ふたば系ゆっくりいじめSS@ WIKIミラー
anko3874 禁断の口付け
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ankoss
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『禁断の口付け』 10KB
愛で 調理 変態 ドスまりさ 失礼します
愛で 調理 変態 ドスまりさ 失礼します
- 一種のHENTAI描写あり。
- 賢く善良なゆっくりしか出ません。
- 虐待らしい虐待はしていません。
人里離れた森の中。
ぽよんぽよんと跳ねるれいむがいた。その隣を跳ねているのは、まりさとありすだ。
ぽよんぽよんと跳ねるれいむがいた。その隣を跳ねているのは、まりさとありすだ。
「みんなでゆっくりかりをするんだぜ!」
「がんばってごはんさがすわ」
「おちびちゃんがまってるからね」
「がんばってごはんさがすわ」
「おちびちゃんがまってるからね」
れいむたちは森に住む群れの三匹だった。お飾りはよく手入れされていて、身体にも汚
れが無くきれいである。元々賢く善良な個体が多く、群れを治めるドスまりさも賢かった
ため、この群れは優秀なゆっくりが多かった。
れが無くきれいである。元々賢く善良な個体が多く、群れを治めるドスまりさも賢かった
ため、この群れは優秀なゆっくりが多かった。
「れいむはたべられるくささんをあつめるんだぜ。ありすはきのみさんをたのむんだぜ。
まりさはむしさんをさがすんだぜ」
まりさはむしさんをさがすんだぜ」
てきぱきと指示を出していくまりさ。
「ゆっくりわかったよ」
「りょうかいしたわ」
「りょうかいしたわ」
この群れでは数匹集まって狩りをするのが決まりだった。帽子のゆっくりと、髪飾りの
ゆっくりで。数匹一組で狩りをし、収穫をまとめて帽子に入れて帰ってくる。そうすれば、
個々に狩りをするよりも効率が良い。
ゆっくりで。数匹一組で狩りをし、収穫をまとめて帽子に入れて帰ってくる。そうすれば、
個々に狩りをするよりも効率が良い。
平和な群れだった。
だが、そんな日常に割り込んでくるものがいる。
だが、そんな日常に割り込んでくるものがいる。
「第一ゆっくり発見」
人間だった。登山帽を被った若い男である。
「ゆ、にんげんさん……」
「にんげんさんなのぜ?」
「にんげんさんなのぜ?」
三匹は身を寄せ合い、現れた人間を見つめた。
人が立ち入らない森の中であるため、ゆっくりが人間を見ることはない。れいむたちも
言葉としてしか人間を知らない。ドスや長老たちから言われているのは、人間はゆっくり
してない生き物、出会ったらゆっくりできないからとにかく逃げろというものだった。
ただ、初めて見たこの人間はとっても"ゆっくり"していた。
人が立ち入らない森の中であるため、ゆっくりが人間を見ることはない。れいむたちも
言葉としてしか人間を知らない。ドスや長老たちから言われているのは、人間はゆっくり
してない生き物、出会ったらゆっくりできないからとにかく逃げろというものだった。
ただ、初めて見たこの人間はとっても"ゆっくり"していた。
「おにーさんはゆっくりできるにんげんさんなのぜ?」
長老たちの言葉と目の前の男に食い違いを感じながらも、まりさが声を掛けた。
だが、男はまりさの言葉を聞いていない。素早く近付いてくると、両手でまりさを抱え
上げた。にっこりと笑いながら、右手でまりさの頭を撫でる。
だが、男はまりさの言葉を聞いていない。素早く近付いてくると、両手でまりさを抱え
上げた。にっこりと笑いながら、右手でまりさの頭を撫でる。
「ああ。まりさは格好いいなぁ」
「ゆっ」
「ゆっ」
いきなり褒められ、まりさは頬を赤くした。
「逞しいあんよに、引き締まった肌、もちもちのほっぺ、かっこいいお帽子、いいいねー。
優秀な狩人なんだね、君は」
優秀な狩人なんだね、君は」
さわさわなでなですりすり。
