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*Five Nights at Freddy's 【ふぁいヴないつあっとふれでぃーず】 |ジャンル|シミュレーション、ホラー|&amazon(B00N1HONIO)| |対応機種|Windows、OS X|~| |メディア|ダウンロード専売ソフト|~| |発売・開発元|Scott Cawthon|~| |発売日|2014年8月18日|~| |定価| 498円(税別)|~| |プレイ人数|1人|~| |判定|なし|~| |ポイント|深夜ピザ店の監視をする''簡単なバイトです''&br;命懸けのだるまさんが転んだ&br;避けられぬ恐怖を''やり過ごせ''|~| |>|>|CENTER:''Five Nights at Freddy’s''&br; ''1'' / 2 / 3 / 4 | ---- #contents(fromhere) ---- **概要 Scott Cawthonが開発したPC、及びスマートフォン用のホラーゲーム。 プレイヤーはピザ屋の深夜警備員となって、そこのマスコットである機械仕掛けの人形であるアニマトロンと恐怖の晩を過ごす。 ホラーゲーでありながら逃避も抵抗も許されない状況をやり過ごすという珍しいタイプのゲーム。 キュートを通り越して不気味でユニークなキャラクターや独特のダークな世界観もファンの人気を掴んだ作品。 ---- **あらすじ &italic(){ハロー、ハロー? あー、君が初日を過ごすのに役立ててもらうためのメッセージを録音したかったんだ。&br() あー、私は君の前任者だ。というか、今週で最後なんだけどね。 たぶん緊張してるだろうが、心配することはない。&br()あー、君なら大丈夫だ。 だから、とりあえず最初の一週間を乗り切ろう。わかったかな? ええとだな、まず読まなくちゃいけない 「 歓迎のご挨拶 」 があるんだ。 ああ、そういう決まりなんでね。 ええと……。 &br()&br() 『 Freddy Fazbear's Pizza へようこそ!  ここは子供も大人も夢見て楽しい魔法の国。  当社はあらゆる損害に対し一切の責任を負いません。  万一、死亡事故等が発覚した場合、90日以内あるいは  あらゆる証拠物件とカーペットは速やかに『始末』された後に『失踪』届が出されます。……』&br()&br()……以下省略。今、酷い話だと思ったろうね、わかるよ、でも本当に何も心配することは無いからね。} プレイヤーはキナ臭い噂の立つFreddy Fazbear's Pizzaの深夜警備新人アルバイトとして1週間業務に努めることになる。 詳しい事は前任者の留守電以外なにも聞かされず、いきなり夜な夜な店内を徘徊するアニマトロンをうまくやり過ごすように言われるのだった…。 ---- **システム : ゲームルール| - 単純に言い表すならばだるまさんがころんだのホラー版。 -- 警備員であるプレイヤーのもとにピザ屋のマスコットであるアニマトロン達が襲い来るのだが、プレイヤーは警備システムを使い彼らの襲来を察知し到達を防ぐ。これをAM12:00からAM6:00まで行う(1時間=85秒、1日=8分30秒)。 : ゲームモード| --タイトル通り通常プレイでは5日分バイトをすることになり、途中でゲームオーバーになるとメニュー画面に戻され、コンティニューすることでその日のAM12:00からやりなおすことができる。 --5日のバイトは日を重ねるごとにアニマトロンの動きが激化してくる。これをやり遂げると、さらに難しい「6th night」をプレイ可能。 --「6th night」をクリアすると、さらなるやりこみ要素として、全部で4体いるアニマトロンのAIを一体ずつ1(易)~20(難)の中から任意に選択して、夜のバイトをプレイできる。 ---やり込むことで警備室に飾りなどが追加されてゆく一種のトロフィーの様な仕掛けもある。 -アニマトロン --アニマトロン((械仕掛けの人形。身近な例として東京ディズニーランドのカントリーベア・シアターに出てくるカントリベアーを想像していただきたい。))は営業中はピザ屋で子供を相手に愛嬌を振りまく愛らしい存在だが、それ以外の大人にとってはそうではないらしい。 --深夜閉店中はプログラムにバグがあるせいか、店を徘徊し人の気配を察知するとそちらの方にやって来る。夜の彼らには人が''着ぐるみを着ていない同胞''に見えるらしく、着ぐるみの中身を見られ他はいけないというアニマトロンのルールのもと、’’ピアノ線や骨組みとなる梁が張ってある’’着ぐるみのガワを着せてしまう。生身の人間が着せられれば当然死ぬことに。 : Freddy| --ゲームのタイトルにもなっているメインキャラの熊のアニマトロン。 ---動きはカメラの監視を避けるように移動し、見られている間は動かないものの目を離せば動き出す。特徴的な笑い声が接近の合図である。 ---電力が切れた際に警備室の元へやってくるアニマトロンが彼である。こうなっては最早手遅れな為、運を天に任せるほかない。 ---上記のケースになった場合、オルゴールで『闘牛士の歌』が流れ始める。動かないことで襲撃を先延ばしすることはできるが、いつ襲うかはふわふわボディのFreddyの胸先三寸 #center(){{{ &youtube(https://www.youtube.com/watch?v=RW8dIG0i-cQ){200,150} }}} --色違いのよく似たイレギュラーキャラが登場する。出現条件は不明で完全にランダムな為、出会えればラッキー(?) ---もし、襲撃されると驚くべき事が発生する…。 : Bonnie| --紫色の兎のアニマトロン。 ---ゲーム中で最も遭遇するであろうアニマトロン。初期のから活発に行動し、こちらへ来るペースも早い部類。足音に注意すべき。 ---カメラに写ってないときに移動するど、監視カメラを一次的にジャミングしてくる。 ---カメラ監視中に呻く様な声が聞こえたら彼が警備室に侵入した証拠。そうなると時間が過ぎない限り助からない。 : Chica| --ヒヨコの女の子のアニマトロン。『Let's EAT!』と描かれたよだれかけを付けている。嘴に歯がついており不気味。 ---厄介なアニマトロン。ランダム性の高い動きをするのでパターンが一定せず動きが読みにくい。 ---カメラを見ていないとき足音が聞こえたらチカが移動している事がわかる。 : Foxy| --キツネのアニマトロン。他のアニマトロンと比べて傷み具合が激しい。彼だけ他のアニマトロンと隔離されておいてある。 ---他の3体は慣れればカメラを見ずとも対処が可能になるが、Foxyに限ればそれが当てはまらない。。 ---アニマトロンの中でも動きが特殊。動きだしたらダッシュで警備室めがけて走ってくるので直ぐにでも警備室への侵入を阻止しなければならない。隙あらば警備室に駆け込む様子からファンが付けた愛称は「''盗塁王''」。 ---当然だが、部屋の前で待機するわけでもないのでライトで確認することも不可能。 -警備システム --''警備カメラ''は最も基本となるガジェットである。アニマトロンの動きはプレイヤーの周りにある部屋に対応した地図をクリックすることで、その部屋の警備カメラ映像を見ることができる。 ---アニマトロンは基本的に一部を除きカメラで監視されている間はこちらに気付いているのか動くことは無い。だが、カメラで見られていない他のアニマトロンは動いている為、一つのカメラに執着するのは危険であり、頻繁に切り替えて監視する必要がある。 --''ドアライト''は警備室の両扉近くにアニマトロンがいることを察知する方法である。明かりを照らしてアニマトロンが扉の前に立っていると恐ろしげなジングルが流れる。その場合はすぐにでもシャッターを閉めること。 --''シャッター''はアニマトロンからプレイヤーの身を守る為の唯一の手段である。プレイヤーのいる警備員室の両側にある出入り口に設置されており、ボタンを押すことで開閉が出来る。 -電力システム --困ったことにピザ屋の経営陣はコスト削減の為あまり質の良くないジェネレータを利用しているらしく、警備システムを過度に利用すると停電を起こしてしまう。 --しかし、警備システムを利用すると電力を消費してしまい、電力が切れるとセーフティ機能のせいかシャッターが自動で開放されてしまうのでこうなってしまうと身を守る術はない。アニマトロンがプレイヤーのすぐ近くにいる時にのみ使うべきである。 --プレイヤーがどれだけ大きな電力を使っているかは左下のUsageゲージを見ればわかる。基本的にひとつのガジェットを動かすごとにゲージが1つ増える。 ---- **評価点 -逃げられない恐怖 --ホラーゲームは大体において恐怖となる対象に対して対抗するか逃げる事が大半だが、このゲームはプレイヤーは警備室から監視の為に一歩も動けないため、やり過ごす事が以外出来ない。 ---アニマトロンに襲われる際はドッキリ演出があるので、如何にそれを防ごうかというモチベーションにもつながりうる。 ---電力を使い切ってしまったときにやってくるFreddyの演出がどこか愉快なところを含んだ不気味さを兼ね備えており、プレイヤーの中では名物になっている。 --それぞれのアニマトロンに求められる対処が異なるのもそうだが、彼らの動き自体にランダム性もある。攻略中の不気味な音は恐怖を煽るだけでなく、プレイヤーが監視カメラを使わずに彼らの動きを推定する大切なヒントにもなっている。 --監視カメラや視界は時々心霊現象の如く、以前無かった筈の物や本来あるべきでない光景が映っていたりと気付けばゾッとするような仕掛けも多く、攻略を忘れて探したくなるような要素も多い。 --アニマトロン襲撃によるビックリ系洋ホラー要素にじわじわと来る和ホラーの要素も混ざっている。 ---- //**賛否両論点 **問題点 -最初の数日以降はマンネリしやすい。 --日数経過による難易度の変化は敵の移動の頻度のみ。 ---3日目まではおおざっぱにやってもギリギリクリアできるが、5日目以降は頻度も大幅に増え、カメラとシャッターをいかに電力消費を少なく使うか考慮しないと高確率で詰む。 --プレイヤーができることが少ない。基本的に監視カメラを見てシャッターを閉じるのみで、ほかは毎日AM12時にかかってくる電話に出るかどうか、電力を使いきった時の死んだフリ(未操作)ぐらい。 -基本的なルールや世界観へのとっつきにくさ --バイト開始時にかかる電話にはゲームの世界観やノウハウをつかむのためのヒントも含まれているのだが、海外産のゲームなのでもちろん言語は英語、また若干ノイズも含まれており早口になる場面もあるので聞き取りにくい。 --恐怖演出に臆することなく冷静に観察できれば、決して対処法がつかめないことも無いのだが、攻略情報を見てしまったプレイヤーもそれなりに多いのではないだろうか。 -手探り感 --世界観や基本的なルールは手探りで覚えていくしかない。よく言えばそういったところに自由度があるのだが、その過程で幾度となく遭遇するドッキリに耐えられなかったり、戦略性を見いだせないと脱落しがち。 --基本的なルールは電力面は失敗を経ていくうえでなんとかなるが、アニマトロンの行動を監視カメラではなく「音」でも判断をつけられるようにするという技術を身につけるのが若干ハードルが高い。 //--ゲームオーバーになると、5時まで切り抜けていようがその日の最初からやり直し。 ---1時間=85秒なので、試行回数を稼ぎづらく、いい加減なプレイが許されないのも辛い。 --これらにより、一度詰まってしまうとそのまま飽きてしまうことも少なくない。 ---非常に安価なので仕方ないところではあるが。 -運がからむ。 --通常の5夜の攻略 --一体でも癖の強いアニマトロンを同時に相手取る必要があり、彼らの登場の組み合わせ次第で進捗状況にかかわらず難易度が大幅に変化する。 ---どれだけ用心深くFoxyを監視していても、活動頻度が高いと事故死につながる。またアニマトロンが隣の部屋に張り込む時間の長さもかなり運任せであり、彼らが長く張り込めば張り込むほど電気浪費につながってしまう。 -その他 --操作の大半はマウスで行うことになるが、監視カメラの切り替えや左右の部屋の確認をするだけでもせわしなくカーソルを動かす必要がある。カスタマイズのモードで敵のAIを高くすることで動きが激化してくると、恐怖の中で頭を使うというよりはマウスをいかにすばやく正確に動かすゲームになりがち。 ---- **総評 一言で言ってしまえば、本作はただひたすら命賭けの「だるまさんが転んだ」であり、ルールやゲームそのもののシンプルさゆえにひとを選んでしまうところはあるが、そのシンプルさゆえに独自の緊張感を引っさげている。 ---- **余談・その後の展開 -Scott Cawthonは本作を作る以前にも本業の傍らにゲームを製作していた。しかし、思うように売れず次で売れなければゲーム制作自体をやめる覚悟で本作を開発したとの事。 --後にリリースされるFNAF Worldでは作者の過去作に登場したキャラクターなどが登場しており、彼らの台詞などから作者の心情や苦境などが伺える。 -続編 --本作がヒットしたことにより2作目も開発・発売された。その後も続編が出続け2016年10月6日時点でナンバリング4作と番外編1作の計5作が発売されている。さらに最新作『Sister Location』も発売が予定されている。 ---なお、時系列は『2』ミニゲーム→『4』ミニゲーム→『2』本編→『1』→『3』→『4』本編となっている。 -ゲーム中のピザ屋には元ネタが存在する。ATARIの創始者ノーラン・ブッシュネルが経営していたチャッキーチーズである。ピザ屋とテーマパークが同居したファミリー向けレストランチェーンである。映画『トイストーリー』中盤に登場したピザ屋の様なものと考えて貰えればわかりやすい。 --ATARIショックの余波でチェーンは倒産し合併さている。 --詳しくは[[こちらの動画>http://www.nicovideo.jp/watch/sm26396191]]で経緯を見ることが出来る。 -ワーナーブラザーズが映画化権を獲得しており、2018年の中頃に公開を予定している。

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