ふたば系ゆっくりいじめ 316 賢いゆっくり一家と子れいむ

賢いゆっくり一家と子れいむ 5KB


※目新しい要素はナッシング
※制裁なんてありません
※私の作品の登場ゆっくりは好きにしても・・・いいのよ?





「あさだよ!ゆっくりしていってね!」
「ゆっくりしていってね!」
「「「ゆっくちちていっちぇね!」」」

朝一番に元気良くお決まりの挨拶を口にしたのは成体まりさ。
彼女の言葉に応じるように巣の中の他のゆっくり達も目を覚まし、挨拶を返した。
つがいと思しき成体ありすは挨拶を終えるとすぐに巣の奥へと消えていく。

「おとびちゃん!きょうもいっぱいゆっくりしようね!」
「「ゆっくちすりゅよ!」」
「ゆぅ・・・・・・」

まりさはにっこりと笑みを浮かべて子どもたちに話しかけた。
彼女の言葉に3匹の子ゆっくりのうち2匹、子まりさと子ありすが最高の笑顔で答える。
しかし、残りの1匹、両親とは種族の異なる子れいむだけは悲しげに俯く。

「さあ、とかいはのあさごはんさんよ!」
「ゆううーっ、とってもおいしそうだね!ゆっくりたべるよ!」
「「ゆっくちたべりゅよ!むーちゃむーちゃ・・・ちあわちぇー!」」

家長たるまりさの言葉を聞くや否や子まりさと子ありすはありすの持ってきたご飯に飛びついた。
いつもの虫さんや葉っぱさんを混ぜ込んだ、自然界では滅多に味わえない甘い、黒い塊。
それはかつてこの巣の主だった成体れいむのなれの果てである。

「ゆっくりたべなさい!」
「ゆぅ・・・ゆっくちぃ・・・」
「ゆ っ く り た べ な さ い !」

この子れいむは見ての通りありすとまりさの子どもではなく、餡子と化した成体れいむの子ども。
先日、どこからか流れてきたこの一家によって目の前で唯一の家族であった母を殺され、巣を奪われた。
が、彼女は何故か追い出されることなく、この巣に住む事を許された。

「ゆぅ、ゆっくぢぃ・・・」
「ゆっくりりかいしたわ!これはゆっくりできないくささんね!」

勿論、彼女達が子れいむを生かした理由は良心の呵責によるものなどではない。
ゆっくりとて生きている以上、己にとって毒となる食べ物と言うのは少なからず存在する。
生まれ育った地のものであれば代々引き継がれた記憶と親から教わった知識でそれらを見分ける事が出来る。

「おちびちゃんたち、このくささんはたべないでね!ゆっくりできないよ!」
「「ゆっくちりかいちたよ!」」
「おちびちゃんにもあまあまさんをあげてね!」

要するに、子れいむが生かされたのは毒見のため以外の何物でもないのだ。
どこからか流れてきたこの一家にとってこの巣の周りには見知らぬ食べ物が多く、迂闊に口をつけられない。
その上、自然が豊かであるにも関わらず辺りには他のゆっくりが殆どおらず、その事が一家を慎重にさせていた。

「ゆっくりたべなさい!」
「ゆぐっ・・・ゆぅ、ゆやぁ・・・」
「ゆ っ く り た べ な さ い !」

ありす種特有の、少々高飛車にも聞こえる口調で子れいむの前に餡子を置く。
彼女にとっては唯一の肉親で、大好きな母親ものを。
出産=死となるようなタイプのゆっくりにとっては珍しい事ではないが、当然ながられいむはそうではない。
ふるふると小さく丸っこい身体を左右に振って拒絶の意思を示すが、ありすは一切引き下がらない。

「ゆぅ・・・ゆゆっ、ゆっくりたべさせてあげるわ!」
「ゆやぁ・・・やぁ!やぢゃぁ!?」
「さあ、おたべなさい!」

この一家にとってこの地域の植物についての知識を持つ子れいむは必要不可欠な存在である。
だからこそ、ちゃんと栄養価のあるものを与えなければならない。
衰弱死などさせないためにも、ありすは半ば強引に嫌がる子れいむの口に母れいむの餡子をねじ込んだ。

「ゆぶ・・・」
「はいたらゆっくりおしおきするよ!」
「ゆゆ゛っ・・・むーぢゃ、むーぢゃ・・・ぢ、ぢあわぢぇー」

お仕置き・・・その言葉に促されて子れいむは吐きだそうとした餡子を咀嚼し始める。
口の中に広がる甘みは、母のものだと知っていてもとても甘くて美味しく、「しあわせー!」の言葉を漏らしてしまった。
しあわせそうな笑みを浮かべてはいるものの頬を伝う涙は明らかに嬉し涙ではない。

