ふたば系ゆっくりいじめSS@ WIKIミラー
anko1673 いきているから
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ankoss
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「やべでえええええええ!」
「どぼじでごんなごとずるのぉぉぉぉ!」
「ゆぴゃああああん」
「たちゅけちぇぇぇ!」
「ひじょい、ひじょいよぉぉぉ」
とある路地裏に住み着いていた野良ゆっくり一家が泣き喚いていた。
両親のれいむとまりさ、子れいむ、子まりさ、赤れいむ、赤まりさのスタンダードな一
家だったが、既に一匹はいない。
先の悲鳴は、泣き虫で甘えん坊だけど家族の人気者だった末っ子の赤れいむが潰された
ことで沸きあがったものであった。
赤れいむの遺骸は無残なものであった。体中、爪楊枝を刺されている。
それをやった男は、ゆっくり虐待の嗜好があった。この、人など通らぬ路地裏に奴らが
住み着いているのを目ざとく見つけると、
「駆除駆除、駆除しなきゃねえ」
と楽しそうに口ずさみながら路地に入ってきて、一家がおうちにしていた段ボールをの
入り口を上に向くようにしておうちをそのまま檻にしてしまった。
そのあとは、一番うるさく泣いていた赤れいむに目をつけていたぶり殺したのだ。
野良ゆっくりの害獣ぶりは、既に人間たちの間では常識であった。
だから、野良ゆっくりを見かけただけで殺す人間は少なくない。それでも、大概は苦し
まないように始末する。
しかし、その中にはもちろんこの男のような虐待好きもいて、野良ゆっくり駆除の大義
名分を掲げてたっぷりと苦しめて殺すのだ。
そういう類の人種に見つかってしまったのは不運であった。
不運の一言で片付けられてはゆっくり一家はたまらないだろうが、事実なのでしょうが
ない。不運だったのだ。
「次はこいつだ、ファイヤー!」
男は、次は赤まりさを摘み上げて、その帽子に百円ライターで火をつけた。
「あぢゅいいいい! お、おぼうちぎゃああああ!」
「やべであげでええええ!」
「おちびぢゃんがちんじゃうよぉぉぉ!」
「ゆあああああん、ゆっくちできにゃいよぉ」
「ゆひぃ、にゃ、にゃんできょんなこちょに……」
男は、それをうっとりと聞いていた。経験上、小さなものからいたぶるとよい悲鳴が聞
けることは知っていた。
「あれぇ? おまえのとーちゃんもかーちゃんもねーちゃんたちも全然助けてくれないね
え、ほら、もっと大きな声で助けてーって言わないと」
「た、た、たぢゅげちぇぇぇぇぇぇぇ!」
男に煽られて赤まりさが精一杯の大声を上げる。
しかし、男は一家に見せ付けるように腰を落として赤まりさをいたぶっていたが、両親
たちのジャンプ力ではとても届かないところだ。
これもむろん男は経験で、ゆっくりについては、ジャンプ力などの大体の能力を先刻承
知の上なのだ。
「にゃ……んで……たちゅけ、て……くれ……にゃい、の……」
「ゆあああああああ、ごべんねえええ!」
「おちびちゃんがあああああ!」
「ゆっぴぃぃぃぃぃ、もうやじゃあああああ、まりしゃじにだくにゃいよぉぉぉぉ!」
「い、いぼうとだち……ちんじゃった……れいみゅもああにゃるの? ……や、やじゃよ
ぉぉぉぉぉ!」
次に摘み上げられたのは子まりさだった。
「ゆぴぴぴぃぃぃ、やめちぇぇぇぇ!」
止めるわけがない。
子まりさは、帽子を奪われた。
