すぎやまこういち

椙山浩一

日本の作曲家で、ゲーム音楽界を代表する作曲家の一人として知られる。愛称は「すぎやん」
国民的人気ゲーム「ドラゴンクエスト」シリーズの作曲でその名を知られており、シリーズは第1作から殆どの作品を手掛けている。
同シリーズのメインテーマである「序曲」は、『スーパーマリオブラザーズ』の「地上BGM」と並んでゲーム音楽を代表する曲として有名。
30年以上に渡ってドラクエシリーズの楽曲製作に携わっており、2016年には「最高齢でゲーム音楽を作曲した作曲家」として世界ギネス記録に認定された。

また、ゲーム音楽以外の業績もかなりのもので、
「グループサウンズの人気グループ、ザ・タイガースの生みの親」
「バーモンドカレーなどの有名CMソングを作曲。その数2000曲以上」
「フジの人気番組であったザ・ヒットパレードや、長寿音楽番組MUSIC FAIRの演出を担当」
「有名アニメや映画の劇伴も手掛ける」
「日本作曲家協会理事やJASRAC評議委員を勤めている」など、ゲーム音楽界のみならず日本音楽界の重鎮とも言えるお方。
さらに東京大学の出身者でもある。

また大のゲーム愛好家としても知られ、ゲームソフトのバグをゲーム会社に指摘するハガキを投函したほど。
このことがドラゴンクエストなどのゲーム音楽を担当するきっかけとなったらしい。
ちなみに名前がひらがな表記なのは、名前に使われている漢字をよく読み間違えられたからである。
ドラクエ9ではQAテスターとしてクレジットされている。

その肩書からもわかるように権利意識が非常に高いことで有名。
二次創作に対しても厳しい姿勢を取っていたこともあり、二次創作のアレンジや耳コピ動画なども少ない。

高齢になった後は、作曲家としての活動を縮小し、自作曲の指揮や再録音を中心に活動していた。
2004年には、独自レーベルのSUGIレーベルを設立し、多くのCDを発売している。

2021年9月30日、敗血症性ショックのため逝去。90歳。
訃報のお知らせがあったのは同年の10月7日で、Twitterでは次々と追悼の声が寄せられた。
作曲家としては現在開発中の『ドラゴンクエストXII 選ばれし運命の炎』が遺作となった。


作曲作品



代表的な曲

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最終更新:2023年12月22日 17:30