「Wii Fit U」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

Wii Fit U - (2021/05/31 (月) 14:34:01) の1つ前との変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

*Wii Fit U 【うぃーふぃっとゆー】 |ジャンル|フィットネス|&amazon(B00HVX9PAK)| |対応機種|Wii U|~| |発売元|任天堂|~| |開発元|任天堂、ガンバリオン|~| |発売日|2013年10月31日(キャンペーン版)&br()2014年2月1日(製品版発売)|~| |定価|3,600円(ソフト単体、税込)|~| |判定|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~| |ポイント|自分を見つめながらダイエット&br()フィットメーターがあればさらに広がる&br()ゲームパッドを使ったやりごたえのある新ゲームも&br()削除されたトレーニングあり|~| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 『[[Wii Fit]]』のWiiUバージョン。Plusとは違って大部分がモデルチェンジされているが、ミニゲームなどはWiiUに合わせたアップグレードも施されている。~ WiiUゲームパッドに対応し、それを活用した部分が増えた。また、本ソフトに合わせて発売された専用の活動量計・フィットメーターを使うと、日頃の生活における消費カロリーの測定も可能となる。 **評価点 -ゲームパッドを使った新システム --ゲームパッドに内蔵されたカメラに自分を映すことが可能で、見ながら自分のフォームや今の体型を見直すことが出来る。 --ミニゲームも面白く、特にゲームパッドをお盆に見立て、こぼさないよう客に注文を運ぶウェイターは今までにない面白さ。判定が絶妙にシビアなのでかなり楽しめる。 --当然ゲームパッドを単体で使うことも可能であり、TVが他の人に使用されていてもプレイすることが可能。 -同時発売されたフィットメーターの扱いやすさ。 --そもそもフィットメーターは万歩計ではなく、運動強度や高度も計測してくれる活動量計である。これを参考にしてマシンがカロリーを算出してくれる。帰宅後はゲームパッドを介してデータを送信することが可能。 --これまでに重ねてきた歩数や高度はゲーム内に貯蓄され、計測した距離から「これを有名観光地に当てはめるとどの程度進めるのか」ということをユーザーに提示してくれる「フィットメーターチャレンジ」というモードも搭載された。 --普段トレーニングする時間・気力があまりなくても、一日の消費カロリーをこれで記録し、送信するだけでも日頃の運動量は測定出来る。その日の消費カロリーに合わせて短時間のメニューを構築することも可能。 -新種目・ダンスの楽しさ。 --リズムに乗って両手に持ったWiiリモコンプラスを振って踊るという新しいモードである。 --基本的には振る以外のアクションがないので単純だが、ノっているうちに楽しくなってくるため、よりダイエットの継続がしやすくなる利点がある。 -Miiverse内にトレーニングジムという名のコミュニティが設立されていた。 --不特定多数の人物と励ましあいながらプレイすることで、継続を促すWiiUらしい新機能。 --コミュニティは非常に細分化されており、自分のダイエット目標に見合ったコミュニティに所属し、他の参加者のトレーニング方法を参考にする、などということも出来た。 --Miiverseのサービスが2017年11月8日に終了したため、現在は利用不可能。 -各種インターフェイスの改良。 **問題点 -トレーニングがいくつか削られた。 --「スケボー」「バランススノボー」「綱渡り」「座禅」「足踏みパレード」といったものがプレイすることが出来なくなった。~ これらを重点的に遊んでいたプレイヤーには残念に感じる部分だろう。 -Wii Fit トレーナーのデザインが変更された --よりリアルなデザインに変更されたことで、同一人物とは思えない姿になっており、従来にあった愛嬌が消えてしまった。 --丁度このソフトが本格的に宣伝され始めた頃は、『大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U』の情報もいろいろ公開されてきた時期である。本ソフトの単独Directの前には、前作Plusまでのデザインを用いたWii Fit トレーナーの電撃参戦も伝えられた。 --当のDirectで、件の別人のようにデザインの変わったWii Fit トレーナーが前説を担当した。スマブラで話題沸騰中だっただけに、プレイヤーは少なからず動揺していた。 ---一応このキャラは『Wii Fit Uトレーナー』という名前らしく、声は同じだが一応の別人扱いである模様。 -Wiiリモコンプラス/モーションプラスを2本持っていないと遊べないものが大量に増えている。 --''1本ではなく、2本である。''ダンスなどが2本使用の代表格であるが、他にもバランスゲームなどでも使用するものが多い。 --その分、モーションプラスを使った奥深い楽しさがあることは間違いないが、周辺機器として考えるとWiiリモコンプラス/モーションプラスはそれほど安く手に入るアイテムとは言い切れない。 -目標消費カロリーが自由に決められない。 --目標消費カロリーは、毎日の平均消費カロリーと目標体重を達成するのに必要な運動量から算出されるが、平均消費カロリーより少なくなることはない。たまたま激しく運動した日は例外となる、なんてこともない。 --目標達成が難しいときは目標を見直すこともできる、と言われるが、そのときの目標消費カロリーはウィーボが判断して提示したものと現在の目標消費カロリーの&bold(){多い方}に設定されるので、&bold(){結局目標消費カロリーは下がらない。} ---一応抜け道はある。一度体重が増えるように目標体重を設定してから本来の目標体重に設定し直せば、目標消費カロリーを下げられる。しかし目標体重を再度変更できるようになるまでが長いのでとても不便。 ---もっとも、簡単にハードルを下げられてしまうとダイエットの意味がなくなるのだが。 -ガイド役の「ウィーボ」のコメントがやや辛口なときがある。 --毎日の平均消費カロリーが目標値と比較して多いか少ないか、前日と比べて体重が増えたか減ったかなどでそれぞれコメントが変わるのだが、たとえ平均消費カロリーが400kcalでも800kcalでも、体重が増えていてかつ目標消費カロリーに達していなければ「運動不足でしょうか」と言われる。 ---一応『かんたん測定』を選べばこのコメントはスキップできる。 --「フィットメーターチャレンジ」では毎回「今回歩いた距離は○○約何個分」のように身近な物と比較されるが、時々「少しずつでも毎日動くといい」「千里の道も一歩から」などと言われることがある。頑張った日にこう言われるとたまったものではないが、&bold(){コメントの後にセーブされるのでスキップ不可。} **総評 全般的にパワーアップしており、これまでのものより機能は大幅に充実している。~ しかし前作のPlusとは違って削除されたトレーニングがあり、それらを遊びたい人には少々ガッカリな内容となってしまったが、~ それでもこれまでのシリーズの魅力はそのままに、ダンスやメーターといった新要素で継続を促す仕様が増えたことで、やりやすいゲームへとちゃんとパワーアップを果たしている。 **余談 -製品版発売前にキャンペーンがあり、バランスWiiボードを持っているユーザーは無料でダウンロード版を手に入れることが出来た。 --無料期間は一ヶ月のみだが、期間中にフィットメーターを購入して同期させることで、その後も無料で継続使用が可能となる。つまり、&bold(){パッケージ版の代金が安くなるという}非常に太っ腹なキャンペーンだった。 --製品版自体それほど値が張るものではないが、メーターのほうが1,000円以上安価であり、キャンペーンに参加したユーザーがこのサービスを利用しないのは間違いなく損であった。
*Wii Fit U 【うぃーふぃっとゆー】 |ジャンル|フィットネス|&amazon(B00HVX9PAK)| |対応機種|Wii U|~| |発売元|任天堂|~| |開発元|任天堂、ガンバリオン|~| |発売日|2013年10月31日(キャンペーン版)&br()2014年2月1日(製品版発売)|~| |定価|3,600円(ソフト単体、税込)|~| |判定|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~| |ポイント|自分を見つめながらダイエット&br()フィットメーターがあればさらに広がる&br()ゲームパッドを使ったやりごたえのある新ゲームも&br()削除されたトレーニングあり|~| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 『[[Wii Fit]]』のWiiUバージョン。Plusとは違って大部分がモデルチェンジされているが、ミニゲームなどはWiiUに合わせたアップグレードも施されている。~ WiiUゲームパッドに対応し、それを活用した部分が増えた。また、本ソフトに合わせて発売された専用の活動量計・フィットメーターを使うと、日頃の生活における消費カロリーの測定も可能となる。 **評価点 -ゲームパッドを使った新システム --ゲームパッドに内蔵されたカメラに自分を映すことが可能で、見ながら自分のフォームや今の体型を見直すことが出来る。 --ミニゲームも面白く、特にゲームパッドをお盆に見立て、こぼさないよう客に注文を運ぶウェイターは今までにない面白さ。判定が絶妙にシビアなのでかなり楽しめる。 --当然ゲームパッドを単体で使うことも可能であり、TVが他の人に使用されていてもプレイすることが可能。 -同時発売されたフィットメーターの扱いやすさ。 --そもそもフィットメーターは万歩計ではなく、運動強度や高度も計測してくれる活動量計である。これを参考にしてマシンがカロリーを算出してくれる。帰宅後はゲームパッドを介してデータを送信することが可能。 --これまでに重ねてきた歩数や高度はゲーム内に貯蓄され、計測した距離から「これを有名観光地に当てはめるとどの程度進めるのか」ということをユーザーに提示してくれる「フィットメーターチャレンジ」というモードも搭載された。 --普段トレーニングする時間・気力があまりなくても、一日の消費カロリーをこれで記録し、送信するだけでも日頃の運動量は測定出来る。その日の消費カロリーに合わせて短時間のメニューを構築することも可能。 ---ちなみにフィットメーターの画面には消費カロリーと一緒にMiiの顔も表示され、画面を表示した時の状態によって表情も変わる。 ---表情は4種類で、優先順位が低い順に「居眠り」「真顔」「笑顔」「口呼吸」となっており、「居眠り」はしばらくフィットメーターを放置した状態、「笑顔」は目標消費カロリーを達成した状態、「口呼吸」はある程度運動している状態、「真顔」はどれにも属さない状態となっている。 -新種目・ダンスの楽しさ。 --リズムに乗って両手に持ったWiiリモコンプラスを振って踊るという新しいモードである。 --基本的には振る以外のアクションがないので単純だが、ノっているうちに楽しくなってくるため、よりダイエットの継続がしやすくなる利点がある。 -Miiverse内にトレーニングジムという名のコミュニティが設立されていた。 --不特定多数の人物と励ましあいながらプレイすることで、継続を促すWiiUらしい新機能。 --コミュニティは非常に細分化されており、自分のダイエット目標に見合ったコミュニティに所属し、他の参加者のトレーニング方法を参考にする、などということも出来た。 --Miiverseのサービスが2017年11月8日に終了したため、現在は利用不可能。 -各種インターフェイスの改良。 **問題点 -トレーニングがいくつか削られた。 --「スケボー」「バランススノボー」「綱渡り」「座禅」「足踏みパレード」といったものがプレイすることが出来なくなった。~ これらを重点的に遊んでいたプレイヤーには残念に感じる部分だろう。 -Wii Fit トレーナーのデザインが変更された --よりリアルなデザインに変更されたことで、同一人物とは思えない姿になっており、従来にあった愛嬌が消えてしまった。 --丁度このソフトが本格的に宣伝され始めた頃は、『大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U』の情報もいろいろ公開されてきた時期である。本ソフトの単独Directの前には、前作Plusまでのデザインを用いたWii Fit トレーナーの電撃参戦も伝えられた。 --当のDirectで、件の別人のようにデザインの変わったWii Fit トレーナーが前説を担当した。スマブラで話題沸騰中だっただけに、プレイヤーは少なからず動揺していた。 ---一応このキャラは『Wii Fit Uトレーナー』という名前らしく、声は同じだが一応の別人扱いである模様。 -Wiiリモコンプラス/モーションプラスを2本持っていないと遊べないものが大量に増えている。 --''1本ではなく、2本である。''ダンスなどが2本使用の代表格であるが、他にもバランスゲームなどでも使用するものが多い。 --その分、モーションプラスを使った奥深い楽しさがあることは間違いないが、周辺機器として考えるとWiiリモコンプラス/モーションプラスはそれほど安く手に入るアイテムとは言い切れない。 -目標消費カロリーが自由に決められない。 --目標消費カロリーは、毎日の平均消費カロリーと目標体重を達成するのに必要な運動量から算出されるが、平均消費カロリーより少なくなることはない。たまたま激しく運動した日は例外となる、なんてこともない。 --目標達成が難しいときは目標を見直すこともできる、と言われるが、そのときの目標消費カロリーはウィーボが判断して提示したものと現在の目標消費カロリーの&bold(){多い方}に設定されるので、&bold(){結局目標消費カロリーは下がらない。} ---一応抜け道はある。一度体重が増えるように目標体重を設定してから本来の目標体重に設定し直せば、目標消費カロリーを下げられる。しかし目標体重を再度変更できるようになるまでが長いのでとても不便。 ---もっとも、簡単にハードルを下げられてしまうとダイエットの意味がなくなるのだが。 -ガイド役の「ウィーボ」のコメントがやや辛口なときがある。 --毎日の平均消費カロリーが目標値と比較して多いか少ないか、前日と比べて体重が増えたか減ったかなどでそれぞれコメントが変わるのだが、たとえ平均消費カロリーが400kcalでも800kcalでも、体重が増えていてかつ目標消費カロリーに達していなければ「運動不足でしょうか」と言われる。 ---一応『かんたん測定』を選べばこのコメントはスキップできる。 --「フィットメーターチャレンジ」では毎回「今回歩いた距離は○○約何個分」のように身近な物と比較されるが、時々「少しずつでも毎日動くといい」「千里の道も一歩から」などと言われることがある。頑張った日にこう言われるとたまったものではないが、&bold(){コメントの後にセーブされるのでスキップ不可。} **総評 全般的にパワーアップしており、これまでのものより機能は大幅に充実している。~ しかし前作のPlusとは違って削除されたトレーニングがあり、それらを遊びたい人には少々ガッカリな内容となってしまったが、~ それでもこれまでのシリーズの魅力はそのままに、ダンスやメーターといった新要素で継続を促す仕様が増えたことで、やりやすいゲームへとちゃんとパワーアップを果たしている。 **余談 -製品版発売前にキャンペーンがあり、バランスWiiボードを持っているユーザーは無料でダウンロード版を手に入れることが出来た。 --無料期間は一ヶ月のみだが、期間中にフィットメーターを購入して同期させることで、その後も無料で継続使用が可能となる。つまり、&bold(){パッケージ版の代金が安くなるという}非常に太っ腹なキャンペーンだった。 --製品版自体それほど値が張るものではないが、メーターのほうが1,000円以上安価であり、キャンペーンに参加したユーザーがこのサービスを利用しないのは間違いなく損であった。

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: