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セガソニック・ザ・ヘッジホッグ」を以下のとおり復元します。
*セガソニック・ザ・ヘッジホッグ
【せがそにっく・ざ・へっじほっぐ】
|ジャンル|アクション|~|
|対応機種|アーケード|~|
|発売・開発元|セガ・エンタープライゼス|~|
|稼働開始日|1993年6月|~|
|プレイ人数|1~3人|~|
|判定|なし|~|
|ポイント|トラックボール操作&br;シリーズ初のボイス付|~|
|>|>|CENTER:''[[ソニックシリーズリンク>ソニックシリーズ]]''|
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#contents(fromhere)
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**概要
ソニック初のACタイトルとなるクォータービューアクションゲーム。~
MDで展開していた本家シリーズとの区別点として、タイトル頭に「セガ」と付いている。~
不覚にもDr.エッグマンに捕まってしまったソニックが、罠と仕掛けに満ち溢れた「エッグマン島」からの脱出を目指すストーリー。~
リリース時期としてはMDの『ソニック2』より後だが、本作にテイルスは未登場。~
代わりに、ソニック同様に島に連れてこられたムササビの「レイ・ザ・フライングスクイレラル」(レイ)、アルマジロの「マイティー・ザ・アルマジロ」(マイティー)がプレイヤーキャラとして登場。~
最大3人まで同時プレイ可能。全7ステージ。

**システム
-ゲーム開始時にソニック、レイ、マイティーから選択(同キャラ不可)。3人に性能差は無い。
-操作はトラックボール(移動)+ボタン(スピンジャンプ)。
-ステージ内の様々な仕掛けを掻い潜り、ゴールに到達すればステージクリア。ごく一部のステージの除き、ボス敵は存在しない。
-ライフゲージ制で、トラップとの接触や足場からの転落で減少。無くなるとゲームオーバー(コンティニュー可)。
--ライフはリングを取る事で少しずつ回復する。リングは道中に落ちている他、特定の壁や障害物を壊す事でも出現する。
--1つのステージ内に存在するリングの総数は決まっており、ステージクリア時に回収率が一定を越えるとライフボーナスが得られる。

**評価点
-バリエーションに富んだステージ構成。
--それぞれのステージは、ほぼ全て異なった趣向が凝らされている。
-シリーズ初のボイス付き。
--プレイヤーキャラ3人とエッグマンに、それぞれ個別の声優によるボイスがある。
--作中で一番喋るのはエッグマン。担当は佐藤正治氏。
---ステージをクリアするごとに、モニターで見ていたエッグマンが悔しがる→ソニック達が次のステージへ向かうのを見てすぐ余裕を取り戻す。

**問題点
-ゲーム中は基本的に、後方から何かしらの脅威が迫ってくる(仕掛けが接近、足場が無くなるなど)。これに少し厄介な仕様がある。
--脅威の多くは、プレイヤーの移動で画面をスクロールさせると、それに合わせる形で付いてくる。つまり「画面外へ引き離す」事ができない。
-敵を倒すのではなく先へ進むのが目的のため、協力プレイの意義が薄い。
--上記のスクロールの仕様も相まって、置いてけぼりにされたプレイヤーはほぼ確実に後方からの仕掛けに引っ掛かってしまう。
-全体の難易度曲線が不安定。
--特に2面(氷)と3面(砂漠)は初見殺しの要素が多く、慣れてないプレイヤーは大抵この辺りでゲームオーバーとなる。
--6面前半は水中を進んでいく(本作は溺れてしまう事はない)が、ゲームスピードが低下するのでむしろ落ち着いて進める。
-リング回収を前提としているためか、ゲーム開始時(及びコンティニュー)時の初期ライフが、最大値の約半分程度しか無い。

**総評
トラックボールとの組み合わせを含め1本のゲームとしての出来は悪くないのだが、やはりシリーズ中ではマイナー感が拭えない。~
『マーブルマッドネス』や『サイバリオン』のような家庭用機種への移植もされていないのが悲しいところである。~
(カップリング移植の多いソニックシリーズなら尚更)
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**余談
-本作で登場した二人の仲間の内、マイティーはナックルズ主役のスピンオフ作品『カオティクス』にて再登場したが、レイはこれ以降のゲーム作品には登場していないという状況が長らく続いていた。
--本作の稼動から25年後になる2018年。『ソニックマニア』のアップデート版である『ソニックマニア・プラス』の追加プレイアブルキャラとしてマイティーとレイの参戦が発表。~
両者ともに20年以上ぶりとなるゲーム作品への再登場を果たし、本作を知るファンを驚かせた。
--また、アメコミ版では両者とも登場しており、親友同士という間柄になっている。

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