神原 秀記

【生年月日】

1945年1月2日

【出身地】

茨城県

【肩書】

日立製作所フェロー 等

【学歴】

学部…東京大学(1967年 学士号取得)
大学院…東京大学(1972年 博士号取得)

【予想授賞理由】

ヒトゲノムの早期解析完了への貢献に対して。

【受賞歴】

2004年 朝日賞

【著書】


【主要業績】


【研究内容】

神原フェローは質量分析用イオン化技術に関連して種々の独創技術の開発に取り組み、DNA解析技術の開発に成功しました。特にキャピラリーアレーゲル電気泳動と高感度蛍光検出を用いた高速DNAシーケンサーは、従来装置の20-30倍の能力を持ち、ヒトゲノム解析計画成功のキー技術となりました。ヒトゲノムの早期解析完了は、その後、医療、環境、創薬など遺伝子を中心とする分野の発展に大きく寄与しています。最近は、「1つの細胞に含まれる種々分子を分析する技術」の開発に取り組んでいます。

神原さんが開発したのは「マルチキャピラリーDNA分析装置」だ。DNA(デオキシリボ核酸)の構造が分かれば、ゲノム情報が解読できる。しかし、情報量が膨大なため、ヒトゲノムの解読は困難視されていた。神原さんは多数並べられたキャピラリー(毛細管)にDNA試料を入れ、そこに側面からレーザーを精密に照射して分析することを考え出した。
 一回の照射で多くのサンプルを調べられるので、それまでの分析装置に比べて分析速度が百倍速くなる。ヒトゲノム解読は現実のものとなった。日立製作所はこの技術を米社に提供したが、その子会社・セレラ・ジェノミクスは、ヒトゲノム解析で一躍、世界に名を広めた。
産経新聞による解説

大気圧イオン化質量分析計などの開発にあたる。また高速のDNA解析装置「シーケンサー」を開発し,ヒトゲノム解読終了を大幅にはやめ,アメリカの「サイエンス」でヒトゲノム計画の「陰の英雄」とたたえられた。

【本人HP】


【その他】


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最終更新:2013年11月15日 21:07