「ウルティマVI 偽りの預言者」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

ウルティマVI 偽りの預言者 - (2013/03/08 (金) 17:40:06) の1つ前との変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

*ウルティマVI 偽りの預言者 【うるてぃましっくす いつわりのよげんしゃ】 |ジャンル|RPG|~| |対応機種|スーパーファミコン|~| |発売元|ポニーキャニオン|~| |発売日|1992年4月3日|~| |定価|10290円|~| |プレイ人数|1人|~| |セーブデータ|1個|~| |>|>|CENTER:''[[Ultimaシリーズリンク>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/1907.html]]''| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 -『ウルティマ』シリーズの第6作のスーパーファミコン移植版。 --プレイヤーは「アバタールの聖者」と呼ばれる君自身。謎の敵『ガーゴイル』との戦いの勃発により、再びブリタニアに召還される事となる。 **特徴 -自由度が非常に高い。逆に言えば、どこから進めるべきか具体的なヒントが極端に少なく、何をしていいか分からなくなることがとても多い。 --街にいる兵士に戦いを挑める。ただし、カルマシステム(後述)の関係で、こちらに危害を加えてこないものを攻撃するのは得策ではない。 --過去作と違い、ロードブリティッシュ(この世界の統治者)と一戦交えることは出来ない。 --この世界の住民すべてが1分単位(!)で生活しており、夜になると宿屋すら閉まってしまう。かわりに「キャンプ」システムで、時間経過+回復が可能。ただし、各々のキャラが食料を持ってないと回復できないので注意。 --魔法は店で魔法を購入して、呪文の書というアイテムを装備して書き込む事で使用できる。本作では主人公以外のキャラはMPが低いので、魔法キャラは必然的に主人公のみとなる。 -戦闘はMAP上でそのまま行われるタクティカルバトルとなっている。 --難易度は正直言ってぬるいが、ガーゴイルやデーモン、ドラゴンなどの強モンスターは本当に手ごわい。 -『カルマ』と呼ばれるシステムがある。最高値は100で、最低値は0。 --物を盗む、兵士や無害な動物を攻撃するなど、悪いことをするとカルマ(業)が下がってしまう。 --カルマが下がると、店の価格が高くなるほか、&bold(){死亡からの復活時に総合EXPが減る}という仕様がある((カルマが80なら、復活時の総合EXPは80%になってしまう。100ならデメリットなし。))。経験値を稼ぎにくい本作ではこれは非常に辛い。 --さらに、終盤のイベント時に&bold(){『カルマ』が80以下の状態である選択肢を選ぶと、ゲーム進行ができなくなる}という致命的なバグがある((意図的に設定した可能性もある))。該当の選択肢を選ぶ際には、カルマが80以上あるかどうか必ず確認する事。 -LVアップは『神殿』と呼ばれる場所で行う。この『神殿』は、最初はガーゴイルに占拠されており、解除の為に『ルーン』なるアイテムを探す必要がある。 --神殿を解除すると『ムーンストーン』というアイテムが手に入る。これはゲームクリアに必要なので、必然的に、8つある神殿全てを開放しなければならない。 --また、神殿によって、LVアップボーナスが違う。STR+3の勇敢さ、INT+3の誠実さ、AGI+3の優しさ、全パラメータ+1の清らかさのいずれかでLVアップするのが望ましい。他の神殿はLVアップボーナスが少ないため、損してしまう。ただし、どの神殿でも、最初の1回目のレベルアップ時のみカルマが+10されるため、無駄ではない。 #region(以下ネタバレ) -実はこのゲーム、数あるRPGの中でも珍しい&bold(){『ラスボスがいないゲーム』}である。 #endregion ***評価点 -BGMは世界観にマッチしていて非常に出来がいい。メニュー画面の曲などは、間違いなく耳に残るだろう。 -ストーリーを進めると分かるが、このゲームはいわゆる勧善懲悪ではない。過去作を知っている人なら、その意味を理解できるだろう。 -弓系の武器には消耗品の矢が必要だったり((敵が壁越しにいると、攻撃しても矢が届かず不発に終わる。ちなみに矢はきちんと消費する))、モーニングスター系の武器が離れた位置の敵を攻撃できるなど、戦闘システムにはぬかりがない。 ***問題点 -&bold(){最初の城から出る時点で難易度が高い。} --取扱説明書には出る方法がきちんと書いてあるのだが、中古購入で取扱説明書がない場合、おそらくここで挫折するプレイヤーも多いだろう。~ その理由として、ロード・ブリティッシュの長すぎる話と、その後の場内探索がある。~ 最初の城のアイテムは持っていってもカルマが低下しないが、大量のアイテム探しに夢中になり、鍵の事を忘れるプレイヤーが続出した。~ 聞きなおそうにも、ロード・ブリティッシュの話が長く、苦痛になる事も。 -魔法やアイテムの説明がない。攻撃力や防御力などはかろうじて表示される程度である。 --そのため、アイテムの効果が分からない事も多い。特に「嵐のマント」というアイテムがあるが、これを装備してる間は魔法攻撃を喰らわないが、自身も魔法を使えないという特性がある。しかし、そんな説明が一切ないので「嵐のマント」を装備して魔法が使えなくなったという不可解な事態を体験したプレイヤーも少なくない。~ 魔法に関しては、これまた説明書がないと辛い…というレベルではない。このゲームの魔法の名前は独特であり、説明書なしだと「そんな効果の名前かよ!」と思うこと請け合いである。~ なお「リビール」という、説明書に名前すら載ってない魔法が一個だけあったりする((効果は、体の透明化を解除する))。 -魔法使用時「秘薬」というアイテムを消費する。 --これ自体は悪い要素ではないが、秘薬は8種類あり、魔法1回につき複数の秘薬を消費する((少なくて1種類、多いものだと実に6種類))。秘薬にも重量がある上、このゲームではキャラのSTR×3がもてるアイテムの重量となるため、&bold(){主人公は持ち物の大半を秘薬で圧迫される事になる。} -ボートや気球が所持アイテムであり、使うとMAP上に設置してから乗ることとなる。 --これも悪い要素ではないが、これらの乗り物は降りた際に回収しないと、&bold(){建物に入ったりした瞬間に消滅してしまう}。気球を作り直すのはかなり面倒なので、降りたら必ず「調べる」で回収すること。 -とにかく情報量が多く、クリアに時間がかかる。期間を空けてプレイしていると何をするべきか忘れてしまうことも多いので、メモをとっておくほうがいい。 --この世界は非常に広く、あちこちでフラグを立てないと物語が進まない。なお、街から街へは『ポケモン』のようにつながっており、ドラクエのようなアイコン形式ではない。~ ワープできる『ムーンオーブ』なるアイテムがあるが、それを駆使してやっと楽になるほどである。~ 本作をクリアできずに投げたプレイヤーは、この長さや面倒くささに付き合いきれなかったところも大きい。 -セーブデータが1つしかない。しかもデータが消えやすい。取り扱いには細心の注意を払うように。 -仲間キャラは初期の4人が固定で、さらに2人まで一緒につれていけるが…、 #region(ネタバレ注意) --最終盤において「ベーレム」というガーゴイルを必ず仲間にしなくてはならないため、実質、自由に使える枠は1枠しかない。~ 本作で自由に仲間に出来るのは数人ほどしかいないのだが、仲間の枠に関しては不自由というほかないだろう。 #endregion **総評 高い自由度を求めるプレイヤーなら、ぜひともプレイしてほしい一本。その広すぎる世界に最初は面食らうだろうが、一度入り込めば、隅々まで探索したくなるだろう。~ ただ逆に言えば、この高すぎる自由度が足を引っ張っているのも事実であるが…。~ 現在で説明書ありの本作を購入するのは難しいので、攻略サイトなどを見て、魔法の効果などをきちんと把握する事を強くオススメする。 //(この記事は書きかけです) ----
