第2部 第3章「Lostbelt No.3 人智統合真国 シン 紅の月下美人」にて実装された★4ランサー。

カード構成はQ2A2B1で、Q:4hit、A:2hit、B:3hit、EX:4hit。
Arts自体は平凡だがHit数の構成上かなり使いやすい配分になっている。Quickの性能は良好でNPやスターを稼ぎやすい。スキルによってさらに伸ばせる。
ステータスはHP寄り型であり、ATKはランサーのクラス補正を加味しても並よりやや低い。

秩序・善・人属性。女性サーヴァントとしては珍しく〔愛する者〕特性を持つ。

スキル

スキルはすべて自己強化系。

【スキル1】白杆槍 B CT:7-5
3TのQuickカード性能・Artsカード性能・クリティカル威力強化を得る。
二色バフとしては珍しいArtsとQuickの組み合わせで、主要なカードを強化できる。特にNP面での貢献が大きい。
該当カードのクリティカル威力も二重に上昇するため、通常攻撃がダメージ源となるこのサーヴァントには極めて重要となる。
スター集中率についてはスキル2で操作できる。
広範な効果を持ち最短CT5と取り回しに優れるが、倍率は控えめ。充分な効果を実感する為にはスキル育成が必須。

【スキル2】忠志の相 B CT:7-5
スター集中度を1T上昇させ、弱体無効・強化解除耐性アップをそれぞれ3回・3T得る。
基本的にはクリティカルを狙ってスターを吸い上げる目的で使用する。
また、後述の宝具を含め自身に大量のバフを乗せて戦うタイプのサーヴァントのため、二種の耐性付与が非常に心強い。
ただし、強化解除耐性はレベル1の場合50%と心許ない。当てにするならレベルは上げたい所。

【スキル3】盗賊打破 B→悪漢打破 A CT:10-8
ガッツ(2回・3T)を得、NPを獲得する。
全スキルでも極めて珍しい複数回ガッツで、単騎での粘り強さは目を見張るものがある。
復活時のHPはたったの1。毒や呪いで倒れる可能性があるが、スキル2で対策可能。

スキル強化でガッツの持続が5Tに、NPが最大30%になり、毎ターンスター獲得が追加。
カード頼りだったスター獲得がスキルで補えるようになり、クリティカルが安定しやすくなる。

宝具「 崇禎帝四詩歌 (むよくにしてちゅうぎのうた)

自身に、
(1)「通常攻撃時に敵単体の防御力をダウン(3T)」
(2)「クリティカル攻撃時に敵単体の強化状態を解除」
(3)「被ダメージ時に敵単体のクリティカル威力をダウン(3T)」
(4)「被クリティカルダメージ時に味方全体のHPを回復する」
という特定条件下で発動する特殊な強化を付与(いずれも3回・5T)し、さらに
(5)攻撃力アップ(3T) を得る。

宝蔵院胤舜に近い、大量の自己強化を付与するArt補助宝具。
効果そのものは豪華だが、取り扱いがかなり難しい。

(1)、(5)は特に意識せずとも十分に恩恵を受けられる。
(2)は有用度の高い強化解除だが、クリティカルが発生すると相手のバフの有無に関係なく回数を消費してしまうのがややネック。
 ただ、クリティカルが発生すればNPを大きく回収出来るため、無駄撃ちを避けるよりはクリティカルを積極的に狙う方が良い。
(3)はクリティカルの威力を直接ダウンさせるという珍しい効果(他は子ギル新宿のアサシンのみ)。(4)と合わせて、クリティカル発生率の高い相手に強く出る事が出来るが、自分が狙われる必要がある。
 通常攻撃で全体攻撃を行う敵であれば自然と条件を満たしやすい。ちなみにクリティカル威力を50%以上ダウンさせるとクリティカルの方がダメージが減少するという逆転現象が起きる。
(4)は非常に特殊な条件の全体回復。被弾が条件の為、実質的なクリティカル威力ダウンとも見れる。
 通常攻撃やクリティカル攻撃が全体攻撃になる一部エネミーには特に有効。回復量も2,000-4,000(OC依存)と比較的高いが、ダメージ→回復の順番なので瀕死の味方を延命させることはできない。

総評

耐久能力に優れ、宝具で大きく自己を強化できるクリティカルアタッカー。
NP効率も総合的に見て優秀なので、宝具の連発も狙いやすい。
ただ、その宝具の効果が複雑で、全てを活かそうとすると非常に運用が難しいのが欠点。
敵のクリティカルを意図的に誘発するのは大変難しいためそこには無理にこだわらず、攻撃力アップ・防御デバフ・強化解除の3点のみを意識した運用でも十分活躍できる。
(5)以外は5T持続するため狙わなくても発動する機会は多い。重ねがけしておいても同時に発動するため、(2)以外は効果が倍化する。

個性的な動きをしようとすると、全体クリティカルを使用してくる大型魔猪などのエネミーにはメタとして宝具がよく機能する。通常であればこういう敵はゴリ押したほうが早いのだが「真実の愛」のような大型魔猪の放置を強いられる高難易度クエストにおいては敵クリティカルを回復に追い込むことすらでき起用する価値が大きい。

一方スキルは分かりやすい強さを持ち、カードの色や性能も優秀。Arts主体のランサーとしては素直で扱いやすい。
特に、自己強化特化型サーヴァントの天敵である強化解除に抵抗力を持っているのは大きな長所。

さらなるクリティカル威力アップと、クリティカルの為のスター供給を外部から補えるとより活躍が見込める。
諸葛孔明を始めとするサポート系キャスターとは概ね好相性で、玉藻の前を中心とするArtsパーティへの適正もランサーの中ではかなり高い。
スター供給は2030年の欠片等の礼装でフォローできるとベター。
同クラスにはあまりArts主体のサーヴァントがいないのがやや残念だが、同じ中華圏ランサーの神槍 李書文はそれぞれが必要な時にスターを集められるので意外と互いの邪魔をしない。
他のスター供給役は必須だが、並べて運用してみるのも一興だろう。

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最終更新:2023年03月27日 12:49