩前に踏み出す。
協議会長であるありすの開会のあいさつが、祭典の始まりを告げるのであった。
「皆さん!静かにして下さいねっ!
これから、第33回から第44回まで、12回連続でカリスマレイパーの座を守った、無敗の都会派ありすさん、
ありす・ザ・エクスカレイパーさんから、始まりのあいさつをいただきますよっ!」
さなえの第一声により、「ゆゆっ、33って、たくさんなの?」「むはいさんってゆっくりしてる?」
などと、かえって会場は騒がしくなってきたが、檀上のありすが小一時間ほどゆっくり眠って待っているうち、
会場は静けさを取り戻した。
ぱっちりしたぐりぐりおめめと、そそり立つぺにぺに・性剣エクスカレイパーがチャームポイント。
彼女こそ、3年間もの間無敗のまま頂点を去った生ける伝説、エクスカレイパーありす。
全ての都会派レイパーの目標である。
「ゆふーん。もうすっきりでき・・・ふぁっ!ああ、みんな静かになったのね。ごめんなさい。
集まってくれたみんな!すっきりーはぺにぺにとまむまむのぶつかりあいよ!
すっきりずむにのっとって、優しく、ときに力強く、悔いの残らないようにすっきりしてね!」
「「「「すっきりしていってね!!!」」」」
さあ、祭典の始まりである。
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予選の準備が進む中、3匹のゆっくり、えーき、さなえ、エクスカレイパーにより、自己紹介が行われていた。
「ゆっゆーん!みんながんばるのであるぞー。れいぱーずぶれいどを始めるのであるぞー。審判はこのえーきであるぞー。」
「皆さん、はじめまして。今回初めて実況をさせていただきます、さなえです。ゆっくりして行って下さいねっ!」
「解説は、ありすがさせてもらうわ!さなえもよろしくお願いね。」
「常識にとらわれない実況をがんばりますっ!」
ここでそろそろ、レイパーズブレイドの内容について説明しておこう。
ルールは基本的に、にんっしんしたら負け。
ただしうっかり相手を殺したら負けなので、理性を失ったレイパーでは失格となりやすい。
予選は8つのブロックに分かれてのバトルロイヤル形式。
各ブロックの勝者8匹が本戦のトーナメントに出場となる。
一騎討ちのトーナメントで決勝まで進み、そこで勝利すると、晴れてカリスマレイパーとなるわけだ。
ちなみに、参加賞はえーきが家から持ってきた、ゆ虐印の餡子飴1個。
本戦出場で30個入りが1袋。以降1勝ごとに1袋商品として与えられる。
さすがに参加賞目当てのゆっくりはあまりいないが。
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「それでは、皆さん準備ができたみたいですね!」
「予選開始であるぞー。」
「「「「「むほぉぉぉぉおおおおおおお!!!!」」」」」
えーきの合図とともに、各ブロックでは餡子で餡子を洗う死闘が、幕を切って落とされた。
「むほぉぉぉおおお!とかいはなれいむねぇぇぇええええ!!」
「ずっぎりじまじょぉぉぉおおおお!!」
「まちのれいむもとってもゆっくりしてるわねぇぇぇええええ!!」
「むほぉっ!むほぉぉおおおお!!」
早くも理性を失った数匹のレイパーありすが、一匹のれいむに同時に襲いかかった。
200匹以上もいれば、当然こんな連中も紛れ込む。
このありすどもは、レイパーズブレイドを噂で聞いて、すっきりし放題、しかもすっきりするほどもてはやされ、
さらに賞品としてあまあままでもらえるお祭りと理解してやってきた、気色悪い森のクソ田舎者レイパーどもであった。
この生ゴミどもは森で、数々の群れを潰してきた経験から、返り討ちにあうなどという可能性はまったく考えていない。
襲いかかれば口では嫌がりながらも、ろくに逃げだすこともせずにまむまむを差し出す。
今回も同じようなものであろうと・・・
「ゆふぅ、ざこはじゃまだよぉ!!」
べしべしべしべしんっ!ぐじゃぁぁぁ!!
