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#contents() ---- *ペルソナ2 罰 【ぺるそなつー ばつ】 |ジャンル|RPG|&amazon(B000069TKW)| |対応機種|プレイステーション|~| |発売元|アトラス|~| |開発元|アトラス第一開発部|~| |発売日|2000年6月29日|~| |定価|通常版:6,800円(税別)&br()DXパック:9,800円(税別)|~| |廉価版|アトラスベストコレクション:2001年11月22日/2,940円|~| |判定|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~| |>|>|CENTER:''[[女神転生シリーズリンク>女神転生シリーズ]]''| **ストーリー 主人公「天野舞耶」は、ティーン向け情報誌の編集部に勤める編集者である。~ 幼い頃から憧れた職業に就き、上司と反目したりしながらも、それなりに充実した日々を送っていた彼女の日常は、~ 一人の少年との出会いにより崩れだす。~ 少年の名は周防達哉。~ 舞耶は、名前すら知らないはずのその少年に、なぜか以前から知っていたかのようなデジャ・ヴュを憶え、胸を騒がせる。 そんなある日、彼女は、近頃街を震撼させる連続猟奇殺人にまつわる「JOKER呪い(まじない)」の噂を取材するよう命じられ、七姉妹学園(ななしまいがくえん)を訪れる。~ そこで待ち受けていたのは、JOKERを名乗る噂の殺人鬼の襲撃と彼女を救った「デジャ・ヴュの少年」との再開、そして、ペルソナと呼ばれる別人格の発動だった。~ 「<向こう側>を思い出せ」~ …謎の言葉を残し消え去るJOKERと「全てを忘れろ」と言い残して立ち去ったデジャ・ヴュの少年の影を追い、運命の車輪は再び音をたてて回り始める。~ 全てを知っている…… いや、何も知らない……? 錯綜する記憶の糸を辿る先に待つものは、~ &big(){''大いなる罰か?それとも……''}~ (説明書より) **概要 -アトラスの人気RPGシリーズ第3弾。『[[女神異聞録ペルソナ]]』『[[ペルソナ2 罪]]』と続いたシリーズの完結編である。 -前作『罪』のパラレルワールドを描いたストーリーとなっており、主人公は『罪』のヒロインだった「天野舞耶」。パーティメンバーも『罪』に登場していたキャラである。本作だけでも完結するストーリーだが、実際には『罪』と重要なつながりがあり、実質連作と言える。 --ちなみに主人公の名前は「天野舞耶」で固定であり変更できない。 -ペルソナ2最大の特徴「噂」をはじめ、システムは『罪』のものを踏襲している。 -『罪』のセーブデータから、いくつかの要素を引き継いでゲームを始めることが可能。 -プロデューサー・岡田耕始氏とキャラクターデザイン・金子一馬氏のインタビューや、プロモーションムービーを収録したファンディスクが付属。 --残念ながらべスト版には付属していない。後述のリメイク版でも、収録は見送られてしまった。 **特徴 -ジュブナイル色が強かった前作に対し、今作は主要キャラの大半が社会人で、アダルトな雰囲気になっている。パーティメンバーの平均年齢もシリーズの中で最も高い。 --『罪』ではサブキャラとして出ていながらも深く関わり合う事は無かったキャラが『罰』では仲間となる。これにより『罪』では知る事の無かったこれまでの人生や悩みなど意外な一面が見られる。 --BGMもメインテーマをはじめアダルトな空気にあわせたものになっている。 -システムも根本は『罪』を基準とし、メニューの改善、フィールド会話の豊富さで演出を変更している。 **評価点 -前作からの改良点 --前作で問題視された、技性能のバランスが大きく改善。~ 猛威を振るった即死技が下方修正される一方で、弱くて役に立たなかった合体魔法が主戦力レベルに強化されている。 --ボタン一つで合体魔法の設定が可能に。~ 前作では組み合わせの確認しかできなかった合体魔法リストに、自動的に組み合わせを設定する機能が追加。「現在降魔中のペルソナでどんな合体魔法が使えるのか」という確認も容易にできる。 ---このシステムは、PSP版『PERSONA2 罪』にも更に快適な形で導入された。 --戦闘時のエフェクト省略設定が追加。~ ペルソナ発動などの演出を省略して戦闘できるモードで、作業部分の消化が楽になった。((ただし、行動を変更するたびに長い暗転が入るため、コントローラーを放置してもいいような状況でなければあまり効果は無い。)) ---省略設定にしていてもボス戦では強制的に演出がONの状態に切り替わりOFFには出来ない。その場合はボス戦が終わり次第再び自動でOFFになる。 --ショップに新施設が追加された。~ 魔法継承に必要なカードを販売する店、エンカウントやコンタクトの結果を操作する店などバラエティ豊かに。当然ながら、実際の攻略にも大きく貢献してくれる。 -音楽 --前作と同じくゲーム中の曲は土屋憲一、田崎寿子、黒川真毅の三人によって作曲された。 --アダルトチックな音楽は、地味ながら優れた演出効果で物語を彩る。 --バトルBGMは「ボス戦闘」「EX最終戦闘」など静かながら戦闘を盛り上げる良曲が揃っている。 -ストーリー --『異聞録』から出ていた名物キャラがあっけなく死亡したり((『罪』でも選択肢によってはあっけなく死亡する。))と、全体的には暗めである。 ---ただし前作で死亡してしまった、または悲惨な扱いを受けたキャラの大半は、何らかの形で救済される。ストーリー展開も『罪』での鬱要素がある程度昇華されるようになっている。 --前作に引き続き『女神異聞録ペルソナ』の主要キャラクターが登場。 ---本作で仲間になるのは「南条圭」「桐島英理子(エリー)」の2名。実際のゲームではどちらか1名を選択することになり、どちらを仲間にするかで経由するダンジョンやイベントの内容が変化する。 ---仲間にならないキャラも顔出しのみに終わらず、イベントで舞耶たちをサポートしてくれる。 --パーティメンバーとなる仲間はいずれもどこか不器用な大人達であり、罪を犯してしまい悩み苦しむ前作の主人公である達哉に対し、時に体当たりと勢いでぶつかり、時にその生き様と背中で引っ張り、時に上手く騙くらかして助けてくれる。そんな彼等と共に挑むラストバトルにて、数多の人々を蹂躙し続けたラスボスが語る運命論への『答え』として結実し、物語は真の終わりを迎える。達哉とラスボスに向けたその『答え』は、世の中の酸いも甘いも味わってきた大人達だからこそ出せた物だと好評。 -クリア後のオマケ要素 -RESTARTモード --セーブデータから一部要素を引き継いでゲームを開始する、いわゆる2周目モード。~ 通常のニューゲームと大きな変化は無く、ハードなやりこみユーザーの為に用意されたモードと言える。 --南条・エリー両ルートのクリアフラグを取得すると「EXダンジョン」が解禁される。 -EXダンジョン --様々なトラップや謎解きが仕掛けられたスペシャルダンジョンをプレイできるモード。セーブデータからキャラ・ペルソナの能力や所持品など、すべてを受け継いでゲームを開始する。 --最大の特徴は"パーティメンバーを任意に組み替えられる"ということ。南条・エリー・達哉の3人を同じパーティに入れる事も、あえて舞耶一人で戦う事も自由にできる。 --EXダンジョン専用の敵悪魔やペルソナも存在する。 --EXダンジョンのラストでは、意外なボスが待ち受ける。このボスに究極の合体魔法「ハルマゲドン」((「ボスを含めた」あらゆる敵を必ず即死させる。使用条件も破格で、必要レベル94かつRESTARTモード限定となっている。ついでに、カジノでの大勝が必要。))を使うと…。 --クリアすると、様々なキャラのメッセージが聞ける「留守番電話」が解禁。留守番電話という日常要素に、明らかに不釣り合いなキャラのセリフが入る様はなかなかシュールで面白い。 **問題点 -『罪』をプレイしたことで発生する"弊害" -システム面 --合体魔法の組み合わせが変更され、『罪』をやり込んでいたプレイヤーほど戸惑うことに。 --前作で登録された合体魔法のレシピはデータコンバートによって引き継がれるが、慣れないうちは戦闘のたびリストを右往左往する羽目になり、余計な手間を食ってしまう。もっとも、主力となる合体魔法は概ね前作よりもわかりやすく整理されており、覚え直す負担は軽くて済む。 ---一部の合体魔法は、改悪としか言えないレベルの変更をされてしまっている。~ その最たるものが「精霊召喚」を含む2人連携4種。組み合わせには噂魔法((特殊な噂を流すことで使用可能になる魔法。演出としてはともかく実用性はゼロ。))が使われ、実用性が大暴落した。((噂魔法は1種類に付き1体しか使えるペルソナがおらず、噂を入手するにもストーリーを進めなけれはならない。魔法の属性だけを合わせればよかった『罪』と比べれば、利便性の差は一目瞭然だろう。)) -演出面 --メガテンシリーズの慣習として、主人公には選択肢以外の台詞テキストが用意されない。((実際のところは『魔神転生シリーズ』や『デビルチルドレンシリーズ』等、当てはまらない作品も意外とある。))それは本作においても同様である。 --ただし本作の主人公である舞耶は、元々は物語のヒロインとして生み出され、「明朗快活で前向き」という個性を与えられたキャラ。そこにむりやり従来の演出方法を当てはめたことで、大きな違和感が生じてしまっている。~ ボイスや選択肢はキャラの性格をよく表現しているが、それらが違和感を助長しているのもまた事実である。 --前作で主人公だった達哉にも同じ事が言え、「普通に喋っているだけなのに違和感がある」という異常事態に。 -前作ユーザーを切り捨てるような高難易度 --『罪』が従来のメガテンファンから「ヌルすぎる」と評価された事を受け、本作では全体的な難易度の引き上げが行われた。~ ただし、主眼に置かれたのは"突き放すような難しさへの回帰"だったようで、お世辞にもバランスが良いとは言えない。 -バトル面 --敵の攻撃力が大きく引き上げられ、弱点を突かれれば即死してしまう事も。