ふたば系ゆっくりいじめ 243 死すべき生物

死すべき生物 51KB


※俺設定
※東方オリジナルの設定をほとんど無視します
※人間が出ます
※反社会的な演出が非常に多いです
※狂ってます
※エロ入っています
※でも、通報だけは止めてね
※あくまでフィクションです
※こんなことをしたいと思わないし、したこともないよ。
※あくまでもお話です
※絶対に通報だけは止めてね
※ゆっくり理解できた人だけ読んでください。
※それ以外の人は今すぐ、右上の×ボタンさんを押してね。
※非常長いです


死すべき生物



ゆっくりは悪の根源だ。
そう信じる者達がいた。

ゆっくりに良いも悪いもない。
絶対的な悪。
そう断言する者達がいた。

ゆっくりを虐待したい?
虐待ではない。制裁だ。
この世に生を受けたことへの制裁だ。

どんな手段を使ってでも、
苦しめてやる。それがこの組織の目的であった。








とある平日のお昼頃・・・。

女性ニュースキャスターが慌しく臨時ニュースを読み上げた。

『臨時ニュースをお伝えしますっ!!!
 臨時ニュースをお伝えしますっ!!!
 本日、12時13分、
 S区内にあるゆっくり愛護協会、通称、ゆっくりんピースの本部ビルにて、
 凄まじい爆発があり、ゆっくりんピースの本部ビルが全焼しましたっ!!!
 死傷者は合わせて約100名という報告がありましたっ!!!
 なお、ゆっくりんピースにいたと思われるゆっくりたち、約1万匹は、
 みな焼け死んだとの報告がありましたっ!!!』

ADらしき人物がカンペを持ってきた。

『えぇ!?
 これどういうこと!?
 し、失礼しましたっ!!!
 たった今入ってきた情報ですっ!!!
 衆議院議員の愛出愛子氏が議事堂内に入ってきた男に、
 ナイフで刺されたとの報告がありましたっ!!!
 すぐに愛出氏は救急病院に運ばれましたが、ただいま重体とのことですっ!!!
 愛出氏と言えば、ゆっくり愛護法案を立案したゆっくりんピースの会長であり・・・』

さらに・・・。

『ちょっと!!??
 さっきからなんなの!?ねぇ!?
 た、大変、失礼致しましたっ!!!
 たった今入ってきた情報ですっ!!!
 N県のA山付近で、大規模な山火事が発生し、
 付近に住んでいる住民に対して、避難勧告が発令されましたっ!!!
 なお、このA山の付近には、ゆっくり保護区があり・・・』

ADがカメラの前を横切る。

『ねぇ!?ちょっと!?あなた!?
 えっ!?これも!?さっきからこれなんなのねぇ!?
 こ、こ、これもたったいま入ったニュースですっ!!
 全国的に展開しているゆっくり製菓の本社ビ・・・』


女性アナウンサーが引きつった表情で異様なニュース読み上げていると・・・。


『おいっ!!!あれはなんだ!!!!』

プロデューサーが叫んだ。

数あるテレビモニターが他局の放送を流している中、
とあるテレビ局でいつもと違う光景が広げられていた。

このテレビ局では、今の時間帯では、
「たのしいゆっくりなかま」というゆっくりを扱った子供向け教育番組を放送している。
歌のお姉さんとゆっくりたちが、楽しく歌を歌うという老若男女問わず、ゆっくりファンには大人気の番組だ。
いつもなら、歌のお姉さんとゆっくりたちがゆーゆー歌ってるだけの単調な番組だが、
今映っているその光景は全く違った。

迷彩柄の服を着て、マシンガンを携えた人間たちが、映っていた。
その人間たちは、みな一様に変わっていた。
全員、れいむ、まりさ、ありす・・・などゆっくりのマスクを被っていた。
中央に立っているれいむのマスクを被った人間が右手をカメラの前に突き出した。

髪を雑に捕まれて、もみ上げをピコピコと上下に振り回して痛そうにしているれいむがそこにはいた。

「いじゃいよぉお!!!はなじでぇええ!!!」

れいむは下腹部をブリンブリンと揺らして、逃げようとしている。

「やめてあげてね!!!いたがってるよ!!!」
「そうよ!!!こんなのとはいはじゃないわ!!!」
「こんなゆっくりできないことはやめてよ!!!ゆっくりしようよ!!!」
「わからないよー!!!にんげんさんがなにがしたいのかわからないよー!!!」


れいむを心配そうにしているゆっくりたちの声が聞こえる。


『何が・・・望みなの・・・?こんな・・・こと・・・しても・・・』

歌のお姉さんと思われる女性が声を震わせながら訴えかける。

『れいむちゃん・・・』


れいむのマスクを被った人間が、右手に持っているれいむに問いかける。


「にん・・・げん・・・さん・・・れい・・・む・・・こわ・・・い」


目に涙を溜め、プルプルと体を小さく震わせていた。


『これからこぉんなに可愛い可愛いれいむちゃんを・・・』


れいむだけでなかった・・・。
他のゆっくりや歌のお姉さんも、れいむと同様、この異常事態に体を震わせていた。



『ゆっくり燃やしちゃうよ!!!!』




「やめてぇええぇえ!!!そんなことしないでぇええ!!!!」
「どぼぢでぞんなごどいうのぉおお!!!!」
「やめるんだぜぇぇええ!!!そんなゆっくりできないことはやめてぇえええ!!!」
「ゆんやぁぁああ!!!ゆっくりできないぃいい!!!ここはゆっくりできない!!!!」
「もうやだぁあああ!!!!おうちかえるぅうう!!!!!」


『やめてぇぇぇえええ!!!そんなことしないでぇええ!!!あなたちそれでも人間なのぉおおお!!!』


ゆっくりや歌のお姉さんたちは、泣き叫んだ。



ドバババババ


まりさのマスクを被った人間がマシンガンを天井に向けて発射した。


『静かにしてね!!!
 邪魔すると殺しちゃうよ!!!
 あと、れいむちゃんはゆっくり燃やしちゃうよ!!!
 ゆっくり理解してね!!!』


ゆっくりや歌のお姉さんたちは、みな黙った。
あまりの恐怖にゆっくりたちは、みなしーしーを漏らしていた。
よく見ると歌のお姉さんも失禁していた。


『さぁて、れいむちゃん・・・』


れいむのマスクを被った人間が言った。


「にんげ・・・さん・・・れ・・・む・・・し・・た・・・くな・・・」


れいむは瞳から止め処なく涙を流し、声を詰まらせながら話す。


『ん?よく聞こえないよ?はっきりと大きな声で元気よく答えてね!!!』

「れ・・・む・・・しに・・・た・・・」


『聞こえないよ?れいむちゃん!!!こうすれば聞こえるかなぁ!?』


れいむのマスクを被った人間は左手でライターに火をつけ、れいむの下腹部を炙りだした。

「あじゅぃいいぃいいいいい!!!!!!!」


れいむは体中から体液という体液を分泌させながら、叫んだ。

「でぃぶぅううぅうう!!!!」
「やべでぇぇええええ!!!ゆっぐりぃいいい!!!」
「どぼぢでごんなごどずるのぉおおぉお!!!!」

『いやぁあああ!!!!やめてぇぇえええ!!!!』

ゆっくりと歌のお姉さんは叫んだ。


れいむのマスクを被った人間は、ライターの火を消した。

『なぁ~んだ。元気がなかっただけかぁ~。お兄さん、心配したよぉ!!!』


「あじゅ・・い・・・あじゅ・・・」


『だって、これから殺しちゃうのにさぁ・・・
 お返事が小さかったら・・・ジワジワと嬲り殺す楽しみがゆっくり味わえないかと思ったよぉ!!!!
 れいむちゃんの可愛くて可愛くてかわゆぃいい声が、
 痛い~とか熱い~っていうゆっくり出来ない声に変わるのが・・・
 お兄さんはとぉてもゆっくりできるんだよぉおおぉ!!!!』


「やめでぇえええぇぇえ!!!!でいぶじにだぐないぃいい!!!
 おがああじゃんんんん!!!!だずげでぇえええ!!!!
 おねえじゃんんん!!!!!だじゅげでぇええええ!!!!!!!」


