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*SIMPLEキャラクター2000シリーズ Vol.5 ハイスクール!奇面組 THE テーブルホッケー 【しんぷるきゃらくたー2000しりーず ぼりゅーむ5 はいすくーるきめんぐみ ざ てーぶるほっけー】 |ジャンル|ホッケー|&amazon(B00005RIVA,image);| |対応機種|プレイステーション|~| |発売元|バンダイ|~| |開発元|BREAK|~| |発売日|2001年12月20日|~| |定価|2,000円(税別)|~| |プレイ人数|1~4人|~| |セーブデータ|1ブロックの空きが必要|~| |判定|BGCOLOR(khaki):''ゲームバランスが不安定''|~| |ポイント|奇面組版ホッケーゲーム&br;フルボイスのストーリーモード&br;原作者描き下ろしのイラスト多数&br;鬼畜難易度のシングル対ダブルス戦|~| |>|>|CENTER:''[[SIMPLEシリーズリンク>SIMPLEシリーズ]]&br;[[少年ジャンプシリーズリンク>少年ジャンプシリーズ]]''| **ストーリー はじまりは唐突に…~ 一応高校では、テーブルホッケー大会が開催されることとなった。~ 大会の優勝者には、''どんな願いでもかなうで賞''という、まさしく読んで字のとおりの商品が与えられるという。~ 当然、これをシカトする者など一応高校にいるはずもない。~ かくして、空前絶後、奇想天外、前代未聞の商品をめぐって、~ 奇面組とその仲間たちがドタバタ騒ぎを繰り広げることになった。 **概要 -1980年代に漫画・アニメで大人気を博した『ハイスクール!奇面組』を題材としたキャラクターゲーム。 -同年4月に発売した『[[SIMPLE1500シリーズ Vol.60 THE テーブルホッケー]]』を土台にしている。 **特徴 -主なゲームモードは1人プレイ専用の大会モード(いわゆるストーリーモード)、CPUか対人戦とのVSモード。VSモードはマルチタップ対応で最大4人までプレイ可能(3~4人の場合はダブルス戦)。 --ゲーム内の基本ルールは3セット制で、7ポイント先取すれば1セット取得(デュースはなし)になり、先に2セット取ったプレイヤーが勝利となる。 --各キャラには固有の必殺技があり、パックを弾くことで少しずつ増えていく必殺技ゲージが満タンの時に□(四角)ボタンを押してパックを打つと必殺ショットが発動する((空振りすると必殺技が出ないうえ、ゲージも0に戻る。))。 --ゲーム中、一定の間隔でステージ上にアイテムがランダムで出現。動くアイテムにパックが触れれば手に入る((最後にパックに触れたプレイヤー側が入手できる。))。アイテムは最大3つまでストック可能。 ---以下、アイテムの説明。 |''アイテムの名前''|''アイテムの効果''| |Quake|使うとステージ全体が激しく揺れ、壁に当たったパックが不規則に跳ね返る。| |Guard|使うと自分のゴール前に1回だけパックが入るのを防ぐバリアーを出す。| |Big|使うと一定時間自分のマレットが巨大化する。| |Invisible|使うと一定時間対戦相手はパックが見えなくなる。対CPU戦では最も効果的なアイテム。| |Reverse|入手したプレイヤーは一定時間マレットの操作が反転してしまう。| |Power|入手したプレイヤーの必殺技ゲージが満タンになる。| -使用キャラクターは総勢10人+1匹。ゲーム開始時は奇面組メンバーの5人しか使用できないが、各キャラで大会モードをクリアーすると他のキャラやVSモードで使用できるホッケー台の種類が増えていく。 -登場キャラクター #region -一堂零 -原作の主人公および奇面組リーダーでキング・オブ・変態。