「「「「ゆびゃぁぁぁああああぁぁ!」」」」
襲いかかられたれいむが体を一振りした瞬間、4匹の気持ち悪いクソレイパーどもは、
ぺにぺにをれいむの体に残して、チリのように吹き飛ばされた。
「ゆびぃぃぃいいい!ありすの、ありすのぺにぺにがぁぁぁあ!」
「なにじでるのぉ!?ごのいながものぉぉおおおお!」
「ゆふーん。こんなたんしょうぺにぺにでここにくるなんて、とんだいなかものだよぉ。
めんどくさいけど、でいぶがとくべつにすっきりーしてあげるよぉ。こうえいにおもってねぇ。」
体に突き刺さっていた、クソありすどものぺにぺにをむーしゃむーしゃと食べながら、でいぶと名乗ったれいむは気色悪い生ゴミに近づいていく。
「ゆ・・・ゆびゃぁぁぁあ!あにゃるはやべでぇぇええ!ゆぴっ!」
「ゆーん。すっきりー。」
「「「「ゆぁぁぁぁあああ!おちびちゃんなんてほじぐながっだのにぃぃぃぃいいい!」」」」
「・・・すごいですね・・・。常識にとらわれない戦い方です。」
「そうね。彼女は優勝候補の一人、【でいぶ】よ。
普通のゆっくりの3倍近い巨体と、理不尽なまでのパワーは、私でも抑えきれないわね。」
「・・・まさにでいぶ無双ですね。」
「でいぶはでいぶじゃないっでいっでるでじょぉぉおお!でいぶはでいぶなんだよぉぉおおお!」
「・・・でいぶさん。がんばってくださいねっ!」
「でいぶじゃだいぃぃぃいいいい!ゆぎぎぎぃぃぃぃ!!!」
そんなでいぶの雄姿を見て、戦意を喪失した者もいれば、逆にさらに戦意を燃やすものもいる。
「あっはっは!たいしたもんだねぇ!でも、ちからならこのゆーぎもまけちゃいないよ!!」
こう語っているのは、こちらも優勝候補に挙げられている、すっきりゆーぎ。
語っている間も、その角とぺにぺにに、ゆっくりを一匹づつぶら下げている。
「あちらも常識にとらわれない、すごいすっきりーですね。」
「ええ、彼女はすっきりゆーぎ。森では【双ぺにのゆーぎ】と呼ばれているわ。
これまで、森の奥で大人しくしていたんだけど、ついに町にやってきたのね。
それにしても、角にぶら下がっているのは、前回は本戦に勝ち上がった、ありす100%よ。
あのチラリズムすっきりの使い手が、まさかこんなところで・・・。今回のレイパーズブレイドは、相当荒れるわ!」
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森でぬくぬくと生きるゆっくり達を標的にしてきた生ゴミクソレイパーどもでは、所詮本物の都会派達の敵ではなかった。
田舎者の気持ち悪いレイパーどもの間引きは早々に終わり、力量不足の町ゆっくり達も脱落する中、
各ブロックでは2~3匹、最初の10分の1程度が勝ち残っており、大会の真の姿が顔を出そうとしていた。
勝ち残るゆっくりは主に二種類に分かれる。
一つは、すっきりのテクニックを極限まで練り上げ、相手のガードをくぐり抜けてすっきりーする、正統派。
もう一つは、身体能力にものを言わせて、とりあえず相手を半殺しにした後でゆっくりとすっきりーする、邪道。
当然前者の方が人気はあるが、後者の方が楽に強くなれるため、比率は大体半々である。
ともあれ、殺すと負けなので、勝ち残るには相応のバランスも求められるため、上位を狙うものは相応の何かを持っていることが多い。
「では、エクスカレイパーさん。常識にとらわれて、そろそろ今回の優勝候補をおさらいしてみましょう。」
「そうね。さっきのでいぶも優勝候補だけど、同じいもむしさんブロックには、あの常連レイパー姉妹の一人、
