ヘルデッキのところにあった水柱デッキの詳しい解説
水柱のメリットは、大きく三つ存在する。
一つ目は、必要なカードを引ける確率が高まる、ということにある。
ユニットや、足止め,未完など、状況に適したカードを展開できる。
二つ目は、アドバンテージを稼ぎやすい、ということにある。
手札一枚=MP50と考えると、(参考
バランス理論)
毎ターン1枚追加ドローという効果に対して、CP100の設置コストは安い。
また、CP100なので、八卦と比べると欠片で割られにくい。
三つ目は、形勢判断が容易になる、ということにある。
形勢判断の材料は、MP,手札,LP,場の制圧,手番,相性,領域など、様々であるが、
水柱発動下では、手札の消費を考慮する必要がなくなる。
むしろ、積極的に手札を消費することで有利になりやすい。
さて、
水柱の投入枚数は、3枚と2枚、どちらも有力である。
3枚投入の場合、水柱を十分に生かせるようにデッキを組みたい。
ただしこの場合、手札に加わる確率は高まるが、複数枚来る確率も高まるため、少々不満である。
手札の水柱が負担になるうえ、水柱の恩恵が一回分失われるのと等しいためである。
デッキに投入する魔法は、手札を消費してMPに変換するそれが重要である。
秘箱,契約が手堅い。+MP50のブースト魔法である。
また、手札を消費してMPを確保する魔法として、
生命吸収も重要である。
それと、手札を消費するユニットとして
不定形の伯爵ビフロンスはスタンダードな水柱デッキでは活躍するユニット。
また、手札が豊富であるため、
心削りの石が強力。
ドローアドバンテージを得ているため、より一層効果が大きい。
相手の大型の牽制になる等、削り石自体強力で扱いやすい。
加えて、
降魔の蓮華門もこの場合有力である。
水柱発動下でマジックスペースが4つしかないものの、
秘箱や契約から繋げることでそつなく生かすことができる。
水柱展開は削り石で狙われやすいので、それに対する備えとしても有効である。
前述の通り優秀な削り石を空打ちにさせることができれば、優位に立つことができる。
宝箱も強力なMPブースト魔法であり、うまく通れば優勢を築けるが、
欠片で割られた場合手札とMPのバランスが一気に崩れるためあまり推奨できない。心削りの石1発分と同じ
速攻反転は強力なカードである一方、足止めにMPを100消費してしまうのはくるしい。
APDPの発動を生かすことができなければマジックスペースの消費に過ぎず、
また、水柱の発動下ではカード一枚分のアドバンテージの魅力は低い。
設置のタイミングは序盤2ターン目以降が理想的。
仮に手札に水柱が来ても、初手水柱は少し悪手である。
一時的にMPが100失われるうえ、彼我のMPが600:500になり、臨機応変に動けなくなるためである。
お互いの伏せ次第ではあるが、遅くとも先手番なら2ターンめ、後手番なら3ターンめには動きたい。
水柱,ユニット+吸収or足止め の態勢が理想である。
ただし、4ターン目には相手に大型を出す余裕が生まれてしまうので、その前に積極的に動いていきたい。
一方、2枚投入の場合には、水柱は手札補充カードとしての側面が強い。
序盤のMPは攻撃に回し、設置は中盤以降。
場が薄くなり、こちらの手札が2~3枚の状態での発動が理想的。
アドバンテージを狙うというよりは、攻撃に勢いをつけさせて突破する狙いである。
ちなみに、
水柱が引き直し前の手札5枚、あるいは、引き直し後の手札+2ターン分のドロー7枚に入っている確率は、
3枚の場合 約63.4%、2枚の場合 約48.4%である。