れいむは、助けを乞う。


『やめてっぇえええ!!!どうしてごんなことずるのぉおおおお!!!!』


歌のお姉さんは涙を流しながら、問い正す。


『だってゆっくりできるからじゃないかぁ!!
 そんなことも知らないなんて・・・バカなの?死ぬの?』


れいむのマスクを被った人間が、れいむの体に何かを塗り始めた。


「くちゃい・・・くちゃい・・・くちゃいよぉ・・・」


『ごめんねぇ・・・れいむちゃん・・・。ガソリンさんの匂いはゆっくりできないかい?』

それを聞いたと途端・・・。

『もうやめてぇえええ!!!お願いだからもうやめてぇえええ!!!!
 何が望みなのぉおおお!!!ねぇえ!!!お願いだからもうやめてぇえええ!!!!!』


歌のお姉さんは顔がクシャクシャになりながら、号泣した。


『れいむちゃんを燃やすのが望みなんだよ!!
 ゆっくり理解してね!!!!!』



『やべでぇええ!!やべっ!?』


次の瞬間、ありすのマスクを被った人間が歌のお姉さんを殴った。


『静かにしなさい!!!この田舎者!!!!』



『うっ・・・うぅ・・・』


殴られた歌のお姉さんは、頬を押さえながら、静かに泣いていた。




『さぁて、れいむちゃん!!!
 お楽しみのスーパーメラメラタイムの始まりだよぉおお!!!』


「でいぶじにだくないぃいいい!!!でいぶじにだぐないぃいい!!!」


『大丈夫!!!ゆっくりはみんな無様に死んじゃうんだよ!!!
 れいむちゃんの場合、他のゆっくりに比べて、ちょっと早いだけだから!!!
 お兄さんが熱い熱いメラメラさんで燃やしてあげるから安心して燃えてね!!!』


「やだやだぁぁぁああ!!!でいぶもえだぐないぃいいい!!!!
 ゆんやぁあああ!!!もうやだぁぁああ!!!おうぢがえるぅううう!!!!」


『ダメだよ!!!そんなわがまま言っちゃあ!!!
 れいむちゃん!!!テレビに前のお友達に最期のお別れの挨拶をしようね!!!
 ほら、もっとゆっくりしたかったって言ってごらん!!!』

「ゆんやあっぁああ!!!ゆぴぃいいい!!!
 でいぶじにだぐないよぉおおお!!!でいぶじにだぐないよぉおおお!!!
 ゆびぃいいいいぃいい!!!!!!」


暴れまくるれいむ。
とにかく逃げようと必死でもがく。
その姿にはもうゆっくりという言葉とはかけ離れ、思いもよらない醜態。



『もう!!!れいむちゃんは!!!聞き分けのない子だね!!!
 そんなゆっくりできないれいむはゆっくり死ね!!!!』


と、言い終わると、左手のライターに火をつけた。



そして、れいむの体に火をつけ・・・。


「あじゅぃいいぃいいいいい!!!!!!
 あじゅぃいいいいいぃいいいいい!!!!
 ゆわあ。ぁぁぁぁぁああああああ!!!!
 ゆんああぁぁぁぁぁああぁぁあああ!!!
 ゆびいいいいぃいい!!!!!!!!!!!!!!」



凄まじい声で叫ぶれいむ。
れいむの全身を真っ赤に燃える炎が包む。
その炎の中で、黒いれいむのシルエットが、物凄い勢いで下腹部をブリンブリンさせているのが、
カメラに映る。
全身が燃えている中でも、助かりたい、逃げ出した、生き延びたいというのが、
見る者をすべてに伝わるかのように・・・。
そして、その暴れっぷりが示すのは・・・。
とてつもない熱さ・・・・。とてつもない痛み・・・。
見るものが目を塞ぎたくなるような映像・・・・。





「でぃぶうううぅうううううう!!!!!!!」
「ゆんやぁぁああ!!!!ゆっくりぃいいい!!!ゆっくりぃいい!!!」
「わからないよぉおおお!!!わからないよぉおおおお!!!」

ゆっくりたちは、体中から汗、涙、涎を撒き散らしながら、暴れる。


『いやぁぁっぁぁぁぁぁぁああ!!!!!!でいぶじゃあんんんんん!!!!!!!』


歌のお姉さんは両手で目を塞いだ・・・。




次第に、れいむについた火も消えだした。


「ゆ゛っ・・・・ゆ゛っ・・・」

なんと、れいむはまだ生きていた。


『でいぶじゃんんんん!!!!でいぶじゃんんん!!!!』


歌のお姉さんはれいむの名前を呼び続けた。


「お・・・で・・・え・・・ざ・・・ん・・・」


『れいむちゃん!!!よくがんばったねぇ!!!
 さあ!!!今度こそ、テレビの前のお友達とお姉さんに最期のお別れを言おうか!!!!』


「で・・・ぃ・・・ぶ・・・じ・・・に・・・だ・・・ぐ・・・」


「で・・ぶ・・・じ・・・に・・・ぐ・・・な・・・い」



クシャ!!!



言い終えた瞬間、真っ黒になったれいむの体は自然に壊れて、れいむの頭がポトリと床に落ちた。



『でいぶぅううぅうじゃんんんん!!!!!!!!』


普段の優しく笑う歌のお姉さんからは想像できない苦悶の表情。



「ゆんやぁぁあ!!!どぼぢでごんなごどずるのぉおお!!!!」
「でいぶぅううぅう!!!でいぶぅううう!!!!」
「もうやべでぇえええ!!!もうやべでぇええええ!!!!」


それに反応するかのようにゆっくりたちも泣き叫びだした。





『さぁて!!!今度はお姉さんの番だよ!!!』


「「「ゆぅぅううぅっ!?」」」


ゆっくりたちは恐怖した。
この人間たちは、さきほど、れいむにしたことをお姉さんにもしようとしている。


「お・・・お・・・お・・・」

「「「おねえじゃんをいじめるなぁぁあああ!!!!」」」


ゆっくりたちは無謀にもその柔らかい体をポニョンポニョンと弾ませて、
人間たちに体当たりをしてきた。

この人間たちはゆっくり出来ない!!!
この人間たちはお姉さんをゆっくり出来なくさせる!!!
絶対に許せない!!!
絶対に許せない!!!
れいむの仇!!!お姉さんを守る!!!
そんな決意をみな持っていたのでもあろう。

が、当然・・・


「ゆべぇ!!!」
「ゆぼぉ!!!」
「ゆごぁ!!!」


みな、人間たちに踏み潰され、中身を吐いて、絶命する。


『みんなぁぁああああ!!!!!!!!』


歌のお姉さんの絶叫が響き渡る。


『さぁて!!!お楽しみはこれからだよ!!!
 あっ!?いっけなぁぁい!!!
 これからは大きなお友達しか見ちゃいけないよ!!!
 小さなお友達はゆっくりチャンネルを変えてね!!!』


『い・・・い・・・いやぁぁああ!!!!』


ビリッ!!ビリィ!!!


お姉さんの服を破り、半裸に近い姿にした。


『このお姉さんはゆっくりが大好きなんだって!!!』

れいむのマスクを被った男が言う。


『うぅ・・・うぅ・・・』


テレビに自身の裸体が映り、泣き出すお姉さん。


『お兄さんはこんな綺麗なお姉さんのために!!!
 プレゼントがあります!!!
 お姉さんが大好物のれいぱーちゃんで~す!!!!』


「んんほぉおおおぉおおおお!!!!!」


そこには薄汚れたれいぱーありすがいた。
恐らく、どこかで拾ってきた野良ありすをレイパー化したのであろう。


すると、まりさのマスク、ありすのマスクを被った人間二人が、
歌のお姉さんの両足を持ち上げ、お姉さんの腕を方に回して、
股を広げるように、二人で抱えだした。
人間たちは、さらに・・・股間を指で・・・


『いやぁぁぁああ!!!やめでぇええ!!!やめでぇえ!!!!
 お願いだがらぁあぁあああ!!!!やめでっぇええ!!!!』

必死で抵抗するお姉さん。
が・・・。


『うるさいよ!!!静かにしてね!!!』

ボガッ!!!