必殺技はパックが5つに分裂する「奇面フラッシュ」、対戦相手が奇面組メンバーの時はパックが3つに分裂する「影分身の術」 -冷越豪 --奇面組のサブリーダーで酒と喧嘩が大好きな豪快者。必殺技はパックが相手のマレットを貫通する「アトミック・ラリアット」 -出瀬潔 --奇面組メンバーの1人で超スケベ。必殺技は相手からパックが見えないようにする「フラッシュで目くらまし」 -大間仁 --奇面組メンバーの1人で凄まじい大食い。必殺技はパックスピードが不規則になる「速くなったり遅くなったり」 -物星大 --奇面組メンバーの1人で女性よりも女らしい少年。必殺技はパックを自由自在に操作出来る「魅惑のコントロールパック」 -河川唯 --本作のヒロインで原作1番人気のキャラ。必殺技は相手がパックをうまく打てなくなる「よける魔球」 -宇留千絵 --河川唯の親友。%%かつ唯の引き立て役。%%必殺技はパックが飛び越えるようになる「ホップステップジャンプ」 -天野邪子 --御女組リーダーであまのじゃくな性格。必殺技はパックの軌道がジグザグになる「ジグザグショット」 -似蛭田妖 --番組リーダーで闘いが大好き。必殺技はパックのスピードが大幅に増える「超スピードアップ」 -雲童塊 --腕組リーダーでスポーツ超万能。必殺技は相手のゴール真ん中を目指すようになる((対戦相手が跳ね返してもパックはこちらのゴールを目指す軌道になる。))「ゴールを狙う大魔球」 -ラッシー --一堂零の飼い犬で犬組リーダー。必殺技はパックが相手ゴールを目指す「ホールインワン」((雲童塊の必殺技と似ているが、こちらは相手側が普通のショットでは跳ね返すことが出来ないため、上位互換と言える。)) #endregion **評価点 -メインである大会モードの豊富なストーリー。 --各キャラクターはそれぞれ異なるストーリー内容(本筋はホッケー大会で優勝するというのが最大の目的だが)で、低価格ソフトとしてはボリュームたっぷり。 --しかもこちらも低価格ソフトでは珍しく、ストーリーはアニメと同じ声優による((物星大役の塩沢兼人氏は本作発売の前年に不慮の事故で他界したため、代役で別の声優が担当している。))新規収録のフルボイスで展開するため、新作アニメのようなノリで楽しめる。 -原作者・新沢基栄氏による描き下ろしのイラストが多数収録。 --パッケージイラスト(兼タイトル画面)にとどまらず、各キャラクターの大会モードのOP・EDで表示される1枚絵(OP1枚、ED2枚の計3枚)((河川唯のED最後の絵は、原作最終回「さらば奇面組」の扉絵からの流用。))、会話イベント時の1枚絵、必殺技の演出で表示される絵カットなど本作のためにイラストがたくさん描き下ろされている。 ---OPとEDのイラストは大会モードクリアー後、タイトル画面でのアルバムモードで閲覧可能。 **問題点 -各キャラの必殺技の強弱があまりにも激しい。例に挙げると強すぎるキャラ物星大、冷越豪、ラッシー。弱すぎるのは主に大間仁、天野邪子。 --大の必殺技はパックを自由自在にコントロール出来るという''チートレベルの性能を誇る技''で、発動すればほぼ間違いなく点が入る((CPUが使用した場合は何故かマレットとパックが一定距離から離れないため対処しやすい。))。豪の技も相手のマレットを貫通するため、ゴール目がけて正確に放てば簡単に点が入る。ラッシーのは相手のゴール目がけて速いスピードで突き進むため、対処がとても難しい。 --仁の必殺シュートはパックのスピードが不規則に、邪子のはパックの動きがジグザグになるだけで、相手が対人でもCPUであってもほとんど役に立たない。必殺技と言えるのかも怪しい。 ---必殺技が弱いキャラも使い道がないわけではなく、対戦相手が強力な技を持つ場合、必殺シュートを打って来たらこちらも必殺技を発動してパックを弾けば相手の技効果を無効にすることが出来る。