ランダムリンク(ベータ版)
更新順にページ一覧表示 | 作成順にページ一覧表示 | ページ名順にページ一覧表示
(タグ一覧) (登録が多い順) (管理タグカット)
合計 - 今日 - 昨日 - 現在約-人が見ています。 総ページ数88702024-04-30 15:17:20 (Tue)
新着ページ一覧
更新履歴 最終更新日時0000-00-00 00:00:00
今日の人気ページ
昨日の人気ページ
*GUITARFREAKS 10thMIX & drummania 9thMIX 【ぎたーふりーくす てんすみっくす あんど どらむまにあ ないんすみっくす】 |ジャンル|音楽ゲーム|~| |対応機種|アーケード|~| |販売・開発元|コナミ|~| |稼動開始日|2003年10月8日|~| |判定|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~| |>|>|CENTER:''[[GuitarFreaks & DrumManiaシリーズ]]''| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 -「GUITARFREAKS & drummania」シリーズ(旧シリーズ)の10作品目。キャッチフレーズは「Make a future groove!」。 -これまでのギタドラシリーズのゲーム画面は明るめ、ロック調のダークな感じのデザインが多かった。今作は青主体となって、落ち着いた感じのイメージとなっている。 -システムBGMはTOMOSUKEが担当。 -記念すべき10作品目としてENCORE STAGEを超えるpremium encore stageが登場する。 ---- **評価点 -オプション関連が一新された。 --スクロールスピードの統一 ---以前は曲により、スクロールのスピードが速くなったり、遅くなったりしていたデフォルト倍速だったが、今作からはスクロールスピードが統一される仕様に変更された。 ---それに伴い、スピード設定は10倍まで設定可能となった。 --LITTLEに代わり、LIGHTの導入(GF) ---LITTLEはR,Gレーンのみになるというものだが、いかんせん初心者対策になっていなかった。 ---LIGHTは空弾きミスをしても、エキサイトゲージが減らないオプション。 --不要なオプションの廃止 ---BRANCHは削除BRANCHがよくわけのわからないギミックだったためか。 --以上より一新されたオプション関連がはVまでそのまま続くこととなる。(V2にてHAZARD追加) -BONUS TRACKモードの廃止 --今作はBONUS TRACK専用モードは廃止され、STANDARDに統合された。 --通常曲をやってBONUS TRACKをやるというパターンが増え、やりごたえや自由度は十分に増している。 -EXTRA STAGEの仕様変更 --前作まではSTANDARD専用のEXTRA/ENCORE、BONUS TRACK専用のEXTRA/ENCOREと分かれていたが、BONUS TRACKモードが廃止され、EXTRA STAGEの仕様も変わった。 --今作は2曲のEXTRA専用曲が現れるようになり、どちらかでSランク以上を取ることでENCORE曲が出現する。 --ENCORE出現こそしないものの、EXTRA専用曲のみならず通常曲全て(LONG除く)もEXTRA STAGEでプレイできるようになり、更に自由度が増した。 --そして、今作は更に厳しい条件をEXTRA専用曲でクリアすると… -''PREMIUM ENCORE STAGE''の登場 --EXTRA専用曲において、''PERFECT率98%''を取ることで、もうひとつのENCORE曲に分岐する。 --PREMIUM ENCORE STAGEが出た時は''we prepared a special encore song''というシステムボイスが流れる。この作品だけの仕様であり、Vシリーズ以降はpremium stage、premium encore等という簡単なシステムボイスとなっている --そしてpremium楽曲は「Timepiece phase II」。過去のENCORE曲であるConcertino in BlueやThe Least 100secを担当した佐々木博史による楽曲。前作を以って退職となり、二度と佐々木氏の新曲が聴けないと思われた矢先の、外注としての再登場だった。 -EX challengeによる称号、着メロの獲得 --今作は前作のパズル形式から、ある程度のスキルポイントで参戦できるEX challengeに変更された。 --決められた課題をクリアし、その人数枠内に入ることで、抽選権を獲得。着うた、勲章が手に入る。 --いわゆる早い者勝ち。これもe-amusementがあってできた企画である。 -NON STOPの仕様変更 --インターネットランキングに配慮してか、オフィシャルコースの代わりに初級・中級・上級といったものに変更。 --前作までと違い、激難コースはほとんどないため、初心者から上級者まで気軽に参加できる。 ---- **問題点 -ENCORE曲が捨てゲープレイに --premium encore楽曲の人気はあまりにも高すぎた。ENCORE曲が出るとがっかりされ、捨てゲープレイに走るプレイヤーが後を絶たなかったのである。 ---だが通常ENCORE曲「MODEL DD5」は後作になって評価される。譜面自体も精密に作られており、楽曲もクリップ((DDシリーズは基本的にメカニカル+サイバーな幾何学的クリップなのだが、DD5だけは何故か半漁人のような顔のロボットサラリーマンが大量に出てくるというシュールなもの。))も強い個性を放っていた。 ---ちなみにV2の通常ENCORE曲であるMODEL DD7も同様の運命をたどることになってしまう。 -PREMIUM ENCORE条件達成が、GFとDMであまりに難易度の差がある --EXTRA STAGE専用曲でPERFECT率98%がPREMIUM ENCORE進出条件だが、GFと比べてDMでの達成が著しく困難であり、ドラム専門プレイヤーは揃って涙を飲んだ。 --と言うのも、EXTREME譜面におけるGF側の最低レベルは42であるのに対しDM側は''91''(今では88となっているが……)であった。今の難易度に換算してもダブルスコア以上の差である。 --また当時はDMのPERFECT判定が今より厳しく、プレイヤースキルも今程高くなかった為、BASIC譜面においてもDM単独でPREMIUM ENCOREを出せたプレイヤーは極一部であった。 ---このDM不遇を受けてか、VシリーズではDMのPERFECT判定が甘くなると同時にPREMIUM ENCOREの進出条件もGFより若干緩く設定されるようになった。 -低難度譜面の難易度詐称傾向 --難易度詐称とは、レベルの割に高度な技術が必要な譜面や、殺しポイント(局所難)が多く存在する譜面を指す。 --難易度表記が粗方固まった8th&7th以降、所謂刻み譜面(ハイハットやシンバルを休みなく叩き続ける)や、オルタ譜面(ピックを上下に動かして反応させる事を前提とした譜面)がかなり低く査定されるようになった。 --今作ではさらに顕著になり、刻み譜面である大切なもの、ヒカリへ、BELIEVE IN LOVE、がそれぞれ「40」「48」「32」 --局所難として高速タム回し系統(黄のスネア、緑のハイタム、赤のロータムを捌く譜面)のDANCE FOR THE FUTURE、RISEが「51」「48」と明らかに低すぎる査定に。 ---結果、10th&9th新曲でレベル60台未満の難易度詐称譜面が大幅に増え、初級者~中級者にとっては敷居が高くなったと言えよう。 ---- **総評 正に大台である10作目にふさわしいといえる作品である。premium encore stageを筆頭とした以後のバージョンにも受け継がれる要素を打ち出したことは 今作のキャッチフレーズ「Make a future groove!」に違わぬものといえるだろう。 ---- ---- **その後 11th&10thが登場。e amusementのカード機能の有用性を図るため、ギタドランドの搭載、更にインターネットランキングをスタンダードに変更するなどの変更点があったが…。 今作にあったpremium encoreがなくENCOREの進出条件も難化、インターネットランキングをスタンダードに変更したためNON STOPモードの価値が激減。 おまけにギタドランドの企画は悪質性が非常に高く、ギタドラ第一次暗黒時代を迎える象徴的な作品となってしまった。 **余談 PREMIUM ENCOREの楽曲「Timepiece Phase II」は、長らく佐々木博史名義のプログレ楽曲の中で唯一、他機種への移植が行われていなかったが、この作品から10年後の2013年にbeatmaniaIIDX20 tricoroに移植された。