と、れいむのマスクを被った人間がお姉さんの顔面にパンチを当てた。

「うぶっ!?」

鼻血を出して、うなだれるお姉さん。

『はいはい~!!!
 カメラさん!!!死にたくなかった、お姉さんのまむまむをドアップで映してね!!!
 ズームをいっぱいい~っぱいしてね!!!』


カメラマンの後ろにいるちぇんのマスクを被った男が、
マシンガンの銃口を背中に押し付けて、カメラマンに指示する。

カメラマンも申し訳なさそうに、
お姉さんの何も衣服で覆われていない股間をズームで映す。


『これがお姉さんのまむまむだよぉ~!!!
 大きなお友達のみんなぁ~!!!
 シコシコピュッピュする前に、ちゃんと録画してねぇ~!!!
 こんな無修正のまむまむを地上波で、しかもこぉんなに綺麗なお姉さんの
 まむまむをドアップで見れることなんて今後100年くらいはないんじゃないのかなぁ~!!!』


『うぅ・・・うぅうう・・・』

ひたすら泣き続けるお姉さん。


『このまむまむにどれだけのぺにぺにが入ってきたのか気になるなぁ~。
 ねえ、お姉さん!!!何人のぺにぺにが入ってきたか教えてよ!!!
 お兄さんゆっくり知りたいなぁ!!!』


まさに外道。
このれいむのマスクを被った人間は、最低な人間である。



『うぅう・・・うううぅうう・・・』


ただ泣くしかないお姉さん。


『泣いてちゃわかんないよ!!!
 そうだ!!!まむまむがかっぽり開いちゃったから、ぺにぺにがほしんだね!!!
 わかるよー!!!』


れいむのマスクを被った人間は、れいぱーを両手に抱えた。

「んんほおおおおぉおおおおお!!!」


『やめでぇええ!!!!ぞれだげばやめでぇえええ!!!!
 おねがいじまずぅううう!!!おねがいでずがぁらぁあああ!!!!
 なんでもじまずうぅううう!!!なんでもじまずがらっぁあああ!!!!』


「んんほぉおおぉおお!!!
 とかいはなおねえぇさんねぇええ!!!!
 そのつんでれなたいどもかわいいぃわぁあああ!!!!
 あでぃずのぉおお!!!とはいはのあいをぉおお!!! 
 うけとってぇえええ!!!!」


れいぱーのぺにぺにが大きくなった。
しかし・・・。それは度を越していた。
まさに・・・。馬並み・・・。
いや・・・。馬以上の長さ。馬以上の太さ。



『いいまずっぅううぅう!!!
 いいまずがらぁっぁああ!!!!
 やめでぐだざいぃいい!!!!やめぇ!!やめでぇええ!!!
 ざんに!!!ざんにんでずうぅうううう!!!
 いままでぇええ!!!ざんにんどやりまじだぁあああ!!!!!』


必死の形相で拒絶するお姉さん。


『三人かぁ~。なんか妙にリアルな数字だね!!!
 お兄さんちょっとショックだなぁ!!!
 こういう仕事しているお姉さんって結婚するまで純潔を守ってるんだと思ってたから!!!』

『うひひひぃいいうひぃいい・・・』


目が虚ろになり、焦点がどこかあらぬ方向になっているお姉さん。

『でもよく言えたね!!!立派だね!!!
 感動した!!!だからお兄さんからのプレゼント!!!!』


「んんんほぉおおおぉおおおおお!!!!!!!!」

れいむのマスクを被った人間は、れいぱーをお姉さんの体に投げた。
れいぱーがお姉さんの股間に圧し掛かる。

『いやぁぁぁぁぁぁぁぁあああ!!!!やめでっぇえええ!!!!!
 だれがあぁぁぁぁあああああ!!!!だずげでぇえええ!!!!!!!
 やめでぇええ!!!やぁぁぁぁぁあぁああ!!!!』



「んんんほぉおおぉおおおお!!!!
 とはいはのあいをうけとってっぇえええええ!!!!」




『いやぁぁああああっぁあああ!!!!!』






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『狂って・・・る・・・こいつ・・・ら・・・狂・・・てる・・・』



虐待鬼意山はれいむへアマギリをするつもりだったが、
テレビから流れてきたその異様な光景に言葉を失った。


本来、この時間に流れるはずの「たのしいゆっくりなかま」をアマギる前のれいむに、
見せ付けて、ゆっくりがゆっくりする姿を見て、れいむもあんな風になりたいという希望を、
植えつけた後にアマギり、絶望と痛みだけを与えるという虐待コースを行おうとテレビをつけたら・・・。


なんだこれは・・・。

カランカランカラン・・・。

ショックのあまり、お兄さんは手に持っていたアマギリ専用キリを床に落とす。
この虐待鬼意山、虐待歴10年の大ベテラン。
ゆ虐コンテストでも入賞するくらいの実力者。
そんな強者でも、この映像はまさに狂気。


「お・・・に・・いさ・・・ん・・・なに・・・こ・・・れ・・・?」



あまりの自体に虐待鬼意山だけでなく、れいむも目が点になり、困惑していた。
先ほどまでゆびぃゆびぃと叫んでいたが・・・。
この映像を見て、開いた口が塞がらなかった。
お兄さんは・・・。「たのしいゆっくりなかま」を見させてくれるんじゃなかったの・・・・
何これ・・・。



もう・・・それどころではなかった・・・。


なんだこれは・・・。


鬼意山もれいむもそれを必死で理解しようとしたが、
理解できなかった。

いや、理解できなくて当然である・・・。


『ぱぴぷぺぽぉぉおおおぉお!!!!ぱぴぺぽぉおおぉおお!!!!』


鬼意山の精神は崩壊したのだ。


「おにいいさんんんん!!!!!ゆっくりしてぇえええ!!!!ゆっくりぃいい!!!」


れいむは必死で叫んだ。

鬼意山をこっちに世界に連れ戻そうとして・・・。

れいむは声が枯れるほど叫んだ。

ゆっくり、ゆっくりと・・・。



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「こわいよぉおぉお!!!わからないよぉおお!!!」

『怖がらないで、ちぇん!!私がちゃんと守ってあげるから!!!』

「ほんとぉおお?」

『ええ!!だってあなたは私の宝物ですもの!!!!』

「おねえさん!!!!!」



バリン!!!!


「あれぇ?まどがらすさんがわれたおとがしたよぉおお?」

『何かしら・・・えっ!?あなた!?』


『ヒャッハァァァ!!!!虐待だあぁぁああ!!!!!』


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N県のA山付近



「あじゅいぃいいいい!!!!!だずげでぇえええ!!!!」
「ひさんんんんん!!!!あっちにいっでぇええええ!!!!!」
「だれがぁぁあああああ!!!!だじゅげでぇえええええ!!!!」
「どぼぢでごんなごどになっでるのぉおおおぉお!!!!!」


ゆっくり保護区に住んでいた野生ゆっくりたちがみな山火事から逃げていた。



「ゆぅ・・・。やっとひさんからにげることができたよ・・・。」
「どぼぢでごんなごどに・・・ばでぃざのおちびじゃんが・・・」
「ゆんあぁああああ!!!!でぃぶだぢのゆっぐりぶれいずがぁああ!!!
 みんなのゆっぐりぶれいずがぁあああ!!!!!!」

焼け野原になった場所にて、
生き残ったゆっくりたちは、一同で集まり、みんなゆーゆーと泣き出した。

このゆっくり保護区とは、国立公園であり、
この地区一帯の山々は、
国が管理しており、虐待鬼意山などは立ち入り禁止であり、
国が認定した愛で派の人間しか入れない地域なのである。

さらに、ここに住んでいる住民たちは、
ゆっくりブームにあやかり、
ゆっくりで村興しを考えている者ばかりで、
ゆっくりに対しては非常に優しいのである。
住人たちは、普段から事故が起きないようにと、巡回し、
ゆっくりが安心して暮らせる環境を作っていたのに・・・。
こんな大規模な山火事が起きるなんて、信じられなかった。


ゆっくりにとって、このゆっくり保護区は天国だったはず。
まさに、ゆっくりのためにあるゆっくりプレイスだった。
それが今、辺り一面焼け野原になり、
先祖代々住んでいた家は燃え、
みんなで力を合わせて耕した畑は焼け、
日向ぼっこするには最適な丘は炭と灰で覆い尽くされて、
子供の頃から遊んでいた遊びはなくなった。

春になると綺麗な花が咲いていた花畑には火種がチョロチョロまだ残っており、
夏になるとみんな泳いだ澄んだ水の川は泥だらけになり、
秋になるとみんなで葉っぱを集めるの楽しみだった森の木々は見事に消えて、
冬になると人間がゆっくりのために作ってくれた暖かい暖房の入る小屋は燃えて・・・。

死んでいったゆっくりのお墓は見るも無惨に荒れ放題。
みんなで人間から勉強を教えてもらった「がっこう」も真っ赤に燃えていた。
遊びに来てくれる人間のために、「ゆっくりしていってね!!!」とみんなで書いた垂れ幕は・・・。
「ゆっくりし○○○○ね!!!」と中の文字が燃えて、とても見せられるようなものじゃない。

