「ポケとる」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る
ポケとる」を以下のとおり復元します。
''このページはVer.1.2.30を基準にしています。''~
''頻繁にアップデートが行われるため、必ずしも本記事の内容が最新の内容に対応しているとは限りません。''
----
*ポケとる
【ぽけとる】
|ジャンル|パズル|CENTER:&image(https://www.nintendo.co.jp/3ds/dl/krxa/files/img/index/title/soft_detail/ico_pokemon.png)&image(https://www.nintendo.co.jp/3ds/dl/krxa/files/img/index/title/img_3ds.png,height=160)|
|対応機種|ニンテンドー3DS&br;(ニンテンドー3DSダウンロードソフト)|~|
|メディア|ダウンロード専売ソフト|~|
|発売元|ポケモン|~|
|販売元|任天堂|~|
|開発元|ジニアス・ソノリティ|~|
|発売日|2015年2月18日|~|
|定価|基本無料|~|
|レーティング|CERO:A(全年齢対象)&br;ESRB:E(6歳以上対象)((「軽いファンタジー的な暴力表現」「際どいユーモア」要素の表記あり)) |~|
|備考|課金上限は1か月/10,000円|~|
|判定|なし|~|
|ポイント|ポケモン初の基本無料のゲーム&br;気軽に遊びやすい内容&br;一部ステージの難易度の高さ|~|
|>|>|CENTER:''[[ポケットモンスターシリーズ関連リンク>ポケットモンスターシリーズ]]''|
----
#contents(fromhere)
----
**概要
『[[ポケモントローゼ]]』シリーズを制作した「ジニアス・ソノリティ」が開発した、ポケモンのパズルゲーム。~
ポケモンシリーズとしては初めての基本無料アイテム課金制のゲーム((他の3DSの無料ソフトは『ポケモン立体図鑑BW』『とうぞくと1000びきのポケモン』もあるが、いずれも期間限定配信であった。))として話題となった。

定期的にアップデートが行われており、期間限定イベントやランキングステージが追加される。

**システム
-『バトルトローゼ』を下敷きにしたゲームシステム
--基本的にはバトルトローゼのシステムと同様ではあるが、下記の通り相違点も多い。
--ステージごとに決められた相手ポケモンのHPを削りきるとステージクリアとなる。この辺は『[[パズドラ>パズドラZ]]』にも似ている。
--メインステージでは「手かず」が決められており、その決まった回数以内でクリアする必要がある。
---基本的に3つ以上揃えられる場合はどの場所へも動かしてよく制限時間がないため、ゆっくり考えてプレイできる。
--エキストラステージでは「制限時間」が存在し、ポケモンを自由に動かし制限時間以内にクリアするといったルール。
---手が忙しくはなるが、従来のトローゼシリーズと同じような感覚でプレイできる。
---エキストラステージは、メインステージでSランクを一定数獲得することで1ステージずつ解放される。
--クリアした時、ゲットチャンスになりポケモンを捕獲できる。
---残り手かず、制限時間によりクリアランクを獲得出来る。評価はS~Cまでの4段階。
--ポケモン毎に設定された数値から残った手かずや制限時間に応じてポケモンの捕獲率が上がり、捕まえやすくなる。
---捕獲したポケモンはサポートポケモンとして使うことができ、各ポケモンは攻撃力と異なった能力を持っている。能力は、対応するポケモンを消すと効果を発揮し、一度に消す数が多いほど発動確率が上がる((「4つ(5つ)のちから」など、条件が揃えば必ず発生するものもある。))。
---攻撃力はレベルアップすることで上昇していく。レベルアップするにはサポートメンバーに入れて経験値を稼ぐ必要がある。
---サポートは最大4匹まで連れて行けるが、ステージによっては連れて行ける数が制限されている場合もある。
---パズルエリアに登場するのは、このサポートにセットしたポケモンと後述のおジャマポケモンのみ。
--また、メガシンカできるポケモンを沢山消し、ゲージが溜まるとメガシンカできる。メガシンカしたポケモンは、揃えると強力な効果を発揮して攻撃できる。
---メガシンカに必要なメガストーンは特定のステージをクリアしたり、イベントでランキング上位に入ると手に入れることができる。
---メガシンカ出来るのはサポートで先頭(一番左)にセットしたポケモンのみ。
--相手ポケモンは一定ターンが経過すると様々な「おジャマ」で妨害してくる。
---サポートメンバーとは関係のないおジャマポケモンが混じったり書き換えたり、隣のポケモンが消えると一緒に消える箱や消せないブロックに書き換えたり、ポケモンを動かせなくするバリアに閉じ込めるといったおジャマが存在する。