【べジありす】がいるわ。彼女達も今回は相当な意気込みだから、侮れないわね。」
「すっきりングアーツのべジ・テン・ヤムのありす3姉妹ですか。確かに最近ではかなりいいところまで行っていると聞きます。
かませレイパー3姉妹の名前は返上してもらいたいものですね。」
「「「かませっておがじいでじょぉぉおおお!?」」」
「前回優勝のグレイパーすっきり術の使い手、ありすン・グレイパーは当然優勝候補ね。」
「ゆぁぁぁぁあああ!はなれなぃぃぃ!まりさにからみつかないでぇぇぇぇ!」
「すーりすーり、すっきりー!」
「ゆぁぁぁぁ、かわいいおちびちゃんがでぎじゃっだよぉぉぉ!」
「さすが寝技のスペシャリストね。あの柔らかい体全体を使ったフェイスロックは、一度捕まったら絶対に抜け出せないわ。」
「どうなってるんでしょうね。常識にとらわれない巻きつき方です。」
「それに、会場の隣の『ほいくえん』でもまりさお姉さんとして愛されている、彼女も今日は出ているわ。」
「ゆふーん、どこからでもかかってきてね。」
「むほぉぉぉおおお!さそってるのねぇぇぇえええ!」
保育まりさは、仰向けになり、あんよ、というかまむまむとあにゃるを対戦相手のありすに向けて寝転んでいる。
ゆっくりが通常この体勢を取るのは、うんうんをする時か、胎生出産をする時くらいである。
まむまむ丸出しである以上、すっきりを誘っているようにしか見えないであろう。
「むほおおおおおお!!いくわよぉぉぉおおおお!!!」
ずっぷりっ!・・・ぐしゃ。
「ゆぎゃぁぁぁあああ!ありすのぺにぺにがぁぁぁああああ!」
「ゆふーん。まりさのしまりのいいまむまむを使うには、ぺにぺにが弱すぎたみたいだね。」
「ある時は、『ほいくえん』のまりさお姉さん。
またある時は、『びょういん』のえーりんの助手まりさ。
でも、その真の姿は、田舎者レイパーのぺにぺにを食らいつくす、最強のまむまむを持つまりさ。
【ギロぺにのまりさ】なのよ!」
「・・・ごくり。」
「・・・あの技で、彼女は『ほいくえん』を襲ったレイパー達から、何度もおちびちゃん達を守ってきたのよ。」
「伊達におちびちゃん達を任されてないんですね。まさに都会派です!」
「ゆふーん。田舎者のありす達を泣かせて遊んでたのが、こんなに役に立つとは思わなかったよ。あまあまはいただきだね。」
「それに今回は、森から長旅をしてわざわざ出てきた珍しい顔ぶれも多いわね。当然みんな実力派よ!」
「さきほどの、すっきりゆーぎさん以外にも?」
「そうよ。たとえば、たんぽぽさんブロックのめーりん・・・」
「じゃおじゃおじゃおおおおお!!」
「ゆぁぁぁぁ!はやすぎて、ぜんぜんおいつけないぃぃいいい!」
「すっきりじゃおーん!」
「ゆぎゃぁぁぁ!めーりんのかわいいおちびちゃんがでぎじゃっだぁぁぁ!」
「彼女は、森のレイパーの性地、すっき林寺からやってきた、すっき林寺ちん法の使い手、すっきりめーりんよ。」
「すごい動きでしたね。遠くから見てても、ほとんどぺにぺにが見えなかったです。」
「あとは、必殺の暗闇すっきりの使い手、すっきりるーみあね。
ああ、ちょうどちょうちょさんブロックで、レイパー3姉妹のテンありすと一騎討ちになっているわ。」
「ゆぁぁぁ、まっくらでなにもみえないぃぃぃ!」
「・・・真っ暗で、さなえたちも何も見えません。でもあの声は、テンありすさんの声ですね。」
「むーしゃ、むーしゃ、しあわせー。」
「ゆぎぃぃいいいい!!ありすをたべないでぇぇぇえええ!」
