「GUITARFREAKS 10thMIX & drummania 9thMIX」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る
GUITARFREAKS 10thMIX & drummania 9thMIX」を以下のとおり復元します。
*GUITARFREAKS 10thMIX & drummania 9thMIX
【ぎたーふりーくす てんすみっくす あんど どらむまにあ ないんすみっくす】
|ジャンル|音楽ゲーム|~|
|対応機種|アーケード|~|
|販売・開発元|コナミ|~|
|稼動開始日|2003年10月8日|~|
|分類|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~|
|>|>|CENTER:''[[GuitarFreaks & DrumManiaシリーズ>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/1735.html]]''|


**概要
-「GUITARFREAKS & drummania」シリーズ(旧シリーズ)の10作品目。キャッチフレーズは「Make a future groove!」。
-これまでのギタドラシリーズのゲーム画面は明るめ、ロック調のダークな感じのデザインが多かった。今作は青主体となって、落ち着いた感じのイメージとなっている。
-システムBGMはTOMOSUKEが担当。
-記念すべき10作品目としてENCORE STAGEを超えるpremium encore stageが登場する。

**評価点
-オプション関連が一新された。
--スクロールスピードの統一
---以前は曲により、スクロールのスピードが速くなったり、遅くなったりしていたデフォルト倍速だったが、今作からはスクロールスピードは統一され、全体的にやりやすくなった。
--スピード設定が10倍まで設定可能となった。
---スクロールスピードの統一の影響か、スピードも10倍速まで選択できるようになった。
--LITTLEに代わり、LIGHTの導入(GF)
---LITTLEはR,Gのみだが、いかんせん初心者対策になっていなかった。
---LIGHTは空弾きミスをしても、エキサイトゲージが減らないため、初心者に優しいオプションが追加された。
--不要なオプションの廃止
---BRANCHの削除。というか、BRANCHがよくわけのわからないオプションだったためか。
--以上よりオプション関連が一新された。これらのオプションはVまで続くこととなる。(V2はHAZARD追加のため)


-BONUS TRACKモードの廃止
--今作はBONUS TRACK専用モードは廃止された。代わりにSTANDARDに統合され、プレイできるようになった。
--通常曲をやって、BONUS TRACKをやるというパターンが増え、やりごたえは十分に増した。

-EXTRA STAGEの仕様変更
--前作まではSTANDARD専用のEXTRA/ENCORE、BONUS TRACK専用のEXTRA/ENCOREと分かれていたが、BONUS TRACKモードが廃止され、EXTRA STAGEの仕様も変わった。
--今作は2曲のEXTRA専用曲が現れる。その2曲のどちらかを選択し、Sランク以上を取ると、ENCORE曲が出現する。
--そして、今作は更に厳しい条件をクリアすると、ENCOREより上のステージに行ける。(後述)
---今作からEXTRA STAGEに進出すると、EXTRA専用曲+全曲(LONG除く)がプレイできるという嬉しい特典つき。

-''PREMIUM ENCORE STAGE''の登場
--今作は10作品目の記念でENCORE STAGEより上のPREMIUM ENCORE STAGEが登場する。
--Sランクで出現するENCORE曲より条件が厳しく、''PERFECT率が98%''を取らなければ出現しない。
--しかし、演出面はすごく、特に初めてPREMIUM ENCORE STAGEが出た時は''we prepared a special encore song''というシステムボイスが流れる。この作品だけの仕様であり、Vシリーズ以降はpremium stage、premium encore等という簡単なシステムボイスなため、この作品の演出がいかに優れているかが伺える。
--そして担当するのは、コンチェや100秒を担当した佐々木博史。
--この作品前に退職が決まってしまい、二度と佐々木曲の新曲が聴けないと思ってた矢先のまさかの登場。
--楽曲の完成度は素晴らしいといっても過言ではなく、プレミアムアンコールにふさわしい曲の1つである。
--このことは2chでも大いに話題となった。まさに10作品目にふさわしい演出だったと言える。

-EX challengeによる称号、着メロの獲得
--今作は前作のパズル形式から、ある程度のスキルポイントで参戦できるEX challengeに変更された。
--決められた課題をクリアし、その人数枠内に入ることで、抽選権を獲得。着うた、勲章が手に入る。
--いわゆる早い者勝ち。これもe-amusementがあってできた企画である。

-NON STOPの仕様変更
--今作はオフィシャルコースの代わりに初級、中級、上級といったものに変更。
--インターネットランキングに配慮しての変更点である。
--前作までと違い、激難コースはほとんどないため、初心者から上級者まで気軽に参加できる。

**問題点
-ENCORE曲が捨てゲープレイに
--当時のENCORE曲はMODEL DD5。しかし、premium encore stageの曲狙いのためか、ENCORE曲が出るとがっかりされ、捨てゲープレイに走るプレイヤーは数知れず。しかし、この曲は後になって評価される。譜面自体も精密に作られており、楽曲も不人気というわけではなかった。またクリップで評価される。
---ちなみに後のV2のENCORE曲であるMODEL DD7は全体的に不人気な上に捨てゲー率が高かった。

-PREMIUM ENCORE条件達成が、GFとDMであまりに難易度の差がある
--EXTRA STAGE専用曲でPERFECT率98%がPREMIUM ENCORE進出条件だが、GFと比べてDMでの達成が著しく困難であり、ドラム専門プレイヤーは揃って涙を飲んだ。
--と言うのも、EXTREME譜面におけるGF側の最低レベルは42であるのに対しDM側は''91''(今では88となっているが・・・)であった。今の難易度に換算してもダブルスコア以上の差である。
--また当時はDMのPERFECT判定が今より厳しく、プレイヤースキルも今程高くなかった為、BASIC譜面においてもDM単独でPREMIUM ENCOREを出せたプレイヤーは極一部であった。
---このDM不遇を受けてか、VシリーズよりDMのPERFECT判定が甘くなり、PREMIUM ENCOREの進出条件もGFより若干緩く設定されるようになった。

**総評
正に10作目にふさわしい一作だった。premium encore stageの存在、何より今作のキャッチフレーズである「Make a future groove!」に合った作品と言えただろう。

**その後
11th&10thが登場。e amusementのカード機能の有用性を図るため、ギタドランドの搭載、更にインターネットランキングをスタンダードに変更するなどの変更点があったが…。今作にあったpremium encoreがなく、ENCOREの進出条件が難化、インターネットランキングをスタンダードに変更したため、NON STOPモードの価値が激減。おまけにギタドランドの企画は悪質性が非常に高く、ギタドラ第一次暗黒時代を迎える象徴的な作品となってしまった。

**余談
PREMIUM ENCOREの楽曲「Timepiece Phase II」は、長らく佐々木博史名義のプログレ楽曲の中で唯一、他機種への移植が行われていなかったが、この作品から10年後の2013年にbeatmaniaIIDX20 tricoroに移植された。

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