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テグザー - (2020/02/25 (火) 23:42:09) の最新版との変更点

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*THEXDER 【てぐざー】 |ジャンル|ACT&STG|&image(http://ecx.images-amazon.com/images/I/41N29M39LyL.jpg,width=200,http://www.amazon.co.jp/dp/B000068HCX)| |対応機種|PC-8001mkII、PC-8801、PC-9801、MZ-2500、X1、FM-7、MSX、&br;IBM-PC、AppleIIGS、Macintosh|~| |発売元|【PC日本版】アスキー&br()【PC海外版】Sierra On-Line&br()|~| |開発元|【PC日本版】ゲームアーツ|~| |発売日|1985年4月|~| |定価|【PC88】6,800円|~| |備考|リメイク『テグザーネオ』のPS3版にオリジナル版収録|~| |判定|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~| //FC版については詳細もないまま判定なし扱いで一覧に載っていた事、余談でクソゲー扱いされている事から良作扱いの上記の表からは消します。FC版も良作に含まれる場合には、余談の項目も修正する等してから、良作一覧などに追加してください。 ---- #contents(fromhere) ---- **概要 -ゲームアーツの処女作((ただし主要メンバーはアスキー等で既にプロデビューしている。))であるアクションシューティング。 -ロボットから飛行形態への滑らかな変形が好評だった。 -発売されたばかりのPC-8801mkIISRのキラータイトルとなった((サードパーティながらどう考えても発売前から開発していた計算になるため、ゲームアーツとNECの関係が噂されたりもした。))。 ---- **ストーリー 巨大な兵器開発船U・D・S・W-0322レイビナ。ある時、航行中に小惑星を発見する。その小惑星はネディアムと名づけられた。やがて調査のためレイビナは接近を開始する。すると、突如磁力線を受けて捕獲されてしまった。身動きが取れなくなったレイビナは、ネディアムを調査。その結果、磁力線発生装置を発見する。さっそく破壊を試みるがことごとく失敗に終わった。そこでレイビナは開発中の新型兵器ハイパーデュアルアーマー「THEXDER(テグザー)」に、命運を賭けたのだった。 ---- **特徴 -サイドビューのロボットACT&STG。迷路状のステージで、敵を撃破しながら磁力発生装置破壊を目指す。尤もエンディングの無いループゲームだが。 -テクザーはロボット形態と飛行機形態を取る事ができる。 --ロボット形態ではジャンプはできるが空は飛べない。またホーミングレーザーを使う事ができる。 --一方、飛行形態は自由に空を飛べる。しかし停止はできない。さらに速度がロボット形態より遅く、敵を振り切れない。飛行機形態は壁にぶつかるか、進行方向と逆の操作をした時に自動的にロボット形態へ戻る。 ---なお飛行形態の大きさを1マスとするとロボット形態は縦2マスの大きさがあり、縦1マスの通路で行き止まりに遭ったり逆入力をした場合は方向転換するだけである(180方向転換時は横3マス移動しながら旋回するアニメーションが挟まれるが、その間はレーザーが天井に向けて放たれる=真後を直ぐには攻撃はできない)。 -攻撃はホーミングレーザーと、緊急時のバリア。 --ホーミングレーザーはよく見る弧を描いて追尾するようなものではなく、ロックした相手に直線的に発射されるもの。発射から着弾までのタイムラグが全くなく、敵との間に光る直線が引かれたようになる。レーザーは、画面内にいる前方180度の全ての敵をロックし攻撃する。その方法は、近いものから順次、全ての敵へと発射というもの。 --このホーミングレーザーはロボット形態でしか発射できない。飛行機形態の場合は、まっすぐ飛ぶレーザーが出るだけである。 --バリアは発動すると一定時間無敵となる。さらにバリアは接触した敵にダメージを与える事ができるが、バリア耐久力が減り発動時間が短くなる。 -テクザーはエネルギーが0となると破壊され、ゲームオーバーとなる。 --このエネルギー、ダメージを受ければ当然減るのだが、さらにホーミングレーザーやバリアを使っても減っていく。無駄な消費は命取りとなる。 ---もっともホーミングレーザーのエネルギー消費量は多くはなく、そこまで気を使う必要はない。 ---バリアは大量のエネルギーを使用するので、使いどころを考えなければならない。更にはバリアを使わないでクリアするとエネルギー上限+10%とエネルギー+100%のボーナスが付く。逆に言うと、バリア未使用ボーナスを取らない限りステージクリアをしても一切回復しない。 --エネルギーは、エネルギー補充用の敵を破壊する事で補う。この敵をどのタイミングで破壊するかもコツとなる。隠しキャラの場合は上限も増える。 -ステージは迷路状。 --迷路はほぼ同形状のブロックで構成されている。それが無機質的な雰囲気を出している。 --迷路自体はステージにもよるが、少々複雑。さらに通路の幅が、ロボット形態で入れないほど狭いものがあり、この場合は飛行機形態で進む事となる。飛行機形態はロボット形態より小さく、狭いところでも侵入可能。ただ飛行形態ではホーミングレーザーが使えないため、攻撃は気休めレベル。 --ステージによっては隠しアイテムがある。さらに裏ステージもある。 //裏ステージって初めて聞いたけど、パソコンにもあるの? -敵にはロボットタイプはおらず、更には動かないか体当たりしてくるものしかいない。空を飛んでるものと地面を移動するものがいるが、その動きは様々。ステージによってはボスキャラもいる。 -ステージクリアにあまりに時間をかけていると、どこからともなく大量のミサイルがやってくる。一応攻撃できるが、堅く数も尋常ではないので大抵ここで撃破される。要は永パ防止キャラ(テグザーは移動ではエネルギーを消費しない為)。 ---- **評価点 -当時としては滑らかな動き。またSTGでは一般的だった弾ではなく、レーザーでの攻撃が斬新だった。 -ロボット形態と飛行機形態の変形がスムーズで、注目点の一つとなった。ロボット自体も滑らかに動く。 -独特で爽快感のある攻撃、ホーミングレーザー。 --このホーミングレーザー、連射速度が非常に速く、まさに敵をなぎ倒すという感じの爽快感があった。ただ、大抵の敵は一撃で破壊できないため、何発かレーザーを当てる必要がある。ここで連射速度の速さがものを言う。しかし、数が多いとさすがに取りこぼす。このため攻略には一度にあまり多くの敵と戦わないようにしたり、無視してしまうのも手。また距離が近ければ壁向こうの敵も狙うため、この無駄弾をどう回避するかも考えどころ(一方で隠れている状態の隠しキャラにも反応すると言う利点もある)。 -迷路を潜り抜けるための、変形の使い所の工夫。 --ロボット形態と飛行機形態を使い分けながら、迷路を潜り抜ける事となる。また罠ともいえる仕掛けもあり、それへの対応も考える必要がある。アクションの要素も十分。 -当時のPCシューティングとしては、バリーションの多い敵。 ---- **問題点 -ステージが殺風景。 --迷路を形作るブロックは青。そして通路背景は黒。この二色だけが目につくステージは少々淡泊。 -最終目標が設定されているのにエンディングの無いループゲーム。得点も存在しない。 --結果、後述する続編ではテグザーは未帰還という設定になった。 ---- **総評 ロボットゲームと言えるものが数えるほどしか出ていない時代。滑らかに動くその姿と変形は、大きな話題となった((当時は、変形ロボットが活躍する『超時空要塞マクロス』がブームであった。本作の隠しキャラに「ごめんね人形」と言うマクロスの『ミンメイ人形』をモチーフにしたものまであることから、影響は否定できない。))。またゲーム性もよく、難易度も手ごたえがある程度。ロボット好きにとっては、やっと出た満足できるゲームだった。&br;本作の最初の対応機種PC-8801mkIISRはホビーを主眼に置いたパソコンで、この頃出始めた。そのわずか後に発売された本作は、PC-8801mkIISRのキラータイトルともなった。 ---- **続編 -『ファイアーホーク -Thexder The Second Contact-』(1989年 PC-8801mkIISR/MSX2 ゲームアーツ) --(パイロットを含め)テグザーを置き去りにしつつも辛うじてレイピナは地球に帰還。4年後、ネディアムが地球に衝突する軌道で接近。ネディアムを内部から破壊する為に、テグザーの後継機ファイアーホーク部隊が出撃する。その内の1人(主人公)はテグザーのパイロットのフィアンセの女性であった。 --絵は美しくなり、サブウエポンも使えるようになったが、テグザーほどのブームにはなれなかった(決して駄作ではなく、出来自体はむしろ良作)。エンディングも存在。 ---- **余談 -後にスクウェアがファミコンに移植した。 --ハード制約上、売りであったPC版のレーザー攻撃が再現できずにただのショット弾になってしまったために(着弾までのタイムラグから)命中率が悪く爽快感が大幅に減少してしまったことで、見事にクソゲーの烙印を押されてしまい、キングスナイトと並んで当時のスクウェアがクソゲーメーカー扱いされる原因ともなっていた。 ----