すべてを失った。
家を、食料を、遊び場を、番を、子供を、親を、
ここに住んでいたゆっくりたちの歴史を、ゆっくりたちの生活を・・・。


『に・・・・・・ろ・・・・』


「ゆぅ!?なにかきこえるよ?」
「あれは・・・おじいさんだよ!!!」

遠くからお爺さんの姿が見えた。
お爺さんは、このゆっくり保護区のゆっくりたちの面倒を見てくれるいい人間だった。
ゆっくりたちが冗長して、調子に乗った時は、厳しく叱り、
ゆっくりたちが痛い思いをした時には、真っ先に飛んできて、ゆっくりたちの怪我を治す、
先生でもあり、医者でもあり、ゆっくりたちの親代わりでもあった。
この優しいお爺さんが生きていた。
こんな激しい山火事の中でも、お爺さんは生きていた。
生き残ったゆっくりたちは、みな目に涙を浮かばせて、ウルウルとしていた。


「ゆぅー!!!おじいさんんん!!!いきていたんだねぇええ!!!!」


一匹のまりさが満面の笑みで駆け寄って行く。
その体を弾ませて、必死で駆け寄って行く。

生き残ったゆっくりたちは、みな涙を流しながら、思った。
そうだ。こんなつらい時でもお爺さんは、
諦めるなと言ってくれた。
どんなにつらくても道は開けるんだと・・・。
みんなの力を合わせれば、この焼け野原をまた、
あの美しいゆっくりプレイスに、みんなの楽しいゆっくりプレイスに戻すんだ!!
彼らはそう思い出した。


「おじいいさんんん!!!!ゆっくりしていってねぇえええ!!!!」


『来るなぁぁぁあああ!!!逃げるんじゃぁああ!!!!早く逃げるんじゃぁああ!!!!』



お爺さんの後ろには、ぱちゅりーのマスクを被った人間が火炎放射器を持っていた。



『ヒャッハァアア!!!汚物は消毒だぁああ!!!!!』




ジュワァァアア!!!!

『うわぁぁああああああ!!!!!』





まりさの目の前でお爺さんは火達磨になった。



『あずいぃいいい!!あずぃいい!!!!』


まりさは、理解するのに数秒ほどかかった。


え!?
お爺さんがメラメラと燃えてる!?
どうして!?
さっきまで燃えていなかったのに!?
あれ!?ぱちゅりーがいる!?
でも、あれ、ぱちゅりーじゃないよ!!
人間さんだよ!!!
でも、顔はぱちゅりーだよ!!!
でも、人間さんだよ!!!
でも、顔はぱちゅ・・・・・





ボワッァアア!!!!!





が、結局、すべてを理解することは出来なかった。






『ヒャッハァァァアア!!!!てめえらまだ生き残ってやがったかぁあ!!!
 全部燃やしてやるぅううう!!!!汚物は消毒だぁあああ!!!!!』





「「「「ゆぅうぅうううう!!!!!」」」」


「ゆんやっぁあああ!!!ゆっくりでぎないぃいい!!!!」
「どぼぢでごんなごどずるのぉおおお!!!!」
「ゆびぃいいい!!!もうやだぁああおうちがえるぅううう!!!」

生き残ったゆっくりたちは、目の前にある死に絶望した。
さきほどまで希望を持とうと決意していたのに、
その決意はいとも簡単に崩れ去ったのだ。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~






『り、り、臨時ニュースです!!!』



『先ほど、議事堂内にてナイフで刺された愛出愛子氏の意識が戻ったとの報告がありました。
 現場の○田さん!!!』


『はい!!こちら!!都内にある救急病院に来ております。
 こちらには、各報道陣が多数駆けつけており・・・、
 あ、たった今入った情報では、あちらの窓の病室で愛出氏が・・・』


ドダン!!
ガチャガチャ!!!


『えっ!?何?あの人たち!?
 ってあれ!??まさ・・・か!?ロケ・・・』


『危ないっ!!ちょ!!!逃げろ!!逃げろぉぉお!!!』
『嘘っ!?』


ドガァアアアンン!!!!!



『きゃぁっぁああああ!!!!!
 嘘っ!!!なんてってことをぉぉお!!!』




ザッァァザッァア




『た・・・ただいま・・・映像がみ・・・乱れて・・・』












~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~







『なんだよ・・・これ・・・テロ・・・!?』





食道で定食を食べていたサラリーマンたちが、
テレビから流れるその異様な光景に驚きを隠せないようで、
みな箸を落としていた・・・。





「ゆんやぁああああ!!!!!! 
 でぃぶばでざーどざんじゃないよぉおおお!!!
 だれがぁあああ!!!だずげでぇえええ!!!
 ゆんやぁああ!!!!」



定食のデザートになっていたれいむの叫び声だけが、
定食屋に響き渡っていた・・・。


れいむの頭に銀色のスプーンがゆっくりと刺さっていく。


「いじゃいいぃいいいぃいいいいいいいい!!!!」



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



『こちら119番!!!どうされましたか?』

「ゆっくりしていってね!!!」

『・・・へぇ!?』

「ゆっくりしていってね!!!」

『なんだよぉぉ!!!イタ電かよぉお!!!
 このクソ忙しい時にぃ!!!』

「ゆっくりまってね!!!!きらないでねぇ!!!!」

『はぁ!?何言ってるだよ!あんた!!!
 今、いろんなところから電話が掛ってきて忙しいだよ!!!
 切るからなぁ!ったく!!!』

「ゆっくりまってね!!!おにいさんがくるしそうなんだよ!!!」

『えぇ!?苦しそうって!?どういう状況ですか!?』

「ゆっくりしていないんだよ!!!とてもゆっくりしていなんだよ!!!」

『ぇ!?ゆっくり!?なんですか!?それは!?
 呼吸はしていますか!?意識はありますか!?』

「ぱぴぷぺぽおおおってずっとさけんでるんだよ!!!」

『ぱぴぴぺぽ?なんですかそれは!?誰か他の方いませんか?』

「れいむしかいないよ!!!ほかのゆっくりはみんなつぶされちゃったんだよ!!!」

『ゆっくり!?へぇ!?お前、ゆっくりなのか!?』

「れいむはれいむだよ!!!ゆっくりしていってね!!!」

『オイオイ・・・マジかよ・・・
 オイ、れいむとやら、お前、今どこにいるか教えろ!』

「おにいさんのおうちだよ!!!」

『あぁ・・・やっぱり・・・それじゃあ分からん!!!
 住所教えろ!!!住所!!!』

「ゆぅ!?なにそれ!?じゅうしょってなに?あまあまさん?」

『ったく・・・やっぱ聞くだけ無駄だったなぁ・・・
 オイ、れいむとやら、諦めろ。じゃあな。』

「まって!!!きらないで!!!ゆっくりきらないで!!!
 まどからとう○ょうたわーさんがみえるよ!!!
 あと、おうちはかいだんをあがったからにかいさんだよ!!」

『それだけじゃ分かんねぇよ!!!
 なんかもっと分かりやすいことを伝えろよ!!!』

「おうちにはいるまえに、
 かんばんにひらがなさんでくずれ・・・あとなんかよめないじがってかいてたよ!!!
 おうちはすごいぼろぼろでこわれそうなおうちだよ!!!
 いっぱいいっぱいとびらさんがあって、
 れいむはいまにかいさんにいるよ!!!
 おにいさんのおなまえはおにいだよ!!!」

『まさか・・・。オイ、れいむ・・・。
 窓からお日様は見えるか?覗いてみろ。
 お日様は見えるか?』

「ゆぅうぅうう!!!まぶしいぃいいい!!!
 あじゅいぃいいい!!!!」

『オイ、れいむ!!!聞こえるか!!!
 ゆっくりしていないお兄さんの目の下に黒い丸がないか?』

「ゆぅ?ゆっくりあったよ!!!」

『マジかよっ!!!アイツ!!!何やってんだよ!!!
 オイ、れいむ!!!場所が分かったからそっちに行くからな!!!』

「おにいさんありがとおおぉおおぉ!!!
 ゆっくりしないではやくきてぇええええ!!!」

『あのボロアパートに住んでいるくずれ荘の鬼意って、
 オレの後輩じゃねぇか!!!!全くよぉおぉお!!!!
 虐待鬼意山のくせにゆっくりに助けられてんじゃねぇよぉお!!!!』


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~









『・・・とのことで、愛出氏は死亡したとの報告がありました。
 また、愛出氏を刺した男はゆっくりのようなマスクを被っていたとの証言があり、
 ゆっくりしていってね、などと繰り返し叫びながら、ナイフを振り回し、
 ゆっくりした結果がこれだよ、と言い残して、自らの首を切って、
 病院に運ばれた10分後に死亡したとの・・・えっ!?』


