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サイバトラー - (2011/12/15 (木) 23:35:03) の1つ前との変更点
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*サイバトラー
【さいばとらー】
|ジャンル|シューティング|
|対応機種|アーケード|
|発売・開発元|ジャレコ|
|稼働開始日|1993年|
|ポイント|隠れた秀作になりえなかった|
*概要
-縦画面全方位STG。2人同時プレイ可能。自機はロボットデザインは80~90年代的。
*システム
-スクロールは上方向に限定されるが、自機攻撃方向は進行方向に準じる。ライフ制。
-8方向レバー2ボタン式。ボタンはショットとソード。
--ショットは長押しで連射するフルオート式。画面下部にゲージがあり、ショットを撃たないとゲージが溜まっていく。
---ゲージはステージごとによって装備される装備によって意味が変わる。(後述)
---長押し中は攻撃方向が固定される。
--ソードは文字通り剣を振るう近接攻撃。飛距離は無いが攻撃範囲がそこそこ広く、威力は高く連射も効く。
---自機には敵と接触してもダメージを受けない。なのでガンガン接近して切り捨てて周る事ができる。
---ソードで敵を切り捨てると特定の敵は真っ二つになって爆発していく。更に一部の敵は切りつけた方向に応じて縦に真っ二つ横に真っ二つと変化する。
-ステージ冒頭、自機の装備する武器が変化する。
--ショットの性能が変化するだけではなく、シールドが追加されたりもする。ソードの性能は変わらない。
-道中、オプションユニットや巨大なランチャーを入手、装着する事ができる。
--オプションは自機ショットに合わせてショット攻撃を行う。
--ランチャーは自機攻撃方向が上に固定されるが、非常に強力なショットを撃つ事ができるようになる、任意のタイミングで手放す事が可能。
---これにより「強力だが取り回しが効かないランチャーをその宙域に放置し、周辺敵残党をソードとショットで破壊後、宙域に戻ってランチャーを再装備」と言う戦法がとれる。
*長所
-道中に出現するかませ犬的なライバル機、デモ画面で見れる出撃シーン、大量に出現する敵雑魚機体をブレードで真っ二つにする無双、敵巨大兵器。縦STGなのにロボットアニメのような展開が繰り広げられる。
-プレイヤー次第で変化する攻略方法。ソード中心にするにもショット中心にするにも、異なった立ち回りが要求される。
-音楽はなかなかかっこよく、ロボットデザインもやや古臭いがカッコイイ。グラフィックも綿密で美しい。
*短所
-と、申し分無い傑作のようだがこのゲームは難易度が異様に高い。
--ゲームバランスが悪いわけではない。ボタン長押しによる方向固定と振り向き撃ちを要求されるステージ展開が繰り広げられる。
---「難易度の高いシステムを駆使して攻略する事を要求される」と言うのが正しい。
--道中入手できる隠しアイテム「シールドユニット」が強力なのだが、これを前提とした猛攻をラストボスが仕掛けてくる。
---ラストボスはそれまでに出現するどの敵とも比べられないほど攻撃がはげしい。大気圏に突入しながらの戦闘はその激しさも相まって印象深くカッコイイのだが、隠しアイテム前提のバランスと言うのはいかがなものか。
*総評
ジャレコ製作の縦STG。同年の縦STGに戦国エースにVⅤ、大王と言ったキワモノが揃っている事を考えると、本作の知名度が低いのは当然といえば当然である。しかもその癖の強い操作性と、それを要求するゲームバランスから、食いつきこそ良かったのだが定着せず、すぐにアーケードからその姿を消してしまった。よしんばやりこんでいたとしても、隠しアイテムに気づかなければラストボスに駆逐されてワンコインクリアを諦めざるを得なかった。~