「・・・あ、食べてます。」
「・・・食べてるわね。」
「こらー。ゆっくり殺しは反則負けであるぞー。」
「そーなのかー。」
「もっど・・・すっぎり、じだがっ・・・ぎゃぼ・・・」
「さようなら、テンさん。ちょうちょさんブロックでは、こっそり隠れていた、らんさんが本戦進出ですね。」
「・・・まあ、こんなこともあるわね。」
「ちぇぇぇぇえええん!らんはやったよぉぉぉおおお!」
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「もう、各ブロックとも試合は終わりね。あとは、いもむしさんブロックの3人から、最後の1人が決まるわ。」
「でいぶさんと、べジありすさん、あとは、・・・ありすさんですか?」
「うん、やっぱり残っていたわね。あのありすは、私も目をつけていたのよ。」
「お知り合いですか?」
「うふふ。あのありすは、かつて人間さんと町を奪いあい、
あと一歩のところで夢破れた伝説のドス、その実の娘なのよ。
しかも、ドスが町から消えた後に彼女を育てたのは、
第14回大会から9回連続で優勝したあの、【まいっちんぐ!ぱちゅり先生】なのよ!
都会派の愛を極めるために旅立ったと聞いていたけど、町に帰ってきていたのね。」
「・・・実力はどうなんですか?」
「・・・わからないわ。でも、彼女から立ちのぼる『ぼっ気』には、底知れない力を感じるわ。
何かをやってくれるかもしれない、そんな期待をしてしまうわね。」
予選も終盤、ついに3匹に絞られたいもむしさんブロックであったが、本戦に進めるのはただ一匹。
我らが都会派ありすは、この激戦を勝ち抜いて、無事本戦に進めるのであろうか?
そして、勝ち上がったとしても、本戦で待ち受けるのは、ゆっくりの限界を超えた、異次元の技を操るレイパー達。
果たして都会派ありすは栄冠を勝ち取ることができるのか?そして、その先に待ち受けるものは?
ていうか疲れたんでとりあえずここで一旦切ります。
ここまではホント前置きなんで、ここから先はマジやばいですよ。
ちなみに今回出演のらんは、『お姉さんとまりさのはじめてのおつかい』 に出ていた赤らんのその後です。
一応捨てられたとかではないんですが、こんな珍奇な祭りに出てるあたり、完全に道を踏み外した感じですね。
なんてこった。
あと、ギロぺにのまりささんは、『町の赤ゆの生きる道』に出演の保育まりささんです。
基本ゲスですが、やることやってるし要領がいいので、町ゆっくり達には好かれていたりします。
要領いい奴嫌いなんで、絶対負けさせてやる。
他にも、過去作品に登場したゆっくり達がちょくちょく出てきます。
たぶん。
ちなみに、前編を天下一武道会編とすると、後編はフリーザ編程度となる予定。今回はキャラ紹介程度だし。
※おまけ1:そのころ会場の真上、小屋の中では(前篇)
「いやぁ。相変わらずゆっくりのやることは面白いね。」
「また、朝も早くから元気ですね。湯宇川教授。」
「しょうがないさ。気付かれないように観察をしている以上、スケジュールはゆっくり次第なんだから。」
コーヒーを飲みつつ、目をこする触手助手。
「それにしても、よくもまあこんな施設、町中に造りましたね。しかも結構年季入ってるし。」
「まあ、10年近く前のゆっくり大発生よりも前に、観察のためにポケットマネーで建てた施設だからね。
これは言ってたかな。私はもともと、町で人間と共存できるゆっくりを育てることを研究テーマとしていたことを。」
「その結果が床下の、珍奇なお祭りをするゆっくり達ですか?」
