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*プライマルレイジ
【ぷらいまるれいじ】
|ジャンル|格闘アクション|
|対応機種|アーケード|
|発売・開発元|アタリゲームズ(日本での販売はアトラス)|
|稼動開始日|1994年|
|判定|なし|
|ポイント|猛獣格闘ゲーム|
**概要
-アメリカでも大量に作られた対戦格闘ゲームの一つ。本作独特の傾向として使用可能キャラに人間がおらず、恐竜と巨大ゴリラのみと言う概観があげられる。
**システム
-基本的には一般的な格闘ゲームのルールに準じているが、以下本作独自のシステムを記載。
--背景で人間がうろちょろしているが、特殊コマンドで捕食可能。捕食すると体力を回復できる。
--フェイタリティコマンドが各キャラごとに2~3種類搭載されており、相手の体力0にしたあと、専用技でグロテスクな止めを刺す事ができる((但し、その内容の中には「相手を牛に変える」や「倒した相手に小便をぶっ掛ける」という例外もあったりする))。
--必殺技コマンド入力は「ボタンを押したままキーを入力し、最後のボタンを離す」と言う[[ストリートファイター]]方式を採用。非常に独特の癖があり、慣れないうちはなかなか思うように技を出せない。
--チープな戦い方をしていると突然ゲームが止まりチーズが表示され、警告される。
--体力が同じ状態で時間切れになるとサドンデスモードに突入。火山弾等が空から降ってきて、互いの体力が自動減少する状態で決着をつける。
--本作にラストボスは存在せず、最終ステージは今まで倒してきた全キャラクターとの連戦になる。
--体力ゲージのほかにスタンゲージがあり、これがなくなると一定時間気絶する。本作のスタンゲージは技をガードしても減るため、基本的に攻め有利である。
**その他
-キャラクターグラフィックはストップモーションアニメを採用しており、独特の質感を出している。
--だが滅茶苦茶力が入っており、やたら滑らかに動く。少しキモい。
-背景グラフィックは非常に美しく、独特の世界観を表現している。
**難点
-既に一ジャンルとして確立し、基本システムが定着しはじめていた格闘ゲームにもかかわらず、ストリートファイター方式と言う前時代的なコマンド入力。
--アメリカではそれほど非難されるような方式ではなかった。
-位置判定がおかしいらしく、空中でダウン→起き上がりと言う妙な現象が多々見られる。
-かなりのコンボゲー。慣れたプレイヤー同士だとほぼ2コンボでケリがついてしまうぐらい。
-日本における家庭用移植はセガサターン版、プレイステーション版があるが、発売日はプレイステーション版が1996年12月13日、セガサターン版が''1998年3月26日''。プレステ版でも少し遅い感じがあるが、サターン版は遅すぎる。
--しかも説明書には一部のフェイタリティコマンドが書かれていない、ナレーションに字幕が入っていない等の手抜きが目立つ。
**総評
アメリカではスマッシュヒットを飛ばした格闘ゲームである。その絵面は独特で、操作性も主流からは外れている上、基本となる難易度も高くはあるが、キャラクターバランスもそれなりに取れており、十分遊べる代物である。アメリカではSNES、GBA、GENESIS等の家庭用機((更には3DOやATARI最後のゲーム機である「JAGUAR CD」でも発売されている))はもちろんのことAmigaやMS-DOSと言ったPCにまで移植され、プレイ方法も多岐にわたる。~
だが日本国内では本稼動から充分時もたった後に、翻訳もされていないものが移植と言うのはとんでもない話である。特にサターン版。1998年に1994年製格闘ゲームをプレイしたい人がどれほどいたかは謎である。美しいグラフィック、なかなかのゲームバランス、独特なシステムを搭載した本作だが、国内知名度はあまりにも低い。~
当然のように次回作も開発はされていたのだが、アタリの経営が斜陽を迎えてしまったことから、ロケテストのみで開発中止となってしまった。幻の次回作にはラスボス「ネクロサン」が存在し、骨でできた恐竜の悪魔の姿でヌルヌル動いたというのだから、一度見てみたかったものではある。~
**余談
-1997年に開発中止になった2作目を原案にした小説、「Primal Rage:The Avatars」が北米地域のみで刊行されている。
「[[修正依頼]]」が出ています。評価点を追記できる方はご協力をよろしくお願いいたします。
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*プライマルレイジ
【ぷらいまるれいじ】
|ジャンル|格闘アクション|
|対応機種|アーケード|
|発売・開発元|アタリゲームズ(日本での販売はアトラス)((家庭用/PCの移植版は当時の親会社であるタイムワーナー・インタラクティブが販売元。))|
