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ダブルリング - (2010/08/23 (月) 06:56:09) の編集履歴(バックアップ)


ダブルリング

【だぶるりんぐ】

ジャンル 横シューティング
対応機種 PCエンジン(Huカード)
発売元 ナグザット
発売日 1990年9月28日
定価 6300円

概要

  • PCエンジン界の主要メーカーの一つ、ナグザット(現・加賀テック)からリリースされたシューティングゲーム。
  • 説明書やゲーム中のメインタイトル表記は「W Ring」となっているが、タイトルの下隅っこに「THE DOUBLE RING」と表記されている。
  • 一人プレイ専用、全6ステージ(最終ステージは二部構成なので実質7ステージ)、周回あり。

主な特徴

  • 使用するボタンは攻撃とスピード調整二つのみという、極めてわかりやすいシステム。
    • 攻撃は前方ショットと落下型ミサイルを同時に行う。他ゲームで例えるならば、グラディウスのショット&ミサイルのそれと酷似している。
    • スピードはいつでも任意で三段階に調整が可能。ステージによってはスピードを最大にしないと切り抜けない場所も存在する。
  • 自機の胴体中央付近にリング状のオプションが存在する。これに敵弾を当てると弾を跳ね返す事が可能で、いわばシールドに近い存在である。弾幕状態の激戦区においては、この弾跳ね返しを駆使しないとまともにステージをクリアする事もままならないのは必至であろう。
  • パワーアップアイテムを取得する事により、ショット及びミサイルが専用のものに強化される。パワーアイテムの種類は5種類あり、連続で取得するとパワーの段階が上がる。
    • 稀に登場する「?」アイテムを取得する事により、現状ショットの性能が変化する(初期ショットは変化せず)。すなわちこのゲームにおける攻撃の種類は5種類×2タイプ+初期1種の計11種類も存在する事となる。
  • パワーアップ中にダメージを食らうと初期状態にパワーダウンし、初期状態だと1ミスとなる。ミス後は常に途中復活である。
  • 「B」アイテムを取得する事によりボーナススコアを取得できる。
  • ステージ1~5に一箇所だけに存在する「EX」アイテムを取得すると、そのステージ毎に用意されたエクストラステージにワープする。エクストラステージは表ステージに比べボーナスアイテムが多く配置されている事が多く、スコア稼ぎに向いている。
    • 表ステージ、及びエクストラステージをクリアすると、次の表ステージに進む事となる。エクストラに進んだからといって次ステージもエクストラになるという事はない。
  • 全ステージをクリアするとデモシーンの後に、周回によるステージ1から始まる。もちろん、難易度は前周の比にならない程上がる。

評価点

  • わかりやすい操作で複雑な要素は皆無に等しい。説明書を読まなくてもすんなり始められる。
  • 1ステージあたりの構造は短めで、テンポよくさくさく進められる。無駄な間延びはほとんど無い。
  • BGMのクオリティはPCエンジンHuカードのソフトの中でも屈指の良さ。筆者的にはステージ1と3の道中BGMのメロディラインは耳から離れられない程の神レベルだと思う。
  • 各ステージ、及びボス戦BGMはすべて専用曲で使い回し曲がない(但し最終ステージ後編はボス戦のみで道中BGMは無い)。さらにはエクストラステージの道中BGMすらもすべて専用曲で、本作の曲数は同期のPCエンジンシューティングと比べてもかなり多い部類に入る。
  • エクストラステージはステージ構造はもちろんの事、上記の通りのBGMやら背景すらも変化し、実質表ステージとは別物化する。
    • ただしボスステージは表と全く同じ敵、及びBGMである。