ふたば系ゆっくりいじめ 361 俺ね−さんの災難

俺ね−さんの災難 9KB


愛でより。
人間いじめ。
ゆっくりはあまりいじめられません。
捕食種びいき。
俺設定もあります。
捨てられみりゃの続き的な


「今日のれいむは素直な個体が多かったですね」
「そうだな。あいつら上手く育てれば金バッジも行けるんじゃないか?」
「おぉ、ならば出荷せずに育ててもよかったのでは?」
「まぁ…たまにはサービスもしないとな。それにそこまで育てるのは面倒だし」
「なまけものなんだどー」
「うー」
「おお怠惰怠惰」
「うっせえ黒ゴマに肉まん」
「ひどいんだどー!!」
ペットのきめぇ丸たち捕食種と仕事後のちょっとした楽しみとしてティータイムを満喫している。
めーりんはお家で番ゆっくりをしている…はずだ。
お茶は焙じ茶、茶菓子は姉から貰った加工所の新製品。
ティータイムなんて小洒落た物では決してない。
それでもなんというか、気分だ。




自分は個人でゆっくりのブリーダーのようなことを生業としている。
本業はゆっくりの躾(再教育)
それだけでは収入が心許ないので時々ペットショップなどからの依頼で
赤ゆっくりを子ゆっくりまで育てて卸したりしている。
渡される赤ゆっくりは100。
卸すのは躾の完了した個体だ。
ここの躾は挨拶、トイレ、言葉遣いの基本三つ。
赤ゆっくりが子ゆっくりに育つのには大体一週間かかる。
合格するゆっくりは渡された赤ゆっくりでバラつきはあるが、2割弱だ。
ただし今回は親ゆっくりが優秀だった為か半数を超える数が出荷できた。
仲にはかなり優秀なものもいた。
きちんと育てられればゴールドバッジも夢ではないだろう。
ブリーダーに育てられれば金バッジの母体としてゆっくりとした生活を送れるかもしれない。

ん?
じゃあどうして自分で育てないって?
向いてないから。
どうも可愛がりすぎてしまい仕事と割り切れなくなってしまうのだ。
れいむにはれいむのおバカさが可愛らしく
まりさにはまりさの向こう見ずな愚かさが
ぱりゅりーにはぱちゅりーの…あいつ生クリームだし。愛してる。
ありす?あいつれいぱーじゃん。中身も自分で作れるしさ。
ゲス?制裁するよ?

ゆっくりが現れて10余年。
小学生だった自分もゆっくりを捕まえて飼っていた。
まだゆっくりが「ゆっくりしていってね!」としか喋らなかった頃の話だ。
姉は隠語しか喋れないみょんを飼っていた。
俺はちぇんを、妹はまりさを。
汚い言葉を喋り、窓ガラスを割って家に侵入、お家宣言をやらかすいわゆるゲス
見境なく常時発情、醜悪な後継を繰り出すれいぱー
そんな個体が発見されるようになった頃、姉のみょんがれいぱーに殺された。
妹がゲスに怪我をさせられた。
その時俺の中でゆっくりというものが、駆除するものと愛でるものの二種類に別れたのだ。
ちなみに姉はありす種をひどく嫌うようになった。
妹は馬鹿なので変わらずにゆっくりを愛でていた。

そんな訳で再教育業をスタートした。
こういった奴は大体ゲスなので心置きなく虐…ゲフン、教育できるという訳。
「ご主人?どうなさいました」
「うー…おあずけなんだっどぉ…がまんなんだど…」
「ありゃ悪い」
心配そうな顔をするきめぇ丸によだれを滝のように流して涙目のれみりゃ。
欲望に正直なれみりゃにしてはかなり頑張っている。
うんうん。もうちょっと我慢しろよ。
「うー…めをとじれば見えないんだどぉ。うぅーここにあまあまはないんだどー!」
おぉ自己暗示自己暗示。

足だけを焼いたゆっくりが目の前にある。
口は焼いていないため声は出せるが声量は押さえられている。
それ専用に作られた赤ゆっくりなので野生や野良のような耳をつんざく大きな声が出せないらしい。
人間が不快にならない程度の大きさで、加虐心をそそる良い声で鳴いてくれそうだ。
加工所の秋の新作だ。
秋の長夜にゆっくりまんじゅう、とかいう何の捻りもないキャッチコピーで販売されるらしい。
姉から『まだ試作品だから感想ちょうだいね』と渡されたのだ。
加工所の新商品開発部門に所属する姉はたまにこうして新商品の試食をさせてくる。
前は皮を葛に変化させたゆっくりだった。
最初は見た目がグロいと文句をつけたら段々と見られる外見に直してきた。
最終的にはぼんやりと透明な表皮にのぞく中の餡がなかなか綺麗な和菓子に仕上げたのだからすごいとおもう。
夏の新商品売り上げトップになったそうで冬のボーナスが期待できると喜んでた。
あぁ羨ましい妬ましい。
もっともうちのきめえ丸は初期のグロい外見を非常に気に入っていたのだが。
理由は鏡を見せてやったときの表情が秀逸だったかららしい。
こいつはドSだ。

