ディグダグ

Dig Dug

VIDEO GAME ANTHOLOGY vol.12

機種:AC, FC, X68k, Xbox1, PS4, NS, 他多数
作曲者:慶野由利子
サウンドプログラム (X68k):後藤浩昭
発売元:ナムコ
発売年:1982年3月 (AC)、1985年6月4日 (FC)、1995年2月24日 (X68k)、2022年8月4日 (NS, PS4)

概要

ナムコが1982年に発表したアクションゲーム。ジャンルは「戦略的穴掘りゲーム」としている。
主人公ディグダグを操作して地中を掘り、モンスターを退治するのが目的。

サウンドは慶野由利子氏によるもの。
本作は慶野氏が初めてサウンドを手掛けたビデオゲーム作品である。

特に有名なのは「ディグダグ歩行ミュージック」(慶野氏は「歩行音」であると繰り返し主張している)についてのエピソード。
この音は仕様書によればもともと「歩行音」という指定だったとされており、ディグダグが移動する間のみ進行するような効果音(「テクテクテク……」のような *1)だった。
サウンドプログラムもその仕様に沿い、ディグダグが移動する間は進行し、動きを止めればサウンドも止まり、再び動き出せばサウンドも再開するよう組まれていた。
その後大野木宣幸氏から「(『ラリーX』のように)ミュージックにしちゃえば?」というアドバイスがあったことにより、このサウンドは効果音ではなくミュージックとなった。
ただサウンドプログラム自体は上記の状態であったため、結果的に「プレイヤーが動きを止めると中断するミュージック」が生まれた。
建前上は歩行音ながら、1つの音楽として短かくも印象的なサウンドになっていたため、立ち止まると途切れてしまうのが惜しいという声も多い。
(サウンドトラックではミュージックとして切れ目なく収録されている)


収録曲

曲名 作・編曲者 補足 順位
クレジットサウンド 慶野由利子
スタートミュージック
ディグダグ歩行ミュージック
ラスト1サウンド
ハリーアップサウンド
ハリーアップミュージック
ステージクリア
ミス 前後でデータが分かれている
ゲームオーバー
ハイスコア FC版には未収録
ネームエントリー FC版には未収録
『ナムコ ビデオゲーム グラフィティ』収録アレンジ
恋のディグダグ 作:慶野由利子
編:米光亮
作詩:弓達公雄、中沢淳
うた:まさごろ
『NAMCO VIDEO GAME MUSIC LIBRARY Vol.1』収録アレンジ
DIG A WALK *2 作:慶野由利子
編:磯田健一郎

サウンドトラック

ビデオ・ゲーム・ミュージック (GAME SOUND LEGEND SERIES)


同名アルバムの復刻盤。アーケード版プレイサウンドを収録

ナムコ ビデオゲーム グラフィティ

「恋のディグダグ」を収録

ナムコット・ゲーム・ア・ラ・モード


本作の音楽を含むメドレーアレンジ「ヒットゲームスクランブル」を収録

ナムコ ベストヒットパレード!

『ナムコ ビデオゲーム グラフィティ』から「恋のディグダグ」を再録

ゲームサウンドミュージアム ~ナムコット編~ S1 ディグダグ・ディグダグII


ファミコン版を収録

ナムコサウンドミュージアム from X68000


X68000音源を収録。
DISC 3に『NAMCO VIDEO GAME MUSIC LIBRARY VOL.1』版を、DISC 5にビデオゲームアンソロジー版を収録

ディグダグ (ゲーム・サウンド・エフェクト) オリジナルサウンドトラック

各種サブスクリプションサービスでの配信。
アーケード版を収録。

PV

AC版 (Wii VC AC) プレイ動画

AC版 (Wii VC AC) 紹介動画

アーケードゲームシリーズ プレイ動画

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  • ナムコ

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最終更新:2023年12月17日 09:05

*1 慶野氏によれば「初期段階では鉄腕アトムが歩くような音も試した」とのこと

*2 作中表記。『ナムコサウンドミュージアム from X68000』に収録された際は「ディグ・ア・ウォーク」という表記になった