アシード


【種族】 人間
【性別】 男性
【属性】 ,
【所属】 フリーランス


概要


フルネーム「アシード=レザン」。単身世界を渡り歩くフリーの傭兵兼用心棒。20歳。
生まれは極北の地として知られる「イセベル島」で、元ペレネス寺院の武術門下生。
修行中の修道僧である宗麻=ネニュファールの兄弟子に相当する。

容姿


黒い長髪を一本結びにまとめている。瞳は獣のように鋭い。色は金色。
額には瞳と同じ色の虎目石の護石が埋め込まれている。
褐色の肌に細身ながらもしなやかでしっかりと鍛えられた筋肉質の肉体。長身。
おしゃれの一環で顔や左腕に緑がかった水色の刺青を入れている。

服装は全体的に軽装。黒のタンクトップに赤のロングスカーフ。
故郷イセベル島など寒冷地では上記の服装の上にアウター(気分によりまちまち)を羽織ったりすることもある。
ボトムスは群青のニッカポッカ。黒のスパイク付き&魔導合金板入りショートブーツ。
両腕には包帯を、腰には2本のデザインベルトを巻いている。

戦闘時は上着は着ないが、動きやすさを確保する為と周囲の風を敏感に感じる為にわざとやっているらしい。

身長:180cm,体重:69kg


性格


奔放で冷静沈着。シニカルかつドライ。常に飄々とした冷めた態度を取る。
それに加えて日頃から口も態度も悪く皮肉交じりの軽口や冗談を叩くことも多いが、根は真面目で義理堅く一度受けた恩は忘れず恩人には親身に接する。
また、仕事・契約に関しては非常に真摯でストイックな姿勢を貫いている。

長く殺伐とした戦場に身を置き転々としていた経歴から平穏や馴れ合いが苦手な一匹狼気質。
何でもなんてことない平穏な日常と仲間づきあいにぞっとするくらい荒事に慣れすぎたと本人は語る。
その為人間関係は基本的には寛容かつ無関心。深入りすることのない淡白な付き合いを好む。
彼の淡白さは肉親や弟弟子相手でも変わらないと思いきや流石に少しは変化する模様。

正義感や倫理観は人並み。しかし彼の方針上仕事内容を優先し、情や義憤に流されることは少ない。
その理由は傭兵稼業を行うに当たって浴びせられた理不尽な罵倒や暴力のことが深く関係している。
時には賊徒悪人ならず所属陣営違いの知人の殺害を厭うこともない。

そんな彼だが、仕事が関わらないケースではその判断は極めて常識的。
また、天性の才能に恵まれた天才肌だが同時に決してそれを鼻にかけない努力家である。


経歴


イセベル島出身のフリーの傭兵兼用心棒。元ペレネス寺院の武術門下生。
元は聖ラナド信者のヴァルヴォート移民の子孫であり、極寒の地の生まれながらにして家族全員肌が浅黒い。
歳の離れた現役ペレネス寺院の修道僧の姉(ソーマの師匠)がおり、彼女の背を追いかけて自身も武術の道へ進んだ。
気功の才は平凡であったが、反面武術の才には秀でたものがあり、4年前の16歳にして門下生としての卒業試験を突破した猛者である。

門下生としての修行を終えた彼は早速置手紙島を飛び出し、島の外の世界で腕っ節を生かして傭兵となった。
その後はさる傭兵ギルドに属していたようだがある事件により汚名を被せられてしまう。
それ以降ギルドからも追い出され、泥水を啜りながらも血の滲む努力により名誉回復に励んでいた。

現在では被せられた汚名も薄れ、信用も十分回復しているが組織に所属することなく気ままな風来坊として傭兵稼業を続けている。
本人は独り身が気楽と語るが、ひょんなことから旅中に家出してきたという精霊使いの少女ワケ有り無口少女を拾い、彼女たちと行動を共にしている。


口調


常にガラの悪いチンピラ寄りの男性口調。
依頼人相手になると少しはマシになるが基本的にふてぶてしさは変わらない。
冷静沈着な性格に反して饒舌でよく喋るが、どことなく気取ったようなスカした口ぶり。

