ふたば系ゆっくりいじめ 257 妊娠過程&食葬

妊娠過程&食葬 9KB


これは、餡小話から消えてしまった、過去作「anko041 妊娠過程」と「anko042 食葬」を一部修正して、一つのファイルにまとめた物です。

  • 妊娠過程

すりっ……すりっ……すりすりすりすりずりずりずりずりずずずずずずずず……
ぬっちゃぬっちゃ……ぬっぷぬっぷ……
ぱんぱんぱん!ぱちんぱちんばちん!
すぱんすぱんすぱんすぱん!すぱぱぱぱぱぱぱぱ……
「「ゆっがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!
ずっぎりぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃひひひぃぃぃぃ!!!」」
今、ゆっくりまりさとゆっくりれいむが同時に果てた。
交尾の終了と共に、すぐれいむの腹が膨れ始める。胎生妊娠のようだ。
父親役であるまりさが絶頂に達し、陰茎から精子を放出した瞬間、何千何万もの因子は直ちに母れいむの餡子と反応し、その全てが赤ゆっくりとなる。
つまり、今この瞬間、母れいむの胎内には何万匹もの極小の子供達が入っているのである。
彼女達は、母親の餡子をクッション代わりにして、気持ち良さそうに眠っている。
「れいむににた、おうたの上手な子がうまれるといいのぜ!」
「まりさみたいに、げん気でかりのじょうずな赤ちゃんがうまれるとゆっくりできるよ!」
今父と母になった二匹は、そう言い合ってゆっくりと過ごし、親愛のすりすりをして眠った。
「ゆぅ……おかーさんのなかあったかいね……」
「そうだね……あったかくてゆっくりできるよ……」
両親がすっかりいびきを立てて眠りに落ちた頃、胎内の赤ゆっくり達は目を覚ました。
ぎゅうぎゅうに押し込められて辺りは真っ暗、隣の姉妹の姿すら見えない状況だが、彼女達は泣いたりしない。実にゆっくりとしている。
何故なら、自分のすぐ身近に母親の体温を感じられるから。
姉妹の肌がもっちりとしていて気持ちが良いから。
しかし、おそらくゆん生の中で最初で最後の実にゆっくりとした瞬間なのに、彼女達は「ゆっくりしていってね!」とは言わない。
何故なら、最初の「ゆっくりしていってね!」は産んでくれた両親に言うと決めているから。
胎内から飛び出したら、精一杯大きな声でおかーさんとおとーさんにあいさつをしよう。
そう考えると、赤ゆっくり達から自然と笑みがこぼれるのだった。

母れいむが妊娠してから三日が経った。
「きょうは、れいむの大すきなお花さんだよ!」
「虫さんをいっぱいたべて、えいようをつけてね!」
と、父まりさはいつも以上に狩りを頑張って、ごちそうを奮発してれいむにあげていた。
「むーしゃ、むーしゃ、しあわせー!」
母れいむは満面の笑みでそれに応える。
しかし、その栄養満点な食べ物が、胎内の子供達をピンチに陥れていた。
「ゆゆ!?おかあさんのなかがせまくなってきているよ!」
栄養がたっぷりと入っている食べ物ばかりを食べていたせいで、母れいむの体内の餡子が増えてしまったのだ。
それによって、赤ゆっくり達のスペースが狭まっていく。
そして、それに追い討ちをかけるかのように。
「おなかすいたよー!」
いくら全く動かないといっても、意識を持ち始めてから三日も食事をしないとなると、さすがに辛くなる。
しかし、周りには食べるものがない。
栄養が取れなくて、赤ゆっくり達の体が弱くなる。
更に時間は過ぎ、母親の餡子は更に外から圧迫してくる。
食べ物が無いから更に体が弱くなる。
そして、臨界点を超えた瞬間。
「ゆぶべ!!!」
赤ゆっくり達の塊の中心に居た一匹が潰れた。
それを皮切りに、中心に近い赤ゆっくりから次々と潰れていく。
「ゆばぁ!」
「ゆぶぶ!」
「ゆべし!」
「もっとゆっ……ゆあばぁ!」
潰れた姉妹の隣に居た子ゆっくりの顔に、生暖かい液体が飛び散る。
それは母親のぱさぱさしてまずい餡子とは違う、もっとみずみずしくて、ねっとりとした餡子。
彼女達は顔に付いた汚れを落とそうと、それを舌で舐めとる。
「ぺーろぺーろ……し、し、し……しあわせぇぇぇぇぇぇぇぇ!」
真っ暗な空間なので、それが何であるかは彼女達には分からない。
それどころか、自分の隣にさっきまで居た姉妹が、圧力で潰れて死んでしまった事にすら気付かない。
しかし、単純な餡子脳の更に出来損ないで出来ている、彼女達赤ゆっくりの思考で、ある事実が理解できた。
――自分の周りにはあまあまがある。
こうなるともう止めることは出来ない。
空腹と圧死の恐怖から、頭の回転が止まってしまった赤ゆっくりにとっては、まさに起死回生の打開策である。
美味しい物をお腹一杯食べられる、さらに空間が開いてゆっくりできる、一石二鳥。
そうと決まれば即行動。
姉妹の血肉を舐め取った赤ゆっくり達は、潰れた姉妹とは反対側の赤ゆっくり達を食べ始める。
「おねぇちゃんやめてぇぇぇぇぇ!」
「でいぶおいしくないよぉぉぉぉぉ!」
「どぼじてこんなことするのぉぉぉぉぉ!?」
「もっとゆっくりしたいよぉぉぉぉぉ!」
阿鼻叫喚地獄絵図。
この時点で後手に回った赤ゆっくりは、確実にその短すぎるゆん生を終える。
何故なら、最初に食べ始めた赤ゆっくりは既に姉妹の餡子を取り込んで、食べた分だけ体積大きくなっている。
その上、食べていない方はほぼ餓死寸前で、立ち向かう気力も逃げる体力もない。
そして、そもそも動き回るスペースがない。
姉妹を食べ回った一部の赤ゆっくり達は、五分程姉妹の踊り食いを楽しみお腹が一杯になった頃、ようやく眠りについた。

