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*ミズバク大冒険 【みずばくだいぼうけん】 |ジャンル|アクション|~| |対応機種|アーケード(F2システム)|~| |発売・開発元|タイトー|~| |稼動開始日|1990年|~| |ポイント|カバが主役&br()ミズバクの使い方が攻略の鍵|~| **概要 -1990年にタイトーからアーケードにてリリースされたコミカル横スクロールアクションゲーム。 -水使いの末裔であるカバのヒポポを操り、突如現れた火の国にさらわれた仲間たちの救出と、火の国のボス、ファイヤーサタンを倒しにいくというストーリー設定。 -一人~二人交互プレイ可能、全7ラウンド、各ラウンドは複数のステージにて構成されている。 **主なルール -コントローラーはレバー+2ボタン。レバーにてヒポポの移動操作、ボタンはそれぞれ、水爆弾型の丸い玉である「ミズバク」を投げる攻撃と、ジャンプに使用する。 --ジャンプは押す長さによってジャンプ力の強弱がつけられ、ある程度のレバーによるジャンプ制御が可能。なお、ヒポポはしゃがみ動作は一切できない。 --ミズバク攻撃は地面にバウンドするような感じで前方に進む性質がある。 --小型の雑魚敵にミズバクを当てると、その敵は気絶し動かなくなる。中型の雑魚やボスに倒してはダメージをあたえられる。耐久度の高い敵を倒すには、何度もミズバクを当てる必要がある。 --また、敵や壁にミズバクを当てると、割れて中から水が流れ、それが一部雑魚敵に触れる事で、そられも気絶させる事ができる。割れた水は一時的に地面に留まり、地面の下に流れる性質を持つ。 --気絶した敵にヒポポが触れると、前方に吹き飛ばして倒す事が可能。また、吹き飛ばした先に敵がいた場合は(気絶か否かは関係なく)それらも巻き込んで連鎖的に倒せる。 --ミズバクには敵の火の攻撃をかき消したり、水の水圧で先に進む為の仕掛けを作動させる効果も持つ。また、ヒポポ自身も水圧に多少流されるので、それを踏まえないと思わぬミスに遭遇してしまう恐れがある。 --攻撃ボタンを連射するとミズバクのサイズが縮み、当たり判定や割れた時に流れる水の量が通常よりも減ってしまう。また、ボタンを押しっぱなしにしているとミズバクサイズが少し大きくなり、投げた時の当たり判定や割れた水の量が若干増す(所謂溜め撃ち)。 -ステージ中にはアイテムがあらかじめ置かれていたり、突如出現する時があり、それを取得すると様々な効果が得られる。以下その詳細。 --「ポンプ」…ボタン押しっぱなしによるミズバクのサイズ巨大化までの時間が短くなり、ミズバク連射してもサイズが小さくならなくなる。 --「バケツ」…通常のミズバクのサイズが少し大きくなる。 --「ピストル」…ミズバクの連射性能が増す。 --「汽車」…ヒポポの移動速度が増す。連続で取ると最大四段階まで速くなる。 --「ブタ」…スコアが得られる代わりに、汽車の効果がリセットされてしまう。 --「長靴」…水圧によるヒポポの流れの影響を受けなくなる。 --「ミラクルボール」…一定時間ヒポポが無敵になる。 --「蛇口」…一定時間ミズバクのサイズがかなり大きくなる。 --「ケーキ系」…二種類存在、共にスコアアップの効果で入手スコアが違う。 --「サンダー系」…二種類存在、青のサンダーは画面内の敵を気絶させ、赤のサンダーは全滅させる効果。 --「アイテムボックス」…これにヒポポを触れさせる事により、上記のアイテムうちの何かが出現する。 --なお、長靴以外のアイテム効果は、そのステージをクリアするとすべてリセットされてしまう。 -ボスのいないステージでは捕らわれた仲間の場所にヒポポが触れると、ボスのいるステージではそのボスを倒すと、ステージ(ラウンド)クリアとなる。 -戻り復活の残機制で、すべてなくなるとゲームオーバーとなる。 **批評点 -タイトーの十八番であるコミカル路線アクションの一つである本作だが、その存在感は決して高いとはいえず、マイナーな部類に入ってしまうゲームであった。 -ゲームとしては水を駆使して火の敵を倒すというシステムは評価が高く、わかりやすい操作性や当時のタイトー主要基板である「F2システム」を駆使したダイナミックな演出、色々と和ませてくれる可愛らしい絵柄も相まって、その評判は決して悪くなかった模様。 --ヒポポを筆頭とするキャラの仕草が地味に細かく、動かしてるだけでも楽しい、そんなゲームであろうか。 -ヒポポの動きがやや鈍足な件もあり難易度は決して簡単とはいえない手強さだが、ゲームバランスは上質で極めて丁寧な作りであった。 -ヒポポはれっきとしたカバなのだが、筆者的にはどうみてもカモノハシにしか見えないのが気になるところ。人によっては「犬っぽい」「およねこぶーにゃんみたいな生物」という意見もある。とりあえず、カバにはみえないわ、あのいきものは(汗)。 **総評 -良い意味でタイトーらしいコミカルで明るくてちょっと難しい正統派ファンタジーアクションというべき一作。もっと評価されてもいいと思う佳作なんだがなぁ…。 -単独の家庭用移植はPCエンジン、セガサターンと、やっぱりというかマイナー側のハードのみの移植に留まっている(移植されてるだけでも好待遇だが)。今となってはタイトーメモリーズにも収録され、プレイできる機会は格段に増しているので、興味のある方は触れてみては如何だろうか。 -本作の主人公ヒポポはタイトーオールスターが登場するパズルゲーム『ぽっぷんぽっぷ』のPS版で隠しキャラとしても登場している。 ---- **家庭用移植 -PCエンジン Huカード版(1992年1月17日発売、タイトー) --原作にあった回転機能などを使った演出やオープニングシーンの削除、一部ステージの差し替えなどの相違はあるが、ゲーム性を損なわず丁寧に移植した良作となっている。完全移植にこだわらなければ、特に不満のない内容であろう。 --2008年9月16日からPCE版がWiiの[[バーチャルコンソール>http://vc-pce.com/jpn/j/title/mizubaku.html]]にて配信中、要600Wiiポイント。 -セガサターン版(1998年10月22日発売、ピング) --当然ながら、PCE版よりもかなりアーケードに近い移植となっている。ピングがゲーム事業に関わった最後のソフトでもある。 -オムニバスソフト --タイトーメモリーズ 下巻(プレイステーション2、2005年8月25日発売、タイトー)
*ミズバク大冒険 【みずばくだいぼうけん】 |ジャンル|アクション|~| |対応機種|アーケード(F2システム)|~| |発売・開発元|タイトー|~| |稼動開始日|1990年|~| |判定|なし|~| |ポイント|カバが主役&br()ミズバクの使い方が攻略の鍵|~| **概要 -1990年にタイトーからアーケードにてリリースされたコミカル横スクロールアクションゲーム。 -水使いの末裔であるカバのヒポポを操り、突如現れた火の国にさらわれた仲間たちの救出と、火の国のボス、ファイヤーサタンを倒しにいくというストーリー設定。 -一人~二人交互プレイ可能、全7ラウンド、各ラウンドは複数のステージにて構成されている。 **主なルール -コントローラーはレバー+2ボタン。レバーにてヒポポの移動操作、ボタンはそれぞれ、水爆弾型の丸い玉である「ミズバク」を投げる攻撃と、ジャンプに使用する。 --ジャンプは押す長さによってジャンプ力の強弱がつけられ、ある程度のレバーによるジャンプ制御が可能。なお、ヒポポはしゃがみ動作は一切できない。 --ミズバク攻撃は地面にバウンドするような感じで前方に進む性質がある。 --小型の雑魚敵にミズバクを当てると、その敵は気絶し動かなくなる。中型の雑魚やボスに倒してはダメージをあたえられる。耐久度の高い敵を倒すには、何度もミズバクを当てる必要がある。 --また、敵や壁にミズバクを当てると、割れて中から水が流れ、それが一部雑魚敵に触れる事で、そられも気絶させる事ができる。割れた水は一時的に地面に留まり、地面の下に流れる性質を持つ。 --気絶した敵にヒポポが触れると、前方に吹き飛ばして倒す事が可能。また、吹き飛ばした先に敵がいた場合は(気絶か否かは関係なく)それらも巻き込んで連鎖的に倒せる。 --ミズバクには敵の火の攻撃をかき消したり、水の水圧で先に進む為の仕掛けを作動させる効果も持つ。また、ヒポポ自身も水圧に多少流されるので、それを踏まえないと思わぬミスに遭遇してしまう恐れがある。 --攻撃ボタンを連射するとミズバクのサイズが縮み、当たり判定や割れた時に流れる水の量が通常よりも減ってしまう。