*THEXDER 【てぐざー】 |ジャンル|ACT&STG|&image(http://ecx.images-amazon.com/images/I/41N29M39LyL.jpg,width=200,http://www.amazon.co.jp/dp/B000068HCX)※パッケージ写真はファミコン版| |対応機種|PC-8801mkIISR、PC-8001mkIISR、PC-8801mkII、X1、FM-7、MZ-2500、PC-9801、MSX&br()/IBM-PC、AppleIIGS、Macintosh/PS3(テグザーネオに同梱)、Nintendo Switch|~| |発売元|【PC日本版】アスキー&br()【PC海外版】Sierra On-Line|~| |開発元|【PC日本版】ゲームアーツ((ゲームアーツ内製はNEC系ハードのみで、他ハード用は外注との事。))&br()【X1】スクウェア&br()【MSX】コンパイル|~| |発売日|1985年4月(PC-8801mkIISR)|~| |定価|【PC8801mkIISR】6,800円|~| |配信|[[プロジェクトEGG>https://www.amusement-center.com/project/egg/]]((配信日が2通りになっているのは、『テグザーネオ』の発売に伴って2009年12月16日に全シリーズが配信停止となり、10年を経て順次再開となったため))&br()【PC-8801mkIISR版】2002年11月1日/2019年11月21日&br()【MSX版】2005年7月15日((配信当初は続編の『ファイアーフォーク』とのセット配信のみで、配信開始当時の価格は1260円。配信再開時に分割された。))/2020年2月25日&br()【FM-7版】2006年7月4日/2021年6月29日&br() 上記は全てWindows用の復刻版、現在の価格は770円(税込)&br;【Switch】2023年10月26日/880円(税込) |~| |備考|リメイク作のPS3版『テグザーネオ』に同梱された物およびSwitch版『EGGコンソール テグザー PC-8801mkIISR』は、プロジェクトEGGベースのPC-8801mkIISR用の復刻版。|~| |判定|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~| //FC版については詳細もないまま判定なし扱いで一覧に載っていた事、余談でクソゲー扱いされている事から良作扱いの上記の表からは消します。FC版も良作に含まれる場合には、余談の項目も修正する等してから、良作一覧などに追加してください。 ---- #contents(fromhere) ---- **概要 -ゲームアーツ((五代響氏ら、アスキーから独立したスタッフを中心に設立。))の処女作であるアクションシューティング。 -ロボットから飛行形態への滑らかな変形が好評だった。 -発売されたばかりのPC-8801mkIISRのキラータイトルとなった。((アスキー時代に88SR用のデモを手掛けていた五代氏らが、独立後に開発機材の貸し出しをNECに申し出たところ「(会社として)実績がない」事を理由に断られ。正月休み期間だけの条件で機材を借りプロトタイプを組み上げて、機材貸出の延長に漕ぎつけたという経緯がある。)) ---- **ストーリー 巨大な兵器開発船U・D・S・W-0322レイビナ。ある時、航行中に小惑星を発見する。その小惑星はネディアムと名づけられた。やがて調査のためレイビナは接近を開始する。すると、突如磁力線を受けて捕獲されてしまった。身動きが取れなくなったレイビナは、ネディアムを調査。その結果、磁力線発生装置を発見する。さっそく破壊を試みるがことごとく失敗に終わった。そこでレイビナは開発中の新型兵器ハイパーデュアルアーマー「THEXDER(テグザー)」に、命運を賭けたのだった。 ---- **特徴 -サイドビューのロボットACT&STG。迷路状のステージで、敵を撃破しながら磁力発生装置破壊を目指す。面数は表16面+裏16面構成、以降は裏16面をループする。エンディングはない。 -テクザーはロボット形態と飛行機形態を取ることができる。 --ロボット形態ではジャンプはできるが空は飛べない。また、ホーミングレーザーを使うことができる。 --飛行形態は自由に空を飛べる。しかし停止はできない。さらに速度がロボット形態より遅く、敵を振り切れない。飛行形態は壁にぶつかるか、進行方向と逆の操作をした時に自動的にロボット形態へ戻る。 ---なお、飛行形態の大きさを1マスとするとロボット形態は縦2マスの大きさがあり、縦1マスの通路で行き止まりに遭ったり逆入力をした場合は方向転換するだけである(180方向転換時は横3マス移動しながら旋回するアニメーションが挟まれるが、その間はレーザーが天井に向けて放たれる=真後ろを直ぐには攻撃はできない)。 -攻撃はホーミングレーザーと、緊急時のバリア。 --ホーミングレーザーはよく見る弧を描いて追尾するようなものではなく、ロックした相手に直線的に発射されるもの。発射から着弾までのタイムラグが全くなく、敵との間に光る直線が引かれたようになる。レーザーは、画面内にいる前方180度の全ての敵をロックし攻撃する。その方法は、近いものから順次、全ての敵へと発射というもの。 --このホーミングレーザーはロボット形態でしか発射できない。飛行機形態の場合は進行方向にまっすぐ飛ぶレーザーが出るだけである。 --バリアは発動すると一定時間無敵となる。さらにバリアは接触した敵にダメージを与えることができるが、バリア耐久力が減り発動時間が短くなる。 -テクザーはエネルギーが0となると破壊され、ゲームオーバーとなる。 --このエネルギー、ダメージを受ければ当然減るのだが、さらにホーミングレーザーやバリアを使っても減っていく。無駄な消費は命取りとなる。 ---もっともホーミングレーザーのエネルギー消費量は多くはなく、そこまで気を使う必要はない。 ---バリアは大量のエネルギーを使用するので、使いどころを考えなければならない。更にはバリアを使わないでクリアするとエネルギー上限+10%とエネルギー+100%のボーナスが付く。逆に言うと、バリア未使用ボーナスを取らない限りステージクリアをしても一切回復しない。 --エネルギーは、エネルギー補充用の敵を破壊する事で補う。この敵をどのタイミングで破壊するかもコツとなる。特定のキャラや隠しキャラを破壊すると上限も増える。上限値は最大で500%。 -ステージは迷路状。 --迷路はほぼ同形状のブロックで構成されている。それが無機質的な雰囲気を出している。 --迷路自体はステージにもよるが、少々複雑。さらに通路の幅が、ロボット形態で入れないほど狭いものがあり、この場合は飛行機形態で進む事となる。飛行機形態はロボット形態より小さく、狭いところでも侵入可能。ただ飛行形態ではホーミングレーザーが使えないため、攻撃は気休めレベル。 --ステージによっては隠しアイテムがある。さらに裏ステージもある。 //裏ステージって初めて聞いたけど、パソコンにもあるの? -敵にはロボットタイプはおらず、更には動かないか体当たりしてくるものしかいない。空を飛んでるものと地面を移動するものがいるが、その動きは様々。ステージによってはボスキャラもいる。 -ステージクリアにあまりに時間をかけていると、どこからともなく大量のミサイルがやってくる。一応攻撃できるが、耐久力が高く数も尋常ではないので大抵ここで撃破される。要は永パ防止キャラ(テグザーは移動ではエネルギーを消費しないため)。 ---- **評価点 -当時としては滑らかな動き。また、STGでは一般的だった弾ではなく、レーザーでの攻撃が斬新だった。 -ロボット形態と飛行機形態の変形がスムーズで、注目点の一つとなった。ロボット自体も滑らかに動く。 -独特で爽快感のある攻撃、ホーミングレーザー。 --このホーミングレーザー、連射速度が非常に速く、まさに敵をなぎ倒すという感じの爽快感があった。ただ、大抵の敵は一撃で破壊できないため、何発かレーザーを当てる必要がある。ここで連射速度の速さがものを言う。しかし、数が多いとさすがに取りこぼす。このため攻略には一度にあまり多くの敵と戦わないようにしたり、無視してしまうのも手。また、距離が近ければ壁向こうの敵も狙うため、この無駄弾をどう回避するかも考えどころ(一方で隠れている状態の隠しキャラにも反応するという利点もある)。 -迷路を潜り抜けるための、変形の使い所の工夫。 --ロボット形態と飛行機形態を使い分けながら、迷路を潜り抜けることとなる。また、罠ともいえる仕掛けもあり、それへの対応も考える必要がある。アクションの要素も十分。 -当時のPCシューティングとしては、バリーションの多い敵。 ---- **問題点 -ステージが殺風景。 --迷路を形作るブロックは青。そして通路背景は黒。この二色だけが目につくステージは少々淡泊。 -最終目標が設定されているのにエンディングの無いループゲーム。得点も存在しない。 --結果、後述する続編ではテグザーは未帰還という設定になった。 ---- **総評 ロボットゲームと言えるものが数えるほどしか出ていない時代。滑らかに動くその姿と変形は、大きな話題となった((当時は、変形ロボットが活躍する『超時空要塞マクロス』がブームで、後年、某巨大掲示板に降臨したスタッフが影響を認めている。