「ゆっ!おなかの中で赤ちゃんがうごいたよ!」
「それはげん気なしょうこなのぜ!きっと、とってもゆっくりした赤ちゃんが生まれるのぜ!」
胎内の惨状を知らない両親は、そう間抜けな声をあげた。

大きな赤ゆっくりは、お腹が空いたらまた周りの赤ゆっくりを食べ始める。
その姿にもうためらいは無い。
お腹一杯になったら寝る。
小さな赤ゆっくりはひたすら恐怖に震える。
そんな胎内の生活が、母れいむが産気づくまで続く。

「ゆふぅぅぅぅぅ!!!ゆふぅぅぅぅぅ!!!あかちゃんがうばれるぅぅぅぅぅ!!!」
「ゆっ!れいむ!がんばるんだぜ!!!ゆっ、ゆっ、ふぅーするんだぜ!」
遂に出産の時が近付いた。
母れいむは近所のぱちゅりーから聞いた「ラマーズ法」をしながら必死の形相で踏ん張る。
父まりさは赤ゆっくりが飛び出しても大丈夫なように、母れいむの下に、命よりも大事な帽子を置き、更にそれが汚れるのも構わずに、クッションになる枯れ葉や土を乗せる。
「ゆぐぅぅぅぅぅ!!!うば、うば……うばれるぅぅぅぅぅ!!!」
すぽーん!
赤ゆっくりは勢い良く飛び、父まりさが敷いたクッションの上に落ちた。
赤いリボン、赤れいむである。
いくらクッションがあったとはいえ、とてつもない衝撃でぶつかったので、赤れいむは痛みでしばらく起き上がることが出来ない。
この無駄とも思える出産時の勢いは、母親の胎内で起こった惨劇、忌々しい共食いの記憶を忘れさせるためのものではないかと、最近は言われている。
「ゆぐぐぅぅぅぅぅ!!!またうばれるぅぅぅぅぅ!!!」
産道はまだ閉じず、そこからまりさ種特有のふてぶてしい顔を覗かせている。
父まりさは急いで、まだ痛みに震えている赤れいむを脇にどかし、赤まりさ射出に備えている。
すぽぽーん!
最後の一匹だからだろうか、最初の赤れいむよりも勢い良く飛び出し、同じくクッションの上に落ちた。
赤まりさは痛みに震えて白目を向いている。
姉である赤れいむは、痛みが既に引いたみたいで、心配そうに妹を見つめている。
「まりさだいじょーぶ?ぺーろぺーろするから、がんばってね!」
早くもお姉さんらしい行動をするれいむ。父まりさはそれを愛しい目で見つめる。
やがて赤まりさの震えが止まり、残りの家族の顔がぱっと輝いた。
「「「「ゆっくりしていってね!!!!」」」」

絵 byペットショップあき


  • 食葬

一匹の長老ぱちゅりーが死んだ。
「ぱちゅりーはこのむれの長として、ゆっくりしないでがんばってくれたよ……」
「だから、みんなでそうぎのじゅんびをしてね……」
(むきゅ……みんな……ぱちゅりーはまだ生きてるよ……)
一匹の長老ぱちゅりーが死んだ……ように見えた。
この長老ぱちゅりーは珍しく長生きし、珍しく老衰という死を迎えようとしていた。
老衰はすぐには死ねない。
外側の餡子からゆっくりと機能を停止する。
移動するための下半身の餡子が動かなくなる。
瞼がゆっくりと下り視界が閉ざされる。
そして老化が徐々に中枢餡に到達し、老衰開始時から約半日後、ようやく完全な死を迎える。
通常、長老は他のゆっくりがあまり入ってこない森の奥地に一匹で暮らす。
これは老衰時、他のゆっくりから発見されるのを遅らせるための知恵である。
決して奥の方に引っ込んでいたほうが長老っぽくて格好良いとか、そういう理由ではない。
この長老ぱちゅりーの場合、遅刻常習犯のホームヘルパーありすが珍しく早起きしてしまったため、完全に死ぬ前に発見されてしまった。
このような場合、死ぬ方にとっては大変な不幸である。
何故なら……