-ライフ制
--このゲームにはライフが存在し、一つのステージをプレイする度に減っていき、0になると遊ぶことはできない。
--30分経過すると1つ回復し、最大5まで自然回復する。すれちがい通信や後述のホウセキで一気に獲得することも可能。

-基本無料、ホウセキによるアイテム課金制
--基本的にゲームは無料で遊べるが、ニンテンドーeショップの残高を利用することでホウセキを購入できる。ホウセキは1つ100円だが、一度に沢山のまとめ買いするとその分安く購入できる。
---毎月の購入上限が設定され、毎月10,000円までのホウセキが購入可能。ソーシャルゲームでありがちなクレジットカードの使い込み問題が起こったりすることは無い。
--ホウセキはライフやコインに交換したり、ゲームオーバー時のコンティニューを行うことができる。
---入手法は非常に限られるが、無料で手に入れることは可能。ただし、滅多に手に入らない。

-アイテム購入
--ステージをクリアしたりチェックイン((インターネットへのログイン。更新データの受信も行われる。))を行うことでコインをゲットでき、コインはステージ開始前に使うアイテムと交換できる。ホウセキをコインに替えて大量に手に入れることもできる。
--手かずや制限時間を増やすものや、最初からメガシンカした状態でスタートしたり、パズルポケモンの種類が1つ減るなど、攻略をサポートしてくれる。
---また、ポケモンが一回で捕まえられなかった時に、コインを払ってスーパーボール((捕獲率が元の確率の二倍になる。1度に3回まで使用可能だが、2回目以降も確率は1回目と同じ。))を使って捕獲することもできる。

-更新によるイベント配信
--チェックインを利用することで特定のイベントを受信したり、ボーナスとしてコインがもらえる。
--イベントステージは、期間限定で出現するポケモン、コインを揃えてコインを稼ぐステージ、日替わりやプレイするごとにポケモンが変化するステージ、ランキングステージなど様々なものが配信されている。

**評価点
-ポケモン初の基本無料ゲーム
--ポケモンシリーズとしては初の基本無料ゲームなので、誰でも気軽に遊べやすい。
--ライフ一回分のプレイ時間も短いため、少しだけ遊びたい時など空いた時間に気軽にプレイできるのもポイントである。
--課金ゲーではあるが課金必須のイベントやガチャはないため、無課金でも十分に楽しめる。

-沢山のポケモンが一気に消えていく演出は爽快
--特に三匹限定ステージの一部は大量のポケモンが消えていくので、爽快感がありスッキリする。

-出現するポケモンはステージごとに決められているため、目的のポケモンを捕獲しやすい。
--ライフ以外の制限はないため、何度でも同じステージに挑戦することが可能。

-本家ではあまり使わなかったポケモンが活躍することもあり、そういったポケモンにも愛着がわく。
--岩タイプで攻撃力が最も高い((2015年5月現在。))アマルルガや、フェアリータイプの数少ない弱点をつけるニドキング・ニドクインなど。

-すれちがい通信による特典
--回数に応じてライフやホウセキをくれる。
---すれちがい通信(+ホウセキと交換)で増えるライフは自然回復するものものと違って、別枠として認識される。ライフの消費は自然回復のライフが優先される。
--基本無料のゲームと言うこともあり、プレイ人口も多いため気軽にすれちがいをしやすいのも特徴。
---同じ3DS同士ですれちがってもライフがもらえるため、常にすれちがいできる環境を持つプレイヤーにとっては嬉しい。
---100回単位でのすれちがいが必要だが、ホウセキを入手することもできる。

-BGMも愉快でまったりな物が多く、ゲームとあっており好評。
--特にステージボスであるメガシンカステージのBGMや、ランキングステージのBGMは人気が高い。戦闘にあっており、盛り上がるようなBGMで評価は高い。

-チュートリアル役として登場する「アミリア」と言う人物が可愛い。
--ゲームを始めた時から登場。新人トレーナーのプレイヤーに注目し、様々なアドバイスをしてくれる。喋り方や容姿などから、プレイヤーの間からは「可愛い」などと人気が高い。
--しかし、ステージ11をクリアした後は一切登場しなくなってしまうため、「また会いたい」「ずっと登場してほしい」と思うプレイヤーが多いのも事実。