「ゆっぐ・・・ゆっぎゅぢぃ・・・」
「ゆぅ・・・たくしゃんたべちゃね」
「なんだきゃ、ねみくなってきちゃよ・・・」

こうして食事を終えると、2匹の子ゆっくりは子れいむが嗚咽を漏らす傍らですやすやと寝息を立て始めた。
そんな子ども達を微笑ましそうに眺めるまりさとありす。
その表情からはこの一家が今、最高にゆっくり出来ている事が伺える。

「ゆゆっ!まりさはゆっくりかりにいくよ!」
「ゆっくりいってきてね!・・・まりさ、だいすきよ!」
「ゆゆっ・・・ゆぅ、ゆっくりてれちゃうよ!」

しばらくして名残惜しそうに狩りに出かけるまりさ。
つがいの「大好き!」という言葉と、いってきますのちゅっちゅのおかげで気力は充実している。
彼女を見送ったありすは、巣から出ると入り口の見える場所でゆっくりと日向ぼっこを始めた。

「ゆぅ・・・とってもゆっくりしてて、とかいはだわ♪」

そう呟くと、陽気に当てられたのかありすはすやすやと寝息を立て始めた。



「ゆぅ・・・ゆっくちちぢゃいよぉ・・・」

まりさはおらず、残りの3匹は昼寝の真っ最中。
逃げようと思えばいつでも逃げられる状況の中、れいむは逃げようともせずにすすり泣いていた。
いや、正確には逃げたくても逃げられないから逃げないだけだ。

「ゆっぐ・・・どほぢ、ぢぇ・・・どほぢぢぇ、あん゛よぢゃ・・・!」

考えてみれば当然の事である。
一家にとって“れいむは生存のために必要不可欠な情報源”なのだから。
逃げられる心配だけでなく、その際に巣の入り口を隠す葉っぱや枝を取り除かれるリスクも回避出来る。

「ゆっぐ、ぢでぎぢゃいよぉ・・・!」

それに体格差のない子どもたちが寝込みを襲われる心配もしなくて済む。
当然ながら、壁に体当たり出来ないために自害する事もかなわない。
この先れいむがゆっくり出来るとすれば、子まりさと子ありすがつがいを見つけられなかった時だけだろう。
ストレスと運動不足の不健康な体に、彼女達の子どもを宿した時だけだろう。






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感想

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  • 終わってもいない中途半端なSS······

    お食べなさいの定義には色々あるらしいし、あんまり気にしない
    ·「お食べなさい」と言うだけのパターン
    ·思いやりの気持ちが無いと発動しないパターン
    ·正しく発音しないと発動しないパターン
    ·お食べなさいできるゆっくりが限定されるパターン
    ちゃんとした原作者がいない作品だから仕方ないね。 -- 2018-02-14 18:41:30
  • そうだね!僕も年単位だけどね! -- 2016-03-23 16:33:22
  • みんな読んだらできるだけコメントしようね!年単位のコメントはゆっくりできないよ! -- 2014-02-02 10:27:28
  • なんか微妙だな、でもこれは続いて欲しいかも -- 2013-01-17 14:23:38
  • すっきりできないねーわからないよー -- 2012-05-04 22:47:37
  • この番をぼっこぼこにしたいぜ! -- 2012-02-20 14:32:47
  • 自分を食べさせるつもりがないから「お食べなさい」言っても平気だったんだろ?
    もしくは同じ個体にも名前を言いわけているみたいにゴミ同士にしかわからない発音の違いだろ?

    そもそも「お食べなさい」ができない個体もいるみたいだし。 -- 2011-11-12 06:22:12
  • ↓なんだか他に条件があるみたいでしたよ?
    食べさせたい相手がいたときとかだけど、もう関係ないみたいw
    ほぼ自殺用w -- 2011-11-02 22:58:41
  • ↓↓俺も疑問に思いましたwさあ、おたべなさいって言ったのに平気だったからあれっ?て -- 2011-06-26 21:32:40
  • このつがい食べてもいいかな? -- 2011-06-06 03:48:04
  • さあ、おたべなさいと言って生きている…だと…? -- 2011-06-05 17:51:59
  • 無能なれいむだから可哀相とは思わないな -- 2011-03-16 00:11:40
  • 100年前の人間もこうであったけど、それにしてもまりさ・ありすのつがいはひどい。 -- 2011-01-04 20:54:44
  • ゴミの利用法としてはいいアイデアだよね -- 2010-12-18 20:27:59
  • れいむの有効活用 -- 2010-10-01 17:50:09
  • これでいいと思う -- 2010-09-19 15:05:36
  • 話の設定まで書いた所で終わってるけど
    ここからが話の本題だよね? -- 2010-09-17 12:34:48
  • すごい消化不良感が…、それにこれで終わるとものすごくすっきりできないです。
    -- 2010-03-27 21:16:11
  • え、続きは?これで終わり? -- 2010-03-01 17:41:58
最終更新:2009年10月24日 08:40
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