覚えておいて損はないテクニックだが、常にこちらは必殺技ゲージを満タンに保つ必要があるうえ、相手が放ってきたパックをうまく打つのは難しいこともあるので慣れが必要。 ---必殺技自体、奇面組のキャラとは全く合っていないとってつけたようなものばかりである((必殺技の絵カットは、冷越豪はプロレスの格好になったり、雲童塊は野球のユニフォーム姿でボールを投げるなど奇面組らしい演出はないわけでもない。))。テーブルゲームというジャンル上仕方ないかもしれないが…。 -大会モード内でのシングルVSダブルス戦が超絶難易度。最終戦1つ手前の試合は必ず対戦相手が2人がかりで挑んできて、強制的にシングルVSダブルスになるのだが、これがこのゲーム最大の壁と言えるほどとても高い難易度に仕上がっている。 //-ダブルス時の対戦相手(ネタバレ)。 //#region //---河川唯&宇留千絵(大会モードでプレイヤー側の使用キャラが2人のうちどちらかの場合は、一堂零&ラッシーがダブルス戦の相手となる)。 //#endregion //ダブルスの難しさを説明するのに必要ないし、無駄にネタバレ増やすのもどうかと思うのでCO。 --CPUはダブルス戦の場合、片方は攻撃、もう片方はゴールの防御に徹するためこちら側のショットはことごとく弾かれてしまい、正攻法で狙って入れるのはほぼ絶望的と言っていいほど難しい。 ---1対2はこれほどまで不利になるのかと感じること請け合い。初めてのプレイヤーはここで間違いなく行き詰まることだろう。 --しかも相手は2人なのでステージ上に出現するアイテムを入手する割合が高く((Reverseのようなマイナスアイテムもあるが、そういうのに限って相手は入手しないという事も珍しくない。))、特にGuard(バリアー)は実質ゴールに入れる回数が増えてしまうため、ダブルス戦の場合厄介度が余計アップする。 --必殺技が強いキャラの場合、アイテムのPowerを手に入れたり、時間ギリギリまで自分のステージ内の隅でマレットとパックをぶつけ合ってゲージを溜めていくなどしていけば突破への道も開けるが、弱いキャラだとほぼアイテム頼りになる。最も効果的なのはInvisibleで((出瀬潔の必殺技も同じ効果を持つ。))、使うと一定時間CPUはゴール前にマレットを置いて動かなくなるため、うまくその隙間を狙ってパックを入れるのが主な攻略となる。 ---ダブルス戦で勝つにはテクニック・根気、そして''運''が必要である。 -大会モードのオプション設定の少なさ。 --変更可能なのは、流れるBGM設定(なし・固定・ランダム)、ステレオ・モノラルの切り替え、コントローラーの振動機能の有無のみ。 --セット数、制限時間、必殺技とアイテムの有無はVSモードしか出来ない。CPUの難易度設定も不可能。 ---大会モードが難しいと感じた際の救済処置は一切ない。先に進むには上手くなるしか方法がない。 -アニメ終了から長い年月が経過したからか、一部の声優陣の演技に変化。 --声優自体が代わった物星大は仕方ないが、大間仁は当時の演技を忘れたのか声質が変化したかは不明だが、アニメとは大分異なる声になっている。 --宇留千絵もガラガラ声から、かなり可愛い感じになってしまっている((アニメ初期では本作のように可愛らしい声だったが、話が進むにつれてからガラガラ声になっていった。))。 -準レギュラーの各組リーダーが登場する中、色男組リーダーの切出翔は未登場。 **総評 低価格にもかかわらずアニメ声優陣によるフルボイスのストーリー、原作者描き下ろしのイラストはかなり魅力的なため、原作ファンならば買って損はない内容だろう。~ ただし、ダブルス戦は勝つのは不可能ではないが、多くの人が根を上げるほどの凄まじい難易度である。~ せっかくのフルボイスキャラゲーなのに気楽に遊べない難易度なのはやはり残念である。
