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スペランカーII 勇者への挑戦 - (2013/03/05 (火) 22:19:24) の1つ前との変更点

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*スペランカー2 勇者への挑戦 【すぺらんかーつー ゆうしゃへのちょうせん】 |ジャンル|アクション|~| |対応機種|ファミリーコンピュータ|~| |発売元|アイレム|~| |開発元|ナウプロダクション|~| |発売日|1987年9月18日|~| |ポイント|あのスペランカーのまさかの続編&br()前作とはほぼ別物&br()ゲーム自体は凡作|~| **概要 あの有名ファミコンソフト『[[スペランカー]]』の続編。~ しかし、内容は前作とは全く別のゲームとなっている。 -主人公はライフ制になっており、自分の身長以上の段差を飛び降りてもまったく死なない。 -探検家・エスパー・聖職者の3人のうち誰かを操作し謎を解いていくという内容でヒットポイントや魔法(のようなもの)が存在する。 **評価点 -グラフィックは当時の基準でみると平均より上。前作からはかなり綺麗になっている。 --探検家とエスパーが武器として使うナイフは、よく見ると微妙に違っている。分かりにくいが、細部まで描きこまれてる。 -謎解き要素が多くやりごたえはなかなか。ラスボスのもとに行くためにも謎解きをすることになる。 -主人公は三人いるため三通りのちがう楽しみ方ができる。 -死にゲーではなくなったので(ライフ制のため)理不尽なゲームオーバーはない。 **問題点 -このゲームは選択したキャラクターによって性能差があるのだが、探検家を選ぶと難易度が高く結構苦戦する。 -ラウンド(ステージ)が3つしかない。もちろん簡単なわけではないが。 -ゲイラというラスボスがいるが、実は倒さなくてもクリアできる。 **賛否両論点 -前作と全く別物であること。前作のようなゲームを期待した人は間違いなく肩透かしをくらったことだろう。 **総評 死にゲーと言われた前作の問題点は大分改善されのだが、それが裏目になり前作のファンをガッカリさせる結果となる。しかも、単体のゲームとしても凡作でインパクトが薄く、新規のファンをつかめなかった。結局、有名(?)タイトルの続編でありながら知名度も低いまま、ただの凡ゲーとして埋もれていった。~ スペランカーファンなら一度プレイしてみるのも悪くないと思われるが、現在はまだバーチャルコンソールなどの配信がなく、ファミコンなどの対応機種を持っていなければならない。そんな不遇な作品である。 **余談 -本作はまだバーチャルコンソールなどでは配信されてはいない。配信が望まれる。 --しかもPS3『スペランカーコレクション』でもはぶられてしまった(理由不明)ので再販売はもはや絶望的かもしれない…。 -とにかく死にまくる前作は、良くも悪くもクソゲー的な意味での知名度が広く知れ渡っているのだが、今作の知名度は非常に低い。知っている人も、プレイしたのではなくブログやニコニコ動画で知ったという人が多い。 --AC版『II(23の鍵)』同様発売は日本のみなので、日本以外での知名度は輪をかけて低い。 -今作は、前作ファンや今作未経験者からクソゲー扱いされている面がある。 --スペランカーの特集でも取り上げられることが少なかったり、アイレムのホームページに掲載されている『スペランカー先生』でスペランカー先生が今作の夢を見てそれを「悪夢」と表現していたり、と冷遇されている。どこまでも不遇な存在。 -なお『みんなでスペランカー』はライト層、スペランカーファンから好評であり佳作との声も多い。まさに待遇が正反対である。
*スペランカー2 勇者への挑戦 【すぺらんかーつー ゆうじゃへのちょうせん】 |ジャンル|アクション|~| |対応機種|ファミリーコンピュータ|~| |発売元|アイレム|~| |開発元|ナウプロダクション|~| |発売日|1987年9月18日|~| |ポイント|あのスペランカーの続編はまさかの別物&br()アーケードの「スペランカー2 23の鍵」とは無関係&br()出来は悪くないがインパクト不足|~| **概要 有名ファミコンソフト『[[スペランカー]]』の続編。~ しかし、内容は前作とは全く別のゲームとなっている。 -主人公はライフ制になっており、けっこう頑丈。自分の身長以上の段差を飛び降りても一定ダメージを受けるに留まる。 --敵がたくさん出現し、プレイヤー側も普通の攻撃手段は無制限で繰り出せるという一般的なアクションゲームの文法に則っている。 --アクションRPG風のつくりも、1987年当時のファミコンソフトのトレンドであったため、時代に合わせようと「挑戦」したのであろうと思われる。 -『探検家』『エスパー』『聖職者』の3人のうち誰かを主人公として選択し、ステージのゴールとなる「水晶」を守っているボスを探して広いマップを探検していく内容になっている。 --制限時間の概念は撤廃された。 ※アイレムが近い時期にアーケードで展開していた「スペランカー2 23の鍵」とは無関係の内容である。 **評価点 -グラフィックは当時の基準でみると平均より上を行っていた。 --前作は岩肌のマップチップの描き込みが美麗である代わり、全体的に非常にシンプルだったので雰囲気的にはかなり洗練されている。 --各キャラクターや背景は、目立つ所も目立たない所も見づらくならない範囲でよく描き込まれている。 ---些細な例でいえば、探検家とエスパーの基本武器であるナイフのアイコンも、よく見ると細部が変えてあるなど。 -謎解きに近い要素や、想像力をかき立てるメッセージを閲覧できる機会の多さから、全体を通してのやりごたえはなかなか。 --色々な所に様々な理由で道半ばで散ったであろう先人達の「遺書」が遺されているが、これがいずれもヒントの塊であり、ストーリーの断片にもなっている。 ---終盤の遺書には、ラストバトルの内容の伏線となるものも混ざっている。一つ残らず閲覧すれば、ストーリーの全容が見えてくる。 --3キャラとも、中盤それぞれ別の場所で劇的なパワーアップを遂げるイベントが用意されているが、演出がシンプルながらもファンタジックで印象に残る。 --また、ラスボス戦で大幅に有利になる強力な武器を入手するイベントが終盤に用意されており、展開を盛り上げる。 -3人の主人公は性能のベクトルが大幅に異なり、同じルートを通るにしろ必然的に3通りのプレイスタイルになる。 --1987年当時では「プレイヤーキャラクターの任意選択」という概念自体が珍しかった。事実、本作の広告ではその点が最大の宣伝材料となっている。 -死にゲーではなくなったので些細なミスでのゲームオーバーは基本的には無く、アクションゲームが苦手な人でもマッピングなどをすれば延々詰まるようなことは無いと重われる。 --回復アイテムを複数持ち歩ける仕様および、「徳」システムの関係で谷への転落に対しても即ゲームオーバーとはなりにくい救済措置も用意されている。 **問題点 -このゲームは選択したキャラクターによって性能差があるのだが、探検家のメリットが弱く必然的に高難度になってしまう。 --スペランカー(探検家)というタイトル通り、探検家が主人公らしい出で立ちかつデフォルトでカーソルが合っているにもかかわらずである。 ---エスパーは移動面で、聖職者は攻撃面で突出した性能の特技を持っている。しかし探検家は「最初に持っているアイテムが多い」くらいしかない。 -本作はノーヒントで普通にプレイすると数時間ではきかないほどの長丁場になる可能性があるが、パスワードが無い。 --全3ラウンドと取説に明記してあり、一見短そうに思えるが…。 -衝撃的な展開を伴うものの、ラスボスに華が無い。エンディングもマルチエンディングを謳っているものの代わり映えがしない。 **賛否両論点 -とにかく「前作と全く別物」であるという一点に尽きる。前作のようなゲームを期待した人は間違いなく肩透かしをくらったことだろう。 --単体の作品としてみれば、当時の幾多のゲームの中でも水準の高い部類の作品に入る。攻略本なしでもきちんとクリアできるような完成度を持ったアクションRPGは当時そう多くはなかった。 **総評 死にゲーと言われた前作の「完全な原作(PC版)通り」のストレートなシビアさから当時のトレンドに合わせ大幅に方向転換したが、それが裏目に出て前作ファンをガッカリさせる結果となった感が否めない。~ 当時の単体のゲームとして見れば完成度は高い部類に入るものの、全体的に小粒でインパクトが薄く、新規のファンを掴めてはいない。~ 有名タイトルのシリーズに名を連ねながらも知名度も低いままとなってしまい、幾多の凡作の一つとして埋もれてしまった。~ スペランカーファンなら一度プレイしてみるのも悪くないと思われるが、現在はまだバーチャルコンソールなどの配信がなく、ファミコンなどの対応機種を持っていなければならない。そんな不遇な作品である。 **余談 -本作はまだバーチャルコンソールなどでは配信されてはいない。配信が望まれる。 --PS3のスペランカーシリーズ移植作品集『スペランカーコレクション』にも収録されていない状況となっている。 -とにかく「操作ミス=即残機喪失」というこれ以上無いほどシンプルかつシビアなルールの前作はライトユーザー間で「クソゲー」的な意味での知名度が極めて高いのだが、本作の知名度は非常に低い。知っている人も、プレイしたのではなくブログやニコニコ動画で知ったという人が多い。 --AC版『II(23の鍵)』同様発売は日本のみなので、日本以外での知名度は輪をかけて低い。 -本作は、前作ファンや今作未経験者からクソゲー扱いされている節がある。 --スペランカーの特集でも取り上げられることが少なかったり、アイレムのホームページに掲載されている『スペランカー先生』で''スペランカー先生が本作の夢を見てそれを「悪夢」と表現していたり''と自虐ネタに使われてしまったりとどこまでも冷遇されている。 -なお、現在最新作にあたる『みんなでスペランカー』はライト層、およびスペランカーファンからは好評であり良作との声も多い。

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