ADが裏からカンペを女性アナウンサーに渡した。


『たった今入った情報ですっ!!
 政府はたった今より有事体制を取り、自衛隊の緊急出動を・・・
 えっ!?ちょっとあなたたち!!きゃぁあああ!!!!』


れいむのマスクを被った男がやってきた。
「たのしいゆっくりなかま」の人間ではないようだ。

ちなみに彼らはSATと言われる、日本警察の特殊部隊と激しい銃撃戦の末、
全員射殺されたそうだ。




『いやいや、すまないねぇ~。ちょっとマイクを借りるよ。』

れいむのマスクを被った男は、女性アナウンサーの胸についているピンマイクを取った。

『自己紹介をしましょう。
 私は・・・。そうだなぁ・・・。
 とりあえず頭がおかしい以外はごく普通の人間とでも言っておこうかな?
 この際、名前なんて・・・どうでもいいと思うんだよね。うん。
 賢い方はこの一連の騒動がすべて我々が起こしていると思っているだろう。
 まさにそのとおり!!!
 ビルを爆破し、ゆっくり保護区を焼き、ゆっくり擁護派の代表の国会議員、愛出愛子を殺したのは、
 すべて我々だ!!!そう!!!我々なのだ!!!』

れいむのマスクを被った男は胸を張って、堂々と言った。

『どうしてこんなことをしたのか・・・。
 まあ、ゆっくり風に言えばだね・・・どぼぢでごんなごどじだのぉおおお!!!!
 だね、ククク。』

今度は、胸を押さえながら笑っている。

『簡単な理由さ。
 ゆっくりが悪だからさ!!!
 ゆっくりが悪!!!だから殺す!!!
 出来るだけ残虐に!!!出来るだけ残酷に!!!』

両手を広げ、さも演説をしているかのように話し出した。

『ゆっくりが悪じゃないっていう方もいるだろう。
 まあねぇ~。ゆっくりにも良いゆっくりがいてとか言う方もいるよねぇ~。
 うん、それ間違いだから!!!』


また、胸を張る人間。

『ここに良い例を見せようか・・・。
 ああ、ちょっと持ってきてくれ・・・。』

ちるのとらんのマスクをした人間たちが、箱を二つ持ってきた。
れいむのマスクをした人間が箱を開けると・・・。

「おい!!!くそどれい!!! 
 あまあまさんをもってこい!!!
 でいぶはじんぐるまざーなんだよ!!!!」

「うんうんしゃんしゅるよ!!!ちゅっきりぃい!!!」プリュ
「ゆぴぃ~ゆぴぃ~。ゆっ!?うりゅしゃいよ!!!れいみゅをおきょすな!!」
「ゆっ!?きゃわいくてごみぇんにぇ!!!」


一匹のれいむと、3匹の子れいむがいた。



「ゆふん!!こんなところにとじこめるなんて、
 くそどれいにはおしおきがひつようなんだね!!
 ゆっくりせーさいしてやるよ!!!
 ゆっくりしね!!!ゆっくりしね!!!」

れいむは、れいむのマスクをした人間に体当たりを繰り返す。

「ゆっくちちね!!!ゆっくちちね!!!」
「ゆ~!!おきゃあしゃん!!!がんびゃれぇええ!!!」
「にんげんしゃんはゆっくちちね!!!」

どうやら、この子れいむたちはこのれいむの子供であるようだ。
母親の体当たりを応援する子れいむたち。

『そいっ!』

人間のパンチがれいむの顔面に直撃する。

「いじゃいぃいいい!!!!
 どぼぢでごんなごどずるのぉおぉおおぉおお!!!!」

「にゃにやっちぇるの!!くちょばばぁ!!」
「しょうだ!!!しゃっしゃとしょのゆっくちできにゃいにんげんしゃんをこりょせ!!!」
「しょんなこちょもできにゃいにゃんて!!ばきゃにゃの!!!しにゅの!!!」

「どぼじでぞんなごどいうのぉおおぉおお!!!」



『れいむ、ゆっくりしないで聞いてくれ。
 これから私はれいむを殺すよ。』

「ゆんやあぁあああ!!!もういやだぁぁああ!!!
 おうちがえるぅううぅうう!!!!!」

『でもねぇ・・・。れいむが・・・。
 ここにいる君の子供をねぇ・・・。
 君が殺すっていうのなら・・・。
 助けてあげよう!!!!』

「ゆっ!?そんなことはできるわけないでしょ!!
 ばかなの?しにゅっ!?」

人間はれいむの顔面に今度は蹴りを入れた。

「いじゃいぃいいいぃいい!!!!」

『痛いだろう・・・れいむ・・・。
 でも・・・そこのおちびちゃんを殺したら・・・。
 助けてあげるよ・・・。』


「にゃにいっちぇるの!!!そんにゃことしゅるわけにゃいでしょ!!!」
「しょうだよ!!おきゃあしゃんはれいみゅたちにょことがだいしゅきなんだにょ!!」
「そんにゃこちょもわきゃらないにんげんしゃんはゆっくちちね!!!」


子れいむたちは、相変わらず強気の態度で、人間を罵る。

「おに・・・いざん・・・
 おちびじゃんをごろ・・・じだら・・・
 ぽんとうに・・・でいぶを・・・だずげで・・・」


『ああ。助けるよ。私は嘘つきじゃないから。
 私の信念は自分に正直に生きるということだから。』


「じゃあ・・・でいぶば・・・」


れいむは覚悟した。
自分の子供たちを殺すことを。
さっきから自分は子供たちのために、この人間を制裁しようとしたのに、
殴られて蹴られた時にも心配する一言すらなく、
ただ自分を罵ってくる子供たちの生意気な態度が気に入らなかったこともあったのだろう。

「どぼぢでじょんなごじょいうのぉおおお!!!!」
「おぎゃあじゃんばぁああ!!!れいみゅだぢのおがあじゃんでじょぉおぉお!!!」
「ぎゃわいいでいびゅをまみょるのがぁああ!!!おがあじゃんのじごどでじょぉおぉお!!!」

額にしわを寄せて怒り狂う子供たち。

こんなに可愛いれいむたちを殺そうなんて・・・。
自分の命ほしさに簡単に殺すなんて・・・。
信じられない!!!
もうこんなゲス!!!
親なんかじゃない!!!