*SIMPLEキャラクター2000シリーズ Vol.5 ハイスクール!奇面組 THE テーブルホッケー 【しんぷるきゃらくたー2000しりーず ぼりゅーむ5 はいすくーるきめんぐみ ざ てーぶるほっけー】 |ジャンル|ホッケー|&amazon(B00005RIVA,image);| |対応機種|プレイステーション|~| |発売元|バンダイ|~| |開発元|BREAK|~| |発売日|2001年12月20日|~| |定価|2,000円(税別)|~| |プレイ人数|1~4人|~| |セーブデータ|1ブロックの空きが必要|~| |判定|BGCOLOR(khaki):''ゲームバランスが不安定''|~| |ポイント|奇面組版ホッケーゲーム&br;フルボイスのストーリーモード&br;原作者描き下ろしのイラスト多数&br;鬼畜難易度のシングル対ダブルス戦|~| |>|>|CENTER:''[[SIMPLEシリーズリンク>SIMPLEシリーズ]]&br;[[少年ジャンプシリーズリンク>少年ジャンプシリーズ]]''| ---- #contents(fromhere) ---- **ストーリー はじまりは唐突に…~ 一応高校では、テーブルホッケー大会が開催されることとなった。~ 大会の優勝者には、''どんな願いでもかなうで賞''という、まさしく読んで字のとおりの商品が与えられるという。~ 当然、これをシカトする者など一応高校にいるはずもない。~ かくして、空前絶後、奇想天外、前代未聞の商品をめぐって、~ 奇面組とその仲間たちがドタバタ騒ぎを繰り広げることになった。 **概要 -1980年代に漫画・アニメで大人気を博した『ハイスクール!奇面組』を題材としたキャラクターゲーム。 -同年4月に発売した『[[SIMPLE1500シリーズ Vol.60 THE テーブルホッケー]]』を土台にしている。 **特徴 -主なゲームモードは1人プレイ専用の大会モード(いわゆるストーリーモード)、CPUか対人戦とのVSモード。VSモードはマルチタップ対応で最大4人までプレイ可能(3~4人の場合はダブルス戦)。 --ゲーム内の基本ルールは3セット制で、7ポイント先取すれば1セット取得(デュースはなし)になり、先に2セット取ったプレイヤーが勝利となる。 --各キャラには固有の必殺技があり、パックを弾くことで少しずつ増えていく必殺技ゲージが満タンの時に□(四角)ボタンを押してパックを打つと必殺ショットが発動する((空振りすると必殺技が出ないうえ、ゲージも0に戻る。))。 --ゲーム中、一定の間隔でステージ上にアイテムがランダムで出現。動くアイテムにパックが触れれば手に入る((最後にパックに触れたプレイヤー側が入手できる。))。アイテムは最大3つまでストック可能。 ---以下、アイテムの説明。 |''アイテムの名前''|''アイテムの効果''| |Quake|使うとステージ全体が激しく揺れ、壁に当たったパックが不規則に跳ね返る。| |Guard|使うと自分のゴール前に1回だけパックが入るのを防ぐバリアーを出す。| |Big|使うと一定時間自分のマレットが巨大化する。| |Invisible|使うと一定時間対戦相手はパックが見えなくなる。対CPU戦では最も効果的なアイテム。| |Reverse|入手したプレイヤーは一定時間マレットの操作が反転してしまう。| |Power|入手したプレイヤーの必殺技ゲージが満タンになる。| -使用キャラクターは総勢10人+1匹。ゲーム開始時は奇面組メンバーの5人しか使用できないが、各キャラで大会モードをクリアーすると他のキャラやVSモードで使用できるホッケー台の種類が増えていく。 -登場キャラクター #region -一堂零 -原作の主人公および奇面組リーダーでキング・オブ・変態。必殺技はパックが5つに分裂する「奇面フラッシュ」、対戦相手が奇面組メンバーの時はパックが3つに分裂する「影分身の術」 -冷越豪 --奇面組のサブリーダーで酒と喧嘩が大好きな豪快者。