また、ボタンを押しっぱなしにしているとミズバクサイズが少し大きくなり、投げた時の当たり判定や割れた水の量が若干増す(所謂溜め撃ち)。 -ステージ中にはアイテムがあらかじめ置かれていたり、突如出現する時があり、それを取得すると様々な効果が得られる。以下その詳細。 --「ポンプ」…ボタン押しっぱなしによるミズバクのサイズ巨大化までの時間が短くなり、ミズバク連射してもサイズが小さくならなくなる。 --「バケツ」…通常のミズバクのサイズが少し大きくなる。 --「ピストル」…ミズバクの連射性能が増す。 --「汽車」…ヒポポの移動速度が増す。連続で取ると最大四段階まで速くなる。 --「ブタ」…スコアが得られる代わりに、汽車の効果がリセットされてしまう。 --「長靴」…水圧によるヒポポの流れの影響を受けなくなる。 --「ミラクルボール」…一定時間ヒポポが無敵になる。 --「蛇口」…一定時間ミズバクのサイズがかなり大きくなる。 --「ケーキ系」…二種類存在、共にスコアアップの効果で入手スコアが違う。 --「サンダー系」…二種類存在、青のサンダーは画面内の敵を気絶させ、赤のサンダーは全滅させる効果。 --「アイテムボックス」…これにヒポポを触れさせる事により、上記のアイテムうちの何かが出現する。 --なお、長靴以外のアイテム効果は、そのステージをクリアするとすべてリセットされてしまう。 -ボスのいないステージでは捕らわれた仲間の場所にヒポポが触れると、ボスのいるステージではそのボスを倒すと、ステージ(ラウンド)クリアとなる。 -戻り復活の残機制で、すべてなくなるとゲームオーバーとなる。 **批評点 -タイトーの十八番であるコミカル路線アクションの一つである本作だが、その存在感は決して高いとはいえず、マイナーな部類に入ってしまうゲームであった。 -ゲームとしては水を駆使して火の敵を倒すというシステムは評価が高く、わかりやすい操作性や当時のタイトー主要基板である「F2システム」を駆使したダイナミックな演出、色々と和ませてくれる可愛らしい絵柄も相まって、その評判は決して悪くなかった模様。 --ヒポポを筆頭とするキャラの仕草が地味に細かく、動かしてるだけでも楽しい、そんなゲームであろうか。 -ヒポポの動きがやや鈍足な件もあり難易度は決して簡単とはいえない手強さだが、ゲームバランスは上質で極めて丁寧な作りであった。 -ヒポポはれっきとしたカバなのだが、筆者的にはどうみてもカモノハシにしか見えないのが気になるところ。人によっては「犬っぽい」「およねこぶーにゃんみたいな生物」という意見もある。とりあえず、カバにはみえないわ、あのいきものは(汗)。 **総評 -良い意味でタイトーらしいコミカルで明るくてちょっと難しい正統派ファンタジーアクションというべき一作。もっと評価されてもいいと思う佳作なんだがなぁ…。 -単独の家庭用移植はPCエンジン、セガサターンと、やっぱりというかマイナー側のハードのみの移植に留まっている(移植されてるだけでも好待遇だが)。今となってはタイトーメモリーズにも収録され、プレイできる機会は格段に増しているので、興味のある方は触れてみては如何だろうか。 -本作の主人公ヒポポはタイトーオールスターが登場するパズルゲーム『ぽっぷんぽっぷ』のPS版で隠しキャラとしても登場している。 ---- **家庭用移植 -PCエンジン Huカード版(1992年1月17日発売、タイトー) --原作にあった回転機能などを使った演出やオープニングシーンの削除、一部ステージの差し替えなどの相違はあるが、ゲーム性を損なわず丁寧に移植した良作となっている。完全移植にこだわらなければ、特に不満のない内容であろう。 --2008年9月16日からPCE版がWiiの[[バーチャルコンソール>http://vc-pce.com/jpn/j/title/mizubaku.html]]にて配信中、要600Wiiポイント。 -セガサターン版(1998年10月22日発売、ピング) --当然ながら、PCE版よりもかなりアーケードに近い移植となっている。ピングがゲーム事業に関わった最後のソフトでもある。 -オムニバスソフト --タイトーメモリーズ 下巻(プレイステーション2、2005年8月25日発売、タイトー)

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