カンプ「良い事思いついた、デラレーズ結成して大会参加する



バトルロワイヤル世界大会"CHAOS"……
猛者共が各地から集う、最強を決める大会。

戦闘に秀でていない者でも勝利を狙えるルールを用意、敗者復活戦、徹底した試合審判……etc

「要するに物凄い大会、というわけだ。私を誘ったのは正解だったなぁ、キングゴリラ」

「そうだな、出所不明の銃を売り捌いてたのを黙ってやる上こんな良い話を持ちかけてやったんだからな、コスプレ小娘」

「チッ、で、カンプ伍長殿、この大会は三人まで出られるようだな、もう一人は居るのか?」

「居ないな、バレル不正規兵。お前に当てがあるのなら話は別だがな。政府軍関係者とマークされてる連中は無しにしろよ」
「俺の点数稼ぎが出来なくなるからな」

「だろうな、お前が仕事以外で動くんだから金か出世か位しか無いよな………居るぞ、当てが一人。報酬を三人で山分けするなら、の話だが」

「え、いや、報酬は良いんだが…居たのか……!?お前が…!ロクな交友関係を築いてなさそうなお前が」

「悪かったな!マイテイ国の騎士だ、私の知り合いでな、いろいろあって銃の撃ち方を教えたりした」
「(三日ぐらい張りついて教えたのに的に当てすらできなかったがな)」

「ああ、あの国の。大丈夫なのか?色々と」

「お前が私の事をどれだけ知っているかは分からんが、余計な事をあいつに言うなよ、それも条件だ」

「分かった、だがな、商品の分け方はどうするんだ。金の方は良いんだが、他は」

「クレッペ……さっきの騎士だがな、現状あいつの国は復興の兆しが見えてきた所で、かつお前と違ってやたらと忠誠心が強い。妄信に近いレベルでな」
「だから金よりも、実績を証明するモノをくれてやってくれ、例えば、盾とか、出来ればトロフィーとか……あいつにくれてやるなら、私の分は無しでもいい」

「意外だな、そこまで入れ込んでるとは思わなかった」

「別にかまわんだろう、友人の扱いくらい」


「まあ、お前の偏った交友関係は分かった。早速妨害の手段を考えるべきだと思うんだが」

「軽機関銃を用意してある」
「煙幕も大量にある」
「だがあいつは生真面目な奴だから言うな」

「わかった」
「(俺の動機が一番不純じゃねーか、なんだこいつら)」
「(なんか、こう、触手とか出す奴居ないかな)」
「(無性にこのクソガキ泣かせたくなる)」

おわれ

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最終更新:2013年02月03日 01:45