必殺技はパックが相手のマレットを貫通する「アトミック・ラリアット」 -出瀬潔 --奇面組メンバーの1人で超スケベ。必殺技は相手からパックが見えないようにする「フラッシュで目くらまし」 -大間仁 --奇面組メンバーの1人で凄まじい大食い。必殺技はパックスピードが不規則になる「速くなったり遅くなったり」 -物星大 --奇面組メンバーの1人で女性よりも女らしい少年。必殺技はパックを自由自在に操作出来る「魅惑のコントロールパック」 -河川唯 --本作のヒロインで原作1番人気のキャラ。必殺技は相手がパックをうまく打てなくなる「よける魔球」 -宇留千絵 --河川唯の親友。%%かつ唯の引き立て役。%%必殺技はパックが飛び越えるようになる「ホップステップジャンプ」 -天野邪子 --御女組リーダーであまのじゃくな性格。必殺技はパックの軌道がジグザグになる「ジグザグショット」 -似蛭田妖 --番組リーダーで闘いが大好き。必殺技はパックのスピードが大幅に増える「超スピードアップ」 -雲童塊 --腕組リーダーでスポーツ超万能。必殺技は相手のゴール真ん中を目指すようになる((対戦相手が跳ね返してもパックはこちらのゴールを目指す軌道になる。))「ゴールを狙う大魔球」 -ラッシー --一堂零の飼い犬で犬組リーダー。必殺技はパックが相手ゴールを目指す「ホールインワン」((雲童塊の必殺技と似ているが、こちらは相手側が普通のショットでは跳ね返すことが出来ないため、上位互換と言える。)) #endregion **評価点 -メインである大会モードの豊富なストーリー。 --各キャラクターはそれぞれ異なるストーリー内容(本筋はホッケー大会で優勝するというのが最大の目的だが)で、低価格ソフトとしてはボリュームたっぷり。 --しかもこちらも低価格ソフトでは珍しく、ストーリーはアニメと同じ声優による((物星大役の塩沢兼人氏は本作発売の前年に不慮の事故で他界したため、代役で別の声優が担当している。))新規収録のフルボイスで展開するため、新作アニメのようなノリで楽しめる。 -原作者・新沢基栄氏による描き下ろしのイラストが多数収録。 --パッケージイラスト(兼タイトル画面)にとどまらず、各キャラクターの大会モードのOP・EDで表示される1枚絵(OP1枚、ED2枚の計3枚)((河川唯のED最後の絵は、原作最終回「さらば奇面組」の扉絵からの流用。))、会話イベント時の1枚絵、必殺技の演出で表示される絵カットなど本作のためにイラストがたくさん描き下ろされている。 ---OPとEDのイラストは大会モードクリアー後、タイトル画面でのアルバムモードで閲覧可能。 **問題点 -各キャラの必殺技の強弱があまりにも激しい。例に挙げると強すぎるキャラ物星大、冷越豪、ラッシー。弱すぎるのは主に大間仁、天野邪子。 --大の必殺技はパックを自由自在にコントロール出来るという''チートレベルの性能を誇る技''で、発動すればほぼ間違いなく点が入る((CPUが使用した場合は何故かマレットとパックが一定距離から離れないため対処しやすい。))。豪の技も相手のマレットを貫通するため、ゴール目がけて正確に放てば簡単に点が入る。ラッシーのは相手のゴール目がけて速いスピードで突き進むため、対処がとても難しい。 --仁の必殺シュートはパックのスピードが不規則に、邪子のはパックの動きがジグザグになるだけで、相手が対人でもCPUであってもほとんど役に立たない。必殺技と言えるのかも怪しい。 ---必殺技が弱いキャラも使い道がないわけではなく、対戦相手が強力な技を持つ場合、必殺シュートを打って来たらこちらも必殺技を発動してパックを弾けば相手の技効果を無効にすることが出来る。覚えておいて損はないテクニックだが、常にこちらは必殺技ゲージを満タンに保つ必要があるうえ、相手が放ってきたパックをうまく打つのは難しいこともあるので慣れが必要。 ---必殺技自体、奇面組のキャラとは全く合っていないとってつけたようなものばかりである((必殺技の絵カットは、冷越豪はプロレスの格好になったり、雲童塊は野球のユニフォーム姿でボールを投げるなど奇面組らしい演出はないわけでもない。))。テーブルゲームというジャンル上仕方ないかもしれないが…。 -大会モード内でのシングルVSダブルス戦が超絶難易度。最終戦1つ手前の試合は必ず対戦相手が2人がかりで挑んできて、強制的にシングルVSダブルスになるのだが、これがこのゲーム最大の壁と言えるほどとても高い難易度に仕上がっている。 //-ダブルス時の対戦相手(ネタバレ)。 //#region //---河川唯&宇留千絵(大会モードでプレイヤー側の使用キャラが2人のうちどちらかの場合は、一堂零&ラッシーがダブルス戦の相手となる)。 //#endregion //ダブルスの難しさを説明するのに必要ないし、無駄にネタバレ増やすのもどうかと思うのでCO。 --CPUはダブルス戦の場合、片方は攻撃、もう片方はゴールの防御に徹するためこちら側のショットはことごとく弾かれてしまい、正攻法で狙って入れるのはほぼ絶望的と言っていいほど難しい。 ---1対2はこれほどまで不利になるのかと感じること請け合い。初めてのプレイヤーはここで間違いなく行き詰まることだろう。 --しかも相手は2人なのでステージ上に出現するアイテムを入手する割合が高く((Reverseのようなマイナスアイテムもあるが、そういうのに限って相手は入手しないという事も珍しくない。))、特にGuard(バリアー)は実質ゴールに入れる回数が増えてしまうため、ダブルス戦の場合厄介度が余計アップする。 --必殺技が強いキャラの場合、アイテムのPowerを手に入れたり、時間ギリギリまで自分のステージ内の隅でマレットとパックをぶつけ合ってゲージを溜めていくなどしていけば突破への道も開けるが、弱いキャラだとほぼアイテム頼りになる。最も効果的なのはInvisibleで((出瀬潔の必殺技も同じ効果を持つ。))、使うと一定時間CPUはゴール前にマレットを置いて動かなくなるため、うまくその隙間を狙ってパックを入れるのが主な攻略となる。 ---ダブルス戦で勝つにはテクニック・根気、そして''運''が必要である。 -大会モードのオプション設定の少なさ。 --変更可能なのは、流れるBGM設定(なし・固定・ランダム)、ステレオ・モノラルの切り替え、コントローラーの振動機能の有無のみ。 --セット数、制限時間、必殺技とアイテムの有無はVSモードしか出来ない。CPUの難易度設定も不可能。 ---大会モードが難しいと感じた際の救済処置は一切ない。先に進むには上手くなるしか方法がない。 -アニメ終了から長い年月が経過したからか、一部の声優陣の演技に変化。 --声優自体が代わった物星大は仕方ないが、大間仁は当時の演技を忘れたのか声質が変化したかは不明だが、アニメとは大分異なる声になっている。 --宇留千絵もガラガラ声から、かなり可愛い感じになってしまっている((アニメ初期では本作のように可愛らしい声だったが、話が進むにつれてからガラガラ声になっていった。))。 -準レギュラーの各組リーダーが登場する中、色男組リーダーの切出翔は未登場。 **総評 低価格にもかかわらずアニメ声優陣によるフルボイスのストーリー、原作者描き下ろしのイラストはかなり魅力的なため、原作ファンならば買って損はない内容だろう。~ ただし、ダブルス戦は勝つのは不可能ではないが、多くの人が根を上げるほどの凄まじい難易度である。~ せっかくのフルボイスキャラゲーなのに気楽に遊べない難易度なのはやはり残念である。

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