そのうえ、強力な魔法や装備品が入手しづらくなっており、対抗しうる戦力を整えるのが難しい。 --コンタクトが『異聞録』とは違った意味で不安定になっている。~ 本作ではコンタクトコマンドが廃止され、掛け合いコンタクト一本に統一された。((単独でのコンタクトも「参加人数1人の掛け合い」という扱いになる。))参加メンバーだけでなく''メンバーを選ぶ順序によっても内容が変化する''ため、組み合わせの把握が少々面倒。~ またその仕様上、パーティの人数が少ないとできることが加速度的に減ってしまう。タイミングによっては、興味を上げる(=カード入手・戦闘離脱)こともままならない場合すらある。 -シナリオ面 --前作と比べ、やたらと手間のかかるダンジョンや、5人フルメンバーで戦えない状況が目立つ。~ ゲーム進行に対する難易度推移も極端で、ゲーム序盤~中盤では難所が連続する一方、ゲーム終盤は消化試合のようになってしまっている。 ---特にゲーム序盤の過酷さは異常で、戦力強化に適したダンジョンが少なくボスも強いと悪条件のオンパレード。最初のダンジョン「七姉妹学園」からして''何の準備もできずに閉じ込められ、たった3人のパーティで強力な固定敵を倒す''というとんでもない初見殺しである。 -改善されなかった処理落ち --前作で問題視された戦闘シーンの処理落ちが、全く解決されていない。~ 前作のような描画遅延こそ無くなったものの、ペルソナや魔法のアニメーションでコマ落ちが''ほぼ100%''発生するようになってしまった。 --また、本作は戦闘シーンそのものの処理が前作よりも重く、コマンド入力のレスポンスが悪くなっている。 -相変わらず入手困難なFOOL --その理不尽な入手条件から、『罪』では雲の上の存在だったFOOLのカード。~ 本作ではあろうことか更なる引き締めが行われ、「4回目以降の質問で興味をMAXにし、''かつその過程で喜び・恐怖が上昇していない''」という無茶苦茶な条件が課されることに。無論、FOOL専用質問の発生確率も低いままである。~ さらに、有志の検証サイトによれば''FOOL専用質問の内容が前作と異なっている''とのこと。そんなにFOOLのペルソナを使われたくないのだろうか…。 --止めに、多数のフラグを経て終盤のイベントで解禁される特殊なペルソナがよりにもよってFOOL。その必要枚数、実に4枚。~ しかもそのペルソナは「あるボスを一撃で倒す合体魔法のため''だけ''に存在する」ペルソナであり、能力に関してはゴミクズ同然。帰還アイテムはお約束通り有用なレアモノだが((パラメータ「STR」を大幅に高めるアクセサリ。ある高レベルペルソナ召喚のキーとなる。))入手難度に見合わないのもまたお約束である。((同アイテムは『罪』からのコンバートでも入手でき、その場合は大いに役立ってくれる。)) --幸いにも、本作ではサブイベントの報酬としてFOOLのカードが用意されており、入手難度そのものは下がっている。((ちなみに、この報酬だけでFOOLのアナライズフルコンプを目指す場合、ゲームを最低でも3周はプレイする必要がある。)) -罪からのコンバート要素の薄さ --上述の通り罪のゲーム開始時にセーブデータをコンバートする事が可能だが、実質的に影響があるのは達哉の初期レベルと合体魔法のリスト、一部のコンタクトと戦闘に関する内容のみであり、ストーリー部分に劇的な変化があるわけではないので期待しすぎていると肩透かしを受ける。例えば前作であるルートを通るとパーティメンバーの廃人化を防ぐ事が出来るのだが、それをコンバートしてこちらの世界で該当キャラに話しかけても特に何か貴重なアイテムが貰えたり、特殊なイベントがある訳ではない。終盤に達哉が前作の出来事を語る際に画面の端にチラっと映っている姿が追加される&bold(){だけ}である。 -新たに発生した問題 --前作と比べ画質が落ちており、軽度ではあるがjpg圧縮のような画像荒れが見られる。 --特殊な装備品「伝説の武器」に重大なバグがある。 ---伝説の武器は悪魔の噂でより強力に進化するのだが、RESTARTモードではその噂をありえないタイミングで聞ける事がある。そうなったら最後「伝説の武器の噂を聞ける=伝説の武器を持っている」という扱いになり、聞いた噂に対応する武器を作れなくなってしまう。((伝説の武器は1種類につき1個しか所有できない。)) ---南条・エリーの両名はゲーム後半でパーティーを離脱するのだが、その際に伝説の武器を装備させていると''離脱とともに武器が消えてなくなる。''特にエリーは他に強力な武器が手に入らないため、EXダンジョンを見越してやり込んでいるとこの罠に嵌りやすい。 **総評 -前作『罪』より劣る部分もあるが、それを補って余りある魅力を持った作品。 --前作からのデータコンバートもあるが単体でも問題なく遊べ、またやりこみ要素も豊富である。~ ただやはり『罪』とはかなり密接な関わりを持つので、できることなら『罪』からプレイする事をおすすめする。 **その後 -今作でシリーズは完結。