「そんな大会に、観客どころか選手として参加できることがそもそも成功の証明だよ。」
「?」
「考えても見るんだ。森のゆっくりで、町中で年単位で生き続けられるゆっくりなどまずいない。
なのに、下のゆっくり達は、生き延びる。それどころか、およそ生存に必要なさそうな技術を必死で磨く余裕まである。
これは相当に異常なことなんだよ。」
「言われてみれば確かに。」
「その上、人間に迷惑をかけることが危険であると学び、数千匹単位の高度な社会を形成している。
レイパーとやらの概念も、森とはまるで別物なのだよ。まったく大したものだ。」
「なんか、久しぶりに湯宇川教授がすごい人に見えてきました。」
「・・・まあ、ホントは春に森からやってくる下等なゆっくり達を、自主的に退治してくれるようになってくれれば最良だったんだがね。」
「春ごもりとか、変な習慣ができちゃいましたしね。」
「まあ、思い通りにならないから面白いんだ。これぞ生命。そんな感じはしないかね。」
※おまけ2:過去のカリスマレイパー達
第1回 ありす・ザ・なめくじレイパー
当時参加者は飼いゆっくり限定。彼女は近所の虐待お兄さんのコレクションだったありす。故ゆ。
第2回 ありす・イン・コンポスト
地元の名士、天霧議員の飼いゆっくり。故ゆ。
第3回~第7回 レイパーみょん・ゆ村ぺにぺに斎
第3回から、野良まで含めた大会となる。神速居合すっきりは、レイパーありすを寄せ付けなかった。
ちなみに、「ぱちぇと学ぼう!ゆっくりライフ」ではドゲスと3対1の死闘を繰り広げた。
また、「雨さんはゆっくりしてるね」では活躍が割愛された、群れの長の側近みょんでもある。故ゆ。
第8回~第11回 レイパーまりさ・すっきり忍者ぺに影
すっきりを芸術の域に高めたといわれる伝説のレイパー。
第8回大会の、ゆ村ぺにぺに斎との死闘は、現在まで語り継がれる名勝負である。
ちなみに、「ぱちぇと学ぼう!ゆっくりライフ」ではドゲスと3対1の死闘を繰り広げた。
また、「雨さんはゆっくりしてるね」では活躍が割愛された、群れの長まりさでもある。故ゆ。
第12回 愛の伝道師・すっきりてんこ
久しぶりの飼いゆっくり優勝者。後に隣町の小学校で、公務ゆっくり第一号として勤務。
ゆっくりにあるまじき猛烈な色気は、本番行為無しで、人間から犬猫、ゆっくりに至るまで、全ての動物を絡めとった。
優宇河お姉さんいわく、あれこそまさに妖怪、とのこと。現在は倉塚校長を手玉に取って快適に生活している。
第13回 ありす・ザ・フォーティエイト
48のすっきり技を駆使する脅威のレイパー。
ゆナニーのしすぎでぺにぺにがもげてしまい、惜しまれつつも引退。
第14回~第22回 まいっちんぐぱちゅり先生
森出身のゆっくりで、初めての優勝者。
ミニスカートからチラリとのぞくまむまむに、対戦相手はみなすっきりしてしまうという、脅威の「チラリズムすっきり」を開発。
以降相手に触れずにすっきりーする、遠隔すっきりが隆盛する。
「ぱちぇと学ぼう!ゆっくりライフ」の語り部であり、「ゆっくりのみるゆめ」では老ぱちゅりーとして登場。何やってんだか。
第23回~第25回 アイシングすっきり・すっきりちるの
これまでのちるの同様、相手を凍らして、身動きできなくするだけかと思いきや、
冷たい自分の体で、対戦相手の未体験な快楽を味あわせ、新しい世界への扉を開かせるという、脅威のテクニックを操った変態。
彼女が活躍した年は、冬場にぺにぺにを雪に突き刺して凍死するゆっくりが数千匹も現れたため、人間の間でも伝説の存在。