満面の笑顔で男はまりさを撫でている。優しく丁寧に、愛情のこもったなでなで。頬擦
りしたり、手で金髪を梳いたり、微笑みかけてみたり。
親ゆっくりがおちびちゃんにするようなすりすり。
見る間にまりさの顔から力が抜けていく。
りしたり、手で金髪を梳いたり、微笑みかけてみたり。
親ゆっくりがおちびちゃんにするようなすりすり。
見る間にまりさの顔から力が抜けていく。
「それにとってもゆっくりしてるね。さすがまりさだ」
「ゆぅ~」
「ゆぅ~」
満足げに眼を閉じるまりさ。
「まりさ……?」
れいむは瞬きしながらまりさを見上げる。
まりさは凄くゆっくりしていた。幸せそうに眼を閉じ、余計な力を抜き、口元に淡い笑
みを浮かべて。赤ゆっくりの寝顔のような。美味しいご飯を食べた後のお昼寝のような。
れいむがちょっと嫉妬するくらいゆっくりしていた。
ただ、訳が解らなかった。いきなり現れた人間が、まりさをゆっくりさせている。
まりさは凄くゆっくりしていた。幸せそうに眼を閉じ、余計な力を抜き、口元に淡い笑
みを浮かべて。赤ゆっくりの寝顔のような。美味しいご飯を食べた後のお昼寝のような。
れいむがちょっと嫉妬するくらいゆっくりしていた。
ただ、訳が解らなかった。いきなり現れた人間が、まりさをゆっくりさせている。
「あんまりゆっくりしてるから、おにーさんはちゅっちゅしちゃうぞー」
「ゆ~ん、はずかしいのぜ」
「ゆ~ん、はずかしいのぜ」
頬を赤く染めるまりさに、男が口付けをした。
ズッ、ズズズズズ! キュボッ。
異音。男が手を放す。
ぺらぺらになったまりさが地面に落ちた。
ぺらぺらになったまりさが地面に落ちた。
「ゆ?」
「ゆぁ?」
「ゆぁ?」
れいむとありすは、まりさと男を交互に見つめる。
男は舌で唇を軽く撫で、息を吐き出す。両腕を緩く広げて、満足げに目を閉じている。
一仕事終えた表情だった。その姿はとてもゆっくりしている。
一方地面に落ちたまりさは、皮だけになっていた。
男は舌で唇を軽く撫で、息を吐き出す。両腕を緩く広げて、満足げに目を閉じている。
一仕事終えた表情だった。その姿はとてもゆっくりしている。
一方地面に落ちたまりさは、皮だけになっていた。
「まりさ?」
れいむは変わり果てたまりさを見つめる。まだ思考が追い付かない。まりさは皮だけに
なっていた。お帽子や髪の毛、眼や歯は残っているが、中身の餡子は無い。れみりゃなど
に餡子を全部吸われたゆっくりはこんな具合になる。
ただ、まりさの顔はとってもゆっくりしていた。
なっていた。お帽子や髪の毛、眼や歯は残っているが、中身の餡子は無い。れみりゃなど
に餡子を全部吸われたゆっくりはこんな具合になる。
ただ、まりさの顔はとってもゆっくりしていた。
「ありす、君は都会派だね」
見上げると、男がありすを抱え上げている。
「きれいな金髪、オシャレなカチューシャ、蒼い瞳、とっても美しいよ」
「ゆっ。と、とうぜんじゃない」
「ゆっ。と、とうぜんじゃない」
照れながらも、ありすは頷いた。
抱えられたありすはゆっくりしている。男に撫でられすりすりされ、満足げだった。気
持ちよさそうだった。お日様で干した草のベッドで寝ているような、そんな何の不安も無
いような顔だった。
抱えられたありすはゆっくりしている。男に撫でられすりすりされ、満足げだった。気
持ちよさそうだった。お日様で干した草のベッドで寝ているような、そんな何の不安も無
いような顔だった。
「照れた顔も素敵だよ。ゆっくりしているよ」
「ゆ~」
「ゆ~」
さらにゆっくりしていくありす。
何度か瞬きしてから、れいむは地面に落ちたまりさを見た。餡子が無くなったまりさ。
ゆっくりにとって餡子は内蔵であり血液である。餡子量が健康時の三分の一以下になると
永遠にゆっくりしてしまう。吐いたり出たり吸われたり、その理由は問わない。
何度か瞬きしてから、れいむは地面に落ちたまりさを見た。餡子が無くなったまりさ。
ゆっくりにとって餡子は内蔵であり血液である。餡子量が健康時の三分の一以下になると