だが、「もしこのアイテムが隠しアイテムでなく必須入手だったら」と考えると、操作性の癖こそ強いものの、それを乗り越えた先に待っているのは計算された敵配置、ロボットアニメのような演出、ドラマチックな展開、ラスボスとの激しい攻防。名作扱いは難しいが、少なくとも多くのファンを捉えた「クソゲー扱いされやすい秀作」くらいのポジションを得ていただろう事は想像に難しくない。実に惜しい一作である。
*サイバトラー
【さいばとらー】
|ジャンル|シューティング|
|対応機種|アーケード|
|発売・開発元|ジャレコ|
|稼働開始日|1993年|
|ポイント|隠れた秀作になりえなかった|
**概要
-縦画面全方位STG。2人同時プレイ可能。自機はロボットデザインは80~90年代的。
**システム
-スクロールは上方向に限定されるが、自機攻撃方向は進行方向に準じる。ライフ制。
-8方向レバー2ボタン式。ボタンはショットとソード。
--ショットは長押しで連射するフルオート式。画面下部にゲージがあり、ショットを撃たないとゲージが溜まっていく。
---長押し中は攻撃方向が固定される。
--ソードは文字通り剣を振るう近接攻撃。飛距離は無いが攻撃範囲がそこそこ広く、威力は高く連射も効く。
---ソードで敵を切り捨てると特定の敵は真っ二つになって爆発していく。更に一部の敵は切りつけた方向に応じて縦に真っ二つ横に真っ二つと変化する。
-ステージ冒頭、自機の装備する武器が変化する。
--ショットの性能が変化するだけではなく、シールドが追加されたりもする。ソードの性能は変わらない。
-道中、オプションユニットや巨大なランチャーを入手、装着する事ができる。
--オプションは自機ショットに合わせてショット攻撃を行う。
--ランチャーは自機攻撃方向が上に固定されるが、非常に強力なショットを撃つ事ができるようになる、任意のタイミングで手放す事が可能。
**長所
-道中に出現するかませ犬的なライバル機、デモ画面で見れる出撃シーン、大量に出現する敵雑魚機体をブレードで真っ二つにする無双、敵巨大兵器。縦STGなのにロボットアニメのような展開が繰り広げられる。
-プレイヤー次第で変化する攻略方法。ソード中心にするにもショット中心にするにも、異なった立ち回りが要求される。
-音楽はなかなかかっこよく、ロボットデザインもやや古臭いがカッコイイ。グラフィックも綿密で美しい。
**短所
-難易度が異様に高い。
--ゲームバランスが悪いわけではない。ボタン長押しによる方向固定と振り向き撃ちを要求されるステージ展開が繰り広げられる。
---「難易度の高いシステムを駆使して攻略する事を要求される」と言うのが正しい。
--道中入手できる隠しアイテム「シールドユニット」が強力なのだが、これを前提とした猛攻をラストボスが仕掛けてくる。
---ラストボスはそれまでに出現するどの敵とも比べられないほど攻撃がはげしい。大気圏に突入しながらの戦闘はその激しさも相まって印象深くカッコイイのだが、隠しアイテム前提のバランスと言うのはいかがなものか。
**総評
ジャレコ製作の縦STG。同年の縦STGに[[戦国エース]]に[[VⅤ]]、[[大王]]と言ったキワモノSTGが揃っている事を考えると、本作の知名度が低いのは当然といえば当然である。しかもその癖の強い操作性と、それを要求するゲームバランスから、食いつきこそ良かったのだが定着せず、すぐにアーケードからその姿を消してしまった。よしんばやりこんでいたとしても、隠しアイテムに気づかなければラストボスに駆逐され挫折する。~
だが、「もしこのアイテムが隠しアイテムでなく必須入手だったら」と考えると、操作性の癖こそ強いものの、それを乗り越えた先に待っているのは計算された敵配置、ロボットアニメのような演出、ドラマチックな展開、ラスボスとの激しい攻防。名作扱いは難しいが、少なくとも多くのファンを捉えた「クソゲー扱いされやすい秀作」くらいのポジションを得ていただろう事は想像に難しくない。