口調例


「俺はアシード。アシード=レザン。あんたのような有名人と仕事できるとは光栄だよ」
「こうヒマな時間が長いと体が鈍っちまう。あんた、平気なのか。そうかい」
「なんだ俯いて。ははぁ、さては女ばかりでまともに視線合わせられないとか?青いねぇ~。……で、どの子が気になるんだよ」
「俺の武器は身一つ。これだけあれば十分だ。後はどうとでもなる」
「よぉ、宗麻。久しぶり。ちったぁ背ぇ伸びたか?」
「まさかお前まで傭兵になるとは思わなかった。修行中?あぁ……修行僧の修行って普通の門下生よりも厳しいのか」
「姉貴は元気かね。……まあ、さ。流石の俺も実の姉となりゃ心配にもなるものよ」
「あんたが宗麻のダチか。ははぁ、あいつも耳の生えたダチが出来るなんてな」
「悪ぃが、手加減が嫌いな性分でね。盛大にシメさせて貰う……!」
「大人しく吐けば顔がボコボコになる程度で済ませてやるよ」
「別にあんたが何者か問いはしないよ。俺らを後ろから撃ち抜きさえしなきゃな」
「嬢ちゃん金あるか?あんならその依頼受けてやる。無いならおとなしく他当たりな」
「これ以上の働きを望むんなら、追加料金頂くよ。こちとら慈善事業じゃないんでね………」
「俺はヒーローごっこをしにきたんじゃない。ただ任務を遂行しにきただけだ。あんたの事情の考慮なんぞ知ったことか」
「邪魔すんじゃねえよ。そいつの味方するっていうなら、骨の一本じゃ済まねえぞ………!!」
「人がいいのはいいけど、そういう自己満足が明日家族を失って路頭に迷う人間を生み出すんだぜ」
「これさぁ、依頼内容にないだろ………。ったくガセもいい所だな………ッ!」
「依頼破棄するなら、破棄するって言ってくれ。あんた、一人でどこかに行くから探し回っちまったじゃねえか」
「ったく………。はしゃぐんなら外ではしゃぎやがれ………」
「俺はな!!お前らのような自分で何もしねえくせに口といらねぇ正義感だけが達者な奴が心底嫌いなんだよ!!!!」
「………勝手にしろ。俺を納得させたいなら、死に物狂いで“正しい”って証明してみろ。そしたら……認めてやるよ」

主な技・魔法


高い身体能力と格闘技術を生かした高速物理アタッカー。
基本的には素早い身のこなしを生かした連続攻撃と気功術を使用した高火力技を駆使する。
遠距離攻撃に乏しく、物理防御面が貧弱なのが弱点。

我流体術


「修羅塵拳」
素早い身のこなしから瞬間的に繰り出される連続拳打。
気功技と絡めることで更に強力に。

「禍津天還」
攻撃を仕掛けてきた相手を勢いのままに中空に投げ飛ばしつつ寸剄により強化された蹴りで吹き飛ばし、踏みつけで叩きつける。
アシードが投げ飛ばせないくらい大きいor重い、宙に浮かない相手には効果が薄い(というかほとんどない)。

ラナド流戦闘体術


「刺弾」
寸剄により全身の力を指先に集中。
すっと突き出すことで非常に貫通力の高い攻撃を行う。

「爆雷」
寸剄を利用した打撃。伝達させた力を一転特化の破壊に集約させている。
相手と密着するような至近距離による攻防にて踏み込みもなく放たれる音なき必殺拳。
その衝撃は密着状態でショットガンをぶち込まれ、全身をズタズタにされるに等しい。

「旋脚」
槍による薙ぎ払い、鞭の如く蛇のようにしなり、襲い掛かる高速キック。
大気がぶれるほどのスピードと、大岩さえも容易に粉砕する確かな火力を持つ。

「制嵐」
精神を集中させ、瞬間的に相手の僅かな動作や周囲の風の動き、空気振動から戦況を把握。
回避やカウンターに繋げる見切りの技。
これに極めて強力な気功補助を絡めて使うのが、「藍智霊眼」。

「燕衝」
寸剄を利用した遠当。似た技である「飛突」と違うのは純粋な物理衝撃だけで遠当を行っていること。
アシードが使える技の中では唯一の遠距離攻撃技。

気功術


「紅花支根」
気門の一つを開くことにより発現する大地の力。
生来所持している属性に対応する気門の為、相性は良好。

 ┣ 「崩天」
   緩やかな動きから繰り出される気功により強化された崩拳。
   その拳の威力、衝撃は巨大な強化合金の塊を猛スピードでぶつけられるに等しい。

 ┣ 「死蠍」
   全身をバネに繰り出される渾身の後ろ回し蹴り。
   打撃の作用点となる足先に全身の力、気功エネルギーを集約させ硬化。槍の如く相手を貫くと同時に気功衝撃を流し込む。
   一撃で大岩どころか強化された合金製の壁さえも蹴り砕く超火力。

 ┣ 「鳴動」
   気門を開くことで発現する守りのエネルギー。
   気功エネルギーにより自身の所有する霊子オーラ(耐性などになるもの)を強化。物魔防御を上昇させる。