永遠にゆっくりしてしまう。吐いたり出たり吸われたり、その理由は問わない。
「とっても可愛い唇さん」
ズゾゾゾゾゾ! スポッ。
ぺらぺらになったありすが、地面に落ちる。
あっという間に永遠にゆっくりしてしまった友達を、れいむは呆然と見つめた。永遠に
ゆっくりと言うが、あくまでものの言い方である。それは死であり、死ぬ事はゆっくりで
きない。多くのゆっくりは永遠にゆっくりすることを恐れる。
あっという間に永遠にゆっくりしてしまった友達を、れいむは呆然と見つめた。永遠に
ゆっくりと言うが、あくまでものの言い方である。それは死であり、死ぬ事はゆっくりで
きない。多くのゆっくりは永遠にゆっくりすることを恐れる。
「ゆ? ゆ……」
気がつくとれいむは男に抱え上げられている。
「にんげんさん」
「君はかわいいれいむだね」
「ゆぁ~」
「君はかわいいれいむだね」
「ゆぁ~」
れいむは力の抜けた悲鳴を上げた。
痛くはない。苦しくもない。それどころか気持ちいい。優しい手の動き、すべすべの肌、
甘く爽やかな香り、暖かな体温。それらを感じているだけで、意識がとろけてくる。男に
抱えられているだけで、ゆっくりできた。
尋常じゃなくゆっくりできた。
痛くはない。苦しくもない。それどころか気持ちいい。優しい手の動き、すべすべの肌、
甘く爽やかな香り、暖かな体温。それらを感じているだけで、意識がとろけてくる。男に
抱えられているだけで、ゆっくりできた。
尋常じゃなくゆっくりできた。
「れ、れいむは……ごはんさんじゃないよ! ゆっ、ゆぁぁ~」
だが、ぎりぎりのところでれいむは抵抗する。強烈な眠気に抵抗するような、そんな足
掻きだった。男に餡子を吸い尽くされ、死んだ友達。だが、永遠にゆっくりしても構わな
い。そう思わせるほど、れいむはゆっくりしていた。させられていた。
掻きだった。男に餡子を吸い尽くされ、死んだ友達。だが、永遠にゆっくりしても構わな
い。そう思わせるほど、れいむはゆっくりしていた。させられていた。
「ゆっくりしてるゆっくりってね、凄く美味しいんだよ。知ってるかい? ほのかな甘味
と濃厚な旨味。おたべなさいとは違う、究極の味さ。れいむはゆっくりしているよね」
「ゆっ、くっ、り~……」
と濃厚な旨味。おたべなさいとは違う、究極の味さ。れいむはゆっくりしているよね」
「ゆっ、くっ、り~……」
ぱくぱくと口を動かし、れいむは必死に耐える。手の動きが、肌の柔らかさが、甘い香
りが、体温が、甘い台詞が。男の全てがれいむにゆっくりを与える。まりさとありすの最
期を見ていなければ、れいむはとっくに堕ちていただろう。
りが、体温が、甘い台詞が。男の全てがれいむにゆっくりを与える。まりさとありすの最
期を見ていなければ、れいむはとっくに堕ちていただろう。
「さあ、れいむ。お兄さんと一緒にゆっくりしようね」
「ゆっ、ゆっ」
「ゆっ、ゆっ」
心地よすぎて、れいむは声もでない。
このまま男に身を委ねれば、ゆっくりできる。全てを忘れるくらいにゆっくりできる。
そのまま永遠にゆっくりしてしまっても構わない。ゆっくりしたまま永遠にゆっくりでき
るのだ。それは素晴らしいことかもしれない。
れいむの思考をゆっくりが浸蝕していく。
このまま男に身を委ねれば、ゆっくりできる。全てを忘れるくらいにゆっくりできる。
そのまま永遠にゆっくりしてしまっても構わない。ゆっくりしたまま永遠にゆっくりでき
るのだ。それは素晴らしいことかもしれない。
れいむの思考をゆっくりが浸蝕していく。
「そのてをはなすんだよ! にんげんさん!」
「ゆあ」
「ゆあ」
れいむは地面に落ちた。
硬い地面にぶつかった痛みがあったが、どうでもよかった。全身の餡子を染めるゆっく
りが痛みをかき消している。男の手から離れたことで、れいむにも理性が戻ってきた。
ドスがいた。
人間よりも大きなドスまりさ。
硬い地面にぶつかった痛みがあったが、どうでもよかった。全身の餡子を染めるゆっく