『[[ペルソナ3]]』からは完全新作として再スタートが図られ、新規ファンが多数開拓された。 -2012年5月17日にPSPでリメイク版が発売した。 ---- *リメイク版『PERSONA2 罰』 【ぺるそなつー ばつ】 |対応機種|プレイステーション・ポータブル|#amazon(B007F8ISCC)| |発売元|アトラス(インデックス)|~| |開発元|スティング|~| |発売日|2012年5月17日|~| |定価|パッケージ版:6,279円&br()ダウンロード版:4,980円|~| |判定|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~| **概要(リメイク) 『ペルソナ2 罰』のリメイク版。~ 前作『PERSONA2 罪』で寄せられた意見をもとに、様々な改善が施された。 公式の略称は「P2X」。 **オリジナル版からの追加・変更点 -イメージカラーが赤から白に変更。メニュー画面もデフォルトでは白を基調にしたものに変更された。 -新要素「アディッショナルシナリオ」 --前作主人公「周防達哉」を主人公としたシナリオが追加され、舞耶達と合流するまでどのような行動をしていたのかが描かれている。 --基本達哉一人でのプレイになる為、前作からのデータコンバートが無いとかなりの難易度となる。 --脚本はオリジナル版のシナリオライターである里見直が担当。10年前のゲームながら、当時のキャラのイメージを壊さずしっかりとしたシナリオを書き上げている。 ---他にも、『異聞録』での人気曲「死線」のアレンジが流れたり、『デビルサマナー』シリーズの悪魔が登場するなどファンサービスも多い。 --しかしこのアディッショナルシナリオは南条ルート基準であるためそちらでないと全てのシナリオがプレイ出来ず、完全な行動の補完かと言うとそうでもない。ちなみに、最終話ではFOOLのカードが入手できる。 --また今回は前作で追加されたシアターが削除されており、クエストの自作も出来ないので、ベルベットルームでシナリオを選ぶ必要がある。 ---その分の空いた容量により、データの高速読み取りが可能になったと言われている。 --またアディッショナルシナリオも含め、全体的にクトゥルー神話系の話が色濃い。 --『異聞録』の時点からクトゥルー神話系のキャラクターが登場していたが、『罰』では使うペルソナ、敵キャラ、キーワード等に登場する数はかなり増えており、特に今回のアディッショナルシナリオでは、"銀の鍵"を持った人物の手引きにより、人間の深層心理における"カダス・マンダラ"というダンジョンを攻略する事になる場面がある等、かなり意識してクトゥルー神話の話を盛り込んでいる -BGMアレンジ --前作に引き続き小西利樹がメインでアレンジを担当。PS版の楽曲との切り替えも可能。戦闘曲は全体的にギターを用いたアレンジが行われている。 --オープニングも小西氏が作曲しており、前作と異なりPS版オープニングのアレンジになっている。 --ただ戦闘終了の演出はPSPでは再現が難しいのか、「戦闘リザルト」という新曲に切り替わる形になっている。 **『PERSONA2 罪』からの改善点 -ロード時間高速化 --メディアインストールを行っていても戦闘前に2~3秒のロードがあった前作から大幅に改善、ほぼ一瞬で画面が切り替わる。 --戦闘時の演出カット機能も強化され、敵の行動を含めても1ターンあたり3秒とかからない程に。 ---が、あまりにも高速化され過ぎて、行動を設定し直すタイミングが計りづらくなってしまった。 -戦闘システム修正 --前作における致命的な改悪点の1つだった戦闘システムは、好評だった合体魔法の設定を除いて全てPS版と同様のものに戻された。 --同様に不評だったコマンド入力時の効果音もPS版のものに戻されている。 --キーレスポンスが非常によくなり、ショートカットキーの導入も併せてコマンド入力がさくさく行える。 --コンタクト時に悪魔の足元が光る演出と、契約悪魔の足下に紋章が浮かぶポイントも復活している。それでいて感情グラフも引き続き導入されており、コンタクトが進めやすい。 -難易度ごとの差別化 --前作ではハードでも簡単にクリアできたのが一転、ハードは『ダンジョンで移動するとSPが回復する効果が無くなる』『雑魚敵との逃走が不可』『被ダメージ大幅上昇』といった調整がなされ、万全を尽くしても即ゲームオーバーになりかねないアトラスらしい高難易度になっている。 --戦闘中以外なら好きなタイミングで難易度を変更でき、その場の目的や腕前に合わせたプレイが楽しめる。 **総評(リメイク) 前作『PERSONA2 罪』からの改善だけでなく、オリジナル版と比較しても快適になった部分が多く、移植・リメイクとしての質は十分高まったと言える。
