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「タイピングゲームのキーコンフィグ」とは何か、詳しく説明できる方はご協力をお願いします。
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*タイピング奥義 北斗の拳 激打
【たいぴんぐおうぎ ほくとのけん げきうち】
|ジャンル|タイピングソフト|&image(http://ecx.images-amazon.com/images/I/A13KXIf65tL._SL1500_.jpg,height=160)|
|対応機種|Windows、Macintosh|~|
|メディア|ハイブリッドCD-ROM 1枚|~|
|発売元|SSIトリスター|~|
|開発元|アクティマインド|~|
|発売日|1999年3月19日|~|
|定価|4,800円(税別)|~|
|判定|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~|
|>|>|CENTER:''[[北斗の拳シリーズリンク>北斗の拳シリーズ]]''|

**概要
人気バイオレンスアクション漫画『北斗の拳』の世界観を舞台としたタイピングソフトで、タイピングソフトにキャラゲーの要素を取り込んだ先駆けともいえる作品。~
キーボードを秘孔に見立て、高速でタイピングすることで敵を倒していくという筋立て。

**特徴
-通常のタイピングソフトと基本的な進行は同じだが、基本的には最初は雑魚敵を倒していき、一定数倒したところでボスとの対決となる筋立て。
--本作は北斗七星になぞらえて全7ステージ構成だが、最初の2ステージはチュートリアル。実質的にはステージ3から始まる。
---一度クリアしたステージは以降のプレイでは最初から選択可能になる。
--奥義を使って倒さなければならないボスについては体力ゲージを0にした後で奥義ゲージをMAXにした後、スペースキーを押すと奥義が発動する。
---奥義ゲージはミスタイプをすると減少するので注意。

**評価点
-タイピングソフトと『北斗神拳』との相性の良さに目を付けた点
--「正確なキー入力」を「正確に秘孔((正式には「経絡秘孔」。要は東洋医学における「ツボ」の事。))を突いた」と見立てている点が秀逸。『北斗の拳』というバトルアクション作品との相性も良い。
---キーを正しく入力するたびにケンシロウの声で「ホアッタァ」と叫び、正しく打ち続ければ「アタタタタタタタ」とアニメさながらに叫び続けるのでプレイヤーのテンションも上がること請け合いである。
--無論倒した敵はちゃんと爆散してくれるので原作ファンも納得。
---ただし漫画並かそれ以上に爆散時の描写が迫真であり、グロ度は高め。

-ストーリー全般やチュートリアルなど、各所に原作のネタをいろいろ散りばめられたうえでタイピングゲームとして仕立てあげている。そのためバカゲーとしても優秀で作品愛も十二分に堪能できる。
--チュートリアルにて転龍呼吸法の奥義が挿入されたり、長時間プレイ時の腱鞘炎対策のためにプレイ開始から30分経過すると「もう一度ぬくもりを…」という警告が入ったりなどネタ度も高い。

**問題点
-低予算で作られたため、ケンシロウ以外のキャラはTVアニメ版とは異なるキャストが担当している。 
--こればかりは初作ということもあり、予算が取れないという点を考慮すれば仕方がないともいえる。
---なお、シリーズを進めていくごとに予算も増えていったのかTVアニメ版の声優を当てられるキャラも増えていった。

-難易度はかなり高め。また、キーコンフィグ設定もない。
--特に後半ステージのボス連戦は体力が回復しないため、キーコンフィグ不能の点や難易度の高さも相まってかなり厳しい。
--難易度設定やキーコンフィグの不備については、本作のバージョンアップ版の『激打SE』である程度解消された((なお、本作でユーザー登録を行ったユーザーには『激打SE』が無償配布されていた。))。

**総評
地味なタイピングソフトにキャラゲーの要素を盛り込み、後の同ジャンルのソフトに多大な影響を与えたソフト。~
本作のみで20万本、シリーズ通して50万本売れたことも同ジャンルにおける起爆剤となったのは大きく、フォロワーとなる作品も多数登場している。~
またクソゲーが多いことで悪名高い北斗の拳関連ゲームにおける数少ない良作の一つとしても功績は大きいと言える。

**余談
本作はシリーズ化されたが、メーカーのSSIトリスターが倒産したためPCソフトとしての展開は終了した。~
しかしその数年後マイクロビジョンが権利を取得し、基本無料式のブラウザゲーム『激打MAX』として復活した。

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