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*ガールズ&パンツァー 戦車道、極めます! 【がーるずあんどぱんつぁー せんしゃどう、きわめます】 |ジャンル|ドラマチック戦車アクション|CENTER:&amazon(B00HHL365Q,image);''通常版''|CENTER:&amazon(B00H1RLO1E,image);''ライバルは宝物BOX''| |対応機種|プレイステーション・ヴィータ|~|~| |メディア|PlayStation Vitaカード|~|~| |発売元|バンダイナムコゲームス|~|~| |開発元|トーセ|~|~| |発売日|2014年6月26日|~|~| |定価|通常版:6,640円&br;ライバルは宝物BOX:9,980円()共に税別|~|~| |レーティング|通常版:CERO:A(全年齢対象)&br;ライバルは宝物BOX:CERO:B(12歳以上対象)|~|~| |判定|なし|~|~| |ポイント|Vitaでもパンツァーフォー!!&br;キャラゲーとしては○&br;戦車ゲーとしては…|~|~| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 2012年冬に放送された「戦車+美少女」という異色の組み合わせながら非常に高い人気をたたき出し、モデルとなった大洗の地域活性化にも大きな役割を果たしたテレビアニメ『ガールズ&パンツァー』(以下ガルパン)をベースにした戦車アクション。~ 放送終了から1年以上経っていたがOVA版などの話題もありタイミングは十分だった。~ アニメのシナリオをなぞりつつ、条件を満たすことで別チーム視点のミッションが遊べるようになっている。~ また自分だけのチームを組めるバトルロイヤルモードや高難度のチャレンジミッションがある。~ **特徴 -アニメ12話が5章のシナリオに --デモのみのプロローグを経て、戦車戦ミッションをクリアしていくシンプルな流れ。 --一回あたりのミッションは短め。たとえば最初の模擬戦では、ミッション1が吊橋の辺りで待ち伏せするまでになっており、ミッション2で終了までが描かれる。ちなみにアニメでは一気にやっていた場所。 -戦車操作について --移動は左スティックで砲塔旋回は右スティック、Rボタンで発射…と操作もかなりシンプル。 --一章のシナリオ中にスコープモード、二章ではザッピングが解禁される。 ---スコープモードは読んで字のごとく遠距離砲撃用の専用視点に移行が可能になる。ただし視角が狭まるので、気づかないうちに相手チームが接近してくる恐れも。 ---ザッピングは友軍戦車を一時的にプレイヤーが操作交代するシステム。ザッピング中は戦車の性能が何故か大幅に上がる素敵仕様。 **評価点 -アニメパートやイベントスチルの多さ、質 --テレビアニメからのキャプチャが多いものの、作品の魅力は十二分に味わえる。また、アニメを知らずにプレイしても恐らく問題なく楽しめる。 ---むしろ、ここからガルパン世界に入ってみるのもいいかもしれない。 ---あんこうチーム以外を操作することで、ウサギさんチームやアリクイさんチームが生き延びたりといったちょっとしたIF展開も見る事が出来る。 ---またアニメ本編、そして後に上映された劇場版(のエキシビション)を含め現在に至るまで大洗が勝った試しのない聖グロリアーナ相手に白星をつけてやるといった楽しみ方も可能。 --ボイスに関しても新録が豊富。バトルロイヤル用のゲームオリジナルボイスもあり、声優ファンの方もどうぞ。 -この手のキャラゲーにありがちな、高額DLCがない --DLC自体、ライバルは宝物BOX特典のP-40(そして搭乗員のアンチョビ)とチャレンジミッションの追加のみ(こちらは無料の一般DLC)。 ---アンチョビはアニメ本編では出番がほんの数秒しかなかったが(台詞も呻き声のみ)、この作品ではちゃんとよく喋ってくれる。OVAのアンツィオ戦はこのゲームの約10日後の発売。 ---ちなみにアンチョビ以外にも、OVAで初登場したペパロニを思わせる特徴的な喋り方をするモブ生徒の台詞が用意されている。 **不満点 -戦車ゲーとしての出来が微妙 --スコープモードでの遠距離攻撃ではロクにダメージが通らず、結局最接近して攻撃をかいくぐりつつ撃ちまくる%%戦車ガンカタ%%格闘戦が一番有効。 ---距離が近いほどクリティカル率が高まり接射では100%、また経過時間もミッション評価にかかわる為、距離を置いてもいいことがない。 ---あんこう・レオポン以外のチームでは、最終ミッションが広いマップにいる黒森峰の全車両(含:マウス)の撃破なので、接近攻撃を繰り返さないとタイムオーバーまでに撃破できない。 --駆動がやたら軽く、戦車っぽい感じはあまりしない。また移動中は砲塔がオートで正面を向こうとするので躍進射だと狙いにくい。結局最接近して(ry --部位破壊などもない。履帯に当てようが側面から撃とうが照準の色が同じならダメージはほぼ同じ。距離によってダメージが変わるため結局(ry --アクションゲームとしても、ステージは原作再現(演出)重視の構成であり、ハック&スラッシュ的な要素や車体のカスタマイズなども無いため、熱中度に欠ける。 ---とはいえ、アニメでのシーンを再現しようと思うとそこは仕方がないと言えなくもない。 ---ただし、「履帯を破壊して足止めする」「重装甲の戦車の弱点を狙って撃破」といったテクニックは原作で多用されているので、ゲームでそれができないのは不満点に挙げられる。 #region(実はガルパン自体、リアルさに大きく拘った作品と言うわけでもない。※ゲーム内容とはあまり関係ありません) -作中に登場する戦車は確かに見た目こそ大戦時代の車両だが、現代技術でレストアされ安全性が大幅に向上した((内部にカーボンコーティングを施す等されている旨がアニメでも語られており、車体がひっくり返ったり大口径砲の直撃を受けても負傷するような描写はなかった。メガネが割れたり、中に飛んだ火の粉が引火したりするシーンはあったが。))「競技用カスタム車両」であり、「実戦における戦車の挙動」は再現されていない。 -また、戦車道は「戦争の訓練」ではなく「健全な競技スポーツ」という位置づけであり「これは戦争じゃない」と言う台詞も存在する。 -細かいことを言うと、本来女性は「母性を損なう可能性が高い」ということで戦車乗りになれないはず((実際女性戦車兵がいたのは第二次大戦のソビエトくらい。戦車教官ならば現在のイスラエル等にも存在する))。しかし、ガルパン世界では「戦車道は乙女の嗜み」「戦車道を学べば、必ずや良き妻良き母、良き職業婦人になれるでしょう」と奨励されている。これも「集団行動を学ぶのに適した、高い競技性」が評価されているということだろう。 -ミリタリー作品と言うよりは青春部活動作品であり、戦車に関しては「作中設定的にはリアルだが、現実とは異なる」と言うタイプの作品なのである。 #endregion -オプション設定でキーコンフィグが出来ない --リバース操作にすることができないため、人によっては照準が付け難く苦労するかもしれない。 -CPUが敵味方ともにアホの子 --敵はやたら真正面から突っ込み、味方は味方で行動指示できないため何処へ行くかわからない。一部ミッションではまだ敵がいるにも関わらず、そちらに向かうこともなく一定範囲をうろうろするだけ。 ---バトルロイヤルモードで自チームを各校のリーダー車両で構成しても、無名キャラの乗る格下戦車相手に簡単に全滅するほど。 --一対一の状況では簡単にパターン化するので、最弱の八九式中戦車で最強のマウスを無傷で倒すのも時間こそかかるが容易。 --味方はザッピングで動かしてやることも出来るのだが、ゲージ量を考えると頻繁に使うのはもったいない。 ---敵のいる位置まで操作して連れて行くのに使えるのだが、その間本来操作している車両がアホの子な挙動になるため安全を確保してからが推奨。 -ストーリーモードは同じミッションを別の車両でやるのみ、違いはキャラクターのセリフだけという水増しミッションが多い。 --大洗のチームのみ選択可能、原作が基本的に全車両固まって行動なのでしかたがない、といえばしかたがないのだが。 ---カメさんチームのプラウダ戦後半や黒森峰戦序盤など単独行動するシーンのミッションはきちんと単独で作られている。 ---原作で撃破された車両も撃破された後のシーンで使用可能。その際のゲームオリジナル台詞も違和感がない。 -原作を再現すると低評価になる。高評価を受けるためには原作や劇中の作戦指示を無視して単機で突撃無双する必要がある。 --例えば練習試合のグロリアーナ戦序盤、原作では囮となって待ち伏せ地点まで敵を引き込むのだがこれでは高評価を受けられず、敵のいる平地に単身突撃し敵戦車五両すべてを自分で撃破して初めて高評価になる。 -ストーリーモードあんこうチーム最終戦最後の攻撃はイベントムービーで行われるが、原作の通りに攻撃しようとすると敗北する。 --「滑り込みながらティーガーの後部に接射」を狙うとタイムオーバーになる。「側面から砲塔の上にいる西住まほを狙い撃つ」とクリアできるので原作ファンほどひっかかる。 **総評 豊富なビジュアルその他アニメの魅力はかなり伝わるのだが、戦車ゲーとしては「搭乗員がアニメキャラになりマルチプレイが無くなった『World of Tanks』」といったところ。~ 「原作再現」という意味では間違っておらずむしろ正しいので「『ガルパン』は好きだが戦車の再現度までは拘らない」と言う方にはぜひともオススメしたい。~ 裏を返せば、『[[パンツァーフロント>PANZER FRONT bis.]]』や『Steel Fury』のような本格的戦車シミュレーターを求める戦車愛好家諸氏には残念ながら勧め難い。%%元から期待して無いだろうが。%%~ **余談 -実は『ガルパン』以前に戦車+美少女作品は''既に存在''していたりする。 --と言うのも『ガルパン』でキャラクター原案補佐を担当した野上武志が『''セーラー服と重戦車''』なる漫画を描いているのだ。 ---''女学生達が戦車を乗り回す''コンセプトが『ガルパン』と全く同じ。「''戦車前進(パンツァーフォー)!''」なんて台詞まである。''『ガルパン』にとっては間違いなく先輩''に当たる作品である。 ---ただし''パンもろ''など''お色気要素が強い''。展開や人気次第では『ガルパン』は生まれなかったかもしれない。皮肉なものである。
*ガールズ&パンツァー 戦車道、極めます! 【がーるずあんどぱんつぁー せんしゃどう、きわめます】 |ジャンル|ドラマチック戦車アクション|CENTER:&amazon(B00HHL365Q,image);''通常版''|CENTER:&amazon(B00H1RLO1E,image);''ライバルは宝物BOX''| |対応機種|プレイステーション・ヴィータ|~|~| |メディア|PlayStation Vitaカード|~|~| |発売元|バンダイナムコゲームス|~|~| |開発元|トーセ|~|~| |発売日|2014年6月26日|~|~| |定価|通常版:6,640円&br;ライバルは宝物BOX:9,980円()共に税別|~|~| |レーティング|通常版:CERO:A(全年齢対象)&br;ライバルは宝物BOX:CERO:B(12歳以上対象)|~|~| |判定|なし|~|~| |ポイント|Vitaでもパンツァーフォー!!&br;キャラゲーとしては○&br;戦車ゲーとしては…|~|~| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 2012年冬に放送された「戦車+美少女」という異色の組み合わせながら非常に高い人気をたたき出し、モデルとなった大洗の地域活性化にも大きな役割を果たしたテレビアニメ『ガールズ&パンツァー』(以下ガルパン)をベースにした戦車アクション。~ ストーリーは大洗女子学院に転校してきた主人公「西住みほ」がクラスメートたちと共に学校の廃校を阻止する為、戦車を使った競技「戦車道」の全国大会に挑む、というもの。 放送終了から1年以上経っていたが劇場版の公開が決定したことやOVA版の発売が近かった事などの話題もありタイミングは十分だった。~ アニメのシナリオをなぞりつつ、条件を満たすことで別チーム視点のミッションが遊べるようになっている。~ また自分だけのチームを組めるバトルロイヤルモードや高難度のチャレンジミッションがある。~ **特徴 -アニメ12話が5章のシナリオに --デモのみのプロローグを経て、戦車戦ミッションをクリアしていくシンプルな流れ。 --一回あたりのミッションは短め。