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Wii Fit U - (2014/06/02 (月) 04:41:35) の最新版との変更点

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*Wii Fit U 【うぃーふぃっとゆー】 |ジャンル|フィットネス|&amazon(B00HVX9PAK)| |対応機種|Wii|~| |発売・開発元|任天堂|~| |発売日|2013年10月31日(キャンペーン版)&br()2014年2月1日(製品版発売)|~| |定価|3,600円(ソフト単体、税込)|~| |分類|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~| |ポイント|自分を見つめながらダイエット&br()WiiFitメーターがあればさらに広がる&br()ゲームパッドを使ったやりごたえのある新ゲームも&br()削除されたトレーニングあり|~| |>|>|CENTER:''[[Wiiシリーズ・関連作品リンク>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/1030.html]]''| **概要 WiiFitのWiiUバージョン。Plusとは違って大部分がモデルチェンジされているが、ミニゲームなどはWiiUに合わせたアップグレードも施されている。~ WiiUゲームパッドに対応し、それを活用部分が増えた点や、これに合わせて発売された専用の活動量計・WiiFitメーターによる日頃の生活における消費カロリーの測定も可能となった。 **評価点 -製品版発売前にキャンペーンがあり、バランスWiiボードを持っているユーザーは無料でダウンロード版を手に入れることが出来た。 --無料期間は一ヶ月のみだが、期間中にWiiFitメーターを購入して同期させることで、その後も無料で継続使用が可能となる。つまり、&bold(){パッケージ版の代金が安くなるという}非常に太っ腹なキャンペーンだった。 --製品版自体それほど値が張るものではないが、メーターのほうが1000円以上安価であり、キャンペーンに参加したユーザーがこのサービスを利用しないのは間違いなく損であった。 -ゲームパッドを使った新システム --ゲームパッドに内蔵されたカメラに自分を映すことが可能で、見ながら自分のフォームや今の体型を見直すことが出来る。 --ミニゲームも面白く、ゲームパッドをお盆に見立てて客に注文を運ぶウェイターは今までにない面白さ。 -同時発売されたWiiFitメーターの扱いやすさ。 --この活動量計はただの万歩計ではなく、運動強度や高度も計測してくれるものである。これを参考にしてマシンがカロリーを算出し、終了後はゲームパッドを介してデータを送信することが可能。 --これまでに重ねてきた歩数や高度はゲーム内に貯蓄され、計測した距離から「これを有名観光地に当てはめるとどの程度進めるのか」ということをユーザーに提示してくれる「WiiFitメーターチャレンジ」というモードも搭載された。 -新種目・ダンスの楽しさ。 --リズムに乗って両手に持ったWiiリモコンプラスを振って踊るという新しいモードである。 --単純だが乗っているうちに楽しくなってくるため、よりダイエットの継続がしやすくなる利点も -Miiverse内にトレーニングジムという名のコミュニティが設立されている。 --不特定多数の人物と励ましあいながらプレイすることで、継続を促すWiiUらしい新機能。 **問題点 -トレーニングがいくつか削られた。 --「スケボー」「バランススノボー」「綱渡り」「座禅」「足踏みパレード」といったものがプレイすることが出来ない。これらを重点的に遊んでいたプレイヤーにはガッカリもの。 -WiiFitトレーナーのデザインが変更された --よりリアルな路線に変更されたことで、同一人物とは思えない姿になっており、従来にあった愛嬌が消えてしまった。 --丁度この頃は、大乱闘スマッシュブラザーズ for 3DS / WiiUの情報がいろいろ公開されてきた時期であり、WiiFitトレーナーの参戦もこの頃に行われたが、前作までのデザインを使っているため、余計に疑問が残る。 -Wiiリモコンプラスを2本持っていないと遊べないものがある。 --1本ではなく、2本である。ダンスなどが2本使用の代表格。 **総評 全般的にパワーアップしており、これまでのものより機能は大幅に充実している。~ しかし前作のPlusとは違って削除されたトレーニングがあり、それらを遊びたい人にはガッカリな内容となってしまった。~ それでもこれまでのシリーズの魅力はそのままに、ダンスやメーターといった新要素で継続を促す仕様が増えたことで、やりやすいゲームへとちゃんとパワーアップを果たしている。