*ウルティマVI 偽りの預言者 【うるてぃましっくす いつわりのよげんしゃ】 |ジャンル|RPG|~| |対応機種|スーパーファミコン|~| |発売元|ポニーキャニオン|~| |発売日|1992年4月3日|~| |定価|10290円|~| |プレイ人数|1人|~| |セーブデータ|1個|~| |>|>|CENTER:''[[Ultimaシリーズリンク>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/1907.html]]''| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 -『ウルティマ』シリーズの第6作のスーパーファミコン移植版。 --プレイヤーは「アバタールの聖者」と呼ばれる君自身。謎の敵『ガーゴイル』との戦いの勃発により、再びブリタニアに召還される事となる。 **特徴 -自由度が非常に高い。逆に言えば、どこから進めるべきか具体的なヒントが極端に少なく、何をしていいか分からなくなることがとても多い。 --街にいる兵士に戦いを挑める。ただし、カルマシステム(後述)の関係で、こちらに危害を加えてこないものを攻撃するのは得策ではない。 --過去作と違い、ロードブリティッシュ(この世界の統治者)と一戦交えることは出来ない。 --この世界の住民すべてが1分単位(!)で生活しており、夜になると宿屋すら閉まってしまう。かわりに「キャンプ」システムで、時間経過+回復が可能。ただし、各々のキャラが食料を持ってないと回復できないので注意。 --魔法は店で魔法を購入して、呪文の書というアイテムを装備して書き込む事で使用できる。本作では主人公以外のキャラはMPが低いので、魔法キャラは必然的に主人公のみとなる。 -戦闘はMAP上でそのまま行われるタクティカルバトルとなっている。 --難易度は正直言ってぬるいが、ガーゴイルやデーモン、ドラゴンなどの強モンスターは本当に手ごわい。 -『カルマ』と呼ばれるシステムがある。最高値は100で、最低値は0。 --物を盗む、兵士や無害な動物を攻撃するなど、悪いことをするとカルマ(業)が下がってしまう。 --カルマが下がると、店の価格が高くなるほか、&bold(){死亡からの復活時に総合EXPが減る}という仕様がある((カルマが80なら、復活時の総合EXPは80%になってしまう。100ならデメリットなし。))。経験値を稼ぎにくい本作ではこれは非常に辛い。 --さらに、終盤のイベント時に&bold(){『カルマ』が80以下の状態である選択肢を選ぶと、ゲーム進行ができなくなる}という致命的なバグがある((意図的に設定した可能性もある))。該当の選択肢を選ぶ際には、カルマが80以上あるかどうか必ず確認する事。 -LVアップは『神殿』と呼ばれる場所で行う。この『神殿』は、最初はガーゴイルに占拠されており、解除の為に『ルーン』なるアイテムを探す必要がある。 --神殿を解除すると『ムーンストーン』というアイテムが手に入る。これはゲームクリアに必要なので、必然的に、8つある神殿全てを開放しなければならない。 --また、神殿によって、LVアップボーナスが違う。STR+3の勇敢さ、INT+3の誠実さ、AGI+3の優しさ、全パラメータ+1の清らかさのいずれかでLVアップするのが望ましい。他の神殿はLVアップボーナスが少ないため、損してしまう。ただし、どの神殿でも、最初の1回目のレベルアップ時のみカルマが+10されるため、無駄ではない。 #region(以下ネタバレ) -実はこのゲーム、数あるRPGの中でも珍しい&bold(){『ラスボスがいないゲーム』}である。 #endregion ***評価点 -BGMは世界観にマッチしていて非常に出来がいい。メニュー画面の曲などは、間違いなく耳に残るだろう。 -ストーリーを進めると分かるが、このゲームはいわゆる勧善懲悪ではない。過去作を知っている人なら、その意味を理解できるだろう。 -弓系の武器には消耗品の矢が必要だったり((敵が壁越しにいると、攻撃しても矢が届かず不発に終わる。ちなみに矢はきちんと消費する))、モーニングスター系の武器が離れた位置の敵を攻撃できるなど、戦闘システムにはぬかりがない。 ***問題点 -&bold(){最初の城から出る時点で難易度が高い。} --取扱説明書には出る方法がきちんと書いてあるのだが、中古購入で取扱説明書がない場合、おそらくここで挫折するプレイヤーも多いだろう。~ その理由として、ロード・ブリティッシュの長すぎる話と、その後の場内探索がある。~ 最初の城のアイテムは持っていってもカルマが低下しないが、大量のアイテム探しに夢中になり、鍵の事を忘れるプレイヤーが続出した。~ 聞きなおそうにも、ロード・ブリティッシュの話が長く、苦痛になる事も。 -魔法やアイテムの説明がない。攻撃力や防御力などはかろうじて表示される程度である。 --そのため、アイテムの効果が分からない事も多い。特に「嵐のマント」というアイテムがあるが、これを装備してる間は魔法攻撃を喰らわないが、自身も魔法を使えないという特性がある。しかし、そんな説明が一切ないので「嵐のマント」を装備して魔法が使えなくなったという不可解な事態を体験したプレイヤーも少なくない。~ 魔法に関しては、これまた説明書がないと辛い…というレベルではない。このゲームの魔法の名前は独特であり、説明書なしだと「そんな効果の名前かよ!」と思うこと請け合いである。~ なお「リビール」という、説明書に名前すら載ってない魔法が一個だけあったりする((効果は、体の透明化を解除する))。 -魔法使用時「秘薬」というアイテムを消費する。 --これ自体は悪い要素ではないが、秘薬は8種類あり、魔法1回につき複数の秘薬を消費する((少なくて1種類、多いものだと実に6種類))。秘薬にも重量がある上、このゲームではキャラのSTR×3がもてるアイテムの重量となるため、&bold(){主人公は持ち物の大半を秘薬で圧迫される事になる。} -ボートや気球が所持アイテムであり、使うとMAP上に設置してから乗ることとなる。 --これらの乗り物は降りた際に回収しておかないと、&bold(){建物に入ったりした瞬間に消滅してしまう}。特に気球を作り直すのはかなり面倒なので、降りたら必ず「調べる」で回収すること。 -とにかく情報量が多く、クリアに時間がかかる。期間を空けてプレイしていると何をするべきか忘れてしまうことも多いので、メモをとっておくほうがいい。 --この世界は非常に広く、あちこちでフラグを立てないと物語が進まない。なお、街から街へは『ポケモン』のようにつながっており、ドラクエのようなアイコン形式ではない。~ ワープできる『ムーンオーブ』なるアイテムがあるが、それを駆使してやっと楽になるほどである。~ 本作をクリアできずに投げたプレイヤーは、この長さや面倒くささに付き合いきれなかったところも大きい。 -セーブデータが1つしかない。しかもデータが消えやすい。取り扱いには細心の注意を払うように。 -仲間キャラは初期の4人が固定で、さらに2人まで一緒につれていけるが…、 #region(ネタバレ注意) --最終盤において「ベーレム」というガーゴイルを必ず仲間にしなくてはならないため、実質、自由に使える枠は1枠しかない。~ 本作で自由に仲間に出来るのは数人ほどしかいないのだが、仲間の枠に関しては不自由というほかないだろう。 #endregion **総評 高い自由度を求めるプレイヤーなら、ぜひともプレイしてほしい一本。その広すぎる世界に最初は面食らうだろうが、一度入り込めば、隅々まで探索したくなるだろう。~ ただ逆に言えば、この高すぎる自由度が足を引っ張っているのも事実であるが…。~ 現在で説明書ありの本作を購入するのは難しいので、攻略サイトなどを見て、魔法の効果などをきちんと把握する事を強くオススメする。 //(この記事は書きかけです) ----

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: