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ギャラクティックストーム - (2021/08/15 (日) 11:30:30) の最新版との変更点

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*ギャラクティックストーム 【ぎゃらくてぃっくすとーむ】 |ジャンル|3Dシューティング|~| |対応機種|アーケード(大型筐体)|~| |発売・開発元|タイトー|~| |稼動開始日|1992年(ただしタイトル画面では1991と表記)|~| |判定|BGCOLOR(khaki):''ゲームバランスが不安定''|~| |ポイント|シューティングとしてはムズすぎ&br()裏設定は鬱ゲー&br()裏技を使うと比較的快適に遊ぶことができるが……&br()BGMやグラフィックの質は高く雰囲気ゲーとも言える&br()↑の結果「OGR楽曲のPV」呼ばわり|~| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 タイトーの大型筐体ものの擬似3Dシューティングゲーム。 -ストーリー(後述のCD「nouvelle vague」より)を要約すると、人類の宇宙進出の為に光速を超える技術が研究されていた折、突如謎の敵軍が地球を猛攻撃、すぐに立ち向かえるのはその研究での失敗作とされる機体であった…といったところ。 #region(もうちょっと詳しく。※ネタバレ有り) この研究では8年前、技術完成間近で試作機体1号機が実験中に暴走、ブラックホールに吸い込まれて行方不明になるという事故が起きた。~ しかし、さらに遡ること数十年前に最初の物体光速化実験が「チーズ一切れの為にアフリカ大陸の半分が消し飛ぶ」という結果に終わった事を考えると、下手に救助に行って事故が明るみに出ようものなら…。~ 結局、1号機パイロットからの救難信号に応える者は無く、彼は別の任務中に事故死という事にされてしまった。~ その試作2号機…の失敗作が自機。パイロットとナビゲーターの二人乗り。~ 敵と戦ううち、二人は時折誰かの記憶や何かの記録を見ているような場面に遭遇する。~ それはラスボス…閉じ込められたブラックホール内で8年、ただし地球時間に換算すると20億年相当の間生き続け、自力で脱出出来る程に生命体として進化し原形を留めなくなった「1号機パイロットだったもの」の記憶だった。~ なお、1号機パイロットと2号機ナビゲーターは義兄妹。CD付属のライナーノーツにはラスボスを倒すまでが小説形式で語られており、敵本拠地にナビゲーターの幼少時代そっくりな女の子が現れた事で敵惑星およびラスボスの正体が判明した、という設定。 #endregion ---- **問題点 ※本作には使用筐体により1面からスタートするものと2面スタートのものとがあるが、どちらも問題点は同様。 -自機後方視点の3Dシューティングだが、言うなれば劣化『[[ナイトストライカー]]』、あるいは劣化『ギャラクシーフォース』といったところか。初心者が遊べる難易度ではない。 --自機後方視点の宿命とも言えるが、自機の陰に隠れた敵や弾や障害物が認識しにくく、当たってからでないとそこに弾・敵・障害物が有った事あるいはどこまで近づけばぶつかるかに気づかない。自機のグラフィックも当たり判定も大きい本作では致命的。 ---ステージによって敵や障害物が何も無いところから突然現れる(これは元々2Dのグラフィックを並べて拡大縮小して3Dにしているので仕方無いが)ので余計わかりにくい。 --''敵はあらゆる方向から大量に現れて一斉に攻撃して来るが、自機は範囲も威力も貧弱なショットを進行方向真正面にしか撃てないので必ず撃ちもらすし、敵弾幕は一つ避ければ別の攻撃を食らうという密度''。 ---無敵+全体攻撃効果のあるボムも有るが、敵の猛攻の前にはいくつあっても足りない。数も威力も無敵時間も。 ---本作の敵の攻撃は基本的に''「自機の位置を先読みして撃たれる」''ため、''従来の3Dシューティングの感覚で大きく避けようとするとあっさり被弾してしまう。''~ 本作では''「自機を必要以上に大きく動かさず、更にその場で小刻みにぐるぐる回して、敵弾を寄せ付けないようにする」という従来の3Dシューティングとは真逆の立ち回りが有効''であり、これを知ってるか否かで攻略難易度が激変する。~ それでも全一を争うプレイヤーにすら「撃たれたら回避不能」「狭すぎて回避不能」「場所取り間違えたら被弾確定」等、無理ゲーか?と思うレベルの解説がされている。 ---さらに本作にも、ナイトストライカーと同条件((1発も弾を打たず、かつ1ダメージも食らわずにステージクリア))の''パシフィストボーナスがある。''ナイスト以上に激烈な達成のため、もはや苦行でしかない。一応3面まではパシフィストが取れる事が確認されている。 --インターフェイスが、ナイトストライカーの様な「アナログレバーの可動範囲がキャラクターの移動範囲」ではなく、可動域の少ないハンドルを倒した方向に流れる仕様の為、コントローラとの一体感が乏しい。例えるならパソコンのマウス速度を最低にして操作する様なイライラ感。 ---- **評価点 -音楽のクオリティが&bold(){非常に}高い。 --プロ御用達、アメリカのエンソニック社(現在はE-MU社の一部門)製のPCMチップを積み込み、当時としては別次元の音質を実現した。本作からタイトーのゲームサウンドはチップチューンからハードウェア的にも完全に離れた。((その後、汎用基板であるF3システムにもエンソニック製のPCM音源が採用されている。)) --OGRこと小倉久佳氏が全曲を担当しており、小倉氏の優れたセンスが発揮されている。ZUNTATAらしく、バックストーリーに密着した音作りになっている。 -しっかり描き込まれたグラフィックも美麗。 --ドットはそれほど細やかではないが、逆にそれを活かしたギラギラした金属的な映像表現。 --演出も「ナイトストライカー」に匹敵する出来と言っていい。 #region(YouTube版序盤プレイ動画・1面スタート版) &youtube(http://www.youtube.com/watch?v=xdtBmfhRMJ8) #endregion ---- **総評 音楽と演出面は流石のタイトーではあるが、ただでさえ敵や障害物の配置自体が意地悪な上、自機の移動の操作性もいまいち。~ ゲームバランスにおける問題点から、ワンコインクリアは血が滲むようなやり込みで可能性が見えてくるという猛烈な代物である。~ 現在全国一位スコアを保持しているプレイヤーによると、後述の隠しコマンド未使用でのワンコインクリア達成者は~ 筐体自体の出回りの悪さの事もあり、''片手で数えられる程しかいない''ことからもその熾烈さを物語っている。 ---- **余談 -裏技として、ゲーム開始前に特定のコマンドを入力すると、「連射力アップ」、「自機のグラフィックと当たり判定縮小」、「耐久力約2倍」の効果を受けることができる(しかも併用可能)。このコマンドが広く知られていれば評価はもっと上がったかもしれない。 --これらは恐らくデバッグコマンドと思われるもので、このコマンドを使用して難易度の調整を行ったのならば、デフォルト状態での高難易度も十分うなづける。~ しかし、そのコマンドが「クレジットを入れた後に特定のボタンを33~77回押してからスタート」((具体的には「右のウェポンボタンを33回押す→高速連射」、「左のウェポンボタンを44回押す→自機グラフィックと当たり判定の縮小化」、「左トリガーを77回押す→耐久力2倍」となっている。))というすごぶるめんどくさいもの。したがって、すべてを重複させるには合計で154回押してからスタートしなければならず、ボタンを押す回数を間違えるとコマンドは成立しないのでなおさら面倒である。 --更に外付けのシンクロ連射装置を組み込むと画像が乱れるという悲しいコンボ付き。 -サントラは、オリジナルはサイトロンの「nouvelle vague(ヌーヴェルヴァーグ)-G.S.M.TAITO 7-」、アレンジ集はズンタタレコードの「ギャラクティックストーム~瞳の記憶~」が出ていたが、いずれもかなり昔のCDであり既に絶版となっている。 --ちなみに前者には前述のストーリーや設定、また『ウォリアーブレード』のオリジナルサントラ及びアレンジ2曲も収録されていて、そちらも名曲揃い。 -現在は、「タイトーレトロゲームミュージックコレクション1 シューティングクラスタ」に再録されており、こちらは現在でも入手しやすい。 //(2016年現在) --こちらは、ギャラクティックストームの他『ハレーズコメット』『グリッドシーカー』『ダライアス外伝』『逆鱗弾』の楽曲も収録されている。 ---また「タイトーレトロゲームミュージックコレクション1 シューティングクラスタ」「ギャラクティックストーム~瞳の記憶~」は現在iTune/moraで配信されているので、音質やCDに拘らないのであればこちらでも良いだろう。 -本作はZUNTATAのBGMとストーリーありきで作成して、それからゲームを後付けしたという噂がある。 --同様に、ロケテストで成績が振るわず、お蔵入りになったものを営業が無理矢理売りだしたという噂もある。 --また、自機にはかつて失敗作扱いされた機体という設定がある。何というか…妙に納得がいかないだろうか? -本作の筐体は同時期に発売された「アクアジャック」に類似した当時としては簡素な代物であったが、タイトーのバブリー筐体「D-3BOS」に組み込むプランがあった。D-3の普及率の悪さもあってか実現はしていないが、簡易版とも言える「IDEA」版があり、完全密室になる環境は音響面の良さもありオリジナル筐体よりも様になっていた。ただし、2面からのスタートの残念仕様。 -日本には大阪の遊園地「みさき公園」に置かれていた物しか稼働筐体が無かった。しかし2020年3月に同施設の閉鎖が決まり、ついに廃棄…と思われていたが、レアゲーの保存((例を上げると日本唯一の稼働筐体と言われるアフターバーナーIIダブルクレイドルやダライアスUSAver等。))に努めている大阪のゲームセンター「ザリガニ」が本作以外にもエレメカ含む同施設の全筐体、約60台を購入したと発表。2020年11月にオープンした超ザリガニにて稼働を開始している。 --他に秋葉原Heyが基盤のみを所有しており、通常筐体にアナログスティックを取り付ける変則的な形でしばしば不定期に稼働させている。 -ストーリーを元にした演出の一つに「一瞬女の子の姿が見える」というものが有ると長らく噂になっていたが、デマもしくは見間違いの可能性が高い事が最近になって判明。そもそもそのようなスプライトはゲーム内のデータに収録されていない。 //-ゲーム中の背景に一瞬何故か女の子の姿が見える等、このストーリーを基にした演出も。見てる暇なんて無いが… //--この情報、プレイ中はもちろんデーター的にも裏付けがない。最初に書いた人は詳細お願いします。 //調べました。最近になって増えたプレイ動画の一つ(https://www.nicovideo.jp/watch/sm37067452)に「ライナーノーツの小説と混同したらしい」とありました -スペシャルウェポンの発射音が[[ドラゴンボールZ>ドラゴンボールシリーズ]]で使用されているエネルギー波の効果音(いわゆる「ポーヒー」)と同一のものが使用されている。
*ギャラクティックストーム 【ぎゃらくてぃっくすとーむ】 |ジャンル|3Dシューティング|~| |対応機種|アーケード(大型筐体)|~| |発売・開発元|タイトー|~| |稼動開始日|1992年3月(ただしタイトル画面では1991と表記)|~| |判定|BGCOLOR(khaki):''ゲームバランスが不安定''|~| |ポイント|シューティングとしてはムズすぎ&br()裏設定は鬱ゲー&br()裏技を使うと比較的快適に遊ぶことができるが……&br()BGMやグラフィックの質は高く雰囲気ゲーとも言える&br()これらの結果「OGR楽曲のPV」「一応ゲームも出来る映像作品」呼ばわり|~| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 タイトーの大型筐体ものの擬似3Dシューティングゲーム。 -ルールは自機「ERROR-02S」を操作して自動でステージを進行し、ボスを撃破できればステージクリアというオーソドックスなもの。 --自機の攻撃手段はトリガーで発射するセミオート連射の通常弾とレバー上部のボタンを押すと発射され、一定時間無敵化+画面全体攻撃を行う弾数制限有の特殊攻撃「D-WEAPON」の2つ。 --残機なしのシールド制。ステージをクリアするとシールドが一定量回復され、「D-WEAPON」も補充される。 -全5ステージの1周エンド構成。1ステージは4つのエリアで構成されている。 -ストーリー(後述のCD「nouvelle vague」より)を要約すると、人類の宇宙進出の為に光速を超える技術が研究されていた折、突如謎の敵軍が地球を猛攻撃、すぐに立ち向かえるのはその研究での失敗作とされる機体であった…といったところ。 #region(もうちょっと詳しく。※ネタバレ有り) この研究では8年前、技術完成間近で試作機体1号機が実験中に暴走、ブラックホールに吸い込まれて行方不明になるという事故が起きた。~ しかし、さらに遡ること数十年前に最初の物体光速化実験が「チーズ一切れの為にアフリカ大陸の半分が消し飛ぶ」という結果に終わった事を考えると、下手に救助に行って事故が明るみに出ようものなら…。~ 結局、1号機パイロットからの救難信号に応える者は無く、彼は別の任務中に事故死という事にされてしまった。~ その試作2号機…の失敗作が自機。パイロットとナビゲーターの二人乗り。~ 敵と戦ううち、二人は時折誰かの記憶や何かの記録を見ているような場面に遭遇する。~ それはラスボス…閉じ込められたブラックホール内で8年、ただし地球時間に換算すると20億年相当の間生き続け、自力で脱出出来る程に生命体として進化し原形を留めなくなった「1号機パイロットだったもの」の記憶だった。~ なお、1号機パイロットと2号機ナビゲーターは義兄妹。CD付属のライナーノーツにはラスボスを倒すまでが小説形式で語られており、敵本拠地にナビゲーターの幼少時代そっくりな女の子が現れた事で敵惑星およびラスボスの正体が判明した、という設定。 #endregion ---- **問題点 ※本作には使用筐体により1面からスタートするものと2面スタートのものとがあるが、どちらも問題点は同様。 -自機後方視点の3Dシューティングだが、言うなれば劣化『[[ナイトストライカー]]』、あるいは劣化『ギャラクシーフォース』といったところか。初心者が遊べる難易度ではない。 --自機後方視点の宿命とも言えるが、自機の陰に隠れた敵や弾や障害物が認識しにくく、当たってからでないとそこに弾・敵・障害物が有った事あるいはどこまで近づけばぶつかるかに気づかない。自機のグラフィックも当たり判定も大きい本作では致命的。 ---ステージによって敵や障害物が何も無いところから突然現れる(これは元々2Dのグラフィックを並べて拡大縮小して3Dにしているので仕方無いが)ので余計わかりにくい。 --''敵はあらゆる方向から大量に現れて一斉に攻撃して来るが、自機は範囲も威力も貧弱なショットを進行方向真正面にしか撃てないので必ず撃ちもらすし、敵弾幕は一つ避ければ別の攻撃を食らうという密度''。 ---無敵+全体攻撃効果がある「D-WEAPON」も、これらの敵の猛攻の前にはいくつあっても足りない。数も威力も無敵時間も。 ---本作の敵の攻撃は基本的に''「自機の位置を先読みして撃たれる」''ため、''従来の3Dシューティングの感覚で大きく避けようとするとあっさり被弾してしまう。''~ 本作では''「自機を必要以上に大きく動かさず、更にその場で小刻みにぐるぐる回して、敵弾を寄せ付けないようにする」という従来の3Dシューティングとは真逆の立ち回りが有効''であり、これを知ってるか否かで攻略難易度が激変する。~ それでも全一を争うプレイヤーにすら「撃たれたら回避不能」「狭すぎて回避不能」「場所取り間違えたら被弾確定」等、ゲームバランスの調整を放棄していたのかと思うレベルの解説がされている。 ---さらに本作にも、ナイトストライカーと同条件((1発も弾を打たず、かつ1ダメージも食らわずにステージクリア))の''パシフィストボーナスがある。''ナイスト以上に達成するのが比較的厳しく、もはや苦行でしかない。一応3面まではパシフィストが取れる事が確認されている。 --インターフェイスが、ナイトストライカーの様な「アナログレバーの可動範囲がキャラクターの移動範囲」ではなく、可動域の少ないハンドルを倒した方向に流れる仕様の為、コントローラとの一体感が乏しい。例えるならパソコンのマウス速度を最低にして操作する様なイライラ感。 ---- **評価点 -音楽のクオリティが&bold(){非常に}高い。 --当時、同時期にサービスを開始した通信カラオケであるタイトーX2000と同じ音源チップ、アメリカのENSONIQ社(現在はE-MU社の一部門)によるOTTOを積み、当時としては別次元の音質を実現した。本作からタイトーのゲームサウンドはチップチューンからハードウェア的にも完全に離れた((その後、汎用基板であるF3システムにもENSONIQの音源が採用されている。))。 --OGRこと小倉久佳氏が全曲を担当しており、小倉氏の優れたセンスが発揮されている。ZUNTATAらしく、バックストーリーに密着した音作りになっている。 -しっかり描き込まれたグラフィックも美麗。 --ドットはそれほど細やかではないが、逆にそれを活かしたギラギラした金属的な映像表現。また、3DSTGだけあって回転・縮小機能をフルに活用している。 --演出も「ナイトストライカー」に匹敵する出来と言っていい位クオリティが高く、非常にカッコいい。 #region(YouTube版序盤プレイ動画・1面スタート版) &youtube(http://www.youtube.com/watch?v=xdtBmfhRMJ8) #endregion ---- **総評 音楽と演出面は流石のタイトーではあるが、ただでさえ敵や障害物の配置自体が意地悪な上、自機の移動の操作性もいまいちであるため、残念ながらクソゲー扱いされる事も少なくない。~ ゲームバランスにおける問題点から、ワンコインクリアは血が滲むようなやり込みで可能性が見えてくるという猛烈な代物である。~ 現在全国一位スコアを保持しているプレイヤーによると、後述の隠しコマンド未使用でのワンコインクリア達成者は~ 筐体自体の出回りの悪さの事もあり、''片手で数えられる程しかいない''ことからもその熾烈さを物語っている。 ~ ゲームバランスが良好であれば「ナイトストライカー」と並ぶ良作になれる可能性もあっただけに非常に勿体無い作品とも言えるだろう。 ---- **余談 -裏技として、ゲーム開始前に特定のコマンドを入力すると、「連射力アップ」、「自機のグラフィックと当たり判定縮小」、「耐久力約2倍」の効果を受けることができる(しかも併用可能)。このコマンドが広く知られていれば評価はもっと上がったかもしれない。 --これらは恐らくデバッグコマンドと思われるもので、このコマンドを使用して難易度の調整を行ったのならば、デフォルト状態での高難易度も十分うなづける。~ しかし、そのコマンドが「クレジットを入れた後に特定のボタンを33~77回押してからスタート」((具体的には「右のウェポンボタンを33回押す→高速連射」、「左のウェポンボタンを44回押す→自機グラフィックと当たり判定の縮小化」、「左トリガーを77回押す→耐久力2倍」となっている。))というすごぶるめんどくさいもの。したがって、すべてを重複させるには合計で154回押してからスタートしなければならず、ボタンを押す回数を間違えるとコマンドは成立しないのでなおさら面倒である。 --更に外付けのシンクロ連射装置を組み込むと画像が乱れるという悲しいコンボ付き。 -サントラは、オリジナルはサイトロンの「nouvelle vague(ヌーヴェルヴァーグ)-G.S.M.TAITO 7-」、アレンジ集はズンタタレコードの「ギャラクティックストーム~瞳の記憶~」が出ていたが、いずれもかなり昔のCDであり既に絶版となっている。 --ちなみに前者には前述のストーリーや設定、また『ウォリアーブレード』のオリジナルサントラ及びアレンジ2曲も収録されていて、そちらも名曲揃い。 -現在は、「タイトーレトロゲームミュージックコレクション1 シューティングクラスタ」に再録されており、こちらは現在でも入手しやすい。 //(2016年現在) --こちらは、ギャラクティックストームの他『ハレーズコメット』『グリッドシーカー』『ダライアス外伝』『逆鱗弾』の楽曲も収録されている。 ---また「タイトーレトロゲームミュージックコレクション1 シューティングクラスタ」「ギャラクティックストーム~瞳の記憶~」は現在iTune/moraで配信されているので、音質やCDに拘らないのであればこちらでも良いだろう。 -本作はZUNTATAのBGMとストーリーありきで作成して、それからゲームを後付けしたという噂がある。 --同様に、ロケテストで成績が振るわず、お蔵入りになったものを営業が無理矢理売りだしたという噂もある。 --また、自機にはかつて失敗作扱いされた機体という設定がある。何というか…妙に納得がいかないだろうか? -本作の筐体は同時期に発売された「アクアジャック」に類似した当時としては簡素な代物であったが、タイトーのバブリー筐体「D-3BOS」に組み込むプランがあった。D-3の普及率の悪さもあってか実現はしていないが、簡易版とも言える「IDEA」版があり、完全密室になる環境は音響面の良さもありオリジナル筐体よりも様になっていた。ただし、2面からのスタートの残念仕様。 -日本には大阪の遊園地「みさき公園」に置かれていた物しか稼働筐体が無かった。しかし2020年3月に同施設の閉鎖が決まり、ついに廃棄…と思われていたが、レアゲーの保存((例を上げると日本唯一の稼働筐体と言われるアフターバーナーIIダブルクレイドルやダライアスUSAver等。))に努めている大阪のゲームセンター「ザリガニ」が本作以外にもエレメカ含む同施設の全筐体、約60台を購入したと発表。2020年11月にオープンした超ザリガニにて稼働を開始したものの、2022年5月近辺で基板かCRTの故障のために不動となっている模様((RTA in JAPAN 2021Summerで本作が取り上げられた際、走者が「撤去された」と冒頭で解説していたが、他の人がザリガニに直接問い合わせた所、まだ稼働中という回答を得ている。))。 --ザリガニ以外では秋葉原Heyが基板のみだが所有しており、汎用筐体にて不定期に稼働させている。~ 一時期川崎ベネクスでも稼働していたが、こちらは個人所有の基板を「同施設の録画機能を使わせてもらう代わりに期間限定で稼働させていた」物であり、再稼働は予定なしとなっている((前述の「ノーコマンドクリア」が、この稼働で所有者が録画した物とされている。))。 -ストーリーを元にした演出の一つに「一瞬女の子の姿が見える」というものが有ると長らく噂になっていたが、デマもしくは見間違いの可能性が高い事が最近になって判明。そもそもそのようなスプライトはゲーム内のデータに収録されていない。 //-ゲーム中の背景に一瞬何故か女の子の姿が見える等、このストーリーを基にした演出も。見てる暇なんて無いが… //--この情報、プレイ中はもちろんデーター的にも裏付けがない。最初に書いた人は詳細お願いします。 //調べました。最近になって増えたプレイ動画の一つ(https://www.nicovideo.jp/watch/sm37067452)に「ライナーノーツの小説と混同したらしい」とありました -スペシャルウェポンの発射音が[[ドラゴンボールZ>ドラゴンボールシリーズ]]で使用されているエネルギー波の効果音(いわゆる「ポーヒー」)と同一のものが使用されている。

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