そして、男はその帽子を、一番最初に潰した赤れいむの死骸の上に乗せて足で踏みにじ
った。
「まりしゃのおぼうちかえじでえええええ!」
「ほい、かえしてやるよ」
ぽふ、とボロボロになった帽子を頭に乗せられ、子まりさは一瞬だけ嬉しそうになった
が、すぐに凄まじい悪臭に気付いて悲鳴を上げた。
「くしゃいよぉぉぉぉ! ゆっくちできにゃいにおいがすりゅよぉぉぉ!」
悪臭の正体は、赤れいむの死骸からうつった死臭である。
「ほい、くさいのとってやったぞ」
「ゆ? ほ、ほんちょだ……くしゃいのなくな……まりしゃのおぼうちがえじでえええ!」
「いいけど、この帽子にくさい臭いついてんだぞ」
「ゆ? ゆ? ゆゆゆ?」
「ほれほれ」
と、男は子まりさの顔の前に帽子を近づけたり遠ざけたりする。
「ゆ……ゆああああああああああああ!」
子まりさも、それでようやく気付いた。悪臭を発しているのが自分の帽子であることに。
飾りを大事にするのも、同属の死臭を嫌うのも、どうしようもないゆっくりの本能であ
る。
「ゆっくちできにゃいいいいいいいいいいいいいいい!」
子まりさは、帽子を返してもらえばあの悪臭に苛まれ、悪臭を嗅がないためには帽子を
手放すしかないこの選択不可能な難問をつきつけられて発狂寸前のごとき狂態を示した。
「もういいや、おまえこれ食え」
男はもう子まりさの反応に飽きたらしく、帽子を思い切り握りつぶして小さくするとそ
れを無理矢理に子まりさの口の中にねじこんだ。
「ゆ゛っ……ゆぅぅぅぅぅぅ」
ろくに声を出せなくなった子まりさはやがて帽子を吐き出した。だが、吐き出したのは
それだけでなく、膨大な餡子も一緒だった。明らかに体内の半分近い餡子だった。
「おちびぢゃぁぁぁぁん! はやぐ! はやぐあんこさんを食べるんだよ!」
「そうだよ、永遠にゆっくりしちゃうよぉぉぉぉぉ!」
「まりじゃあああああああ、ちんじゃだめぇぇぇぇ!」
家族が必死に声をかける。致死量の餡子を吐いても、そこはなにしろ出鱈目生物である。
すぐに吐いた餡子を食べれば死ぬことはない。
子まりさは大量の餡子を吐き出して朦朧とする意識のままに、なんとか餡子を舐め取ろ
うとする。
「あ、そうだ」
男が言うや、焼け焦げた赤まりさの死骸を摘み上げた。
それを子まりさが吐いた餡子の上に落とすと踏みつけた。
「ゆ゛っ、ぐち……でぎ、にゃ……もっぢょ、ゆっぐ……ち……」
結局、子まりさは死臭芬々たる餡子に舌をつけることができずに、失餡死した。
「やめぢぇぇぇぇぇ!」
さて、次は当然子れいむだ。しかし、もう虐待自体に飽きてきた男はさっさと済ますこ
とにした。
しかし、かといって逃がすわけはないし、苦しまないように殺してやるつもりもない。
皮をはぎ、目をくりぬき、放置してやった。
皮が無いために少しの衝撃でも激痛が走る。目が見えないので下手に動けなくなるとい
うわけだ。
「ゆ゛……ゆ゛……ゆ゛……」
「おちびぢゃん、ゆっぐりじでええええええ!」
「ど、どぼじでごんなごとずるのぉぉぉぉ、れいむたちだって、いぎてるんだよぉぉぉ!」
「そ、そうだよ、まりさたちも、いぎてるよ! にんげんさんたちと同じだよ!」
「あ?」
ゆっくりを虐待していれば、幾度となく聞いた言葉だ。
自分たちだって生きている、なのにどうしてこんなひどいことをするのか、と。
今まではそんなものには取り合わずに、虐待していた男だが、少し飽きていたこともあ
って相手してやることにした。
「ほおおおおお、生きてるのか、おまえら」
