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ウルティマVI 偽りの預言者」を以下のとおり復元します。
*ウルティマVI 偽りの預言者
【うるてぃましっくす いつわりのよげんしゃ】
|ジャンル|RPG|~|
|対応機種|スーパーファミコン|~|
|発売元|ポニーキャニオン|~|
|発売日|1992年4月3日|~|
|定価|10290円|~|
|プレイ人数|1人|~|
|セーブデータ|1個|~|
|>|>|CENTER:''[[Ultimaシリーズリンク>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/1907.html]]''|
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#contents(fromhere)
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**概要
-『ウルティマ』シリーズの第6作のスーパーファミコン移植版。
--プレイヤーは「アバタールの聖者」と呼ばれる君自身。謎の敵『ガーゴイル』との戦いの勃発により、再びブリタニアに召還される事となる。

**特徴
-自由度が非常に高い。逆に言えば、どこから進めるべきか具体的なヒントが極端に少なく、何をしていいか分からなくなることがとても多い。
--街にいる兵士に戦いを挑める。ただし、カルマシステム(後述)の関係で、此方に危害を加えないものに攻撃するのは得策ではない。
--過去作と違い、ロードブリティッシュ(この世界の統治者)と一戦交えるのは出来ない。
--この世界の住民すべてが1分単位(!)で生活しており、夜になると宿屋すら閉まってしまう。かわりに「キャンプ」システムで、時間経過+回復が可能。ただし、各々のキャラが食料を持ってないと回復できないので注意。
--魔法は、店で魔法を購入して、呪文の書というアイテムを装備して書き込む事で習得する。本作では主人公以外のキャラはMPが低いので、魔法キャラは必然的に主人公のみとなる。
-戦闘はMAP上でそのまま行われるタクティカルバトルとなっている。
--難易度は正直言ってぬるいが、ガーゴイルやデーモン、ドラゴンなどの強モンスターは本当に手ごわい。
-『カルマ』と呼ばれるシステムがある。最高値は100で、最低値は0。
--物を盗む、兵士や無害な動物を攻撃するなど、悪いことをするとカルマ(業)が下がってしまう。
--カルマが下がると、店の価格が高くなる他、&bold(){死亡からの復活時に総合EXPが減る}という仕様がある((カルマが80なら、復活時の総合EXPは80%になってしまう。100ならデメリットなし。))。経験値を稼ぎにくい本作ではこれは非常に辛い。
--さらに、終盤のイベント時に&bold(){『カルマ』が80以下の状態である選択肢を選ぶと、ゲーム進行ができなくなる}という致命的なバグがある((意図的に設定した可能性もある。))。
-LVアップは『神殿』と呼ばれる場所で行う。この『神殿』は、最初はガーゴイルに占拠されており、解除の為に『ルーン』なるアイテムを探す必要がある。
--神殿を解除すると『ムーンストーン』というアイテムが手に入る。これはゲームクリアに必要なので、必然的に、8つある神殿全てを開放しなければならない。
--また、神殿によって、LVアップボーナスが違う。STR+3の勇敢さ、INT+3の誠実さ、AGI+3の優しさ、全パラメータ+1の清らかさのいずれかでLVアップするのが望ましい。他の神殿はLVアップボーナスが少なく、損してしまう。

#region(以下ネタバレ)
-実はこのゲーム、数あるRPGの中でも珍しい&bold(){『ラスボスがいないゲーム』}である。
#endregion

***評価点
-BGMは世界観にマッチしていて非常に出来がいい。メニュー画面の曲などは、間違いなく耳に残るだろう。
-ストーリーを進めると分かるが、このゲームはいわゆる勧善懲悪ではない。過去作を知っている人なら、その意味を理解できるだろう。
-弓系の武器には消耗品の矢が必要だったり、モーニングスター系の武器が離れた位置の敵を攻撃できるなど、戦闘システムにはぬかりがない。

***問題点
-&bold(){最初の城から出る時点で難易度が高い。}
--取扱説明書には出る方法がきちんと書いてあるのだが、中古購入で取扱説明書がない場合、おそらくここで挫折するプレイヤーも多いだろう。
-魔法やアイテムの説明がない。
--その為、アイテムの効果が分からない事も多い。魔法に関しては、これまた説明書がないと辛い(というレベルではない)。なお、説明書に名前すら載ってない魔法が一個だけあったりする。
-とにかく情報量が多く、クリアに時間がかかる。
--この世界は非常に広く、あちこちでフラグを立てないと物語が進まない。なお、街から街へは『ポケモン』のようにつながっており、ドラクエのようなアイコン形式ではない。~
ワープできる『ムーンオーブ』なるアイテムがあるが、それを駆使してやっと楽になるほどである。~
本作をクリアできずに投げたプレイヤーは、この長さや面倒くささに付き合いきれなかったところも大きい。
-セーブデータが1つしかない。しかもデータが消えやすい。取り扱いには細心の注意を払うように。
-仲間キャラは初期の4人が固定で、さらに2人まで一緒につれていけるが…、
#region(ネタバレ注意)
--最終盤において「ベーレム」というガーゴイルを必ず仲間にしなくてはならない為、実質、自由に使える枠は1枠しかない。~
本作で自由に仲間に出来るのは数人ほどしかいないのだが、仲間の枠に関しては不自由というほかないだろう。
#endregion

**総評
高い自由度を求めるプレイヤーなら、ぜひともプレイしてほしい一本。その広すぎる世界に最初は面食らうだろうが、一度入り込めば、隅々まで探索したくなるだろう。~
ただ逆にいえば、この高すぎる自由度が、足を引っ張っているのも事実であるが…。~
現在で説明書ありの本作を購入するのは難しいので、攻略サイトなどを見て、魔法の効果などをきちんと把握する事を強くオススメする。

//(この記事は書きかけです)
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