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テトリスワールド - (2017/06/08 (木) 00:58:12) の1つ前との変更点

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「[[修正依頼]]」が出ています。対応できる方はご協力をお願いします。 ---- *テトリスワールド(GBA版) 【てとりすわーるど】 |ジャンル|落ち物パズル|&amazon(B0000636PF)| |対応機種|ゲームボーイアドバンス|~| |発売元|サクセス|~| |開発元|3d6 Games|~| |発売日|2002年4月26日|~| |定価|4179円|~| |判定|BGCOLOR(khaki):''黒歴史''|~| |ポイント|ボタンを''押しっぱなしにするだけ''で永遠に回転するブロック&br()ハイスコア記録機能なし…というかそもそもスコアがない&br()あまり良くないBGMと効果音(レベルアップすると中華っぽいドラの音)&br()海外レビューサイトGameSpotが「テトリスの名を汚した」と評した|~| |>|>|CENTER:''[[テトリスシリーズリンク>テトリスシリーズ]]''| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 2002年4月26日に発売された、6つのゲームと複数の斬新なシステムを搭載した[[テトリス]]。その斬新なシステムとは…。 **基本ルール -テトリスは落ち物パズルの元祖と言われているゲーム。このゲームでも基本ルールは受け継がれている。 -上から落ちてくるブロックを、横に移動させたり、回転させたりして、横10マス×縦20マス(機種によって変わる)のフィールドに隙間無く置いていく。 -ブロックを横のラインに隙間無く揃える(=10個並べる)と、そのラインが消える。 -ブロックがフィールド最上部まで積み上がり、新たなブロックが落ちて来れなくなるとゲームオーバー。 -一定のライン数を消すとレベルが上がり、ブロックの落下速度が速くなっていく。 -ブロックは地面や他のブロックの上に乗るとそこに固定されるが、地面などに触れた瞬間に固定されてしまうゲームと、固定される前に0.5秒は操作できるゲームが存在する。このゲームは後者の仕様だが、大幅に、そして必要以上にパワーアップされている。 **特徴(と問題点) -''AボタンかBボタンを押しっぱなし''にするだけでゲームの進行を止めることができる。初心者に優しいシステムだが、''オフにできない''。 --このゲームではブロックが地面に落ちても固まるまでに時間があり、その間もブロックを操作できるのだが、ブロックを操作すると固定されるまでの時間が延長される。そのため、回転や移動を続けている限りブロックが固まらない。 ---この「回転や移動を続けている限りブロックが固まらない」仕様はなんと世界標準として策定された仕様である、というかセガ製テトリスやアリカ製テトリスを差し置いてこのゲームの仕様がほぼ世界標準になっている。 --ボタンを押しっぱなしにすると一定時間ごとに勝手にブロックが回転するという、指に優しいシステムも搭載している。これらの仕様によりボタンを押しっぱなしにするだけでゲームを止めることができる。 --「無限回転」「インフィニティ」などと呼ばれるこのシステムは、本作よりも後に出たテトリスにも2008年頃まではよく搭載されていた。ただし本作以外のゲームではボタンを押しっぱなしにしても勝手に回転し続けたりはしないため、ボタンを連打しないとゲームの進行を止めることはできない。 --本作には時間制限のないノーマルモードの他に、2分以内に次のレベルに進まないとゲームオーバーになるチャレンジモードが存在する。チャレンジモードではこのシステムはかえって邪魔である。 -得点の概念がない。 --得点の存在しないテトリスは必ずしも珍しい訳ではなく、「[[テトリス武闘外伝]]」(BPS)や、「テトリス with カードキャプターさくら エターナルハート」「テトリス ザ・グランドマスターエース」(アリカ)などが存在する。ただし、武闘外伝は対戦のみ、さくらはステージクリア型のみでノーマルモードは存在せず、ザ・グランドマスターエースは150ライン消去するまでのタイムアタックやミッションクリア型モードに重点を置いている…と、どれも得点とは別にゲームの目的が用意されている。 -レベル15をクリアすると強制的にゲームオーバーとなる。 --その時に出るメッセージは、「レベル1から始めたかどうか」や、「チャレンジモードでプレイしたかどうか」によって変わる。両方の条件を満たしてクリアすると「おめでとう! 君はテトリスマスターとして、レベル○○になった。」などとメッセージが出る。 //メッセージはうろ覚えなんでもしかしたら違うかも… --プレイ時間も出るので一応はクリアタイムを競うことができるが、バッテリーバックアップは搭載されていないのでクリアタイムは保存されないし、全てのゲームをクリアしても特に何も無い。 -レベルアップすると中華っぽいドラの音が鳴る。 --BGMや他の効果音もあまり良いとは言えない。幸いにもOFFにできるほか、ポーズ画面にもサウンド設定がある。 -ノーマルモードのゲーム選択で、L+セレクトで従来のテトリスを再現した「クラシック」という隠しモードが出現する。 --なぜ普通のモードとして搭載しなかったのかは不明。 //**評価点 //**総評 ---- **他サイトでの評価 -海外レビューサイトGameSpotの[[レビュー>http://www.gamespot.com/gba/puzzle/tetrisworlds/review.html?om_act=convert&om_clk=gsupdates&tag=updates;title;2]]では「テトリスの名を汚した(原文it actually breaks Tetris)」と評し、2.1という低得点を付けた。 --ファンにとってはよほど不満が多いかが伺える。 --余談だが、このゲームの発売後もGameSpotは無限回転の搭載について批判的で、2006年に発売されたテトリスDSでも他のレビューサイトより低い得点(7.5)を付けている。([[GameSpotのテトリスDSレビュー>http://www.gamespot.com/ds/puzzle/tetris/review.html?om_act=convert&om_clk=gssummary&tag=summary%3Bread-review]]、ページ右下のCritic Scoresが他のレビューサイトでの得点) **余談 -GBA版と比べると知名度が低いが、GC版とXbox版も発売されている。 ---- **テトリスのガイドライン 本作『テトリスワールド』は、「ザ・テトリス・カンパニー」((1996年に、元祖テトリスの制作者アレクセイ・パジトノフ氏と、BPS社の創始者で元代表取締役社長のヘンク・ブラウアー・ロジャース氏が共同で立ち上げた会社))が直々にデザインを行った作品である。~ そのため、本作で導入されたテトリスのルールの多くが「テトリスの標準ガイドライン」として世界仕様に定められることになった。~ 以下はガイドラインルールの一例。なお、一部のシステムは本作発売前に既に導入されていたものも多い。 #region(詳細) -タイトルロゴのデザインを共通公式ロゴに固定(これ以前にも1997年以降から一部タイトルで導入されていた) -テトリミノの配色と落下時の向きを統一。例えばIは水色、■は黄色など。 --この配色は、それまで日本で多く使われていたセガテトリス色(Iが赤色など)とは全く違っていたため混乱を招いた。 -テトリミノの回転法則を「スーパーローテーション」と呼ばれる方式に統一。 --これにより、「T-Spin」など特殊な回転入れがボーナスとして採用されることになった。~ ただしこれらの回転入れはやや不自然にも見えるため、「バグに近い仕様が正式採用された」として批判もある。 -インフィニティ(無限回転)の採用。テトリミノが設地しても、回転や移動を続ける限り永遠に固定されない。 --ただし上記のようにボタン押しっぱなしでの無限回転は批判も多かったため、後の作品ではほとんどの場合「連打」が必要になった。~ また、アーケードゲームや対戦形式では不都合が多いため、最大回転数に制限が設けられているものが多い。 --なお、一時期ネット上で話題になった「特定状況でIミノを壁際で回転させると上にズレて移動し、設地しないため無限に回し続けられる」というテクニックは''このインフィニティとは全く関係なく''、スーパーローテーションの回転法則による仕様である(このため、こちらは全タイトルで搭載されておりOFFは不可)。 -その他細かい仕様 --ホールドの搭載。テトリミノを一時的に1つだけ保管しておくことができる。 --NEXTブロックを最低2つ以上表示。多くのソフトは3つ以上の表示を標準仕様としている。 --落下地点を示すゴーストの表示。 --↑キーを押すとブロックを一瞬で落とすハードドロップの搭載。 --テトリミノの出現補正。7手を一巡として、必ず一巡毎にバラバラの7種類ずつが出現する。 --連続でライン消しを行うと「RENコンボ」、テトリスやT-Spinなどの特殊消しを続けて行うと「Back to Back」としてボーナスが付く。 #endregion
