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*SDガンダムフォース 大決戦! 次元海賊デ・スカール!! 【えすでぃーがんだむふぉーす だいけっせん じげんかいぞくで・すかーる】 |ジャンル|アクション|&amazon(B0003H2R7O)| |対応機種|プレイステーション2|~| |発売元|バンダイ|~| |開発元|トムクリエイト|~| |発売日|2004年11月3日|~| |定価|5,800円|~| |分類|BGCOLOR(lightsteelblue):''ゲームバランスが不安定''|~| |ポイント|ファンにとっては神ゲー&br()&bold()ファン以外には不安定なややムズゲー&br()まさかのフルボイス&br()地獄のデ・スカールロード|~| |>|>|CENTER:''[[SDガンダムシリーズリンク>SDガンダムシリーズ]]''| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 2004年に放送されていたSDガンダムフォースのPS2用ゲーム。これより前にGBA用ソフト『SDガンダムフォース』が発売されていたが、こちらはゲームとして微妙であり、キャラゲーとしても中途半端な出来であった。~ 本作はPS2向けということもあって、前作より「キャラゲーとしてはまぁ期待出来るだろう」程度の前評判を受けていた。~ しかし、実際はその予想を覆す歯応えのあるゲーム性と、キャラゲーとしてはほとんど文句なしの出来で、SDガンダムフォースという分母の少ないファンの多くを喜ばせた。 **ストーリー 平和なネオトピアの上空に、突如ディメンション・ハイロウという謎の巨大リングが出現した。世界を強奪を策謀する次元海賊デ・スカールは、このディメンション・ハイロウを使って世界を奪って回っていた。~ 騎士ガンダムの故郷ラクロア、武者頑駄無の故郷天宮は既に奪われ、そしてついにネオトピアが標的となった。~ ガンダムフォース達は、ネオトピアの平和を守るため、力を合わせて次元海賊デ・スカールの打倒を目指す。 **キャラゲーとして ''評価点'' -&bold(){まさかのフルボイス}である。些細な会話シーン、特に意味のないイベントなども含め、全てに原作と同じ声優の声が付いている。中にはコイツまで出す必要はないのにというキャラクターも登場し、声があてられている。 --音声が出ないのはセーブ時に出る「メモリーカードを抜き差ししないでください」という注意書きくらいではなかろうか。 --アニメと同時進行であったため、世界観としてはパラレルワールドに当たるのだが、アニメ版本編の台詞を使っているシーンも存在する。 -OP映像もフルボイスなばかりではなく、劇場版を思わせる壮大なアクションシーンが繰り広げられる。特にキャプテンガンダムは本編以上にアクションを行っており、見応え抜群。 -敵はオリジナルの次元海賊デ・スカールという組織。名前の通り機動戦士Vガンダムに登場するザン・スカール帝国がモチーフ。 --デ・スカールの要塞ディメンション・ハイロウは、奪った世界をコピーするような形で要塞内に作り出すことができ、そのコピー世界が通常のステージとなるのだが、奪ったネオトピア・ラクロア・天宮のステージにはそれぞれモチーフとなった原作のガンダムキャラを元にしたオリジナルの敵キャラが多数存在する。 ---ネオトピアならゲルググスナイパー、ラクロアならポーンエアリーズ、天宮ならペスカ天狗などといった感じでオリジナルの雑魚敵が多数登場する。それぞれ本編に登場してもおかしくないキャラクターが多い。 ---本編中の敵も各世界にちなんだザコ敵として登場する。天宮に至っては野武士・ザコブッシと二体も登場する。反面ネオトピアにドーガボマーは登場しない。 ---このザコ敵にすら、本ゲームに出演している声優達が兼役として声が当てられている。 -本編のボス級の敵役は、ダークアクシズのザッパーザク、グラップラーグフ、デストロイヤードムの3人が搭乗するビグ・ザムが、ランダムでエクストラステージとして乱入してくるのみ。 --ただしここしか出番がないせいかよく喋る。 -ガンダムフォースのサブメンバーが、援助要因として登場する。登場時期・キャラは初登場を除いて全てランダム。 --ガンイーグル=予備のアイテムを三つまで保管し、運搬する。ガンダイバー01・02=フォームの基礎能力値をアップさせる。 -そもそも、元々がフルCG作品であるため、まるで本編のキャラクターそのまま自分がゲームで操っているような感覚が味わえるのは美味しい要素。 -オプション画面がSDガンダムフォースの名物コーナー・ザコザコアワーになっており、本編と同じ声優が、本編と同じノリでゲームの説明をする。動きもほとんど同じ。 --オプション画面をつけた時の会話は、つける度にローテーションで変わっていき、ゲームの進行具合でそのやりとりは追加されていく。 --オプション終了後は、アニメそのままの映像を使用して締めている。 --これを鬱陶しく感じる人はちゃんとスキップも可能。だがアニメ本編のファンはこれをつい毎度してしまうというパターンが多かった。 ''問題点'' -キャプテンガンダム達のパワーアップは、フォームチェンジというオリジナルのデザインによる形態変化しか存在しない。本編中に登場したパワーアップ形態であるハイパーキャプテンガンダム、銀翼の騎士ゼロカスタム、爆心丸は登場しない。開発期間的に間に合いそうなヘビーウェポンキャプテンガンダムすらない。 --元々アニメ本編に登場するのが遅すぎたせいでもある。だが登場するのが遅かっただけで、そもそもアニメ本編自体は放映の1・2年前から製作が開始されていた。存在の発表自体も早かったので、導入出来なかった理由は不明。 --オリジナルフォームのデザイン自体はそれほど悪くないのだが。 -敵キャラがダークアクシズの初期に出てきた3人の進行部隊長しか登場しない。 --発売当初は前半のボスキャラであるコマンダーサザビーがランダムで登場するというデマが出回った。 --後に判明した隠し要素によって、ある意味それはあながち嘘とも言えなくなるのだが…。 -イベントシーンではフルボイスで喋るうえ、敵キャラは個性豊かに喋るのにも関わらず、戦闘中のプレイヤーキャラにバトルボイスが存在しない。 --必殺技を使うとそれぞれの技名のシャウトしてくれるのだが、アタックボイスもダメージボイスもないので、やや淡白に感じられてしまう。 --隠しキャラとして使えるザコソルジャーはフルボイスで喋るので、ザコ敵が喋るのが問題でというわけでもない模様。 -EDは、崩壊していくディメンション・ハイロウの絵を見ながらクレジットが流れるだけで簡素過ぎる。 --ラストステージであるデ・スカールロードの上位版、デ・スカールロードヘルをクリアすると、EDクレジットで声だけの小芝居が聞けるが、ドラマCDでも聞いているような感じで、苦労に対して達成感はやや不足気味。 **ゲームとして ''評価点'' -作り込み不足はやや目立つものの、ゲームディレクターが打ち出した3要素はある程度クリアしている。以下は公式サイトに掲げられているものを踏まえて記していく。 --1.Easy to Play「誰でもわかりやすく簡単に遊ぶことができるようにすること」 ---ややテクニックのいる場面はあるが、無双シリーズのように攻撃ボタンを押すだけで特定の攻撃を出すことが出来るので戦闘は楽。チャージ攻撃もないので、下手なコンボやコマンド入力などを必要としない。 ---必殺技も1ボタンで出せる。 --2.Hard to Beat「遊べば遊ぶほど、攻略感や達成感があること。やりこみ度があること。」 ---やりこみ要素は多く、遊べば遊ぶほどこのゲームの深みを体感することは可能で、やりこみに応じて「ネオトピアエンブレム」という達成賞のようなものももらえる。 ---ネオトピアエンブレム全てを集めると隠し要素も開放される。 --3.Re-play Ability「何度でも繰り返し遊ぶことができること。」 ---ステージミキシングシステムという、いわゆるステージの自動生成システムとなっており、決められた部屋同士がランダムに結合される。部屋構成、登場する敵キャラ、クリアポイントの出現地点は毎度異なる。 ''問題点'' -子供がプレイするゲームとして考えると、難易度が高い。 --敵を倒すとエナジーボール(ダメージを受けていると回復用のヒーリングボールが混ざる)というアイテムを落とす。これは経験値と同義なのだが、これはザコ敵もとることが出来る。&bold(){これを一つでもとられると}敵の強さがランクアップ+HP全回復する。パワーアップ後の敵の排出するエナジーボールの数は三段階のレベルに応じて倍加する。 ---あえてパワーアップさせて経験値を稼ぐという作戦もあるが、パワーアップさせたくない時にこのシステムが悪く作用すると、「敵を倒す→逃げる→散らばったエナジーボールをとって他の敵が全回復+パワーアップ」という悪循環に陥り、詰みやすくなる。 --デ・スカールロードは鬼畜の所業。ただでさえ強いデ・スカールロードのザコ敵は、倒されると他のステージとは異なり攻撃判定のある爆風を残して死んでいく。ガードすれば防げるのだが、このゲームは一度に付き攻撃を一度しか防ぐことが出来ない。つまりマシンガンなど連続した攻撃も、最初の一発が当たればガードは解除される。 --つまり、デ・スカール囲まれてタコ殴りにされている時、なんとか一体敵を倒したとて一度そこから離脱しなくてはいけない。しかし逃げれば散らばったエナジーボールをとって敵が回復&パワーアップとなり、上記の詰み状態が発生しやすくなる。 -カメラの自由度が低く、プレイヤーの立ち位置によって固定されてしまうためやりづらい。位置取りを覚えれば苦ではなくなるがやはり不便である。 **総評  本ゲームはあくまで、良いところと悪いところがミキシングされたら、なんとも言えないゲームバランスになったという不思議なゲームである。分類通り不安定なシステムではあるが、それがむしろ味となってこのゲームの個性を形作っていることは、化学反応と言っても良いかもしれない。~  キャラゲーとしてだけ見れば完成度は高く、まだ本当にブレイクする前の神谷浩史(キャプテンガンダム役)の声も堪能出来る。
*SDガンダムフォース 大決戦! 次元海賊デ・スカール!! 【えすでぃーがんだむふぉーす だいけっせん じげんかいぞくで・すかーる】 |ジャンル|アクション|&amazon(B0003H2R7O)| |対応機種|プレイステーション2|~| |発売元|バンダイ|~| |開発元|トムクリエイト|~| |発売日|2004年11月3日|~| |定価|5,800円|~| |分類|BGCOLOR(lightsteelblue):''ゲームバランスが不安定''|~| |ポイント|ファンにとっては神ゲー&br()&bold()ファン以外には不安定なややムズゲー&br()まさかのフルボイス&br()地獄のデ・スカールロード|~| |>|>|CENTER:''[[SDガンダムシリーズリンク>SDガンダムシリーズ]]''| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 2004年に放送されていたSDガンダムフォースのPS2用ゲーム。~ これより前にGBA用ソフト『SDガンダムフォース』が発売されていたが、こちらはゲームとして微妙であり、キャラゲーとしても中途半端な出来であった。~ 本作はPS2向けということもあって、前作より「キャラゲーとしてはまぁ期待出来るだろう」程度の前評判を受けていた。~ しかし、実際はその予想を覆す歯応えのあるゲーム性と、キャラゲーとしてはほとんど文句なしの出来で、SDガンダムフォースという分母の少ないファンの多くを喜ばせた。 **ストーリー 平和なネオトピアの上空に、突如ディメンション・ハイロウという謎の巨大リングが出現した。~ 世界を強奪を策謀する次元海賊デ・スカールは、このディメンション・ハイロウを使って世界を奪って回っていた。~ 騎士ガンダムの故郷ラクロア、武者頑駄無の故郷天宮は既に奪われ、そしてついにネオトピアが標的となった。~ ガンダムフォース達は、ネオトピアの平和を守るため、力を合わせて次元海賊デ・スカールの打倒を目指す。 **キャラゲーとして ''評価点'' -&bold(){まさかのフルボイス}である。些細な会話シーン、特に意味のないイベントなども含め、全てに原作と同じ声優の声が付いている。中にはコイツまで出す必要はないのにというキャラクターも登場し、声があてられている。 --音声が出ないのはセーブ時に出る「メモリーカードを抜き差ししないでください」という注意書きくらいではなかろうか。 --アニメと同時進行であったため、世界観としてはパラレルワールドに当たるのだが、アニメ版本編の台詞を使っているシーンも存在する。 -OP映像もフルボイスなばかりではなく、劇場版を思わせる壮大なアクションシーンが繰り広げられる。特にキャプテンガンダムは本編以上にアクションを行っており、見応え抜群。 -敵はオリジナルの次元海賊デ・スカールという組織。名前の通り機動戦士Vガンダムに登場するザン・スカール帝国がモチーフ。 --デ・スカールの要塞ディメンション・ハイロウは、奪った世界をコピーするような形で要塞内に作り出すことができ、そのコピー世界が通常のステージとなるのだが、奪ったネオトピア・ラクロア・天宮のステージにはそれぞれモチーフとなった原作のガンダムキャラを元にしたオリジナルの敵キャラが多数存在する。 ---ネオトピアならゲルググスナイパー、ラクロアならポーンエアリーズ、天宮ならペスカ天狗などといった感じでオリジナルの雑魚敵が多数登場する。それぞれ本編に登場してもおかしくないキャラクターが多い。 ---本編中の敵も各世界にちなんだザコ敵として登場する。天宮に至っては野武士・ザコブッシと二体も登場する。反面ネオトピアにドーガボマーは登場しない。 ---このザコ敵にすら、本ゲームに出演している声優達が兼役として声が当てられている。 -本編のボス級の敵役は、ダークアクシズのザッパーザク、グラップラーグフ、デストロイヤードムの3人が搭乗するビグ・ザムが、ランダムでエクストラステージとして乱入してくるのみ。 --ただしここしか出番がないせいかよく喋る。 -ガンダムフォースのサブメンバーが、援助要因として登場する。登場時期・キャラは初登場を除いて全てランダム。 --ガンイーグル=予備のアイテムを三つまで保管し、運搬する。ガンダイバー01・02=フォームの基礎能力値をアップさせる。 -そもそも、元々がフルCG作品であるため、まるで本編のキャラクターそのまま自分がゲームで操っているような感覚が味わえるのは美味しい要素。 -オプション画面がSDガンダムフォースの名物コーナー・ザコザコアワーになっており、本編と同じ声優が、本編と同じノリでゲームの説明をする。動きもほとんど同じ。 --オプション画面をつけた時の会話は、つける度にローテーションで変わっていき、ゲームの進行具合でそのやりとりは追加されていく。 --オプション終了後は、アニメそのままの映像を使用して締めている。 --これを鬱陶しく感じる人はちゃんとスキップも可能。だがアニメ本編のファンはこれをつい毎度してしまうというパターンが多かった。 ''問題点'' -キャプテンガンダム達のパワーアップは、フォームチェンジというオリジナルのデザインによる形態変化しか存在しない。本編中に登場したパワーアップ形態であるハイパーキャプテンガンダム、銀翼の騎士ゼロカスタム、爆心丸は登場しない。開発期間的に間に合いそうなヘビーウェポンキャプテンガンダムすらない。 --元々アニメ本編に登場するのが遅すぎたせいでもある。だが登場するのが遅かっただけで、そもそもアニメ本編自体は放映の1・2年前から製作が開始されていた。存在の発表自体も早かったので、導入出来なかった理由は不明。 --オリジナルフォームのデザイン自体はそれほど悪くないのだが。 -敵キャラがダークアクシズの初期に出てきた3人の進行部隊長しか登場しない。 --発売当初は前半のボスキャラであるコマンダーサザビーがランダムで登場するというデマが出回った。 --後に判明した隠し要素によって、ある意味それはあながち嘘とも言えなくなるのだが…。 -イベントシーンではフルボイスで喋るうえ、敵キャラは個性豊かに喋るのにも関わらず、戦闘中のプレイヤーキャラにバトルボイスが存在しない。 --必殺技を使うとそれぞれの技名のシャウトしてくれるのだが、アタックボイスもダメージボイスもないので、やや淡白に感じられてしまう。 --隠しキャラとして使えるザコソルジャーはフルボイスで喋るので、ザコ敵が喋るのが問題でというわけでもない模様。 -EDは、崩壊していくディメンション・ハイロウの絵を見ながらクレジットが流れるだけで簡素過ぎる。 --ラストステージであるデ・スカールロードの上位版、デ・スカールロードヘルをクリアすると、EDクレジットで声だけの小芝居が聞けるが、ドラマCDでも聞いているような感じで、苦労に対して達成感はやや不足気味。 **ゲームとして ''評価点'' -作り込み不足はやや目立つものの、ゲームディレクターが打ち出した3要素はある程度クリアしている。以下は公式サイトに掲げられているものを踏まえて記していく。 --1.Easy to Play「誰でもわかりやすく簡単に遊ぶことができるようにすること」 ---ややテクニックのいる場面はあるが、無双シリーズのように攻撃ボタンを押すだけで特定の攻撃を出すことが出来るので戦闘は楽。チャージ攻撃もないので、下手なコンボやコマンド入力などを必要としない。 ---必殺技も1ボタンで出せる。 --2.Hard to Beat「遊べば遊ぶほど、攻略感や達成感があること。やりこみ度があること。」 ---やりこみ要素は多く、遊べば遊ぶほどこのゲームの深みを体感することは可能で、やりこみに応じて「ネオトピアエンブレム」という達成賞のようなものももらえる。 ---ネオトピアエンブレム全てを集めると隠し要素も開放される。 --3.Re-play Ability「何度でも繰り返し遊ぶことができること。」 ---ステージミキシングシステムという、いわゆるステージの自動生成システムとなっており、決められた部屋同士がランダムに結合される。部屋構成、登場する敵キャラ、クリアポイントの出現地点は毎度異なる。 ''問題点'' -子供がプレイするゲームとして考えると、難易度が高い。 --敵を倒すとエナジーボール(ダメージを受けていると回復用のヒーリングボールが混ざる)というアイテムを落とす。これは経験値と同義なのだが、これはザコ敵もとることが出来る。&bold(){これを一つでもとられると}敵の強さがランクアップ+HP全回復する。パワーアップ後の敵の排出するエナジーボールの数は三段階のレベルに応じて倍加する。 ---あえてパワーアップさせて経験値を稼ぐという作戦もあるが、パワーアップさせたくない時にこのシステムが悪く作用すると、「敵を倒す→逃げる→散らばったエナジーボールをとって他の敵が全回復+パワーアップ」という悪循環に陥り、詰みやすくなる。 --デ・スカールロードは鬼畜の所業。ただでさえ強いデ・スカールロードのザコ敵は、倒されると他のステージとは異なり攻撃判定のある爆風を残して死んでいく。ガードすれば防げるのだが、このゲームは一度に付き攻撃を一度しか防ぐことが出来ない。つまりマシンガンなど連続した攻撃も、最初の一発が当たればガードは解除される。 --つまり、デ・スカール囲まれてタコ殴りにされている時、なんとか一体敵を倒したとて一度そこから離脱しなくてはいけない。しかし逃げれば散らばったエナジーボールをとって敵が回復&パワーアップとなり、上記の詰み状態が発生しやすくなる。 -カメラの自由度が低く、プレイヤーの立ち位置によって固定されてしまうためやりづらい。位置取りを覚えれば苦ではなくなるがやはり不便である。 **総評  本ゲームはあくまで、良いところと悪いところがミキシングされたら、なんとも言えないゲームバランスになったという不思議なゲームである。~ 分類通り不安定なシステムではあるが、それがむしろ味となってこのゲームの個性を形作っていることは、化学反応と言っても良いかもしれない。~  キャラゲーとしてだけ見れば完成度は高く、まだ本当にブレイクする前の神谷浩史(キャプテンガンダム役)の声も堪能出来る。

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