「「「ゆっくちでぎないおやばじねぇえええ!!!!」」」


その言葉を聞いたれいむは・・・。

「おまえだぢなんがぁああぁぁああ!!!!
 でいぶのごどもじゃないよぉおぉお!!!
 ゆっぐりぢねぇえええええ!!!!!!」


れいむは飛び上がり、子れいむの一匹を押し潰した。

「ゆぼぅ!!」

たった一撃で絶命した子れいむ。

「ゆんやあぁああああああ!!!」
「もうやだぁあああ!!!!おうちがえるぅうう!!!!」

残った二人は泣き叫びながら逃げた。

しかし、子ゆっくりなど動きが遅い。
あっというまに回り込まれる。


「おきゃあしゃんんんん!!!ごめんなじゃいぃいいぃい!!!」
「れいみゅもあやまりゅきゃらぁあああ!!!!たしゅけてぇええ!!!」


「ゆっぐりじねえぇえええ!!!」


れいむは口を大きく開け、子れいむの一匹に噛み付いた。

「いじゃいっ!?」


体の半分を齧り取られた子れいむもたったい一噛みで絶命した。


残った一匹はそのれいむの圧倒的強さに恐怖した。
恐怖のあまり、うんうんとしーしーが漏れていた。

「きょわ・・・きょわい・・・」


「おまえばじばじばどぉぉおお!!!なぶりごろずよぉおお!!!」


と、れいむは叫んだ。

「ゆんやっぁああ!!!おきゃあしゃんんん!!!!たしゅけてぇええええ!!!」


「ゆっぐりじねぇええ!!!」


れいむは子れいむのもみ上げを口で咥えたら、思いっきり壁に叩きつけた。

「ゆべぇ!!!」

子れいむは口から餡子を吐き出した。


「ゆふん!!いいぎみだね!!!おやにじねどいっだごどもばゆっぐりじねぇえ!!」

もう一度、れいむは子れいむを壁に叩きつけた。

「ゆぼぉ!!」

子れいむはさらに餡子を吐き出した。

「おきゃあじゃん・・・だじゅげ・・・」

「ゆん!!!おまえなんがおぢびじゃんじゃないよ!!!じねぇええ!!」


れいむはまた子れいむに壁に叩きつけた。

「ゆべぇ!?」


「ゆ゛っ・・・ゆ゛っ・・・」


もう虫の息の子れいむ。時間の問題だろう。


「もっちょ・・・ゆっくち・・・ち・・・」


断末魔の叫びを言わせないかのように、
れいむは子れいむをさらに壁に叩きつけた。


「ゆばぁ!?」


「がんだんにじなずどでもおもっだがぁああ!!!おまえばゆっぐりじねぇええ!!!」


れいむは、一心不乱に子れいむを壁に叩きつける。


「ゆべぇ!!」
「ゆぼぉ!!」
「ゆげぇ!!」
「ゆがぁ!!」
「ゆごぉ!!」


人間でも数え切れないくらい、
子れいむを壁に叩きつけたれいむ。


「ゆっゆっ~ゆっ~」


息が荒いれいむ。


子れいむはもう皮しか残っていなかった。
周りには餡子が散乱していた。


「おにいざん!!!これででいぶばだずがるよね!!!
 やぐぞくばまもっでね!!!!」



『れいむ。私は約束を守るよ。
 我々は君には手出ししないよ。』


「ゆふん!!!あたりまえだよ!!
 でいぶばゆっぐりじだいんだよ!!!」

ふてぶてしい態度のれいむ。

『そうだ。君に見せたいものがあるんだ・・・。
 あそこにある四角い箱を見てごらん?』


「ゆっ!?でいぶばあまあまざんが・・・」

人間が指差すところにはテレビがあり、
そのテレビから・・・。



ザァザァザアアア


「「「おきゃあしゃん!!!たんじょうびおみぇでちょう!!!」」」



さっき、れいむが殺した子供たちが映った。

「ゆっ!?おちびちゃんたち!?」

さっき殺したはずなのに嘘っ!?
れいむは戸惑ったっ!?
また殺していなかったのか!!
もう一回殺してやる!!!
じゃないと!!!れいむが殺される!!!
殺してやる!!!殺してやる!!!殺してやる!!!

れいむはテレビに詰め寄っていった。

「なにがだんじょうぶびおめでどうだぁあああ!!!!
 ごろぢでやるぅううぅうう!!!ごろぢでやるぅううう!!!」

鬼の形相で詰め寄り、今にもテレビを壊しそうな勢いで体当たりするれいむ。

「おきゃあしゃんはれいみゅのたいしぇちゅなおきゃあしゃんだにょ!!!」
「おかぜしゃんをひいちゃとき、おりぇんじじゅーちゅしゃんをもっちぇきてくれちゃよね!!!」
「れいみゅたち・・・うれちかっちゃよ!!!」
「おきゃあしゃんがいじわりゅするにんげんしゃんかられいみゅたちをまもっちぇくれちゃときのこちょおぼえちぇる?」
「れいみゅたちはしゅごくこわきゃっちゃけど・・・おきゃあしゃんがにんげんしゃんをおっぱりゃっちぇくれちゃよね!!」
「おきゃあしゃんはれいみゅたちのほきょりだよ!!!」

次々に流れてくる子れいむたちの感謝の言葉・・・


「あ・・あああ・・・ああ・・・・」


体当たりしていたれいむは次第に言葉を失って行くと同時に、
体当たりも止めて、テレビを食い入るように見ていった。


「おきゃあしゃんといっちょにたべちゃあのあみゃあみゃしゃん!!!おいちかっちゃね!!!」
「あのちょき、おきゃあしゃん、じぇんじぇんたべないで、おきゃかいっぱいだきゃらってれいみゅたちにぜんびゅくれちゃよね!!!」
「おきゃあしゃんもむ~ちゃむ~ちゃしちゃかったんだよね・・・ごみぇんね・・・おきゃあしゃん!!!」
「だきゃら!!!れいみゅたちはあみゃあみゃしゃんをこんにゃにあちゅめちゃんだよ!!!」

そこにはたくさんの菓子があった。

「おきゃあしゃん!!!だいしゅき!!!おきゃあしゃん!!!ゆっくちちていっちぇね!!!」

れいむは呆然とした・・・。


「あ・・・あ・・・・あ・・・・あああ・・・」


言葉が出てこず、ただ立ち尽くすだけであった。


『れいむ。いいものを見せてあげよう。』

れいむは振り返った。
人間は、子れいむたちが入っていた箱をひっくり返した・・・。


すると・・・。そこにはテレビの中にある菓子があった・・・。


「おちびちゃんんんん!!!ゆっくりぃいい!!!ゆっくりしていってねぇええ!!!!」



と、テレビの中にいる子供たちに叫んだ。
れいむは自分のゆん生で最高だと思うくらいの満面の笑みで、
テレビの中にいる子供たちに叫んだ。

「ごべんねぇえええ!!!でいぶのがわいいおちびじゃん!!!
 おがああじゃんんがわるがったよぉおおおお!!!
 みんなぁああああ!!!ゆっくりぃいい!!!
 ゆっくりしていってねぇえええええぇえええ!!!!」

れいむは誤解していた。
そうだ。れいむのおちびちゃんはかわいいれいむのおちびちゃんだ。
れいむはこんなにかわいいおちびちゃんをもって幸せだ。
れいむはこんなにゆくりしているおちびちゃんをもって幸せ者だ!!!


『れいむ。それはテレビだよ・・・。
 君のおちびちゃんたちは・・・。』


れいむのマスクを被った人間は床に転がっている子れいむの残骸を指差した。


「あ・・・・ああ・・・ああ・・・・」


れいむは気づいた。
そう・・・。こんなにかわいいおちびちゃんたちを殺したのは・・・。
自分だった。


「どぼぢでごんなごどにぃいいい!!!!!!
 ゆんやぁああああ!!!!
 どぼぢでごんなごどにぃいいいいい!!!!
 ゆびぃいいいいい!!!!
 どぼぢでぇえええ!!!!どぼぢでぇえええ!!!どぼぢでぇええええ!!!
 どぼぢでごんなごどにいぃいいぃぃいいいいいぃい!!!!」


れいむは泣いた。ただただ泣いた。
ひたすら泣いた。その泣き声からはれいむの悲哀が伝わってくる。

『みなさん。ご覧頂いたでしょうか。
 ゆっくりというのは、自分の命が助かりたいなら、
 こんなに子供思いの子供であっても、簡単に売り渡してしまう悪なのです!!!
 しかもですね!!!
 実を子供をですよ!ジワジワと嬲り後ろすなんて・・・。
 まず普通の神経じゃ出来ませんよね。これはもう悪としかいいようがありませんね!!!
 さらにですね!!!
 実は・・・。
 このビデオに映っている子れいむたちは、実は全然関係のないゆっくりなんです。
 これはどこにでも打っている愛で派の人たちが見ているゆっくりビデオのワンシーンなんです。
 ええ。このれいむは野良です。野良ゆっくりです。誕生日なんて・・・。誰も知りませんよ。
 当のれいむ自身もね・・・。
 このビデオの子れいむたちが言っていることは、すべてフィクションです。
 このれいむはこんなこと一切しておりません。むしろ完全放置です。
 このれいむは典型的なゲスです。子育てらしい子育てを放置していました。
 彼らを捕まえてしばらく見ていましたが、誰の目から見ても育児放棄していましたよ。
 なのに、このビデオを見て、号泣するれいむ。不思議でしょう。
 実は、ゆっくりには自分の都合のいい事実を作り上げるというなんとも罪作りな性質があるのです。
 つまり、このビデオを見て、感動したれいむは自分の子供たちが、
 このビデオのとおりのゆっくりした子供たちだと思い込んでしまったのです。
 そして、そのゆっくりした子供たちを殺してしまったという自責の念から、
 先ほどまで殺意を抱いていなかったのに、今では慈母のようにわんわんと泣き叫ぶ。
 そして、悲劇のヒロインを演じて、みなの同情を買おうとするとてつもない悪なのです!!!!』



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

とある山奥にて・・・・。

とてつもなく大きな居間で、超大型液晶モニタに映し出されたニュースを見ている、

ゆっくり2匹と人間が1人いた・・。


「ヤッテクレタノウ・・・ヤッテクレタノウ・・・・」

「先生!?お気を確かに!!!」

『しかし、これはなんともまた・・・。』

「こいつ・・・今すぐにでも殺してやりたい・・・」

『まあ、そういうな・・・お前の思ったとおりになるさ・・・』

「どういうこと・・・!?」

『まあ・・・見ておれ・・・』



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



男はさらに続ける。

『この箱にあるお菓子は、このビデオの通りに私が揃えただけです。
 もちろん、この死んだ子供たちが集めたわけではございません。
 まあ、そういうのはさきほどの子供たちの態度見て、おわかりですよね・・・』

ひたすら泣き続けるれいむをよそに男はさらに続ける。

『この親あれば、この子あり・・・。とでも申しましょうか。
 あの子供たちも、親に死ねとか言っておきながら、自身が殺されそうになる。
 親に助けを求めたり、謝ったりと・・・。
 なんとも滑稽ではありませんか・・・。これはなんという小ずるい悪なんでしょう!!!』