#contents() ---- *ペルソナ2 罰 【ぺるそなつー ばつ】 |ジャンル|RPG|&amazon(B000069TKW)| |対応機種|プレイステーション|~| |発売元|アトラス|~| |開発元|アトラス第一開発部|~| |発売日|2000年6月29日|~| |定価|通常版:6,800円(税別)&br()DXパック:9,800円(税別)|~| |廉価版|アトラスベストコレクション:2001年11月22日/2,940円|~| |判定|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~| |>|>|CENTER:''[[女神転生シリーズ]]''| **ストーリー > 主人公「天野舞耶」は、ティーン向け情報誌の編集部に勤める編集者である。~ 幼い頃から憧れた職業に就き、上司と反目したりしながらも、それなりに充実した日々を送っていた彼女の日常は、~ 一人の少年との出会いにより崩れだす。~ 少年の名は周防達哉。~ 舞耶は、名前すら知らないはずのその少年に、なぜか以前から知っていたかのようなデジャ・ヴュを憶え、胸を騒がせる。~ そんなある日、彼女は、近頃街を震撼させる連続猟奇殺人にまつわる「JOKER呪い(まじない)」の噂を取材するよう命じられ、七姉妹学園(ななしまいがくえん)を訪れる。~ そこで待ち受けていたのは、JOKERを名乗る噂の殺人鬼の襲撃と彼女を救った「デジャ・ヴュの少年」との再開、そして、ペルソナと呼ばれる別人格の発動だった。~ 「<向こう側>を思い出せ」~ …謎の言葉を残し消え去るJOKERと「全てを忘れろ」と言い残して立ち去ったデジャ・ヴュの少年の影を追い、運命の車輪は再び音をたてて回り始める。~ ~ 全てを知っている……~ ~ いや、何も知らない……?~ ~ 錯綜する記憶の糸を辿る先に待つものは、~ &big(){''大いなる罰か?それとも……''}~ (説明書より) **概要 -アトラスの人気RPGシリーズ第3弾。『[[女神異聞録ペルソナ]]』『[[ペルソナ2 罪]]』と続いたシリーズの完結編である。 -前作『罪』のパラレルワールドを描いたストーリーとなっており、主人公は『罪』のヒロインだった「天野舞耶」。パーティメンバーも『罪』に登場していたキャラである。本作だけでも完結するストーリーだが、実際には『罪』と重要なつながりがあり、実質連作と言える。 --ちなみに主人公の名前は「天野舞耶」で固定であり変更できない。 -ペルソナ2最大の特徴「噂」をはじめ、システムは『罪』のものを踏襲している。 -『罪』のセーブデータから、いくつかの要素を引き継いでゲームを始めることが可能。 -プロデューサー・岡田耕始氏とキャラクターデザイン・金子一馬氏のインタビューや、プロモーションムービーを収録したファンディスクが付属。 --残念ながらべスト版には付属していない。後述のリメイク版でも、収録は見送られてしまった。 **特徴 -ジュブナイル色が強かった前作に対し、今作は主要キャラの大半が社会人で、アダルトな雰囲気になっている。パーティメンバーの平均年齢もシリーズの中で最も高い。 --『罪』ではサブキャラとして出ていながらも深く関わり合う事は無かったキャラが『罰』では仲間となる。これにより『罪』では知る事の無かったこれまでの人生や悩みなど意外な一面が見られる。 --BGMもメインテーマをはじめアダルトな空気にあわせたものになっている。 ---舞台は前作『罪』と共通しているので『罪』のBGMも流用されている部分が多いが、場所によっては新規で差し替えられている所もあり『罪』で訪れた場所の印象の変化を感じやすくなっている。 -システムも根本は『罪』を基準とし、メニューの改善、フィールド会話の豊富さで演出を変更している。 -戦闘時の演出も所々強化されており、ボス敵はコンタクト以外でもこちらが逃げようとしたり、全滅したりすると色々な反応をするようになった。 ---- **評価点 -前作からの改良点 --前作で問題視された、技性能のバランスが大きく改善。~ 猛威を振るった即死技が下方修正される一方で、弱くて役に立たなかった合体魔法が主戦力レベルに強化されている。 --ボタン一つで合体魔法の設定が可能に。~ 前作では組み合わせの確認しかできなかった合体魔法リストに、自動的に組み合わせを設定する機能が追加。「現在降魔中のペルソナでどんな合体魔法が使えるのか」という確認も容易にできる。 ---このシステムは、PSP版『PERSONA2 罪』にも更に快適な形で導入された。 --コンフィグに戦闘時のエフェクト省略設定が追加。~ ペルソナ発動などの演出を省略して戦闘できるモードで、作業部分の消化が楽になった。 ---ただし、省略設定をONにすると行動を変更するたびに長い暗転が入るため、コントローラーを放置してもいいような状況でなければあまり効果は無い。また、ボス戦では演出を省略する事自体ができない。((一時的に設定が無効化されるだけで、コンフィグのON/OFFが勝手に切り替わるわけではない。)) --ショップに新施設が追加された。~ 魔法継承に必要なカードを販売する店、エンカウントやコンタクトの結果を操作する店などバラエティ豊かに。当然ながら、実際の攻略にも大きく貢献してくれる。 -音楽 --前作と同じくゲーム中の曲は土屋憲一、田崎寿子、黒川真毅の三人によって作曲された。 --アダルトチックな音楽は、地味ながら優れた演出効果で物語を彩る。 --バトルBGMは「ボス戦闘」「EX最終戦闘」など静かながら戦闘を盛り上げる良曲が揃っている。 -ストーリー --『異聞録』から出ていた名物キャラが小悪党としてあっけなく殺される((『罪』でも選択肢によってはあっけなく死亡する。))など、全体的には暗めである。 ---ただし、前作で悲惨な仕打ちを受けたキャラの大半は、何らかの形で救済される。ストーリー展開も『罪』での鬱要素がある程度昇華されるようになっている。 --前作に引き続き『女神異聞録ペルソナ』の主要キャラクターが登場。 ---本作で仲間になるのは「南条圭」「桐島英理子(エリー)」の2名。実際のゲームではどちらか1名を選択することになり、どちらを仲間にするかで経由するダンジョンやイベントの内容が変化する。 ---仲間にならないキャラも顔出しのみに終わらず、イベントで舞耶たちをサポートしてくれる。 --パーティメンバーとなる仲間はいずれもどこか不器用な大人達であり、罪を犯してしまい悩み苦しむ達哉に対し、ときに体当たりと勢いでぶつかり、ときにその生き様と背中で引っ張り、時に上手く騙くらかして助けてくれる。~ そんな彼等と共に挑むラストバトルにて、数多の人々を蹂躙し続けたラスボスが語る運命論への『答え』として結実し、物語は真の終わりを迎える。達哉とラスボスに向けたその『答え』は、世の中の酸いも甘いも味わってきた大人達だからこそ出せたものだと好評。 -クリア後のオマケ要素 -RESTARTモード --セーブデータから一部要素を引き継いでゲームを開始する、いわゆる2周目モード。~ 通常のニューゲームと大きな変化は無く、ハードなやりこみユーザーの為に用意されたモードと言える。 --南条・エリー両ルートのクリアフラグを取得すると「EXダンジョン」が解禁される。 -EXダンジョン --様々なトラップや謎解きが仕掛けられたスペシャルダンジョンをプレイできるモード。セーブデータからキャラ・ペルソナの能力や所持品など、すべてを受け継いでゲームを開始する。 --最大の特徴は"パーティメンバーを任意に組み替えられる"ということ。南条・エリー・達哉の3人を同じパーティに入れる事も、あえて舞耶一人で戦う事も自由にできる。 --EXダンジョン専用の敵悪魔やペルソナも存在する。 --EXダンジョンのラストでは、意外なボスが待ち受ける。このボスに究極の合体魔法「ハルマゲドン」((「ボスを含めた」あらゆる敵を必ず即死させる。使用条件も破格で、必要レベル94かつRESTARTモード限定、さらに法外な枚数のカジノコインが必要。))を使うと…。 --クリアすると、様々なキャラのメッセージが聞ける「留守番電話」が解禁。留守番電話という日常要素に、明らかに不釣り合いなキャラのセリフが入る様はなかなかシュールで面白い。 **問題点 -『罪』をプレイしたことで発生する"弊害" -システム面 --合体魔法の組み合わせが変更され、『罪』をやり込んでいたプレイヤーほど戸惑うことに。 --前作で登録された合体魔法のレシピはデータコンバートによって引き継がれるが、慣れないうちは戦闘のたびリストを右往左往する羽目になり、余計な手間を食ってしまう。もっとも、主力となる合体魔法は概ね前作よりもわかりやすく整理されており、覚え直す負担は軽くて済む。 ---一部の合体魔法は、改悪としか言えないレベルの変更をされてしまっている。~ その最たるものが「精霊召喚」を含む2人連携4種。組み合わせには噂魔法((特殊な噂を流すことで使用可能になる魔法。演出としてはともかく実用性はゼロ。))が使われ、実用性が大暴落した。((噂魔法は1種類に付き1体しか使えるペルソナがおらず、噂を入手するにもストーリーを進めなけれはならない。魔法の属性だけを合わせればよかった『罪』と比べれば、利便性の差は一目瞭然だろう。)) -演出面 --メガテンシリーズの慣習として、主人公には選択肢以外の台詞テキストが用意されない。((実際のところは『魔神転生シリーズ』や『デビルチルドレンシリーズ』等、当てはまらない作品も意外とある。))それは本作においても同様である。 --ただし本作の主人公である舞耶は、元々は物語のヒロインとして生み出され、「明朗快活で前向き」という個性を与えられたキャラ。そこにむりやり従来の演出方法を当てはめたことで、大きな違和感が生じてしまっている。~ ボイスや選択肢はキャラの性格をよく表現しているが、それらが違和感を助長しているのもまた事実である。 --前作で主人公だった達哉にも同じ事が言え、「普通に喋っているだけなのに違和感がある」という異常事態に。 -前作ユーザーを切り捨てるような高難易度 --『罪』が従来のメガテンファンから「ヌルすぎる」と評価された事を受け、本作では全体的な難易度の引き上げが行われた。~ ただし、主眼に置かれたのは"突き放すような難しさへの回帰"だったようで、お世辞にもバランスが良いとは言えない。 --バトル面 ---敵の攻撃力が大きく引き上げられ、弱点を突かれれば即死してしまう事も。