「ゆわあぁぁぁ!!きめぇまるだあぁぁぁ!」
「ゆえーん!きょわいよおぉ!ふらんもいるぅ!」
「れびりゃもいるう!おがあじゃあぁぁん!!たしゅけちぇえぇぇ!」
皿の上に乗ったゆっくり達は捕食種達を見て
「「「どぼじであんよがうごかにゃいにょおぉぉぉ!!!」」」
あんよが動かない事実に絶望した。
目からは砂糖水を大量に吹き出し、全身からも汗のような液体を滴らせている。
キモイ。
しーしーだけは『なんとなく嫌』だそうで出さない個体を使っている。

「おおぶざまぶざま」
「食いもんで遊ぶなよ」
「しかしこれが正しい食べ方だそうですよ?」
姉から貰ったイラスト付きのおいしい召し上がり方の紙を見せるきめえ丸。
そこには
『この商品は甘さ控えめに仕上げております。
甘党の方は以下の方法でお楽しみ下さい』
と書いてあった。
以下の方法、にはオーソドックスな虐待法が、そうとは見えないポップなイラストで書かれてある。
その筋の人向け商品なのか。納得

笑顔でオーブントースター、電子レンジにつっこまれるれいむ。
水を張った炊飯器に入れられるまりさ(御汁粉)
爪楊枝をさして放置されるありす。
刺さっているのがぺにまむのあたりなのが姉のこだわりなんだろうな。

「あぁ、よし。食っていいぞ」
「「「いただきまーす!」だどー」うー!」
「ぴぎゅ!!??」
がぶりと赤ゆを半分ほどかじるきめえ丸。
断面をのぞくと無傷の中枢餡が見える。
「おでえぢじゃんがあぁ!!」
「ゆああぁぁぁ!!??どぼじでぇ!?」
「ゆがっ!?がっ…ゅ…ゆっ…」
「やはり赤ゆっくりでは長く楽しめませんねぇ」
残念、といった様子できめえ丸は残りの半分を口に運んだ。
「むーしゃ、むーしゃ、しあわせー(棒読み)」
「おでぇぢゃあぁぁぁん!!」
「ごのゆっぐじごろじいぃぃぃ!!じねえ!!じねえぇぇ!!」
ゆっくりをゆっくりさせないためなら嫌いなゆっくりの台詞すら使うのを厭わない、きめえ丸!恐ろしい子!
「で、どうなの?味は」
「それなりですね」
「あっそ」
「ひとくちで…たーべちゃうぞーっ!」
「どぼじで!?」
「うー!ゆっくりしね!」
「ふらん。行儀良く食べてね」
「うー!わかったー!」
「ふらんが粗相したらお仕置きだからね。れみりゃ?」
「どぼぢでだどー!?」
そんな二匹を尻目に、自分も食べてみることにした。

赤ゆに爪楊枝を刺し口に運ぶ。

「ーーーっ!?」

噛んだ途端にむせ返るほどの甘味が口に溢れてきた。
予想を超えた甘味に口元を押さえる。
こんな物飲み込める甘さをとっくに越えている!
慌てて洗面所に駆け込み何度もうがいをした。
カミガキに薬用うがいを繰り返しても口の中の焼け付くような甘さは解消されない。
一体何だこれは。
えづきながら今朝のやり取りを必死に思い出していた。

『おはよー小ちゃん。これ新商品なの』
『おはよ。ねーちゃんまで小ちゃんって言うなよ』
『いいじゃない。私を大ね−ちゃんって呼べば平等よ?』
『俺は大小で分ける必要ねーんだって。ねーちゃんと妹なんだから』
『まぁまぁいいじゃない!でね、これが人間用。こっちは捕食種のおやつだからね』
『…』

「間違えてたー!!」
姉に苦情を言おうかと思ったところで、自分が間違っていた事に気づいた。
姉が渡した新商品の袋は二つあった。
どちらも外見は同じだけど間違えないようにと渡された紙袋はきめえ丸用と人間用とで別れていた。
間違えてきめぇ丸に人間用を渡していたのか…。