*Wii Fit U 【うぃーふぃっとゆー】 |ジャンル|フィットネス|&amazon(B00HVX9PAK)| |対応機種|Wii U|~| |発売元|任天堂|~| |開発元|任天堂、ガンバリオン|~| |発売日|2013年10月31日(キャンペーン版)&br()2014年2月1日(製品版発売)|~| |定価|3,600円(ソフト単体、税込)|~| |判定|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~| |ポイント|自分を見つめながらダイエット&br()フィットメーターがあればさらに広がる&br()ゲームパッドを使ったやりごたえのある新ゲームも&br()削除されたトレーニングあり|~| |>|>|CENTER:''Wii Fitシリーズ''&br()[[Wii Fit / Plus>Wii Fit]] / ''U''| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 『[[Wii Fit]]』のWiiUバージョン。Plusとは違って大部分がモデルチェンジされているが、ミニゲームなどはWiiUに合わせたアップグレードも施されている。~ WiiUゲームパッドに対応し、それを活用した部分が増えた。また、本ソフトに合わせて発売された専用の活動量計・フィットメーターを使うと、日頃の生活における消費カロリーの測定も可能となる。 **評価点 -ゲームパッドを使った新システム --ゲームパッドに内蔵されたカメラに自分を映すことが可能で、見ながら自分のフォームや今の体型を見直すことが出来る。 --ミニゲームも面白く、特にゲームパッドをお盆に見立て、こぼさないよう客に注文を運ぶウェイターは今までにない面白さ。判定が絶妙にシビアなのでかなり楽しめる。 --当然ゲームパッドを単体で使うことも可能であり、TVが他の人に使用されていてもプレイすることが可能。 -同時発売されたフィットメーターの扱いやすさ。 --そもそもフィットメーターは万歩計ではなく、運動強度や高度も計測してくれる活動量計である。これを参考にしてマシンがカロリーを算出してくれる。帰宅後はゲームパッドを介してデータを送信することが可能。 --これまでに重ねてきた歩数や高度はゲーム内に貯蓄され、計測した距離から「これを有名観光地に当てはめるとどの程度進めるのか」ということをユーザーに提示してくれる「フィットメーターチャレンジ」というモードも搭載された。 --普段トレーニングする時間・気力があまりなくても、一日の消費カロリーをこれで記録し、送信するだけでも日頃の運動量は測定出来る。その日の消費カロリーに合わせて短時間のメニューを構築することも可能。 ---ちなみにフィットメーターの画面には消費カロリーと一緒にMiiの顔も表示され、画面を表示した時の状態によって表情も変わる。 ---表情は4種類で、優先順位が低い順に「居眠り」「真顔」「笑顔」「口呼吸」となっており、「居眠り」はしばらくフィットメーターを放置した状態、「笑顔」は目標消費カロリーを達成した状態、「口呼吸」はある程度運動している状態、「真顔」はどれにも属さない状態となっている。 -新種目・ダンスの楽しさ。 --リズムに乗って両手に持ったWiiリモコンプラスを振って踊るという新しいモードである。 --基本的には振る以外のアクションがないので単純だが、ノっているうちに楽しくなってくるため、よりダイエットの継続がしやすくなる利点がある。 -Miiverse内にトレーニングジムという名のコミュニティが設立されていた。 --不特定多数の人物と励ましあいながらプレイすることで、継続を促すWiiUらしい新機能。 --コミュニティは非常に細分化されており、自分のダイエット目標に見合ったコミュニティに所属し、他の参加者のトレーニング方法を参考にする、などということも出来た。 --Miiverseのサービスが2017年11月8日に終了したため、現在は利用不可能。 -前作と比べ、画質が大幅に向上している。 --WiiUの特長の1つであるHD画質により、前作から大幅にグラフィックが良くなっている。 --また、リアルでの春夏秋冬もゲームに反映されるようになっている。春は桜咲く木の並ぶ道が、冬は一面の雪景色が堪能できる。前述の画質の向上と合わせ、『サイクリング』などで島を探索する楽しみは大幅に増えているだろう。 -各種インターフェイスの改良。 --『Plus』で追加されたセットメニューは3つまで登録できるようになり、その日の体調や運動量に合わせてプレイするセットを変える、ということも容易になった。 --ヌンチャクを使用していたトレーニングで、ヌンチャクを2個目のWiiリモコンで代用できるようになった。ちなみにこの状態でプレイすると、操作ガイドにもちゃんと見た目が反映されていたりする。 **問題点 -トレーニングがいくつか削られた。 --「スケボー」「バランススノボー」「綱渡り」「座禅」「足踏みパレード」といったものがプレイすることが出来なくなった。~ これらを重点的に遊んでいたプレイヤーには残念に感じる部分だろう。 -Wii Fit トレーナーのデザインが変更された --よりリアルなデザインに変更されたことで、同一人物とは思えない姿になっており、従来にあった愛嬌が消えてしまった。 --丁度このソフトが本格的に宣伝され始めた頃は、『大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U』の情報もいろいろ公開されてきた時期である。本ソフトの単独Directの前には、前作Plusまでのデザインを用いたWii Fit トレーナーの電撃参戦も伝えられた。 --当のDirectで、件の別人のようにデザインの変わったWii Fit トレーナーが前説を担当した。スマブラで話題沸騰中だっただけに、プレイヤーは少なからず動揺していた。 ---一応このキャラは『Wii Fit Uトレーナー』という名前らしく、声は同じだが一応の別人扱いである模様。 -操作に関する問題点。 --トレーニングごとに、使用するコントローラーが大きく変わるため、色々なトレーニングを遊ぼうと思うと頻繁にコントローラーを持ち替える羽目になる。 ---前作でWiiリモコン操作だったトレーニングは、今作でもWiiリモコンを使わなければいけない。『バランス色分け』や『サイクリング』などは傾けて操作するだけなので、GamePadでも問題はないはずなのだが、やはりWiiリモコンでの操作を強制される。 --Wiiリモコンプラス/モーションプラスを2本持っていないと遊べないものが大量に増えている。''1本ではなく、2本である。''ダンスなどが2本使用の代表格であるが、他にもバランスゲームなどでも使用するものが多い。 --その分、モーションプラスを使った奥深い楽しさがあることは間違いないが、周辺機器として考えるとWiiリモコンプラス/モーションプラスはそれほど安く手に入るアイテムとは言い切れない。 -目標消費カロリーが自由に決められない。 --目標消費カロリーは、毎日の平均消費カロリーと目標体重を達成するのに必要な運動量から算出されるが、平均消費カロリーより少なくなることはない。たまたま激しく運動した日は例外となる、なんてこともない。 --目標達成が難しいときは目標を見直すこともできる、と言われるが、そのときの目標消費カロリーはウィーボが判断して提示したものと現在の目標消費カロリーの&bold(){多い方}に設定されるので、&bold(){結局目標消費カロリーは下がらない。} ---一応抜け道はある。一度体重が増えるように目標体重を設定してから本来の目標体重に設定し直せば、目標消費カロリーを下げられる。しかし目標体重を再度変更できるようになるまでが長いのでとても不便。 ---もっとも、簡単にハードルを下げられてしまうとダイエットの意味がなくなるのだが。 -プレイ中はフィットメーターを外さなくてはならない。 --恐らくゲーム側の消費カロリーとフィットメーターの消費カロリーが二重に測定されてしまうのを防ぐためだろうが、ゲーム内の消費カロリーの計算は前作同様METs基準のままで、プレイヤーの意欲が消費カロリーに反映されない恐れがある問題点が解消されていない。 ---本当に意欲を反映させたいならゲーム外で運動するのがベストだが、そうなるとダイエット目的のプレイヤーにとってはこのソフトの立場が「便利で遊べる体重計」にまで落ちてしまう。 ---この問題点の解消は精神的続編の『[[リングフィット アドベンチャー]]』まで待つこととなる。 -ガイド役の「ウィーボ」のコメントがやや辛口なときがある。 --毎日の平均消費カロリーが目標値と比較して多いか少ないか、前日と比べて体重が増えたか減ったかなどでそれぞれコメントが変わるのだが、たとえ平均消費カロリーが400kcalでも800kcalでも、体重が増えていてかつ目標消費カロリーに達していなければ「運動不足でしょうか」と言われる。 ---一応『かんたん測定』を選べばこのコメントはスキップできる。 --「フィットメーターチャレンジ」では毎回「今回歩いた距離は○○約何個分」のように身近な物と比較されるが、時々「少しずつでも毎日動くといい」「千里の道も一歩から」などと言われることがある。頑張った日にこう言われるとたまったものではないが、&bold(){コメントの後にセーブされるのでスキップ不可。} --フィットメーターとの通信時に目標消費カロリーに達していない場合のコメントが頓珍漢なものになることもある。前述の消費カロリー測定の基準を理解しているプレイヤーならば一日の終わりにフィットメーターの記録を送信する日課に落ち着くだろうが、たとえ日付変更ギリギリだとしても目標消費カロリーに達していなければウィーボから「あとはWii Fit Uで消費しましょう」と言われる。 ---就寝前の運動はヨガ程度ならまだいいものの、筋トレやジョギングなどの激しい運動をすれば睡眠の質に悪影響を及ぼすため、健康増進どころか不健康に導くコメントとなってしまう。 ---なお、ゲーム内の日付変更の基準時刻は午前0時と午前3時の2つから選べるようになっており、午前0時に設定していて最後にフィットメーターと通信した時刻が日付変更直前だった場合はウィーボが日付変更の基準時刻を変えられるアドバイスをしてくれる。 -カメラ機能で撮った写真が自由に消せない。 --オプションの設定によって『からだ測定』の測定終了直前に写真を撮れるのだが、撮った写真は''データごと消さない限り二度と消せない''。 --グラフ画面でMiiが言う「いいわけ」はまだ軽めの個人情報なのでいいとしても、''写真は重要な個人情報であるため自由に消せないのは問題がある''。 ---なお、個人情報を保護するために暗証番号を設定できるのだが、番号を忘れた場合に備えて何度も間違えると身長の値を求められるようになっている。 ---ここまではいいのだが、身長の値まで何度も間違えると''ゲーム側が情けをかけて本人であると認識してしまう''。これではパスワード認証の意味がない。 ---恐らくデータ保護のロック機能と本ソフトとは相性が悪いとしてあえてロック機能を搭載しなかったのだろうが、かなり手間がかかるとはいえ第三者に顔写真等を見られてしまう可能性までは想定していなかったのだろうか。もし仮に「パスワードを何回も間違えたら顔写真が消去される」等の仕様があれば、そこまで問題にはならなかったはずである。 --もしWiiU本体を中古屋で買い取ってもらうといった場合は、他のゲーム機などでも言えることだが''個人情報を漏らさないためにデータの消去は忘れずに行うこと''。 **総評 全般的にパワーアップしており、これまでのものより機能は大幅に充実している。~ しかし前作のPlusとは違って削除されたトレーニングがあり、それらを遊びたい人には少々ガッカリな内容となってしまったが、~ それでもこれまでのシリーズの魅力はそのままに、ダンスやメーターといった新要素で継続を促す仕様が増えたことで、やりやすいゲームへとちゃんとパワーアップを果たしている。 **余談 -製品版発売前にキャンペーンがあり、バランスWiiボードを持っているユーザーは無料でダウンロード版を手に入れることが出来た。 --無料期間は一ヶ月のみだが、期間中にフィットメーターを購入して同期させることで、その後も無料で継続使用が可能となる。つまり、&bold(){パッケージ版の代金が安くなるという}非常に太っ腹なキャンペーンだった。 --製品版自体それほど値が張るものではないが、メーターのほうが1,000円以上安価であり、キャンペーンに参加したユーザーがこのサービスを利用しないのは間違いなく損であった。

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