 ┣ 「鋼刃」
   気門を開くことで更に火力、硬度を増した拳。
   突けば大槍の如き衝撃と刺突が、振り払えば鋭利な刃物の如き鋭い斬撃が相手を襲う。

 ┗ 「活陽」
   気功治療の一種。気功により自身の気流を活性化。
   代謝能力及び免疫力を増強するリジェネレーション系の技。
   傷や状態異常からの復帰が早くなる。


「蒼葉宝焔」
気門の一つを開くことにより発現する火の力。

 ┣ 「爆縮」
   気功により自身の生命力を糧に燃える蒼炎のオーラにより脚力を爆発的に増強する。
   瞬間的な発動しかできないが、その速度は化け物級レベルに達することも可能。
   イメージとしては爆風を起こしてその反動で加速するようなもの。

 ┣ 「蒼活」
   気功自身の生命力を糧に燃える蒼炎のオーラを巡らせ、物理火力を増強する。
   こちらは長く発動できるが、発動中は他の気功技が使えなくなる上に徐々に体力を消耗する。

 ┗ 「焔柱」
   気功を纏わせた足で大地を思い切り蹴り砕き、蒼炎の気功エネルギーの結界を生み出す。
   結界に触れたものは強烈な炎と衝撃に襲われる。
   多人数に囲まれた時用の技。

他随時更新。

特殊能力・技能


「人間」
至って普通の人間。
人間に特別な効果を催す技や魔法、能力の影響を受ける。

「地属性耐性」
地属性に高い耐性を持つ。

「炎属性耐性」
炎属性に高い耐性を持つ。

「空属性弱化」
空属性に弱い。

「水属性弱化」
水属性に弱い。

「虎目石の護石」
額に埋め込まれている虎目石の魔宝石のアミュレット。
霊素やマナ、魔術などにより引き起こされる能力値弱体化の効果を打ち消す力を持つ。
それ以外の手段による弱体化には未対応。

「ラナド流戦闘体術」
ペレネス寺院の修行僧や武術門下生が嗜む体術。
東洋かぶれの武人であった聖ラナドを奉り、彼のようにあれという寺院の方針により武器を持たない徒手空手の戦闘武術が発達。
先代の僧侶達が鍛錬の末にラナドが用いた武術を再現し、拳法的な流派として確立させた。
型を習得することは容易であるが、それを極めることは非常に困難であるとされ、習得した型を何度も繰り返し練習することにより磨かれていく。
日々鍛錬である。

「気功術」
人間などの生命体に流れ渦巻く生命のエネルギーを操る秘術。ペレネス寺院流の気門操作と言われる気功術を専門的に扱う。
ちなみに気門とは気のエネルギーや生命体が生まれ持って所持している潜在的な力を引き出すための門と呼ばれる場所を指し、人体には7つの気門が存在すると言われている。
この気門を操作し気の性質や属性を変換したり、自身の感覚などを強化することで多彩な気功技を繰り出すことが出来るのだ。

「発剄」
の技術を会得している。元は姉(ソーマの師匠)の戦闘技術を真似たもの。
重心移動や伸筋の力、張る力など物理的な力を駆使して火力を底上げする。

「気装強化」
気功エネルギーによる自己強化法の技術を会得している。

「気炎暖流法」
気功エネルギーにより自身の体内の熱量を調整し暖めることが可能。
実はそんなに得意ではないので防寒着は欠かせない。

「衝炎」
見切り、発剄を駆使した戦闘技術。
相手の攻撃を受ける瞬間に発剄を発動させた手足や気功エネルギーを纏わせた衝撃をぶつけ、相手の攻撃の威力を相殺しつつ自身の攻撃を安全に通す技術。

能力値


体力:B
魔力:E
 魔法攻撃力:E
 魔法防御力:B
 精神力:B
 精神防御:C++
腕力:A++
 物理攻撃力:A
 物理防御力:D++
知力:C
素早さ:A
命中:A+

ちなみに


1: 格闘系の同門キャラが欲しかったので芥さんの聖域SW2.0卓にて製作したキャラを逆輸入。
  卓内ではシャドウのグラップラー。ピーキーキャラは大好物です。(それが安定するかは不明)

2: 弟弟子ソーマ同様の火力に重点を置きつつスピードも高いタイプ。ただし防御力?そんなものはない。
  ソーマとの違いは気門操作による器用さと多様性を犠牲にした基本ステと技術、経験の高さ。

3: 名前の由来は色名のブルーアシードから。苗字のレザンはフランス語で「葡萄」の意味。
  響きが良かったのと武道に絡めて命名。

4: ソーマ絡みのキャラだけどキャラとしてはネガティブさと人の良さと俗物さと主人公ポイント(?)を失ったミュルグレスのイメージ。
  性格に反して意外に饒舌な所も同じだけど、より軽い感じのキャラに。だけどもただひたむきにストイックな仕事人。


最終更新:2017年01月26日 00:41