-基本無料ゲームにありがちな時間操作時のペナルティが少ない
--本体設定から時間を変更した場合ペナルティを受けるのだが、他の3DSの基本無料ゲームと比べてペナルティは重くは無い。
---内容は「前回セーブから自然回復するライフの時間がセーブするまで動かない」「イベントステージが強制終了し、次回のチェックインまで出現しない」の二種類。
--時間変更してもチェックイン動作を行えば、すぐにイベントに参加できる親切設計なのもプレイヤーとして嬉しい。

**問題点
-実用的なポケモンが限定されている
--サポートポケモンのステータスは「攻撃力」「技」「タイプ(1つのみ)」の3つのみ。要素が少ないため、必然的に「強いポケモン」は限られてしまい、その他のポケモンを使う意味がほとんどない。
--攻撃力の低いポケモンには強い技が……などと言う調整は一切なく、弱いポケモン(進化前など)は、ポケモンの揃っていない序盤以外は使い道がない。そもそも「技」は地味な物や確実性の低い物が多く、攻撃力の優位を覆すほどの技は少ない。
---むしろ「きゅうしょをつく((対応するポケモンを消した時に、時々ダメージがアップする能力。))」やそれに類する能力を持つポケモンが非常に多く、能力も同じような性能のポケモンも多い。そういったポケモンはまず使われない。
--さらに、タイプについては、「ポケモンの技が相手に抜群か・いまひとつか((本編では効果がない相性も、いまひとつ扱いとなる))・そうでないか」のみで判定される。よって、抜群を取れないノーマルポケモンは、ほとんど使われない((エクストラステージのみ、Ver1.2.7で追加されたアルセウスの技を利用して高攻撃力を継続させるノーマルポケモンパーティを組む事も可能。ただ、ハマれば強力なものの、運も技術も必要な上級者向けで、しかも数多いノーマルポケモンのうちアルセウスを含めたたった4体しか使われないのだが。))。
--基本的には、おまかせボタンで選択されるような「タイプが効果ばつぐんなポケモンのうち、攻撃力が高いもの」しか使われない。一部ステージに限っては、「おジャマポケモンと同じ種類のポケモンを入れる事で打ち消す」と言う手段が使えるし、「バリア消し」などのステージによっては強力なわざを持つポケモンもいるが、それを含めた所でなお実用的なポケモンはごくわずか。
--登場するポケモンの種類が718種類登場した「バトルトローゼ」よりかなり少ない。更新データにより少しずつ増加はしているが、それでも350を超えるぐらいしか登場していない((2016年1月12日現在))。
---何匹増えようと、使われるのは極一部と言う問題もあるのだが。

-能力の説明が不親切
--特に状態異常系は、ステージ終了後にランダムで表示されるヒントテキストでしか具体的な効果が説明されていない。「やけど」など効果が実感しにくいものがあるのも難点。
--具体例として「こおらせる」の能力は、相手を「こおり」にするとしか書いていないが、実際には能力発動中にこおりタイプのダメージがアップする。
--さらに、状態異常は、それぞれ効くタイプと絶対効かないタイプがあるのだが、それについての説明はゲーム中一切存在しない。
---例えば、「やけど」は毒・地面・岩・ゴースト・炎・水・ドラゴンタイプには効かず、他のタイプには効く。効かないタイプに法則がないため、自力では気づきにくいし、気づいても覚えにくい。
--技の発動確率も、一切説明がない。

-レベル上げの意義が薄い
--攻撃力が少し上がるだけで進化をしないうえ、レベル6以降必要な経験値が激増するので面倒くさい。
---一応10(ゲーム中の表記上はMAX)でカンストだが、最も経験値効率が良いステージでも何十回もクリアする必要がある。
--獲得経験値が上がる「経験値1.5倍」と言うアイテムもあるが、高レベルのポケモンに対しては少ししか上がらない為、微妙なところである。
---経験値を多く獲得しやすいステージがあるのと、経験値を増やすアイテム自体の価格が安い(コイン300枚)のが救いである。
---また、逆に言えば「大した意義もないので無理にレベル上げしなくても良い」とも言える。
---後の更新データで、経験値が大量に獲得できるビクティニステージが登場しており、レベルを上げるのはある程度楽にはなっている。
---また、経験値を稼ぐには、手かずが多いステージを攻略すると良いが、その情報はゲーム中内で明らかになっていない(後述)。