「あたりまえでじょおおおおお!」
「わかったらひどいことしないでね!」
「で、どこが? お前ら、饅頭じゃん、中身餡子だし」
「ゆ!? れ、れいむたちは……むーしゃむーしゃするよ! 生きているからだよ!」
「ゆん! そうだよ! 生きているからむーしゃむーしゃするんだよ!」
「あー、するな、うん、確かにそうだな、他には?」
男が自分たちの言葉を認めたので、れいむとまりさは俄然勢いづいた。
「うんうんするよ! 生きているからだよ!」
「そうだよ! 生きているからうんうんするんだよ!」
「確かにそうだな、他には?」
「ぴょんぴょんて歩いたり走ったりするよ! 生きているからだよ!」
「そうだよ! 生きているからぴょんぴょんするんだよ!」
「うん、他には?」
「すっきりーしてにんっしんっするよ! 生きているからだよ!」
「そうだよ! 生きているから、おちびちゃんを産むんだよ!」
「おー、それは説得力あるなあ」
男はうんうんと頷く。
れいむとまりさは、キリッとした表情で勝ち誇っている。
「わかった。お前ら、生きているから酷い目にあってるんだよ」
「ゆ? な……なに、いってるの?」
「い、生きているのはゆっくりできるよ? 死んだらゆっくりできないよ?」
「だって、人間がおまえら野良ゆっくりにひどいことするのは、おまえらがむーしゃむー
しゃするためにゴミを漁って散らかしたり、花壇を荒らしたり、家に侵入したりするから
だもん」
「ゆ? ゆゆ? でも……」
「むーしゃむーしゃしないと……死んじゃうよ……」
「ああ、それとうんうんするせいでもあるな。おまえらを駆除しない地域があったんだけ
どさ、そしたらもうそこらじゅうおまえらのクソだらけよ」
「ゆ? ゆゆ? でも……」
「うんうんしないと、ぽんぽんいたいいたいだよ、死んじゃうよ……」
「おまえらが盛ってどんどんおちびを作るのもまずいな。てか、そうやってやたらと増え
るから、むーしゃむーしゃのためのゴミ漁りとか、うんうんの害もひどくなるんだ」
「ゆ? ゆゆ? でも……」
「おちびちゃんを産まないとゆっくりできないよ……それにそうしないとまりさたちは一
人もいなくなっちゃうよ……」
「でも、それが理由だもん。しょうがないじゃん。それが嫌なら、お前ら生きるな」
「ど、どぼじでぞんなこというのぉぉぉぉぉ!」
「ゆっくりでぎないごといわないでね!」
「とにかく! れいむたちだって生きてるんだよぉぉぉぉ!」
「そうだよ! 生きているんだよぉぉぉぉ!」
「うん、だからそれは認める。で、生きてるから、人間はお前らを殺すの」
「だ、だって……そ、そんなごといっだって……」
「ま、まりさたち、生きてむーしゃむーしゃしたり、おちびちゃんとゆっくりしたりした
いよ」
「無理だよ。だってお前ら生きてるんだもん」
「生きてる……から」
「ゆ……ゆっぐ、ゆっぐりでぎないよぉぉぉ」
「だからさ、さっさと死んじまえよ。おれが手伝ってやるからさ」
男は、問答にも飽きて、右手でれいむ、左手でまりさの頭を鷲掴みにする。
「や、やべでええええ、ころざないでええええ!」
「い、生きだい! 生きだいよぉ! 死にだぐないよぉぉぉぉぉ!」
「駄目。だってお前ら、生きてるんだもん」
左右の手を開いては閉じ開いては閉じ、れいむとまりさの顔面を何度も何度も正面から
衝突させる。
「いだ……やべ……ゆぶっ!」
「じにだぐ……ぶべ! ゆ゛っ!」
どんどん悲鳴もか細く断片的になっていく。