「[[修正依頼]]」が出ています。対応できる方はご協力をお願いします。 ---- *テトリスワールド(GBA版) 【てとりすわーるど】 |ジャンル|落ち物パズル|&amazon(B0000636PF)| |対応機種|ゲームボーイアドバンス|~| |発売元|サクセス|~| |開発元|3d6 Games|~| |発売日|2002年4月26日|~| |定価|4179円|~| |判定|BGCOLOR(khaki):''黒歴史''|~| |ポイント|ボタンを''押しっぱなしにするだけ''で永遠に回転するブロック&br()ハイスコア記録機能なし…というかそもそもスコアがない&br()あまり良くないBGMと効果音(レベルアップすると中華っぽいドラの音)&br()海外レビューサイトGameSpotが「テトリスの名を汚した」と評した|~| |>|>|CENTER:''[[テトリスシリーズリンク>テトリスシリーズ]]''| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 2002年4月26日に発売された、6つのゲームと複数の斬新なシステムを搭載した[[テトリス]]。 **基本ルール -テトリスは落ち物パズルの元祖と言われているゲーム。このゲームでも基本ルールは受け継がれている。 -上から落ちてくるブロックを、横に移動させたり、回転させたりして、横10マス×縦20マス(機種によって変わる)のフィールドに隙間無く置いていく。 -ブロックを横のラインに隙間無く揃える(=10個並べる)と、そのラインが消える。 -ブロックがフィールド最上部まで積み上がり、新たなブロックが落ちて来れなくなるとゲームオーバー。 -一定のライン数を消すとレベルが上がり、ブロックの落下速度が速くなっていく。 -ブロックは地面や他のブロックの上に乗るとそこに固定されるが、地面などに触れた瞬間に固定されてしまうゲームと、固定される前に0.5秒は操作できるゲームが存在する。このゲームは後者の仕様だが、大幅に、そして必要以上にパワーアップされている。 **6つのゲーム 基本的にノルマクリア制で、スティッキー以外はゴールの値を0まで減らすことでレベルが上がる。 -テトリス --普通のテトリスと同じルール。ブロックを横一列に揃えて消すことでゴールの値を減らせる。 -スティッキー --一部のブロックは2種類以上の色で構成されている。ブロックが接地したとき、同色のブロック同士がつながっていく。列を消すとその上にあるブロックが落下、同じ色のブロックに触れるとどんどんつながっていき、大きな塊ができていく。 --フィールド上にも最初から何段かブロックが積まれている。一番下にある橙色の列を消すとレベルアップする。 -フュージョン --最初からフィールド上にある橙色のアトムブロックと、落下してくるアトムブロックをゴールの数だけつなげるとレベルアップする。 --アトムブロックを含めて一列揃えると普通のブロックは消えるが、アトムブロックは消えずにその場に残る。 -ホットライン --フィールド中に6本のラインが引いてあり、そのライン上で一列揃えるとゴールの値を減らすことができる。上のラインほど減らせるゴールの値は多いが、6本のライン上以外で一列揃えてもゴールの値は減らせない。 -スクウェア --基本的にテトリスと同じだが、4個のブロックを使って4×4の正方形を作るとブロックの色が変わる。そのブロックを含めて一列揃えるとゴールの値を一気に減らすことができる。 -カスケード --列を揃えて消すと、その列より上にあるブロックが落ちるところまで落ちていく。落下したことによってさらに一列揃うと連鎖でその列も消える。 **特徴(と問題点) -''AボタンかBボタンを押しっぱなし''にするだけでゲームの進行を止めることができる。初心者に優しいシステムだが、''オフにできない''。 --このゲームではブロックが地面に落ちても固まるまでに時間があり、その間もブロックを操作できるのだが、ブロックを操作すると固定されるまでの時間が延長される。そのため、回転や移動を続けている限りブロックが固まらない。 ---この「回転や移動を続けている限りブロックが固まらない」仕様はなんと世界標準として策定された仕様である、というかセガ製テトリスやアリカ製テトリスを差し置いてこのゲームの仕様がほぼ世界標準になっている。 --ボタンを押しっぱなしにすると一定時間ごとに勝手にブロックが回転するという、指に優しいシステムも搭載している。これらの仕様によりボタンを押しっぱなしにするだけでゲームを止めることができる。 --「無限回転」「インフィニティ」などと呼ばれるこのシステムは、本作よりも後に出たテトリスにも2008年頃まではよく搭載されていた。ただし本作以外のゲームではボタンを押しっぱなしにしても勝手に回転し続けたりはしないため、ボタンを連打しないとゲームの進行を止めることはできない。 --本作には時間制限のないノーマルモードの他に、2分以内に次のレベルに進まないとゲームオーバーになるチャレンジモードが存在する。チャレンジモードではこのシステムはかえって邪魔である。 -得点の概念がない。 --得点の存在しないテトリスは必ずしも珍しい訳ではなく、「[[テトリス武闘外伝]]」(BPS)や、「テトリス with カードキャプターさくら エターナルハート」「テトリス ザ・グランドマスターエース」(アリカ)などが存在する。ただし、武闘外伝は対戦のみ、さくらはステージクリア型のみでノーマルモードは存在せず、ザ・グランドマスターエースは150ライン消去するまでのタイムアタックやミッションクリア型モードに重点を置いている…と、どれも得点とは別にゲームの目的が用意されている。 -レベル15をクリアすると強制的にゲームオーバーとなる。 --レベル1から開始して25分以内にクリアすると、「おめでとう! 