-運ゲー要素が強い
--上から降ってくるポケモンが分からない((ベースであるバトルトローゼでは上画面に数列表示されていた))ため、画面内に映っているものだけでコンボを計算することは不可能。EXステージ以外では「必ずどこかしらのポケモンが消えるように動かさなければならない」という制約もあり、「自分で連鎖を組み立てていく」という要素は薄い。
--これとおジャマが組み合わさることで余計にコンボが繋がらない事も多い。30や40の超絶コンボを叩き込めるかは完全に運次第。
---とはいえ、この手の3マッチパズルでは当たり前の運要素ではある。「連鎖しやすい消し方」と言うのはあるため、テクニックが全く無意味と言う訳ではない。完全に運のみと言うよりは「まず前提としてテクニックを尽くし、その上で運を願う」と言った感じになる。
--野生ポケモンのステージは多少の運が絡んでもクリアに支障を来さない易しめの難易度となっているステージが多い一方、後半のボス戦や追加ステージなどは敵のおジャマが熾烈な為に非常に運要素が激しく、「アイテムを使わないとクリアすら困難」とさえ言われるステージも存在する。
---特にメガオニゴーリは非常にタフなうえ、おジャマの仕方がいやらしく壁ステージとして認識されている。~
具体的に言うと、おジャマポケモンとしてグレイシアとユキワラシ((おジャマポケモンは同じポケモンを入れることで打ち消せる場合があるが、このステージではグレイシアを入れても他のおジャマポケモンが登場してしまうため、打ち消せるのはユキワラシのみ。))が登場し、さらに縦2列を短いターンでバリア化してくる。このため、気づいたらほとんどのエリアがバリアに埋め尽くされて動かせなくなる自体に陥ってしまう。こうなるとバリアリセット((ポケモンを一切動かせなくなると、初期状態に戻してくれる救済システム))に頼らざるを得ないが、この状態になった時点で詰み同然である。
---ミロカロスに至っては手持ちにヒンバスを入れるのは前提で、一手目で上の部分が壊れないと高確率で詰んでしまう。
---ただしこれはあくまで「アイテム無し」での話。強力な「おジャマガード」を使用したり、「メガスタート」と広範囲消去のメガシンカポケモンを組み合わせれば、難易度は飛躍的に低下する。どちらも比較的安価。
---どうしてもクリアできない場合は、コンティニュー時にホウセキを使用することで続きから再挑戦できるため、ゴリ押しすることも可能。
--また、敗北時に「弱点となるポケモンを捕まえに行こう」というアドバイスが出ることもある。かと言って該当のポケモンを捕まえたとしても、クリアできるかは分からず、捕まえたとしてもレベル1からなので育てなおす必要がある。
--捕獲についても運が絡むため、アイテムを使ってクリアしても捕獲できない事がままある。
---好成績を収めたりスーパーボールを使用すれば、ある程度は確率を上げる事が出来る。一部ポケモンはそれでも運の要素が強いが。
---後の更新データで、低確率で大幅に捕獲率が上がる「スーパーゲットチャンス」が登場しており、捕獲は大分楽にはなっている。
---また、簡単にクリア出来るステージなら、試行回数を多くした方が良い。

-課金の意味合いが薄い
--現在、ホウセキ使用で手に入るのは「ライフ」と「コイン」のみ。
--ライフに関しては自然回復するため、「どうしても今すぐ先のステージがプレイしたい」と言うのでもない限り、無理に課金する必要はない。
--コインは、一見するとアイテムが高価な割に獲得コインが少ないため、貴重に見える。しかし実際は、アイテムを必要とするステージがごく一部しかない上に、一部ステージを上手く利用するだけでガンガンコインを稼げてしまうので、無駄遣いしない限り足りなくなる事はほとんどない。
--コンティニュー時のホウセキ使用も、「どうしても絶対に今クリアしたい」と言うのでなければ、ライフやコインに回したほうが効率が良い。
---一応、後発のプレイヤーが先のプレイヤーに早く追い付きたいのなら、意味がない訳ではない。だが、そうでもない限り、課金の見返りは薄く、後々損した気分になるだろう。