りが痛みをかき消している。男の手から離れたことで、れいむにも理性が戻ってきた。
ドスがいた。
人間よりも大きなドスまりさ。
「ゆぐ」
皮だけのまりさとありすを見て、唇を噛む。助けられなかった事を後悔したのかもしれ
ない。だが、悲しみもそこそこに、ドスは人間を睨み付ける。ぐっと眼を斜めにして精一杯
威嚇しながら、声を上げた。
ない。だが、悲しみもそこそこに、ドスは人間を睨み付ける。ぐっと眼を斜めにして精一杯
威嚇しながら、声を上げた。
「ドスのむれにわるさするにんげんは、はやくもりからでていってね! ここはドスたち
のゆっくりプレイスだよ! でていかないなら、ドスもじつりょくこうしする――」
のゆっくりプレイスだよ! でていかないなら、ドスもじつりょくこうしする――」
そこでドスの言葉が止まった。
男がドスの身体に抱きついている。れいむのように抱え上げることはできないが、その
大きな身体を抱きしめるように両腕を広げて、ドスに身を寄せていた。
男がドスの身体に抱きついている。れいむのように抱え上げることはできないが、その
大きな身体を抱きしめるように両腕を広げて、ドスに身を寄せていた。
「君は立派なドスだね。群れの仲間のために命を賭けられる立派なドスだ」
「ゆっ、にんげんさ……ゆわぁ、なにこれ? なにこれぇ?」
「ゆっ、にんげんさ……ゆわぁ、なにこれ? なにこれぇ?」
ドスが困惑する。
人間の手が、身体が、声が、ドスをゆっくりさせていた。それはまさに魔法。さっきの
まりさやありすのように。力を抜き、頬を緩め、幸せそうな笑みを浮かべて。染み込むゆ
っくりに意識を溶かされていく。人間に対する敵意も警戒も、思考も何もかも。
人間の手が、身体が、声が、ドスをゆっくりさせていた。それはまさに魔法。さっきの
まりさやありすのように。力を抜き、頬を緩め、幸せそうな笑みを浮かべて。染み込むゆ
っくりに意識を溶かされていく。人間に対する敵意も警戒も、思考も何もかも。
「いつも苦労してるだろうから、ドスをゆっくりさせてあげようと思ってね。さあ力を抜
いて、何も怖くない。安心して。僕と一緒にゆっくりしようね」
「ゆわ~、ドスはゆっくりするよ~」
いて、何も怖くない。安心して。僕と一緒にゆっくりしようね」
「ゆわ~、ドスはゆっくりするよ~」
幸せそうなドスを見ながら。
「ゆっ」
れいむは我に返った。
慌てて叫ぶ。
慌てて叫ぶ。
「ドス! ゆっくりしちゃだめだよ。ゆっくりしたら、そのにんげんさんにたべられちゃ
うよ。まりさもありすもたべられちゃったよ!」
「ゆっ。わかったよ!」
うよ。まりさもありすもたべられちゃったよ!」
「ゆっ。わかったよ!」
ドスの眼に光が戻った。人間に永遠にゆっくりさせられたまりさとありす。その姿を思
い出したのだろう。れいむの言葉を聞き、その意味も理解した。この人間はゆっくりでき
ない人間。ゆっくりしたゆっくりを食べる危険な人間。
しかし、男の"ゆっくり"は凄まじかった。
い出したのだろう。れいむの言葉を聞き、その意味も理解した。この人間はゆっくりでき
ない人間。ゆっくりしたゆっくりを食べる危険な人間。
しかし、男の"ゆっくり"は凄まじかった。
「大丈夫、ドス。落ち着いて、ゆっくりしよう」
「ゆわ~!」
「ゆわ~!」
情けない悲鳴を上げるドス。その顔から力が抜けていく。男の全身から作り出される謎
の心地よさに、あっという間に呑み込まれてしまった。危険と解っていても、群れの敵と
解っていても、その抵抗すら溶かされていく。
の心地よさに、あっという間に呑み込まれてしまった。危険と解っていても、群れの敵と
解っていても、その抵抗すら溶かされていく。
「ドスゥゥゥ、ゆっくりしちゃだめえええ!」
ぐにぐにと悶えながら、れいむは叫ぶ。動けたらドスに体当たりしていただろう。しか
し、れいむはまともに動けなかった。極限までゆっくりした影響である。意識は戻っても、
身体はまだゆっくりしたままだ。