がっかりして部屋に戻るときめえ丸たちが心配そうな顔で待っていた。
「大丈夫ですか?ご主人」
「うー?おおきいおねーさま、だいじょーぶ?」
「だいじょーぶだど?」
「あぁ、悪いのは俺だった」
「「「??」」」
不思議がるきめえ丸に俺の皿を寄越した。
「こっちを試してくれ」
「?…わかりました」
「ずるいんだど!」
「おねーさまうるさい!」
「どぼぢで!?」
今度は一口で饅頭を口の中に納め、もごもごと咀嚼した。
「!!??」
「感想は?」
「あ、甘い…ですね…」
「捕食種的にはどうなんだ?その甘さ」
「最高ですね。基本捕食種は甘ければ甘いだけ満足しますから。しかし…」
「人間には飲み込むことすらできんがな。
そんだけ甘くてそっちに味覚が慣れることはないのか?」
「ありませんね。仕組みとしてはええと…ご主人の主食はお米ですよね?
私たちの主食はゆっくりです。
例えばご主人が食べるお米を魚沼産の高級コシヒカリにしたとして、以前のお米が食べられなくなるということは?」
「程度にもよるが、まぁ大丈夫だろう。
大体美味い米って高いし…」
「そういうことだと思います。
ゆっくりを甘くするのも手間がかかりますし、もし慣れが生じればその分生きにくくなりますからね。
でも通常種にこれを食べさせたら大変な事になるでしょうね」
「主食にしているものの差が産む違いなのかねぇ」
「ゆっくりはゆっくりすることが至上ですからねぇ…」
わたしは違いますが、と笑って高速シェイクをするきめぇ丸。
きめぇ。だが、それがいい。
「うー!れみぃも食べてみたいんだどー!」
「ふらんも!」
「どーぞどーぞ」
「「うー!」」

嬉しそうな二匹を眺め、すっかり冷えてしまったお茶を啜った。
相変わらず味覚は死んだままで何の味も伝えて来なかった。
「ご主人、今夜はゴーヤチャンプルーにしましょう」
「お前今の状況楽しんでるだろ」

その後三日は味覚が戻らず苦しんだのは別のお話。


「どぼじであじがしないんだどぉ!!??」
「ようれみりゃ。ようこそこちらの世界へ」
「うあああ!あまあまがたべたいんだどぉ!ぷっでぃーん!」
「俺はおうどんたべたい!」

おわれ



きめぇ丸→ゆっくりをゆっくりさせないことでゆっくりできる
ふらん→ゆっくりをいたぶることでゆっくりできる
れみりゃ→美味しいもの(あまあま)を食べることでゆっくりできる
という訳で捕食種でもれみりゃは思考などが基本種に近いんじゃないかなと。
舌が慣れたのは『あまあまをたべた→もっと甘いあまあまが食べたい(ゆっくりできる)』そんな理由からです

次こそは俺ね−さんの調教編を書きたいなぁ…
俺ね−さんは三姉妹の真ん中です


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このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね!
感想

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  • ↓一生会いたくねーよーなクズだなそりゃ -- 2022-12-23 17:05:13
  • れみりゃ達が迷惑掛けずに幸せなら良いよ。

    小学生時代、俺の同級生だった俺女は、ゲスまりさみたいだった。
    低身長・ブス・俺ダゼ言葉・不勉強・何故か強気・困ったら必殺女子泣き のゲスだった。
    嘘だと思う奴もいるだろうが、残念ながらマジ話だ。 -- 2018-01-03 17:46:08
  • 俺の友達の俺ねーさんはロリ顔でかわいい -- 2015-04-27 17:28:54
  • カミガキ? -- 2014-01-20 20:38:38
  • このお姉さんが俺と同じゆっくりのみ方をしててゆっくりできた。
    ゆっくりできすぎて、大学の講義に間に合わないよ… -- 2011-11-12 07:02:38
  • 俺の知り合いの知り合いに俺女がいるが、残念ながら不細工です。 -- 2011-01-17 00:23:31
  • 俺ね−さんねえ・・・
    綺麗なお姉さんが俺なんていったら周りが止めさせるから
    俺とか言うお姉さんは大概ブサイクって柴田亜美が言ってた
    -- 2010-09-27 21:00:22
  • 作者の趣味だろ。 -- 2010-07-09 00:31:14
  • わざわざ一人称を俺にする必要あった? -- 2010-04-10 08:30:11
最終更新:2009年10月25日 16:25
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