|稼動開始日|1994年|
|判定|なし|
|ポイント|猛獣格闘ゲーム|
**概要
-アメリカでも大量に作られた対戦格闘ゲームの一つ。本作独特の傾向として使用可能キャラに人間がおらず、恐竜と巨大ゴリラのみ((ストーリー設定上では「恐竜やゴリラの姿をした神々が突然地球上に甦り、新たな地球の支配権を巡って激突する」という荒唐無稽なものである。))と言う概観があげられる。
開発は『ピットファイター』の開発スタッフが中心となって作られた。
**システム
-基本的には一般的な格闘ゲームのルールに準じているが、以下本作独自のシステムを記載。
--背景で人間がうろちょろしているが、特殊コマンドで捕食可能。捕食すると体力を回復できる。
--フェイタリティコマンドが各キャラごとに2~3種類搭載されており、相手の体力0にしたあと、専用技でグロテスクな止めを刺す事ができる((但し、その内容の中には「相手を牛に変える」や「倒した相手に小便をぶっ掛ける」という例外もあったりする。))。
--必殺技コマンド入力は「ボタンを押したままキーを入力し、最後のボタンを離す」と言う[[ストリートファイター]]方式を採用。非常に独特の癖があり、慣れないうちはなかなか思うように技を出せない。
--チープな戦い方をしていると突然ゲームが止まりチーズが表示され、警告される。
--体力が同じ状態で時間切れになるとサドンデスモードに突入。火山弾等が空から降ってきて、互いの体力が自動減少する状態で決着をつける。
--本作にラスボスは存在せず、最終ステージは今まで倒してきた全キャラクターとの連戦になる。
--体力ゲージのほかにスタンゲージがあり、これがなくなると一定時間気絶する。本作のスタンゲージは技をガードしても減るため、基本的に攻め主体が有利である。
**その他
-キャラクターグラフィックは着色済みの金属模型をストップモーションアニメーションで撮影する方法を採用しており、独特の質感を出している((キャラ1体に付き400パターン以上のモーションを撮影している。))。
--そのためか滅茶苦茶力が入っており、やたら滑らかに動く上に少しキモい。
-背景グラフィックは非常に美しく、独特の世界観を表現している。
**難点
-既に一ジャンルとして確立し、基本システムが定着しはじめていた格闘ゲームにもかかわらず、ストリートファイター方式と言う前時代的なコマンド入力。
--アメリカではそれほど非難されるような方式ではなかった。
-位置判定がおかしいらしく、空中でダウン→起き上がりと言う妙な現象が多々見られる。
-かなりのコンボゲー。慣れたプレイヤー同士だとほぼ2コンボでケリがついてしまうぐらい。
-日本における家庭用移植はセガサターン版(発売元:ゲームバンク)、プレイステーション版(発売元:タイムワーナー・インタラクティブ)があるが、発売日はプレイステーション版が1996年12月13日、セガサターン版が''1998年3月26日''。プレステ版でも少し遅い感じがあるが、サターン版は遅すぎる。
--しかも説明書には一部のフェイタリティコマンドが書かれていない、ナレーションに字幕が入っていない等の手抜きが目立つ。
**総評
アメリカではスマッシュヒットを飛ばした格闘ゲームである。その絵面は独特で、操作性も主流からは外れている上、基本となる難易度も高くはあるが、キャラクターバランスもそれなりに取れており、十分遊べる代物である。アメリカではSNES、GBA、GENESIS等の家庭用機((更には3DOやATARI最後のゲーム機である「JAGUAR CD」でも発売されている))はもちろんのことAmigaやMS-DOSと言ったPCにまで移植され、プレイ方法も多岐にわたる。((又、オムニバス移植としては『Midway Arcade Treasures 2』(PS2/Xbox/GC)や『Midway Arcade Treasures Deluxe Edition』(Windows)に本作が収録されている。))~
だが日本国内では本稼動から充分時もたった後に、翻訳もされていないものが移植と言うのはとんでもない話である。特にサターン版。1998年に1994年製格闘ゲームをプレイしたい人がどれほどいたかは謎である。美しいグラフィック、なかなかのゲームバランス、独特なシステムを搭載した本作だが、国内知名度はあまりにも低い。~
当然のように次回作も開発はされていたのだが、アタリの経営が斜陽を迎えてしまったことから、ロケテストのみで開発中止となってしまった。幻の次回作にはラスボス「ネクロサン」が存在し、骨でできた恐竜の悪魔の姿でヌルヌル動いたというのだから、一度見てみたかったものではある。~
**余談
-1997年に開発中止になった2作目を原案にした小説、「Primal Rage:The Avatars」が北米地域のみで刊行されている。