「生きてるからしょうがないだろう」
男は、しつこいぐらいに何度も優しい声で言った。
「生き……ゆべ! で……ゆぶ!」
「もう……ゆ゛っ! ……やだよ……ゆぶ!」
男は手を開いた状態を、今までよりも長く維持して耳を澄ませた。
「「もう、もう死にだいよ! 生きてるがらこんな目にあうのなら!」」
はかったように、同様の言葉が二匹の口から出るのを聞くと、満足そうに思い切り二匹
を地面に叩き付けた。
既に餡子の流出は致死量を超えているだろう。
「「死ぬよ……もう、生ぎでない、よ……ゆっぐり……でぎる、よ……」」
その言葉を最後に二匹は事切れた。
男はニヤニヤと笑いながら、独り言を呟く。
「虐待好きともあろうもんが、ゆっくりをゆっくりさせちまったぜ」
いい気分になったので、そのまま放置しておこうと思った皮なし目なしの子れいむを踏
み潰してやった。
これでこいつも生きてないので、ゆっくりできるだろう。
「おまえらがこんな酷い目にあうのは……生きているから……それと、なんといっても、
お前らがメチャクチャ弱えからさ」
最後に、男は、より真実に近い答えをゆっくり一家の死骸に教えてやった。
終わり
れいむ・まりさたちだっていきてるんだよぉぉぉ! 系のお話書いてみた。
だからどうした、で終わりだよな。
書いたのは一気に書ける小ネタに走ってばかりいるのるまあき。
過去作品
anko429 ゆっくりほいくえん
anko490 つむりとおねえさん
anko545 ドスハンター
anko580 やさしいまち
anko614 恐怖! ゆっくり怪人
anko810 おちびちゃん用のドア
anko1266 のるま
anko1328 しょうりしゃなのじぇ
anko1347 外の世界でデビュー
anko1370 飼いドス
anko1415 えーき裁き
anko1478 身の程知らず
anko1512 やけぶとりっ
anko1634 かわいそうかわいそう
「どぼじでごんなごとずるのぉぉぉぉ!」
「ゆぴゃああああん」
「たちゅけちぇぇぇ!」
「ひじょい、ひじょいよぉぉぉ」
とある路地裏に住み着いていた野良ゆっくり一家が泣き喚いていた。
両親のれいむとまりさ、子れいむ、子まりさ、赤れいむ、赤まりさのスタンダードな一
家だったが、既に一匹はいない。
先の悲鳴は、泣き虫で甘えん坊だけど家族の人気者だった末っ子の赤れいむが潰された
ことで沸きあがったものであった。
赤れいむの遺骸は無残なものであった。体中、爪楊枝を刺されている。
それをやった男は、ゆっくり虐待の嗜好があった。この、人など通らぬ路地裏に奴らが
住み着いているのを目ざとく見つけると、
「駆除駆除、駆除しなきゃねえ」
と楽しそうに口ずさみながら路地に入ってきて、一家がおうちにしていた段ボールをの
入り口を上に向くようにしておうちをそのまま檻にしてしまった。
そのあとは、一番うるさく泣いていた赤れいむに目をつけていたぶり殺したのだ。
野良ゆっくりの害獣ぶりは、既に人間たちの間では常識であった。
だから、野良ゆっくりを見かけただけで殺す人間は少なくない。それでも、大概は苦し
まないように始末する。
しかし、その中にはもちろんこの男のような虐待好きもいて、野良ゆっくり駆除の大義
名分を掲げてたっぷりと苦しめて殺すのだ。
そういう類の人種に見つかってしまったのは不運であった。
不運の一言で片付けられてはゆっくり一家はたまらないだろうが、事実なのでしょうが
ない。不運だったのだ。