-知らないと大きく不利な攻略情報の存在
--ニャースのメインステージは、おじゃまを消去する事でコインを稼ぐ事が可能。最大で530コイン、安全策を取っても330コインほど稼げる。
--一方、挑戦に制限のあるイベントステージなどを除けば、ステージ初クリアで200コイン、二回目以降クリアで30コインしか獲得出来ない。よって、ニャースステージでの稼ぎを知っているかどうかで、コイン稼ぎの効率は雲泥の差となる。前節で「課金の意味合いが薄い」と書いたが、ニャース稼ぎをしない場合は一転して「課金しないと厳しい」難易度になる。
--ネットの攻略サイトなどを見れば真っ先に書いてあるし、自力で気づくのもそれほど難しい事ではない。しかし、本作は基本無料のポケモンゲームであるため、その辺りに気づかないプレイヤーも少なくない。気づくか気づかないかであまりに難易度が違うので、ゲーム中でもヒントを出すなどしても良かったのではないだろうか。
---また、ニャースステージは比較的序盤にあるが、起動時は常に最後尾のステージが表示される。数秒で済むとはいえ、毎回毎回ニャースステージ選択のためスクロールさせるのは割と面倒。
--経験値の方も、手かずが多いステージほど、稼げる経験値の数が多くなるという仕様になっている。そのため、手早くレベルアップしたい場合は、手かず30のミミロル、手かず50のデンリュウなどのステージを活用する必要があるが、そのことに関してもゲーム中で明かされず気づきにくい。
---こちらの方は任天堂公式サイト『ニンテンドーキッズスペース』や、ポケモン公式サイトの攻略コラム『ポケとる学園』内の記事で解説はされていたため、認識度は高い。

-ホウセキによるコンティニューをした場合、確認メッセージが表示されず「はい」を選んだらすぐ再開される。
--選んだ直後に強制セーブされてしまうため、間違って選んだ場合は消費したホウセキ取り戻すことができない。
---この仕様は以前同社が配信した『[[電波人間のRPG FREE!]]』から全く変わっていない。

-すれちがい通信の仕様
--すれちがい通信ではライフおよびホウセキが手に入るが、「10回ごとにライフ1」「100回ごとにホウセキ1つ」に加えて、「同じ相手と3~4回連続ですれちがうとライフ1」「5回連続でライフ2」「久し振りにすれちがいする(5日間誰もすれちがわない後にすれちがう)とライフ2」と言う仕様がある。
--5回すれちがうまでに1回でも違う相手とすれちがうと「同じ相手と連続」が途切れてしまうため、3DSを2台所有していない限り、この方法でライフを得るのは難しい。
---よって、よほどたくさんの相手とすれちがえる場合を除いて「2台持ちで自分の3DSと5回すれちがい(その間、誰ともすれちがわない)、その後別の相手とすれちがう」と言うのを繰り返す、おかしなすれちがい方をするのが一番効率が良くなってしまう。
---その連続すれちがいにも不具合があり連続ですれちがっても、確認した際に対象の3DSの後に別の3DSに続くすれちがいを行った場合はその分は無駄になってしまう((すれちがいを確認をした時に、5回連続のすれちがいと別の3DSが連続で来る場合だと連続すれちがいが無効になり、ライフ2つがもらえない))。

-期間を逃すと入手が難しいポケモンの存在
--イベントで入手出来たポケモンは期間を逃すと入手が困難となる。
--一日一回のみの挑戦だったカイロスやジラーチが登場した「一日ワンチャン!」、ランダムで相手ポケモンが決まるがレアポケモンの出現率が非常に低いポケモンサファリなど、捕獲に運の要素が強いポケモンも多い。
--現在では、定期的に過去のイベントが再開催されることが多いため、再開催するのを待っていれば期間限定のポケモンでも捕まえる事は可能になっている。
---だか、再登場した際にHPが上げられていたり、オジャマの仕様が変わっていたりする場合が多いため、再登場してもクリアできない可能性が高くなってくる。
---「一日ワンチャン!」のイベントに関しては、トルネロス(れいじゅうフォルム)以降に開催された物は、日にち経過で基本捕獲率が上がるという配慮がされている。

-ポケモンサファリの存在
--数種類のポケモンがランダムに出現する二週間限定のイベントステージだが、一部のポケモンの出現率が非常に低く、目的のポケモンが出るまで何十回とプレイする必要がある。
---特にポケモンサファリ第3弾のフィオネは出現率が"1%"という超低確率に設定されており、運が悪ければ数百回挑戦しても出ないことがあるほど。30分に一回しか挑戦できないこのゲームにおいてこの確率はあまりにも低く、多くのプレイヤーを苦しめた。
---あまりに低確率のためフィオネの存在に気づかないプレイヤーが続出した。一応開催の一週間後に公式サイトでフィオネの存在が公表されたものの、ゲーム内では全く確認することができない。
---ほぼ同時期に開催されたメガガブリアスのランキングステージではオジャマとしてフィオネが混ざっており、大抵のプレイヤーはフィオネをパーティに入れたほうがスコアが伸ばしやすく、フィオネの有無で差がつきやすかった。そのフィオネは、ランキング再開催時も同様に登場している。
--批難の嵐にもかかわらず公式はポケモンサファリを「大人気」と称しており、さらに反感を買っている。
--基本的にどんなポケモンが出るかわからないため、初見殺しのステージも多い。例えば第1弾のキバニアは手かずが少ない上に、HPがやたらと高い。おまけに捕獲率も低めと、とても嫌らしいステージとなっている。

-ランキングによるメガストーンの配布の問題
--イベントステージにて、ランキング用のスコアアタックステージが配信され、ランキング上位に入ると対応するポケモンのメガストーンが入手できる、と言うイベントなのだが…。
--基本的に、ランキング上位以外のプレイヤーは入手できない為、入手したくても出来ない。
--とはいえ再配布(ランキングステージの再登場)はあるため、逃しても入手できるチャンスはある。
---しかし上位でなければ貰えない仕様は相変わらずであり、さらには「前回獲得したプレイヤーはランキングに参加できない」と言うこともない((ただし、前回獲得したプレイヤーがランクインした場合はメガストーンの代わりに、ホウセキが獲得できるという配慮はある。))。
---一応、ランキング上位以外の参加賞としてホウセキが配布されているなどの配慮はとっている。また、ポケモンを揃えてアイテムをフルに投入すれば、ランキング入りはかなり容易なバランスとなっており、ランク外となるのははじめたばかりのプレイヤーやアイテムをケチったプレイヤーがほとんど。

-「メガスキルアップ」について
--Ver.1.2以降に追加されたアイテムで使用すると、メガシンカ出来るポケモンがメガシンカまでに必要なポケモンの数が減らせる、というものなのだが……。
--基本的に入手する方法が、レベルアップバトルの高レベル報酬やランキングステージの上位プレイヤーへのプレゼントくらいしかなく、入手が困難なアイテムとなっている。
--ランキングステージは一部を除き、メガスタートが使えない状態でスタートするため、あるのとないのとでは一気に得点の差が開いてしまう。
---また、ポケモンによって使える個数が違う上に、使用後は強制的にセーブされるため間違えて使用した場合は戻ってこない。

--これらの期間限定のポケモンやランキング専用のアイテムは、基本無料ゲーなら決して珍しい仕様ではない。だがポケとるの場合、前述したように実用的なポケモンが限られている事もあり、コレクションの要素が強い。「コンプリート出来ない」と言うのは、ゲームを続ける上で大きくモチベーションを阻害する要素になってしまっている。

-ステージ攻略中メガシンカすると、その後はクリアするまでメガシンカのBGMが継続される。
--前述にあった、いいBGMが流れるステージで発生すると、盛り上がりに欠ける。ステージ攻略中のBGMは良い物が多いのに残念である。
---特に顕著なのは、メガシンカした状態でスタートできる『メガスタート』というアイテムを使用した場合、終始このBGMが流れ続けることとなる。
--ステージ攻略でも殆どの場合で聞くことになるため、流石に飽きてくる。ON・OFF機能が欲しいというプレイヤーも多い。

-UIが悪い
--動作は全てタッチで行うのだが、ポケモンリストやステージ一覧にはスクロールバーが存在せず快適に操作できない。
---さらにステージ一覧は横1列にただひたすら並ぶだけで行きたいステージにすぐに行けない。画面端の矢印をタッチすればエリア毎に飛べるのだがそれでも何回もタッチしないといけない。
---しかも再起動するごとに最後のステージまで戻ってしまうので余計に手間がかかってしまう。
--ポケモンリストには最低限のソート機能があるだけでお気に入りのポケモンを登録するような機能もなく、稼ぎ用パーティや攻略用のパーティに切り替えるのに手間がかかる。
---一応レベル降順なら、使う頻度に応じてレベルを調整することで、よく使うポケモンを検索結果の前の方に持ってくることができる。ただし、レベルや経験値を下げることはできないので、不便なことには変わりない。