群れの中心にある集会場、葬儀はここで行われた。
「これから食葬をとり行うよ」
集会場の中央にある切り株に登った、長老の側近れいむが開会の宣言をした。
この群れでは長老が死んだ場合、食葬と呼ばれる埋葬が行われる。
文字通り、群れのゆっくり達が死体を食べるという埋葬方法である。
長老ゆっくりの餡子を他のゆっくりが食べる事で、彼女の膨大な知識と豊富な経験を取り込もうとしているのだろう。
「じゃあ、まずはれいむから食べるよ」
側近れいむが背中の皮をひと齧りした。
(むぎゅぅ!むぎゅぎゅぅぅぅぅぅ!)
意識が残っている長老ぱちゅりーは痛みに悶え苦しむ。
しかし、体を動かす事は出来ないので、周りのゆっくり達は誰も気付かない。
「むーしゃ、むーしゃ……」
側近れいむはそれだけを言うと、静かに涙を流した。
それ以降は口に残った皮を完食するまで、ただただ大粒を涙を流し、黙って咀嚼した。
それを見届けた別の側近のまりさが、舌と枝を器用に使って、側近れいむが齧った穴から長老の餡子を取り出した。
そして、葬儀に参加していた群れのゆっくり達に、少しずつ餡子を分けて配る。
(むっぎゅぅぅぅぅぅ!やめてぇぇぇぇぇ!!!ぱちゅりーはまだいぎでるのよぉぉぉぉぉ!!!)
涙を流したいのに、既に瞳は乾いているので、周りのゆっくり達は誰も気付かない。
取り分けられた小さな餡子や皮の欠片を、群れのゆっくり達が食べる。
「むーしゃ……むーしゃ……」
「ままぁ……」
「おかーしゃん……」
彼女達から、思わず赤ちゃん言葉が漏れる。
甘すぎず、苦すぎず、それでいてさっぱりと爽やかな味。
それは、植物型妊娠で生まれたゆっくりにとっては、初めて食べたお母さんの茎の味。
胎生型妊娠で生まれたゆっくりにとっては、初めて食べたお母さんの口から出された餡子ペーストの味。
親も子も等しく分けられ、等しく食べて、等しく涙する。
長老ぱちゅりーの体は殆ど群れゆっくりの腹に収まり、残るは中枢餡のみになった。
ここで、切り株の上に、次期長老となる長老の子のぱちゅりーが上がった。
側近達が枝を組んで作った神輿の上に中枢餡を乗せ、恭しく壇上に上げる。
「むきゅ、次期長老のぱちゅりーが、最後の儀式を行うよ!」
そう言うと、ゆっくりの口には少々大きな中枢餡を、彼女は一口で全て頬張った。
(むっぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!やべろぉぉぉぉぉ!!!ぱちゅりーを食べるなぁぁぁぁぁ!!!)
叫びたいのに、もう口も声帯もないので、周りのゆっくり達は誰も気付かない。
「むーしゃ、むーしゃ……じじじじあわぜぇぇぇぇぇぇ!!!」
生きながら喰われるという恐怖と絶望を味わい、それはとてつもなく甘くなっていた。
そして、次期長老ぱちゅりーは、自分の母親がそんな絶望や痛みを味わいながら死んだという記憶を取り込み、ショックで吐餡して平べったくなった。

既存作

SS

ゆっくりSAW、ゆっくりサバイバー、10億分の1のゆっくり
自作SSの挿絵、各種一枚絵
作者:ゲームあき



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感想

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  • 胎生って怖いなぁ…w -- 2023-10-06 14:16:20
  • 絶対生まれてきた赤ゆ絶対ゲスやろ。 -- 2018-05-09 20:27:32
  • ああ、カマキリか カマキリに失礼だな -- 2014-07-31 16:39:34
  • きもし -- 2012-07-18 20:33:20
  • 最後の最後で・・・・・あーあ、まったく。 -- 2012-01-05 23:55:34
  • 成る程…精子は数が多いからなぁ。
    こういう発想もあるのか! -- 2010-10-02 22:29:07
  • きもくないゆっくりなんてゆっくりじゃない -- 2010-07-23 13:44:00
  • きもい。おもに挿絵がきもい。 -- 2010-07-15 22:48:33
最終更新:2009年10月23日 06:44
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