「次はこいつだ、ファイヤー!」
男は、次は赤まりさを摘み上げて、その帽子に百円ライターで火をつけた。
「あぢゅいいいい! お、おぼうちぎゃああああ!」
「やべであげでええええ!」
「おちびぢゃんがちんじゃうよぉぉぉ!」
「ゆあああああん、ゆっくちできにゃいよぉ」
「ゆひぃ、にゃ、にゃんできょんなこちょに……」
男は、それをうっとりと聞いていた。経験上、小さなものからいたぶるとよい悲鳴が聞
けることは知っていた。
「あれぇ? おまえのとーちゃんもかーちゃんもねーちゃんたちも全然助けてくれないね
え、ほら、もっと大きな声で助けてーって言わないと」
「た、た、たぢゅげちぇぇぇぇぇぇぇ!」
男に煽られて赤まりさが精一杯の大声を上げる。
しかし、男は一家に見せ付けるように腰を落として赤まりさをいたぶっていたが、両親
たちのジャンプ力ではとても届かないところだ。
これもむろん男は経験で、ゆっくりについては、ジャンプ力などの大体の能力を先刻承
知の上なのだ。
「にゃ……んで……たちゅけ、て……くれ……にゃい、の……」
「ゆあああああああ、ごべんねえええ!」
「おちびちゃんがあああああ!」
「ゆっぴぃぃぃぃぃ、もうやじゃあああああ、まりしゃじにだくにゃいよぉぉぉぉ!」
「い、いぼうとだち……ちんじゃった……れいみゅもああにゃるの? ……や、やじゃよ
ぉぉぉぉぉ!」
次に摘み上げられたのは子まりさだった。
「ゆぴぴぴぃぃぃ、やめちぇぇぇぇ!」
止めるわけがない。
子まりさは、帽子を奪われた。
そして、男はその帽子を、一番最初に潰した赤れいむの死骸の上に乗せて足で踏みにじ
った。
「まりしゃのおぼうちかえじでえええええ!」
「ほい、かえしてやるよ」
ぽふ、とボロボロになった帽子を頭に乗せられ、子まりさは一瞬だけ嬉しそうになった
が、すぐに凄まじい悪臭に気付いて悲鳴を上げた。
「くしゃいよぉぉぉぉ! ゆっくちできにゃいにおいがすりゅよぉぉぉ!」
悪臭の正体は、赤れいむの死骸からうつった死臭である。
「ほい、くさいのとってやったぞ」
「ゆ? ほ、ほんちょだ……くしゃいのなくな……まりしゃのおぼうちがえじでえええ!」
「いいけど、この帽子にくさい臭いついてんだぞ」
「ゆ? ゆ? ゆゆゆ?」
「ほれほれ」
と、男は子まりさの顔の前に帽子を近づけたり遠ざけたりする。
「ゆ……ゆああああああああああああ!」
子まりさも、それでようやく気付いた。悪臭を発しているのが自分の帽子であることに。
飾りを大事にするのも、同属の死臭を嫌うのも、どうしようもないゆっくりの本能であ
る。
「ゆっくちできにゃいいいいいいいいいいいいいいい!」
子まりさは、帽子を返してもらえばあの悪臭に苛まれ、悪臭を嗅がないためには帽子を
手放すしかないこの選択不可能な難問をつきつけられて発狂寸前のごとき狂態を示した。
「もういいや、おまえこれ食え」
男はもう子まりさの反応に飽きたらしく、帽子を思い切り握りつぶして小さくするとそ
れを無理矢理に子まりさの口の中にねじこんだ。
「ゆ゛っ……ゆぅぅぅぅぅぅ」
ろくに声を出せなくなった子まりさはやがて帽子を吐き出した。だが、吐き出したのは
それだけでなく、膨大な餡子も一緒だった。明らかに体内の半分近い餡子だった。
「おちびぢゃぁぁぁぁん! はやぐ! はやぐあんこさんを食べるんだよ!」
「そうだよ、永遠にゆっくりしちゃうよぉぉぉぉぉ!」
「まりじゃあああああああ、ちんじゃだめぇぇぇぇ!」