第26回~第31回 想起すっきり・すっきりさとり
心を読むことで、相手のもっとも望むすっきりを自在にこなす、ある意味最強のレイパー。
一年以上頂点に君臨し続けたが、第31回大会で、胴付きゆっくりに成長して登場したため、
観察者がマジ引きする痴態を披露することとなる。色気もすっきりてんこに次ぐと言われる危険なゆっくり。
社会的にヤバいということで、湯宇川教授が捕獲。
現在は公務ゆっくりとして、慰安担当をこなしており、
富豪や政府要人達が家一軒買える金額を払って順番待ちをしている。
第32回 れいむ・ザ・トゥエルブ
れいむのはずだが、なぜか人間さんの胴体が生えている不思議なゆっくり。
たまにゆっくりショップの店員をやっていたりする。
両腕を巧みに操るすーりすーりの前には、対抗できるゆっくりは一匹もいなかった。
湯宇川教授の逆鱗に触れ、ハイヒールでぺにぺにを踏みつぶされるという悲劇の最期を遂げた。
第33回~第44回 ありす・ザ・エクスカレイパー
言わずと知れた、最強のレイパー。
彼女の性剣エクスカレイパーの真の力は、後々明らかになる。
第45回~第46回 フリありす
すっきりングアーツを最強の地位に昇華させた伝説のレイパー。
今回の大会に出場した、かませレイパー3姉妹の母でもある。
3段階の変身により、能力が格段にアップするという特殊能力を持っていたが、
最後の変身で、頭髪が全部抜け落ちてしまい、ショックで死亡。故ゆ。
第47回~第48回 ありすン・グレイパー
のーびのーびすると、普段の5倍以上にまで体長を伸ばすことができる、脅威の軟体の持ち主。
そこから繰り出される、必殺のフェイスロックは、対戦相手の身動きを完全に封じる。
今回の大会にも出場、無事本戦に通過している。
会議中にメモってた内容をつらつらと書いてみただけなんだが、我ながら酷い内容。
後編にも変態ゆっくり達は出てくるけど、さすがに歴代優勝者クラスはそうそういないって。
過去作品
ふたば系ゆっくりいじめ 132 俺の嫁ゆっくり
ふたば系ゆっくりいじめ 148 ここはみんなのおうち宣言
ふたば系ゆっくりいじめ 157 ぱちゅりおばさんの事件簿
『町れいむ一家の四季』シリーズ(ストーリー展開順・おまけについては何とも言えないけど)
春-1-1. ふたば系ゆっくりいじめ 161 春の恵みさんでゆっくりするよ
春-2-1. ふたば系ゆっくりいじめ 154 竜巻さんでゆっくりしようね
春-2-2. ふたば系ゆっくりいじめ 165 お姉さんのまりさ飼育日記(おまけ)
春-2-3. ふたば系ゆっくりいじめ 178 お姉さんとまりさのはじめてのおつかい(おまけのおまけ)
春-2-4. ふたば系ゆっくりいじめ 167 ちぇんの素晴らしきゆん生(おまけ)
春-2-5. ふたば系ゆっくりいじめ 206 町の赤ゆの生きる道
夏-1-1. ふたば系ゆっくりいじめ 137 真夏はゆっくりできるね
夏-1-2. ふたば系ゆっくりいじめ 139 ゆっくりのみるゆめ(おまけ)
夏-1-3. ふたば系ゆっくりいじめ 174 ぱちぇと学ぼう!ゆっくりライフ(おまけのおまけ)
夏-1-4. ふたば系ゆっくりいじめ 142 ゆうかりんのご奉仕授業(おまけ)
夏-2-1. ふたば系ゆっくりいじめ 146 雨さんはゆっくりしてるね
夏-2-2. ふたば系ゆっくりいじめ 205 末っ子れいむの帰還
秋-1. ふたば系ゆっくりいじめ 186 台風さんでゆっくりしたいよ
翌年 本作品