男は笑いながら話し続けた。


『何が悪よ・・・。あんたがやってるのは全部ただの弱いものいじめじゃない!!!』


女性ニュースキャスターが小声でボソッと言った。
男は聞き逃さなかった。

『いいえ!!!違います!!断じて違います!!!』


男は、女性ニュースキャスターの顔に近づいた。


『なんと言おうとゆっくりは悪です!!!
 だから、殺す。それだけです!!!
 我々の望み、目的は・・・それだけです!!!』


女性ニュースキャスターは、眉を吊り上げ、睨みつけるように言った。

『じゃあ、何で罪もない人たちまで巻き添えにするの!!!
 ゆっくり虐待したいだけならば、陰でコソコソと隠れてやっていればいいじゃない!!!』





『何をおっしゃいます!!!
 ゆっくりは絶対的な悪なんですよ!!!そんなゆっくりを愛でたり、保護したりするようなヤツは、
 みんな悪に決まっています。だから殺します!!!だから制裁します!!!
 それだけです!!!ホントにそれなんです!!!
 私は先ほども言いましたけど、嘘偽りは一切言っておりません!!!
 私の言っていることがすべて正しいのです!!!』



『あんたの中では正しいんでしょうね!!!
 でも、少なくてもあんたたちは頭おかしいわ!!!』


『ええ、知ってますよ。そんなこと。
 先ほども言ったじゃないですか!!!
 私は正しいです。そして、頭がおかしいです。
 そんなことは当の昔にわかっています!!!
 しかし!!!私は敢えて言います!!!
 ゆっくりは悪なのです!!!ゆっくりは絶対的な悪なのです!!!
 ゆっくりはこの世にいてはいけないのです!!!
 ゆっくりは死すべき生物!!!そう死すべきなのです!!!
 彼らはそれほどまで罪深い生物なのです!!!!
 おやっ!?どうやらここまでのようですね・・・。』



男は再びカメラ目線になった。

『諸君!!!我々はもう終わりです。
 残念ながら、我々の時間はもう終わりです。
 ですが、覚えていてください。ゆっくりは悪なのです。
 ゆっくりは死ぬべきなのです!!!!
 そして、ゆっくりが存在し続ける以上、 
 我々はいつでもよみがえ』


バキュン!!!



男の胸から血が出てきた。

次の瞬間・・・。


ドバボボボボオ!!!


轟音と共にたくさんの穴が開き、
男は倒れこんだ。



『ゆっぐり・・・じで・・・いっで・・・ね・・・・』







~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



数日後、いろんな事実が判明してきた。


あの日、あまり目立たなかったけど、
都内で、ゆっくりを飼っている民家が何者かに襲われると言う事件が、
同時多発してたようだ。

被害件数、143件
そのうち14件が飼い主死亡。32件が飼い主や飼い主の家族が負傷したそうだ。
143件中、すべての飼いゆっくりは無惨に殺されたそうだ。

犯人たちは、約253名。1~3人でそれぞれ、ゆっくりが飼われている民家に進入してきたとのこと。
彼らは、ゆっくりを殺した後、その場で自らも後追い自殺をして、
誰一人、逮捕されなかった。

胸が痛くなる話だが、この飼いゆっくり襲撃事件のすべてのゆっくりと飼い主は、
互いを庇いあっていたそうだ。1件くらい、あのれいむのように、
飼い主を裏切る、ゆっくりを見捨てるといったケースがあってもおかしくないと思われていたが、
実は、飼い主と飼いゆっくりには、あいつ等には決して理解できない絆みたいなものがあるんじゃないかと・・・。


さらに、N県A山付近を火炎放射器で放火していた男は、
地元警察に追い詰められた後、自らの体に火をつけて焼身自殺をしたそうだ。
よく調べてみると、全国に7箇所あると言われているゆっくり保護区は、
すべて、襲撃されており、ゆっくり保護区のゆっくりたちはすべて皆殺しにされたそうだ。
犯人たちはいずれも自殺したとのこと。

ゆっくりんピースの本部ビル爆破が今回の事件で、一番被害が大きな場所だったようだ。
実は、その日、ゆっくりんピースの本部ビルでは、ゆ虐に苦しむゆっくりを救おうと立ち上がった、
愛で派たちの集会があり、その飼いゆっくりや、ゆっくり虐待に苦しんだゆっくりたちが集まっていたらしい。
焼け焦げた1万匹のゆっくりたちは・・・みな・・・心の底からゆっくり虐待がなくなればいいと思っていたとか・・・。
彼らの夢は人間とゆっくりとの共存だったとか・・・。中には自発的に参加した野良や野生のゆっくりも混じっており・・・。
その集会が開かれていたら・・・。世間的には大々的なニュースになっていたとか・・・。

そして、ゆっくりんピース会長であり、国会議員でもあった、故・愛出愛子氏は、
ゆっくり愛で派の筆頭であったという。
その聖人君子のような人格は各界で評判があり、女性初の総理大臣も夢ではないと言われるほどの凄腕政治家だった。
彼女自身、元々はゆっくり嫌いであり、ゆっくりを虐待していたという過去があるが、
ゆっくりの愛らしさ、健気さ、無邪気さ、そして無垢な心に、心を洗われて、
虐待から足を洗い、ゆっくり保護に力を入れていた。ゆっくり保護区を作り上げたのは彼女の功績であり、
そして、彼女が殺されたその日、ゆっくり愛護法案の決議の日であったようだ。
彼女が通そうとした法案が、もし通っていたのなら、ゆっくり虐待を趣味にしている、俗に言う虐待鬼意山たちは、
みな飼いゆっくり、野良ゆっくり問わず、虐待行為に及んでいるという疑いがあるだけで、家宅捜索および逮捕、
虐待が発覚した場合、執行猶予なしの実刑に処せられるという大変厳しいものであったとか・・・。
しかし、愛出氏が死んだことにより、この法案を通らせる程の凄腕政治家はゆっくり愛で派には他になく、
このままだと、自然消滅してしまうとか・・・。
そんな彼女だったからか・・・あのゆっくりのマスクを被った輩は彼女を狙ったのだろう・・・。


この事件の後遺症とも言えるのだろうか・・・。

あのテレビを視聴していた者たちは、精神科に通院し始める者が多く、
その4割がPDSD(心的外傷後ストレス)と診断されたそうだ。

そのうちの多くが筋金入りの虐待鬼意山だったらしく、
「オレ・・・もう・・・虐待できない・・・」と、
無気力になっているとか・・・。
噂では虐待されていたゆっくりが、119番に通報したとかなんとか・・・。
虐待するはずのゆっくりに助けられるとは・・・。
多分、番組よりもそっちの方が原因じゃないのか・・・。

あと、「たのしいゆっくりなかま」はあの放送を機に打ち切りになり、
歌のお姉さんをしていた女性は芸能界を引退し、実家の東北地方に帰ったそうだ。
ゆっくりありすを3匹出産したとかそういう都市伝説をよく耳にするが真偽は不明である。
ただ、ネット上ではいくら消してもあの時の動画が出回っているのは確かである。

それと、匿名希望でテレビ局にこういうメールが届いたことが局内で軽い噂になった。
「ゆっくり道の極意を以って、お相手差し上げたく候。
 ゆっくりの誇りに懸けて、貴殿らの愚行を後悔させ奉りたく候。」
意味がわからん・・・。なんのこっちゃ・・・。

そう言えば、ゆっくりをデザートにしている定食屋、
なんだかゆっくりをデザートにするのを止めたらしい。
あの放送以降、ゆっくりの叫び声聞くとあの事件を思い出す人が多いとかなんとか・・・。


しかし、この事件でも不可解な出来事があった。
いや、この事件自体が不可解なんだが・・・。
ゆっくり製菓の本社ビルに、ゆっくりのマスクを被った人間約50名ほど襲撃したという情報があったが、
後になって、そんな事実はなかったと、ゆっくり製菓が発表した。
目撃証言も多数あったが、次第に目撃者の数も減っていき、
いつのまにか、今回の事件とは全く関係のない出来事だということになった。
その50名は過去に懲戒解雇してきた元・社員の集まりだと、元・社員たちが警察に出頭してきた。
だが、ゆっくり製菓は彼らに対して、起訴しない方向だと発表した。
それ以来、誰もこの件には触れることがなくなった。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~