家族が必死に声をかける。致死量の餡子を吐いても、そこはなにしろ出鱈目生物である。
すぐに吐いた餡子を食べれば死ぬことはない。
子まりさは大量の餡子を吐き出して朦朧とする意識のままに、なんとか餡子を舐め取ろ
うとする。
「あ、そうだ」
男が言うや、焼け焦げた赤まりさの死骸を摘み上げた。
それを子まりさが吐いた餡子の上に落とすと踏みつけた。
「ゆ゛っ、ぐち……でぎ、にゃ……もっぢょ、ゆっぐ……ち……」
結局、子まりさは死臭芬々たる餡子に舌をつけることができずに、失餡死した。
「やめぢぇぇぇぇぇ!」
さて、次は当然子れいむだ。しかし、もう虐待自体に飽きてきた男はさっさと済ますこ
とにした。
しかし、かといって逃がすわけはないし、苦しまないように殺してやるつもりもない。
皮をはぎ、目をくりぬき、放置してやった。
皮が無いために少しの衝撃でも激痛が走る。目が見えないので下手に動けなくなるとい
うわけだ。
「ゆ゛……ゆ゛……ゆ゛……」
「おちびぢゃん、ゆっぐりじでええええええ!」
「ど、どぼじでごんなごとずるのぉぉぉぉ、れいむたちだって、いぎてるんだよぉぉぉ!」
「そ、そうだよ、まりさたちも、いぎてるよ! にんげんさんたちと同じだよ!」
「あ?」
ゆっくりを虐待していれば、幾度となく聞いた言葉だ。
自分たちだって生きている、なのにどうしてこんなひどいことをするのか、と。
今まではそんなものには取り合わずに、虐待していた男だが、少し飽きていたこともあ
って相手してやることにした。
「ほおおおおお、生きてるのか、おまえら」
「あたりまえでじょおおおおお!」
「わかったらひどいことしないでね!」
「で、どこが? お前ら、饅頭じゃん、中身餡子だし」
「ゆ!? れ、れいむたちは……むーしゃむーしゃするよ! 生きているからだよ!」
「ゆん! そうだよ! 生きているからむーしゃむーしゃするんだよ!」
「あー、するな、うん、確かにそうだな、他には?」
男が自分たちの言葉を認めたので、れいむとまりさは俄然勢いづいた。
「うんうんするよ! 生きているからだよ!」
「そうだよ! 生きているからうんうんするんだよ!」
「確かにそうだな、他には?」
「ぴょんぴょんて歩いたり走ったりするよ! 生きているからだよ!」
「そうだよ! 生きているからぴょんぴょんするんだよ!」
「うん、他には?」
「すっきりーしてにんっしんっするよ! 生きているからだよ!」
「そうだよ! 生きているから、おちびちゃんを産むんだよ!」
「おー、それは説得力あるなあ」
男はうんうんと頷く。
れいむとまりさは、キリッとした表情で勝ち誇っている。
「わかった。お前ら、生きているから酷い目にあってるんだよ」
「ゆ? な……なに、いってるの?」
「い、生きているのはゆっくりできるよ? 死んだらゆっくりできないよ?」
「だって、人間がおまえら野良ゆっくりにひどいことするのは、おまえらがむーしゃむー
しゃするためにゴミを漁って散らかしたり、花壇を荒らしたり、家に侵入したりするから
だもん」
「ゆ? ゆゆ? でも……」
「むーしゃむーしゃしないと……死んじゃうよ……」
「ああ、それとうんうんするせいでもあるな。おまえらを駆除しない地域があったんだけ
どさ、そしたらもうそこらじゅうおまえらのクソだらけよ」
「ゆ? ゆゆ? でも……」
「うんうんしないと、ぽんぽんいたいいたいだよ、死んじゃうよ……」
「おまえらが盛ってどんどんおちびを作るのもまずいな。てか、そうやってやたらと増え