そのうえ、強力な魔法や装備品が入手しづらくなっており、対抗しうる戦力を整えるのが難しい。 ---コンタクトが『異聞録』とは違った意味で不安定になっている。~ 本作ではコンタクトコマンドが廃止され、掛け合いコンタクト一本に統一された。((単独でのコンタクトも「参加人数1人の掛け合い」という扱いになる。))参加メンバーだけでなく''メンバーを選ぶ順序によっても内容が変化する''ため、組み合わせの把握が少々面倒。~ またその仕様上、パーティの人数が少ないと、出来ることが加速度的に減ってしまう。タイミングによっては、興味を上げる(=カード入手・戦闘離脱)こともままならない場合すらある。 --シナリオ面 ---前作と比べ、やたらと手間のかかるダンジョンや、5人フルメンバーで戦えない状況が目立つ。~ ゲーム進行に対する難易度推移も極端で、ゲーム序盤~中盤では難所が連続する一方、ゲーム終盤は消化試合のようになってしまっている。 ---特にゲーム序盤の過酷さは異常で、戦力強化に適したダンジョンが少なくボスも強いと悪条件のオンパレード。最初のダンジョン「七姉妹学園」からして''何の準備もできずに閉じ込められ、たった3人のパーティで強力な固定敵を倒す''というとんでもない初見殺しである。 -改善されなかった処理落ち --前作で問題視された戦闘シーンの処理落ちが、全く解決されていない。~ 前作のような描画遅延こそ無くなったものの、ペルソナや魔法のアニメーションでコマ落ちが''ほぼ100%''発生するようになってしまった。 --また、本作は戦闘シーンそのものの処理が前作よりも重く、コマンド入力のレスポンスが悪くなっている。 -相変わらず入手困難なFOOL --その理不尽な入手条件から、『罪』では雲の上の存在だったFOOLのカード。~ 本作ではあろうことか更なる引き締めが行われ、「4回目以降の質問で興味をMAXにし、''かつその過程で喜び・恐怖が上昇していない''」という無茶苦茶な条件が課されることに。無論、FOOL専用質問の発生確率も低いままである。~ さらに、有志の検証サイトによれば''FOOL専用質問の内容が前作と異なっている''とのこと。そんなにFOOLのペルソナを使われたくないのだろうか…。 --止めに、多数のフラグを経て終盤のイベントで解禁される特殊なペルソナがよりにもよってFOOL。その必要枚数、実に4枚(=4回入手成功)。~ しかもそのペルソナは「あるボスを一撃で倒す合体魔法のため''だけ''に存在する」ペルソナであり、能力に関してはゴミクズ同然。帰還アイテムはお約束通り有用なレアモノだが((パラメータ「STR」を大幅に高めるアクセサリ。ある高レベルペルソナ召喚のキーとなる。))入手難度に見合わないのもまたお約束である。((同アイテムは『罪』からのコンバートでも入手でき、その場合は大いに役立ってくれる。)) --幸いにも、本作ではサブイベントの報酬としてFOOLのカードが用意されており、入手難度そのものは下がっている。((ちなみに、この報酬だけでFOOLのアナライズフルコンプを目指す場合、ゲームを最低でも3周はプレイする必要がある。)) -『罪』からのコンバート要素の偏り --達哉の初期ステータスや合体魔法リストの開放などシステム面では恩恵を得られるものの、ストーリー面では全くと言っていいほど変化がなく、期待していると肩透かしを食らう。 ---例えば、『罪』ではとあるパーティーメンバーの運命が選択肢次第で大きく変わってしまう。が、良い結果に進んだデータをコンバートしても何か貴重なアイテムが貰えたり、特殊なイベントがある訳ではない。終盤に達哉が前作の出来事を語る際に画面の端にチラっと映っている姿が追加される''だけ''である。 -新たに発生した問題 --前作と比べ画質が落ちており、軽度ではあるがjpg圧縮のような画像荒れが見られる。 --会話送りのボタンレスポンスが前作に比べて過敏になっており、そのせいで会話選択肢を間違えやすい。 --レベルアップ時に素のステータスがオールカンストしてボーナスが振り分けられなくなるとそのままゲームの進行が不能になる。 --特殊な装備品「伝説の武器」に重大なバグがある。 ---伝説の武器は悪魔の噂でより強力に進化するのだが、RESTARTモードではその噂をありえないタイミングで聞ける事がある。そうなったら最後「伝説の武器の噂を聞ける=伝説の武器を持っている」という扱いになり、聞いた噂に対応する武器を作れなくなってしまう(伝説の武器は1種類につき1個しか所有できない為)。 ---南条・エリーの両名はゲーム後半でパーティーを離脱するのだが、その際に伝説の武器を装備させていると''離脱とともに武器が消えてなくなる。''特にエリーは他に強力な武器が手に入らないため、EXダンジョンを見越してやり込んでいるとこの罠に嵌りやすい。 ---- **総評 -前作『罪』より劣る部分もあるが、それを補って余りある魅力を持った作品。 --前作からのデータコンバートもあるが単体でも問題なく遊べ、またやりこみ要素も豊富である。~ ただやはり『罪』とはかなり密接な関わりを持つので、できることなら『罪』からプレイする事をおすすめする。 ---- **その後 -初代『ペルソナ』の流れを汲むシリーズは今作で完結。『[[ペルソナ3]]』からは完全新作として再スタートが図られ、新規ファンが多数開拓された。 -2012年5月17日にPSPでリメイク版が発売された。以下の記事を参照。 ---- *リメイク版『PERSONA2 罰』 【ぺるそなつー ばつ】 |対応機種|プレイステーション・ポータブル|#amazon(B007F8ISCC)| |発売元|アトラス(インデックス)|~| |開発元|スティング|~| |発売日|2012年5月17日|~| |定価|パッケージ版:6,279円&br()ダウンロード版:4,980円|~| |判定|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~| **概要(リメイク) 『ペルソナ2 罰』のリメイク版。~ 前作『PERSONA2 罪』で寄せられた意見をもとに、様々な改善が施された。 公式の略称は「P2X」。 **オリジナル版からの追加・変更点 -イメージカラーが赤から白に変更。メニュー画面もデフォルトでは白を基調にしたものに変更された。 -新要素「アディショナルシナリオ」 --前作主人公「周防達哉」を主人公としたシナリオが追加され、舞耶達と合流するまでどのような行動をしていたのかが描かれている。 --基本達哉一人でのプレイになる為、前作からのデータコンバートが無いとかなりの難易度となる。 --脚本はオリジナル版のシナリオライターである里見直が担当。10年前のゲームながら、当時のキャラのイメージを壊さずしっかりとしたシナリオを書き上げている。 ---他にも、『異聞録』での人気曲「死線」のアレンジが流れたり、『デビルサマナー』シリーズの悪魔が登場するなどファンサービスも多い。 --しかしこのアディッショナルシナリオは南条ルート基準であるためそちらでないと全てのシナリオがプレイ出来ず、完全な行動の補完かと言うとそうでもない。ちなみに、最終話ではFOOLのカードが入手できる。 --また今回は前作で追加されたシアターが削除されており、クエストの自作も出来ないので、ベルベットルームでシナリオを選ぶ必要がある。 ---その分の空いた容量により、データの高速読み取りが可能になったと言われている。 --またアディショナルシナリオも含め、全体的にクトゥルー神話系の話が色濃い。 --『異聞録』の時点からクトゥルー神話系のキャラクターが登場していたが、『罰』では使うペルソナ、敵キャラ、キーワード等に登場する数はかなり増えており、特に今回のアディッショナルシナリオでは、"銀の鍵"を持った人物の手引きにより、人間の深層心理における"カダス・マンダラ"というダンジョンを攻略する事になる場面がある等、かなり意識してクトゥルー神話の話を盛り込んでいる -BGMアレンジ --前作に引き続き小西利樹がメインでアレンジを担当。PS版の楽曲との切り替えも可能。戦闘曲は全体的にギターを用いたアレンジが行われている。 --オープニングも小西氏が作曲しており、前作と異なりPS版オープニングのアレンジになっている。 --ただ戦闘終了の演出はPSPでは再現が難しいのか、「戦闘リザルト」という新曲に切り替わる形になっている。 **『PERSONA2 罪』からの改善点 -ロード時間高速化 --メディアインストールを行っていても戦闘前に2~3秒のロードがあった前作から大幅に改善、ほぼ一瞬で画面が切り替わる。 --戦闘時の演出カット機能も強化され、敵の行動を含めても1ターンあたり3秒とかからない程に。 ---が、あまりにも高速化され過ぎて、行動を設定し直すタイミングが計りづらくなってしまった。 -戦闘システム修正 --前作における致命的な改悪点の1つだった戦闘システムは、好評だった合体魔法の設定を除いて全てPS版と同様のものに戻された。 --同様に不評だったコマンド入力時の効果音もPS版のものに戻されている。 --キーレスポンスが非常によくなり、ショートカットキーの導入も併せてコマンド入力がさくさく行える。 --コンタクト時に悪魔の足元が光る演出と、契約悪魔の足下に紋章が浮かぶポイントも復活している。それでいて感情グラフも引き続き導入されており、コンタクトが進めやすい。 -難易度ごとの差別化 --前作ではハードでも簡単にクリアできたのが一転、ハードは『ダンジョンで移動するとSPが回復する効果が無くなる』『雑魚敵との逃走が不可』『被ダメージ大幅上昇』といった調整がなされ、万全を尽くしても即ゲームオーバーになりかねないアトラスらしい高難易度になっている。 --戦闘中以外なら好きなタイミングで難易度を変更でき、その場の目的や腕前に合わせたプレイが楽しめる。 ---- **総評(リメイク) 前作『PERSONA2 罪』からの改善だけでなく、オリジナル版と比較しても快適になった部分が多く、移植・リメイクとしての質は十分高まったと言える。

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