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「[[要強化記事>要強化記事一覧]]」に修正依頼が出ています。加筆できる方は修正をお願いします。 ---- *キング&バルーン 【きんぐあんどばるーん】 |ジャンル|シューティング| |対応機種|アーケード| |発売・開発元|ナムコ| |稼動開始日|1980年10月| |ポイント|いくら砲台がやられてもへっちゃら?&br()「へるぷ」「さんきゅ~」「ばいば~い」| **概要 -『ギャラクシアン』に次いでナムコ(現バンダイナムコゲームス)からリリースされたギャラクシアンライクのシューティング。 -キング(王様)がさらわれないように、自機である砲台を操り、バルーン(敵気球)を全滅させる事が目標となる。 **ゲーム内容 -使用コントローラーはレバー+1ボタン。レバー左右にて砲台移動、ボタンでショットを放つ。インベーダー系ではごく普通の操作方法である。 --バルーンを全滅させるとステージクリアとなり、難易度の上がった次ステージが始まるエンドレスゲームである。 -バルーンは画面上部に並んでおり、順次飛来してくる。この時に弾も撃ってくる。 --飛来時は波打つような軌道をとる。但し飛来速度は気球とは思えないほど速く、上下に動く速度も速い。 --弾も速く、誘導性も高い。待機中ですら攻撃してくる。 --たまに3つのバルーンが合体して大バルーンになる。 ---3発撃ち込まなければ倒せないが高得点。着地時(後述)には再び分離する。 ---元になったバルーンの組み合わせに応じ、大バルーンの色や得点も変わる。 -自機(砲台)は城壁の上で左右に動ける。バルーンや敵弾に当たると破壊されてしまうが、多少の時間をおいてすぐに復活する。 --概要でも述べたとおり、本作の目的は「キングをさらわれないこと」であり、ぶっちゃけ''自機は何度やられても構わない''。 --キングの数が一般ゲームにおける残機の代わりとなっている。 -キングは城内(砲台の下)で右往左往している。 --撃ちもらしたバルーンは城内に着地し、しばらくその場に留まる。何も無ければ再浮上して隊列に復帰するが、着地中にキングが触れると上空に持ち上げてさらっていく。 --しかし、連れ去る途中のバルーンを破壊すれば、キングは元の位置に戻ってミスは免れる。画面外まで逃さなければよい。 ---キングをさらった直後のバルーンに当たっても砲台は破壊されないので、さらわれた瞬間に砲台をバルーンに密着させて破壊(キング救出)するという攻略法もある。 -音声合成によるボイスの効果音。 --主なボイスパターンは以下の三種類。妙に気だるい感じの声質でなんか妙に可愛いらしく、それでいて笑いを誘う声で、当時のプレイヤーを和ませた…のか? ---「''へるぷ''」:キングがバルーンにさらわれた時。画面外に連れ去られるまで連呼するが、緊張感の感じられない声質のせいで妙にのん気な印象を受ける。 ---「''さんきゅ~''」:その状態でバルーンを撃ち落した時。傘を広げて降りてくるキングがキュート。 ---「''ばいば~い''」:完全にさらわれた時。 -なお、海外版はボイスが異なり、『PSP版ナムコミュージアム VOL.2』でも海外版のボイスも収録されている。 **評価点 -自機を破壊されても構わないという、独特なコンセプト。 --そのためか、『ギャラクシアン』に比べ攻撃が激しい。 -特異な軌道を取るバルーン。 -敵機の合体という演出も、当時としては珍しい。 --分離したバルーンもきちんと元の色に戻る。何気に芸が細かい。 -当時としては珍しいボイスの導入。 **問題点 -自機が撃破されても構わないという、それまでと違うコンセプト。スタイリッシュなデザインの多いSTGで、全体的にファンシーなデザイン。これらは必ずしも受け入れやすかったとは言い難かった。 **総評 自機は何度でも復活し、攻撃手段をもたないサブキャラがミス対象になるという、シューティング全般においても風変わりなシステムを採用している意欲作であった。~ しかし、大ヒットしたギャラクシアンの影に隠れてしまい、当時のナムコのアーケード作の中でも目立たない存在となっている感は否めないところ。 **家庭用移植 -MSX版(1984年、ナムコ) --唯一の単体移植。ボイスはカットされたが、『ギャラガ』のようなボーナスステージが追加された。 --1989年にフロッピーディスクで発売されたMSX用オムニバスソフト『ディスクNG 1』にも、このMSX版が収録されている。 -オムニバス収録 --『ナムコミュージアム アンコール』(プレイステーション、1997年10月30日発売、ナムコ) --『ナムコミュージアム VOL.2』(プレイステーション・ポータブル、2006年2月23日発売、ナムコ) --『ナムコミュージアム バーチャルアーケード』(Xbox360、200