君はテトリスマスターとして、レベル○○になった。」というメッセージが出る。かかった時間が短いほど○○の数字が大きくなる(上限は10)。 --レベル1以外から始めたときはレベル1から再挑戦するよう促され、レベル1から始めても25分以上かかると次はテトリスマスターを目指すように言われる。 //一応実機にて確認したのでこれで合っているはずですが…。 --プレイ時間も出るので一応はクリアタイムを競うことができるが、バッテリーバックアップは搭載されていないのでクリアタイムは保存されないし、全てのゲームをクリアしても特に何も無い。 -レベルアップすると中華っぽいドラの音が鳴る。 --BGMや他の効果音もあまり良いとは言えない。幸いにもOFFにできるほか、ポーズ画面にもサウンド設定がある。 -ノーマルモードのゲーム選択で、L+セレクトで従来のテトリスを再現した「クラシック」という隠しモードが出現する。 --なぜ普通のモードとして搭載しなかったのかは不明。 //**評価点 //**総評 ---- **他サイトでの評価 -海外レビューサイトGameSpotの[[レビュー>http://www.gamespot.com/gba/puzzle/tetrisworlds/review.html?om_act=convert&om_clk=gsupdates&tag=updates;title;2]]では「テトリスの名を汚した(原文it actually breaks Tetris)」と評し、2.1という低得点を付けた。 --ファンにとってはよほど不満が多いかが伺える。 --余談だが、このゲームの発売後もGameSpotは無限回転の搭載について批判的で、2006年に発売されたテトリスDSでも他のレビューサイトより低い得点(7.5)を付けている。([[GameSpotのテトリスDSレビュー>http://www.gamespot.com/ds/puzzle/tetris/review.html?om_act=convert&om_clk=gssummary&tag=summary%3Bread-review]]、ページ右下のCritic Scoresが他のレビューサイトでの得点) **余談 -GBA版と比べると知名度が低いが、GC版とXbox版も発売されている。 ---- **テトリスのガイドライン 本作『テトリスワールド』は、「ザ・テトリス・カンパニー」((1996年に、元祖テトリスの制作者アレクセイ・パジトノフ氏と、BPS社の創始者で元代表取締役社長のヘンク・ブラウアー・ロジャース氏が共同で立ち上げた会社))が直々にデザインを行った作品である。~ そのため、本作で導入されたテトリスのルールの多くが「テトリスの標準ガイドライン」として世界仕様に定められることになった。~ 以下はガイドラインルールの一例。なお、一部のシステムは本作発売前に既に導入されていたものも多い。 #region(詳細) -タイトルロゴのデザインを共通公式ロゴに固定(これ以前にも1997年以降から一部タイトルで導入されていた) -テトリミノの配色と落下時の向きを統一。例えばIは水色、■は黄色など。 --この配色は、それまで日本で多く使われていたセガテトリス色(Iが赤色など)とは全く違っていたため混乱を招いた。 -テトリミノの回転法則を「スーパーローテーション」と呼ばれる方式に統一。 --これにより、「T-Spin」など特殊な回転入れがボーナスとして採用されることになった。~ ただしこれらの回転入れはやや不自然にも見えるため、「バグに近い仕様が正式採用された」として批判もある。 -インフィニティ(無限回転)の採用。テトリミノが設地しても、回転や移動を続ける限り永遠に固定されない。 --ただし上記のようにボタン押しっぱなしでの無限回転は批判も多かったため、後の作品ではほとんどの場合「連打」が必要になった。~ また、アーケードゲームや対戦形式では不都合が多いため、最大回転数に制限が設けられているものが多い。 --なお、一時期ネット上で話題になった「特定状況でIミノを壁際で回転させると上にズレて移動し、設地しないため無限に回し続けられる」というテクニックは''このインフィニティとは全く関係なく''、スーパーローテーションの回転法則による仕様である(このため、こちらは全タイトルで搭載されておりOFFは不可)。 -その他細かい仕様 --ホールドの搭載。テトリミノを一時的に1つだけ保管しておくことができる。 --NEXTブロックを最低2つ以上表示。多くのソフトは3つ以上の表示を標準仕様としている。 --落下地点を示すゴーストの表示。 --↑キーを押すとブロックを一瞬で落とすハードドロップの搭載。 --テトリミノの出現補正。7手を一巡として、必ず一巡毎にバラバラの7種類ずつが出現する。 --連続でライン消しを行うと「RENコンボ」、テトリスやT-Spinなどの特殊消しを続けて行うと「Back to Back」としてボーナスが付く。 #endregion

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