るから、むーしゃむーしゃのためのゴミ漁りとか、うんうんの害もひどくなるんだ」
「ゆ? ゆゆ? でも……」
「おちびちゃんを産まないとゆっくりできないよ……それにそうしないとまりさたちは一
人もいなくなっちゃうよ……」
「でも、それが理由だもん。しょうがないじゃん。それが嫌なら、お前ら生きるな」
「ど、どぼじでぞんなこというのぉぉぉぉぉ!」
「ゆっくりでぎないごといわないでね!」
「とにかく! れいむたちだって生きてるんだよぉぉぉぉ!」
「そうだよ! 生きているんだよぉぉぉぉ!」
「うん、だからそれは認める。で、生きてるから、人間はお前らを殺すの」
「だ、だって……そ、そんなごといっだって……」
「ま、まりさたち、生きてむーしゃむーしゃしたり、おちびちゃんとゆっくりしたりした
いよ」
「無理だよ。だってお前ら生きてるんだもん」
「生きてる……から」
「ゆ……ゆっぐ、ゆっぐりでぎないよぉぉぉ」
「だからさ、さっさと死んじまえよ。おれが手伝ってやるからさ」
男は、問答にも飽きて、右手でれいむ、左手でまりさの頭を鷲掴みにする。
「や、やべでええええ、ころざないでええええ!」
「い、生きだい! 生きだいよぉ! 死にだぐないよぉぉぉぉぉ!」
「駄目。だってお前ら、生きてるんだもん」
左右の手を開いては閉じ開いては閉じ、れいむとまりさの顔面を何度も何度も正面から
衝突させる。
「いだ……やべ……ゆぶっ!」
「じにだぐ……ぶべ! ゆ゛っ!」
どんどん悲鳴もか細く断片的になっていく。
「生きてるからしょうがないだろう」
男は、しつこいぐらいに何度も優しい声で言った。
「生き……ゆべ! で……ゆぶ!」
「もう……ゆ゛っ! ……やだよ……ゆぶ!」
男は手を開いた状態を、今までよりも長く維持して耳を澄ませた。
「「もう、もう死にだいよ! 生きてるがらこんな目にあうのなら!」」
はかったように、同様の言葉が二匹の口から出るのを聞くと、満足そうに思い切り二匹
を地面に叩き付けた。
既に餡子の流出は致死量を超えているだろう。
「「死ぬよ……もう、生ぎでない、よ……ゆっぐり……でぎる、よ……」」
その言葉を最後に二匹は事切れた。
男はニヤニヤと笑いながら、独り言を呟く。
「虐待好きともあろうもんが、ゆっくりをゆっくりさせちまったぜ」
いい気分になったので、そのまま放置しておこうと思った皮なし目なしの子れいむを踏
み潰してやった。
これでこいつも生きてないので、ゆっくりできるだろう。
「おまえらがこんな酷い目にあうのは……生きているから……それと、なんといっても、
お前らがメチャクチャ弱えからさ」
最後に、男は、より真実に近い答えをゆっくり一家の死骸に教えてやった。
終わり
れいむ・まりさたちだっていきてるんだよぉぉぉ! 系のお話書いてみた。
だからどうした、で終わりだよな。
書いたのは一気に書ける小ネタに走ってばかりいるのるまあき。
過去作品
anko429 ゆっくりほいくえん
anko490 つむりとおねえさん
anko545 ドスハンター
anko580 やさしいまち
anko614 恐怖! ゆっくり怪人
anko810 おちびちゃん用のドア
anko1266 のるま
anko1328 しょうりしゃなのじぇ
anko1347 外の世界でデビュー
anko1370 飼いドス
anko1415 えーき裁き
anko1478 身の程知らず
anko1512 やけぶとりっ
anko1634 かわいそうかわいそう