ただし歩行時のアニメーションに関しては「重戦機エルガイム」のOPを参考にしたとのこと。))。また、ゲーム性も良く難易度も手ごたえがある程度。ロボット好きにとっては、やっと出た満足できるゲームだった。 本作の最初の対応機種PC-8801mkIISRはホビーを主眼に置いたパソコンで、この頃に出始めた。そのわずか後に発売された本作は、PC-8801mkIISRのキラータイトルともなった。 ---- **続編 -『ファイアーホーク -Thexder The Second Contact-』(1989年 PC-8801mkIISR/MSX2 ゲームアーツ) --(パイロットを含め)テグザーを置き去りにしつつも辛うじてレイピナは地球に帰還。4年後、ネディアムが地球に衝突する軌道で接近。ネディアムを内部から破壊する為に、テグザーの後継機ファイアーホーク部隊が出撃する。その内の1人(主人公)はテグザーのパイロットのフィアンセの女性であった。 --絵は美しくなり、サブウエポンも使えるようになったが、テグザーほどのブームにはなれなかった(決して駄作ではなく、出来自体はむしろ良作)。エンディングも存在。 -『アリシアドラグーン』(1992年 メガドライブ ゲームアーツ) --直接的な続編ではないが、ホーミング攻撃(今作は稲妻の魔法)のシステムを継承している。通称「女テグザー」と呼ばれることも。 **リメイク -『Thexder For Windows95』((一部では『Thexder 95』と書かれていることもある))(1995年/Sierra On-Line/Synergistic Software) --タイトルにもあるようにWindows95専用として海外でリメイクされたもの。当然ながらステージ構成やゲームシステムも原作とはかなり異なる。主な違いはステージが分割制((全9ステージ×4セクションの計36面。各ステージの4セクション目の最後にボス戦がある。))かつパズル性の強いものとなり、武器/燃料/サブウェポンは道中に点在するアイテムを取得する形式になっている。又、マルチウィンドウ機能を利用したステージマップや各種ステータス表示が可能。 --自機であるテグザーも原作と同じロボット形態と飛行機形態以外にタンク形態が追加され、各形態により使用できる武器が異なる要素も追加された((但し、最初はロボット形態のみで変形はできず、ステージが進むにつれて他の形態への変形が可能になるという仕様。))。ステージによってはこの3形態の使い分けが攻略に絡んでくる部分もある。 --日本では当時のシエラ・パイオニアからローカライズ版である『テグザー 完全日本語版』のタイトル((日本版パッケージの記載より))で発売された。 ---- **余談 -後にスクウェアがファミコン移植版を発売。開発はビッツラボラトリー。 --キャラクター描画をスプライトで処理した結果、売りであったPC版のレーザー攻撃が再現できずに単なる自動照準弾となってしまった為、表示可能な弾数や着弾までのタイムラグにより命中率が悪くなり、爽快感が大幅に減少してしまった点や。ステージ数がオリジナルの3分の1にも満たない全5面まで削減されたボリューム不足などにより、見事にクソゲーの烙印を押されてしまい。キングスナイトと並んで当時のスクウェアがクソゲーメーカー扱いされる一因にもなっていた。 --オリジナルを手掛けた五代氏もヘルプで開発に参加していたが、強行スケジュールで何も出来なかったとの事。また、パッケージにはゲームアーツの著作権表記がない事から「ゲームアーツ的には、ファミコン版は非公式もの」とも語っている。 --基本的には全5面のステージ構成を繰り返すループ仕様だが「99面をクリアするとエンディングが見られる」という噂があり、近年のクリア検証で99面をクリアするとBGMがストップし、ごめんね人形(通称ミンメイ人形)が画面一杯に表示される隠し場面(裏技でも鑑賞可)が出て、ゲーム進行がストップする。所謂「キルスクリーン」状態となる事が判明している((無敵モード使用時は、99面をクリアしてもそのまま100面が始まり無限ループとなる))。 -MSX版はコンパイルによる移植でステージが全10面に削減されてループする形になっているものの、同時発色数や解像度の違いを抜きにしても原作に忠実かつ及第点な移植となっている。 -ステージ構成やサイドスクロールアクションの要素はアタリの『メジャーハヴォック』に影響を受けたと開発者が公言している。((後の『シルフィード』でも『メジャーハヴォック』に影響を受けたことを開発者が公言している。)) -当ゲーム開発において電話帳一冊分の機械語を入力したという逸話がある。 ----

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