たとえば最初の模擬戦では、ミッション1が吊橋の辺りで待ち伏せするまでになっており、ミッション2で終了までが描かれる。ちなみにアニメでは一気にやっていた場所。 -戦車操作について --移動は左スティックで砲塔旋回は右スティック、Rボタンで発射…と操作もかなりシンプル。 --一章のシナリオ中にスコープモード、二章ではザッピングが解禁される。 ---スコープモードは読んで字のごとく遠距離砲撃用の専用視点に移行が可能になる。ただし視角が狭まるので、気づかないうちに相手チームが接近してくる恐れも。 ---ザッピングは友軍戦車を一時的にプレイヤーが操作交代するシステム。ザッピング中は戦車の性能が何故か大幅に上がる素敵仕様。 **評価点 -アニメパートやイベントスチルの多さ、質 --テレビアニメからのキャプチャが多いものの、作品の魅力は十二分に味わえる。また、アニメを知らずにプレイしても恐らく問題なく楽しめる。 ---むしろ、ここからガルパン世界に入ってみるのもいいかもしれない。 ---あんこうチーム以外を操作することで、ウサギさんチームやアリクイさんチームが生き延びたりといったちょっとしたIF展開も見る事が出来る。 ---またアニメ本編、そして後に上映された劇場版(のエキシビション)を含め現在に至るまで大洗が勝った試しのない聖グロリアーナ相手に白星をつけてやるといった楽しみ方も可能。 --ボイスに関しても新録が豊富。バトルロイヤル用のゲームオリジナルボイスもあり、声優ファンの方もどうぞ。 -この手のキャラゲーにありがちな、高額DLCがない --DLC自体、ライバルは宝物BOX特典のP-40(そして搭乗員のアンチョビ)とチャレンジミッションの追加のみ(こちらは無料の一般DLC)。 ---アンチョビはアニメ本編では出番がほんの数秒しかなかったが(台詞も呻き声のみ)、この作品ではちゃんとよく喋ってくれる。OVAのアンツィオ戦はこのゲームの約10日後の発売。 ---ちなみにアンチョビ以外にも、OVAで初登場したペパロニを思わせる特徴的な喋り方をするモブ生徒の台詞が用意されている。 **不満点 -戦車ゲーとしての出来が微妙 --スコープモードでの遠距離攻撃ではロクにダメージが通らず、結局最接近して攻撃をかいくぐりつつ撃ちまくる%%戦車ガンカタ%%格闘戦が一番有効。 ---距離が近いほどクリティカル率が高まり接射では100%、また経過時間もミッション評価にかかわる為、距離を置いてもいいことがない。 ---あんこう・レオポン以外のチームでは、最終ミッションが広いマップにいる黒森峰の全車両(含:マウス)の撃破なので、接近攻撃を繰り返さないとタイムオーバーまでに撃破できない。 --駆動がやたら軽く、戦車っぽい感じはあまりしない。また移動中は砲塔がオートで正面を向こうとするので躍進射だと狙いにくい。結局最接近して(ry --部位破壊などもない。履帯に当てようが側面から撃とうが照準の色が同じならダメージはほぼ同じ。距離によってダメージが変わるため結局(ry --アクションゲームとしても、ステージは原作再現(演出)重視の構成であり、ハック&スラッシュ的な要素や車体のカスタマイズなども無いため、熱中度に欠ける。 ---とはいえ、アニメでのシーンを再現しようと思うとそこは仕方がないと言えなくもない。 ---ただし、「履帯を破壊して足止めする」「重装甲の戦車の弱点を狙って撃破」といったテクニックは原作で多用されているので、ゲームでそれができないのは不満点に挙げられる。 #region(実はガルパン自体、リアルさに大きく拘った作品と言うわけでもない。※ゲーム内容とはあまり関係ありません) -作中に登場する戦車は確かに見た目こそ大戦時代の車両だが、現代技術でレストアされ安全性が大幅に向上した((内部にカーボンコーティングを施す等されている旨がアニメでも語られており、車体がひっくり返ったり大口径砲の直撃を受けても負傷するような描写はなかった。メガネが割れたり、中に飛んだ火の粉が引火したりするシーンはあったが。))「競技用カスタム車両」であり、「実戦における戦車の挙動」は再現されていない。 -また、戦車道は「戦争の訓練」ではなく「健全な競技スポーツ」という位置づけであり「これは戦争じゃない」と言う台詞も存在する。 -細かいことを言うと、本来女性は「母性を損なう可能性が高い」ということで戦車乗りになれないはず((実際女性戦車兵がいたのは第二次大戦のソビエトくらい。戦車教官ならば現在のイスラエル等にも存在する))。しかし、ガルパン世界では「戦車道は乙女の嗜み」「戦車道を学べば、必ずや良き妻良き母、良き職業婦人になれるでしょう」と奨励されている。これも「集団行動を学ぶのに適した、高い競技性」が評価されているということだろう。 -ミリタリー作品と言うよりは青春部活動作品であり、戦車に関しては「作中設定的にはリアルだが、現実とは異なる」と言うタイプの作品なのである。 #endregion -オプション設定でキーコンフィグが出来ない --リバース操作にすることができないため、人によっては照準が付け難く苦労するかもしれない。 -CPUが敵味方ともにアホの子 --敵はやたら真正面から突っ込み、味方は味方で行動指示できないため何処へ行くかわからない。一部ミッションではまだ敵がいるにも関わらず、そちらに向かうこともなく一定範囲をうろうろするだけ。 ---バトルロイヤルモードで自チームを各校のリーダー車両で構成しても、無名キャラの乗る格下戦車相手に簡単に全滅するほど。 --一対一の状況では簡単にパターン化するので、最弱の八九式中戦車で最強のマウスを無傷で倒すのも時間こそかかるが容易。 --味方はザッピングで動かしてやることも出来るのだが、ゲージ量を考えると頻繁に使うのはもったいない。 ---敵のいる位置まで操作して連れて行くのに使えるのだが、その間本来操作している車両がアホの子な挙動になるため安全を確保してからが推奨。 -ストーリーモードは同じミッションを別の車両でやるのみ、違いはキャラクターのセリフだけという水増しミッションが多い。 --大洗のチームのみ選択可能、原作が基本的に全車両固まって行動なのでしかたがない、といえばしかたがないのだが。 ---カメさんチームのプラウダ戦後半や黒森峰戦序盤など単独行動するシーンのミッションはきちんと単独で作られている。 ---原作で撃破された車両も撃破された後のシーンで使用可能。その際のゲームオリジナル台詞も違和感がない。 -原作を再現すると低評価になる。高評価を受けるためには原作や劇中の作戦指示を無視して単機で突撃無双する必要がある。 --例えば練習試合のグロリアーナ戦序盤、原作では囮となって待ち伏せ地点まで敵を引き込むのだがこれでは高評価を受けられず、敵のいる平地に単身突撃し敵戦車五両すべてを自分で撃破して初めて高評価になる。 -ストーリーモードあんこうチーム最終戦最後の攻撃はイベントムービーで行われるが、原作の通りに攻撃しようとすると敗北する。 --「滑り込みながらティーガーの後部に接射」を狙うとタイムオーバーになる。「側面から砲塔の上にいる西住まほを狙い撃つ」とクリアできるので原作ファンほどひっかかる。 **総評 豊富なビジュアルその他アニメの魅力はかなり伝わるのだが、戦車ゲーとしては「搭乗員がアニメキャラになりマルチプレイが無くなった『World of Tanks』」といったところ。~ 「原作再現」という意味では間違っておらずむしろ正しいので「『ガルパン』は好きだが戦車の再現度までは拘らない」と言う方にはぜひともオススメしたい。~ 裏を返せば、『[[パンツァーフロント>PANZER FRONT bis.]]』や『Steel Fury』のような本格的戦車シミュレーターを求める戦車愛好家諸氏には残念ながら勧め難い。%%元から期待して無いだろうが。%%~ **余談 -実は『ガルパン』以前に戦車+美少女作品は''既に存在''していたりする。 --と言うのも『ガルパン』でキャラクター原案補佐を担当した野上武志が『''セーラー服と重戦車''』なる漫画を描いているのだ。 ---''女学生達が戦車を乗り回す''コンセプトが『ガルパン』と全く同じ。「''戦車前進(パンツァーフォー)!''」なんて台詞まである。''『ガルパン』にとっては間違いなく先輩''に当たる作品である。 ---ただし''パンもろ''など''お色気要素が強い''。展開や人気次第では『ガルパン』は生まれなかったかもしれない。皮肉なものである。

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