大隅 良典

【生年月日】

1945年2月9日

【出身地】

福岡県福岡市

【肩書】

総合研究大学院大学名誉教授
基礎生物学研究所名誉教授
東京工業大学フロンティア研究機構特任教授 等

【学歴】

学部…東京大学
大学院…東京大学(1974年 理学博士号取得)

【予想授賞理由】

オートファジーの分子メカニズムおよび生理学的機能の解明に対して。
水島 昇Daniel J. Klionskyとの共同受賞の可能性がある。

【受賞歴】

2006年 日本学士院賞。
2008年 朝日賞。
2012年 京都賞基礎科学部門。
2013年 トムソン・ロイター引用栄誉賞。

【著書】


【主要業績】


【研究内容】

自然界において、生命は常に栄養枯渇の危険性に晒されており、飢餓環境下にいかに生き延びるかは、極めて重要な問題である。オートファジー ( 自食作用 ) はそのような生存戦略の 1 つである。細胞は外界からの栄養の供給が絶たれても、オートファジーを介して自己の細胞質やオルガネラを積極的に分解し、その分解産物をリサイクルすることで飢えを凌ぐことができる。また最近、オートファジーは大規模な分解系として、細胞内の浄化や、細胞内に侵入してきた病原性細菌の駆除など、生命活動の様々な局面で重要な役割を果たしていることが明らかとなりつつある。我々は、出芽酵母をモデル生物とし、オートファジーのメカニズムを分子レベルで理解することを目指して、研究を進めている。

当初、大隅が研究対象としていたのは酵母だった。しかしその後、この現象は酵母に限らず植物から人類に至るまでありとあらゆる動植物に共通する、細胞の最も基本的な機能であることが、自らの手によって判明した。それに伴い、現在、世界中でオートファジー研究に関する一大ブームが起こっている。オートファジー関連の論文は、1990年代初めは年間10件程度だったものが、今や年間2000件を超えており、その数は今なお急増中だ。


【本人HP】


【その他】


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最終更新:2013年12月01日 15:16