***過去の仕様など
#region(アップデートで改善された不具合)
-ニャースのコインゲットステージで「オジャマガード」が表示される。
--ニャースステージに限り「オジャマ」を防ぐことはデメリットでしかない。
-Ver.1.2.2でアイテム選択画面から削除された。

-HOMEボタンの中断を使った擬似的なポーズ連打
--3DS共通として、HOMEボタンを押すとゲームを一旦中断しホーム画面に戻ることができる機能がある。
--EXステージの攻略中でも使用でき、ゲームメモ((中断しているゲームの画面を確認しながらメモを取れる、本体内蔵機能。))を起動すればじっくりと攻略法を考えてプレイすることが可能。
--これはランキングステージでも問題なく使用でき、高得点を目指すためにゲームメモを起動し画面を確認しながらプレイ出来てしまい、問題になっていた((公式側もそれ考慮したのか、メガルカリオのランキングステージが再開催された際は手かず制となっていた。対策された後のランキングステージでは、タイム制・手かず制の両方が登場している))。
---問題があるだけではなく「3DSの機能なため仕方ない」「普通にEXステージの攻略する時に役立つ」などの意見もあり、微妙なところである。~
しかし、やりすぎるとSDカードに負担がかかるのでお勧めしない。
--Ver.1.2.0で改善され、EXステージと同様の形式のランキングステージではHOMEボタンの使用ができなくなるようにされた。出来なくなった事を残念がるプレイヤーもいたが、さすがにこれは仕方ないだろう。

-ミュウツナイトYを入手していても、検索やおまかせでミュウツーが「メガシンカなし」のポケモンとして認識されてしまう不具合があった。
--もちろんプレイ中は問題なくメガシンカ可能。
--メガミュウツーXとの兼ね合いとも取れる。
--Ver.1.2.0できちんと表示されるようになった。

-すれちがい通信やホウセキと交換で増えたライフは限界数の5を超えて一時的に所持できるが、5以上の場合は自然回復が行われないため、限界を超えるとライフが無駄になりやすかった。
--例えば、最大でホウセキ12個→80ライフが購入出来たのだが、1ステージを2分でクリアしても160分でその間に回復した筈のライフ5が無駄になった。もちろんそれ以上に時間をかければそれだけ無駄になる。
--Ver.1.2.0で、すれちがい通信やホウセキと交換で増えるライフは、別枠として認識されるようになり、改善された。
#endregion

**総評
ポケモンとしては初めての基本無料ゲーム。~
少ない時間で遊ぶことができるため気軽に遊びやすい内容となっており、3DSという機種にあったゲームと言える。~
無料なので、3DSを持っているプレイヤーはプレイをしてみてもよいだろう。

**余談
-2015年3月16日以降『ポケとる』デザインのニンテンドープリペイドカードが発売されている。取扱い場所によって2種類絵柄が用意されている。
-2015年9月7日以降新デザインのニンテンドープリペイドカードが発売されている。
--通常通りの1,000円分のポイントに加え、ホウセキが1つ貰えるシリアルコードが付属している。単純に考えて100円分お得に買うことができる。

-日本国外では『[[Pokémon Shuffle>http://www.pokemonshuffle.com/]]』というタイトルで北米及びヨーロッパ地域で配信されている((配信日は日本と同じ2015年2月18日))。
--基本的に国内版と同一内容だが、ランキング用のスコアアタックステージでのメガストーン配布順位が変更されているなど、細かい差異は存在する((例えば2015年6月のメガカメックスのランキングステージでは、国内では65,000位までのプレイヤーにメガストーンorホウセキ2個がプレゼントされるが、北米では上位30,000位までにしかプレゼントされない))。

-2015年8月25日に『ポケとる スマホ版』がリリースされた。
--メガシンカ直後の挙動((3DS版は演出後すぐに対象ポケモンがメガシンカしたものに変わるが、スマホ版は演出からワンテンポ遅れて変化する。その為、対象ポケモンでコンボしても、メガシンカ直後は通常状態で揃えた扱いとなってしまう。))や消費コインの増加など、ゲームバランスに関わる部分での変更点が多い。
--こちらも海外でも配信された。

復元してよろしいですか?