とある夕暮れ時。


河川敷の斜面に座っているれいむ。
沈む夕日を静かに眺めて、れいむはたたずんでいた。


『お!!あんなところにゆっくりれいむがいるぜ!!!』

『おっしゃ!!!いじめてやろうぜ!!!』


小学生たちがれいむに近づいていく。



『こら!!あなたたち!!!』

後ろから女性が怒る声がした。

『あっ!?やべぇ!!逃げろ!!!』

小学生たちは一目散で逃げていく。




『あら!?あなた!あの時の!!!』


この女性は、あの時、臨時ニュースを読んでいた女性ニュースキャスターである。


「ゆっ・・・ゆっくり・・・して・・・いってね・・・・」


そして、このれいむは・・・。あの事件のれいむであった。



『あなた、最近どうやって過ごしているの?新しい家族は出来たの?』


女性は、れいむに優しく微笑みかける。

「あれから・・・れいむは・・・ずっとひとり・・・だよ・・・」

哀しそうな目で夕日を見つめるれいむ。


『どうして?ゆっくりは家族がいっぱいいるとゆっくりできるんでしょ?』

「れいむはもう・・・ひとり・・・で・・・いたい・・・
 もう・・・れいむ・・・れいむのことを・・・じぶんで・・・しんじられない・・・」

れいむもまた、心に傷を負っていたのだ。

『あんなやつのいうことなんて、忘れなさいよ!!
 まあ、街で野良ゆっくりやってると駆除されちゃうからなぁ・・・。
 山にでも帰ったら?そしたらいっぱい素敵な美ゆっくりと出会えちゃうかもよ~』

女性は、なるべく明るいテンションで話しかける。
れいむのペースに合わせると・・・ドンドンれいむは哀しい表情になるから・・・。

「れいむ・・・このまちでうまれたよ・・・
 やまでくらしたこと・・・なんて・・・ないよ・・・
 かりのしかたなんて・・・しらないよ・・・
 それに・・・やまなんて・・・いなかに・・・いきたくない・・・
 あまあまさん・・・おちてないし・・・」

沈む夕日をずっと見つめるれいむ。

それを見て、ちょっと困った顔した女性。
ふぅ~と溜息を、一回ついて後、

『じゃあ、うちにくる?
 うちにはねぇ~生まれたばかりのまりさがいるのよぉ~!!
 可愛いまりさでねぇ~!!!すごくゆっくりしてるのよ~!!!
 だじぇ!!だじぇ!!!って、舌足らずでねぇ~!!!
 すっごく可愛いの!!!
 れいむにお願いするわぁ!!!私がいない間、相手してあげてぇ!!!
 私ってさぁ~最近仕事が忙しくて、まりさの相手をしてあげてないのよぉ~!!!
 あなたならぁ~!!!まりさのお母さんの代わりにもなって』

「おねぇざんん!!!!!!」

れいむは叫んだ。

「おねぇえざんん!!!!でいぶばぁあああ!!!
 おちびじゃんんんをぉおおお!!!おちびじゃんをぉおおおおぉお!!!」

『それ以上言わないの!!そんな過去のことをいつまでも引っ張ってちゃダメよ!!
 それにあなた悔しくないの!?あんなヤツのいいなりになって!!!
 ゆっくりは悪?ゆっくりは死ぬべき生物?
 ハァ!?ふざけんなよ!!
 あんたは神かよ!!!あんたは命を司る神かよ!!!
 神だったら、銃撃なんかで死ぬんじゃないわよ!!
 あんただって、そんなやわな体なくせして、神か革命家かなんかのふりして、
 自分よりも弱いゆっくりをいじめたかっただけの、ただの弱虫じゃない!!!
 私は認めないわ!!!絶対に!!!あんなヤツ!!!
 絶対に認めない!!!
 ただ、弱いものいじめしたいなら、そういえばいいのに!!!
 何が私は嘘はつかないよ!!
 つきまくりじゃない!!!ホント!!!思い出すだけでムカつくわぁ~!!!』

「おねぇざんんんん!!!!」


れいむは女性の方へ振り向いた。
れいむはボロボロに泣いていた。

「でいぶばぁあああ!!!ぞれでもぉおぉお!!!
 おちびじゃんんんをぉおおお!!!おちびじゃんんんをぉおおおお!!!」

れいむは顔をクシャクシャにして泣いていた。

女性は、れいむを持ち上げて、愛おしく抱き上げた。
れいむは泥だらけだったので、女性の綺麗な服は汚れてしまったが、
女性は一切気にしなかった。


『誰にだって間違いはあるのよ。
 まあ・・・あれは取り返しのつかない間違いだったかもしれないわ。
 でも・・・そんなあなただからこそ・・・
 私は・・・私のまりさを預けたいと思うわ・・・
 私たちは変われるのよ・・・
 あんなヤツなんかいいなりになってたまるもんですか!!!
 変わりましょ!!!あなたと私で!!!
 見返してやりましょうよ!!!何が悪よ!!!何が死すべきよ!!!
 てね☆』




れいむと女性は夕日に向かって、家路に帰っていった。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



「ゆっくちしちぇいっちぇね!!!」
「みゃみゃ!!!ありしゅ!!!しゅ~りしゅ~りしゅるぅう!!!」
「♪ちょちょちょちょちょきゃいひゃぁぁあ!!!!」

『あらあら、おちびちゃんたち!!!
 ダメよ!!ママ!!!まだお仕事さんしてるんだからぁ!!!』

「「「ゆゆゆ~ん☆ゆっくちりきゃいしちゃよ!!!」」」

『うふふ。私の可愛いありすちゃん!!!ゆっくりしていってね!!!』




終わり。。。?



あとがき

無駄に長すぎた。
なんかこういうごちゃ混ぜにした映画って昔あったよね?





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    最高にゆっくりヒャッハー!するね!
    …後、何人か逮捕されれば良かったのに、と思った。 -- 2017-03-21 23:59:06
  • テロリストに賛同する。何故成功させなかった。途中までは最高だったのに台無しだよ。
    -- 2016-04-23 09:07:54
  • ゆっくり死すべし ゆっくり愛では悪の象徴 -- 2015-10-07 22:48:20
  • 最後の部分すごい感動した

    -- 2015-07-03 16:39:02
  • さすが人間悪魔だ!テロの奴殺したい。(冗談)だと良いね(笑)

    -- 2015-06-24 00:07:31
  • あっれーおっかしーなー(放心状態)シンダンジャナ「死んでませ〜ん!!!あの時言ったでしょう?
    我々はいつでもよみがえる、と」
    「ゆんやああああぁぁぁ!!れいむおうじがえr『ババババババキューン!!』
    なんと言うことでしょう。
    再びあの惨劇が、今始まる!
    本日公開ッ!
    題名 「死すべき生物 劇場版」 -- 2015-01-01 21:16:44
  • こっわ超こっわ
    あいつら間違いなくキチガイ
    特にパチュリーのマスク -- 2014-12-16 16:31:20
  • ゆっくり虐待はいいけど人に迷惑かけたらアカンやろ -- 2014-11-30 11:47:46
  • ブロリー「殴らせろ!!奴らを殴らせろ!!」
    DIO「止めるんだ、ブロリー!!奴らは、死んだ!!殴っても、気分は、晴れない!!怒りを、ぶつけても、しょうがない!!、だから止めろ!!」 -- 2014-11-10 22:56:17
  • てんこ「てんこのでばんはいつなの!続編はあるんでしょうね!はやくてんこをいじめてねぇぇぇ!」
    いく「そうりょうむすめさま、ざんねんですが続編はないようです。」
    てんこ「どおじでぞんなごどいうのおおお!」
    -- 2014-10-06 19:42:54
  • クアドリガ「ゆっくりが悪か...。だが悪なのは愚行の者に過ぎない」 -- 2014-04-10 01:10:50
  • あぅーーーー(T ^ T)俺、出直してくる!!!クッソー!なにが、虐待ダー!!!!うわーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!! -- 2014-04-03 15:30:10
  • ↓6君黙りなさい?ブッ殺すよ? -- 2014-03-05 17:52:39
  • お姉さんのまむまむ。。。
    -- 2014-01-18 12:15:19
  • こんなこというのもあれだが、現実でこれ起きたらと想像すると
    阿鼻叫喚と共になぜか自分がテロリストフルボッコして殺さないようにせいっさいっしてる
    んだが俺おかしいなww
    もちろんゆっくりの中でゲスな奴おっもちかえりぃしたけど
    -- 2013-11-02 03:53:06
  • こういう過激派の活躍をもっと見たいなぁ -- 2013-09-01 23:13:17
  • もっとこういう方向の作品があってもいいよね。
    虐待なんてどんなに言い訳してもゲス行為なんだから、
    ゲス虐待人間がゲスゆっくりと同レベルになる話ってのは頷けるわ。 -- 2013-07-21 02:28:38
  • サイゴノユックリモシネバユカッタノニ -- 2013-07-20 16:35:40
最終更新:2009年10月23日 04:10
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