し、れいむはまともに動けなかった。極限までゆっくりした影響である。意識は戻っても、
身体はまだゆっくりしたままだ。
「が、がんばる……ゆぅぅぅん」
悲鳴じみた声に、ドスは少し正気を取り戻すが、数秒で力が抜けていく。男から離れれ
ばよいのだが、それを実行できるほどドスの意志は強固ではなかった。
そもそも男から逃げるという選択肢自体が浮かばない。
ばよいのだが、それを実行できるほどドスの意志は強固ではなかった。
そもそも男から逃げるという選択肢自体が浮かばない。
「ドゥゥゥゥゥ!」
「ゆぅ。ドスはゆっくりしない……ゆっくり~」
「ゆっくりしちゃだめえぇぇ!」
「ゆわあぁぁ……」
「ゆぅ。ドスはゆっくりしない……ゆっくり~」
「ゆっくりしちゃだめえぇぇ!」
「ゆわあぁぁ……」
叫ぶれいむと、抵抗するドス。
数分の攻防の後、ドスは疲れたような表情を見せていた。
「ドス……もう、なにがなんだか、わからないよ」
この男は危険。群れに害をもたらす敵。でも、凄くゆっくりできる。ゆっくりしたら永
遠にゆっくりさせられてしまう。まりさとありすは永遠にゆっくりしてしまった。このゆ
っくりに抗うのは辛い。ドスもゆっくりしたい。れいむがさっきから必死に叫んでいる。
ゆっくりしたらダメ。ゆっくりしたら永遠にゆっくりしてしまう。でもゆっくりしたい。
ゆっくりしたらゆっくりしてしまう。
ドスは自分が何をしているか解らなくなっていた。
遠にゆっくりさせられてしまう。まりさとありすは永遠にゆっくりしてしまった。このゆ
っくりに抗うのは辛い。ドスもゆっくりしたい。れいむがさっきから必死に叫んでいる。
ゆっくりしたらダメ。ゆっくりしたら永遠にゆっくりしてしまう。でもゆっくりしたい。
ゆっくりしたらゆっくりしてしまう。
ドスは自分が何をしているか解らなくなっていた。
「なら、自分のやりたいようにすればいい」
「ゆっくり、わかったよ……」
「ゆっくり、わかったよ……」
悪魔の囁きに、ドスは堕ちた。
「ドスゥゥゥ、だめええええ! ゆっくりしちゃだめえええ!」
れいむは叫んだ。身体から出るものを全て出しながら。
しかし、ドスに声は届かない。
ドスは全身の力を抜き、両目を閉じて眠るように、ただ純粋にゆっくりする。それは物
凄くゆっくりしたゆっくりだった。生まれる前に実ゆっくりのように、恐怖も不安も心配
も何も無い、考える事も必要のない、究極のゆっくりだった。
しかし、ドスに声は届かない。
ドスは全身の力を抜き、両目を閉じて眠るように、ただ純粋にゆっくりする。それは物
凄くゆっくりしたゆっくりだった。生まれる前に実ゆっくりのように、恐怖も不安も心配
も何も無い、考える事も必要のない、究極のゆっくりだった。
ドッ、ゴゴゴゴゴゴ! ゴウン!
ドスは男に中身を吸い尽くされ、皮だけになった。
「うぅ、さすがに胸焼けが……」
自分の胸を押さえ、男は苦しげな顔をしている。
「ドスぅ……」
れいむは何もできぬままドスを見つめた。その死に顔は凄くゆっくりしている。まりさ
やありすと一緒だった。ゆっくりしたまま永遠にゆっくりしてしまった。それが不幸な事
なのか幸せな事なのか、れいむには解らなかった。
友達を失いドスを失い、れいむは泣いた。無性に悲しかった。
やありすと一緒だった。ゆっくりしたまま永遠にゆっくりしてしまった。それが不幸な事
なのか幸せな事なのか、れいむには解らなかった。
友達を失いドスを失い、れいむは泣いた。無性に悲しかった。
「ごちそうさまでした」
皮だけのドスに頭を下げ、男がきびすを返した。食べるだけ食べて満足したのだろう。
地面に落ちたれいむには視線も向けず、木々の向こうへと消えていく。
れいむはどうする事もできず、ただ泣いていた。
地面に落ちたれいむには視線も向けず、木々の向こうへと消えていく。
れいむはどうする事もできず、ただ泣いていた。
あとがき
お兄さんの胃袋は宇宙です。
体積とか気にしてはいけません。
お兄さんの胃袋は宇宙です。
体積とか気にしてはいけません。