「スカシカシパンマンDS 「しょこたん」こと中川翔子プロデュース」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る

スカシカシパンマンDS 「しょこたん」こと中川翔子プロデュース - (2012/03/26 (月) 12:04:52) の編集履歴(バックアップ)


スカシカシパンマンDS 「しょこたん」こと中川翔子プロデュース

【すかしかしぱんまんでぃーえす しょこたんことなかがわしょうこぷろでゅーす】

ジャンル 貧欲ゲーム
対応機種 ニンテンドーDS
発売元 インターチャネル
開発元 カムイ
発売日 2009年3月5日
価格 5,040円(税込)
ポイント 中川翔子考案「スカシカシパンマン」のゲーム化
激しく微妙なミニゲーム集
激しく人を選ぶギャグセンス


概要

  • TVタレントである「しょこたん」こと中川翔子氏が考案したキャラクター「スカシカシパンマン」のゲーム化にあたる作品。
    • ゲームタイトルが示す通り、本作はしょこたんがプロデュースを担当している事が大々的にアピールされている。
  • 公式のゲームジャンルは「貧欲ゲーム」とあるが、形式上のジャンルとしてはミニゲーム集を中心としたバラエティゲームである。
  • 詳細を書くと長くなるので省略するが、大体は「主人公のヒーローであるスカシカシパンマンと、その同行者のヒロインであるエイ子が、世界の平和を守る為にジュエル探しの冒険をする」的なあらすじと思ってもらえればいいと思う。
    • 本作はボイスによる会話シーンが頻繁に行われる。スカシカシパンマン役は大御所声優である若本規夫氏が、エイ子役はしょこたん本人が担当している他、重要キャラにも声優陣が起用されている。

主なモード

  • ストーリー
    • 本作のメインモードに該当する。
    • スカシカシパンマンらを操作して数々のイベントやミニゲームなどをこなしていき、全7話構成のストーリーを進めていくのが目的となる。
    • 詳細は下記の主なルールの項参照の事。
  • ミニゲーム
    • 「ストーリー」でプレイした事のあるミニゲームを単独でプレイできるモード。
    • 全40種類のミニゲームが存在する。量が多いのでゲーム内容については割愛するが、以下の題材のミニゲームが用意されている。
+ ミニゲームの題材
  • 納豆まぜ!
  • ワゴンセール
  • 海底温泉
  • コマンドバトル
  • スカシバーガー
  • デコスロ!
  • 指圧師
  • からあげ味付け研究室
  • トイレにGO!
  • シューティング!
  • 合体ロボ
  • イカスミ
  • バカルタ!
  • 仕分け
  • 救急レスQ
  • シルエット当て
  • スカシ刑事
  • 格闘
  • エイ子の楽しい英語
  • 抜け殻崩し
  • 川でメシ釣り
  • 打楽器の名人
  • 雑巾がけ
  • 潮干狩り
  • Let's 毛抜き
  • リバーシ?
  • スパイ
  • からあげ暴食
  • ギガントハァハァ
  • スライドパズル
  • 不可思議なメイズ
  • ドレミでスカポン
  • 大リーガー
  • 早撃ちガンマン
  • 長ネギ白刃取り
  • どれか当てるゲーム
  • 何匹いたか当てる
  • フーフー伝票
  • セミの抜け殻ダーツ
  • ゲップを我慢
  • オプション
    • ゲーム内の音量設定とデータ消去が行えるモード。
      • 音量設定に関しては、BGMと効果音(ボイス)の音量を別々に調整でき、共に無音にする事も可能。
      • データ消去は「"ストーリー"のデータのみを消去」と「ゲーム全般のデータを完全消去」の2つの操作がある。前者は「ストーリー」以外のデータは残しておける。
  • コレクション
    • 「ストーリー」内で入手したアイテムを鑑賞できるモード。
    • 総計100種類のアイテムが用意されている。アイテムの属性には以下の3タイプが存在し、ボイス系とCG系に関しては何かしらのお楽しみが用意されている。
      • 「ボイス系」…スカシカシパンマンとエイ子のボイスが聞けるアイテム。全部で60種類存在する。
      • 「CG系」…本作の登場キャラのCGが鑑賞できるアイテム。全部で32種類存在する。
      • 「攻略系」…「ストーリー」内で何かしらの効果を発揮するアイテム。全部で8種類存在する。
  • つうしん
    • 通信による対戦プレイが楽しめるモード。
    • プレイするにはDS本体と本ソフトが2つづつ必要となる。
  • ???
    • ゲーム内で何かしらの条件を満たすと出現する隠しモード。
    • 詳細に関しては本ページでは割愛する。

主なルール

ストーリー

  • ストーリーの流れ。
    • 「ストーリー」を開始するとMAP画面が表示される。そこから選びたい場所を決定するとフィールト画面に移項する。
    • フィールド画面では「ミニゲームのノルマ」が何個か用意されているので、そのミニゲームをすべてクリアすれば「スカシイベント」が発生し、それもクリアすればその話が終了となる。
    • 前の話を終えると、再びMAP画面が表示されるので、以後は上記の流れを繰り返していけば話が進んでいく。
    • フィールドにおいては下画面にてフィールド表示、上画面にてフィールドの全体図・スカコインの残数・ミニゲームノルマの数などのステータスが表示される。
    • このゲームはマルチエンディング制を採用しており、エンディング付近の選択肢で結末が変わる仕掛けとなっている。
  • フィールドはトップビューのアクションゲーム風の内容になっている。
    • 以下の操作でスカシカシパンマンを動かす事ができる。
      • 十字キーでスカシカシパンマンの移動操作。
      • Aボタンで攻撃手段である"スカコイン投げ"。
      • Bボタンで通常よりも早く移動できる"マッハ移動"。
      • Xボタンで画面内にあるミニゲーム場所を知らせてくれる"スカレーダー"。
    • 上記の移動以外の操作を行うと"スカコイン"が若干量消費されるというリスクがある(スカコインに関しては下記にて)。
    • フィールド内には無限に戦闘員の雑魚が沸いており、こいつに触れるとスカコインが多めに消費してしまうというペナルティがある。
      • 雑魚に触れたくなければ、スカコイン投げを投げて追っ払うか、上手く移動させて回避する以外に方法はない。
  • フィールド内には、ドアや洞窟などのミニゲーム場所が存在し、それに触れると専属のミニゲームが発生する。
    • ミニゲーム場所の目安は乏しい為、一見ではどこに場所があるのかがわかりにくい。スカレーダーを駆使すれば場所の特定がしやすくなるのでお勧めする。
    • ミニゲームをクリアすると、そのフィールド内に指定されたミニゲームノルマが1つ消費される、これを指定分すべて消費すれば次のステップであるスカシイベントに進める。
    • 各ミニゲーム場所で発生するミニゲームは完全固定である。同じミニゲームを繰り返しプレイする事は可能だが、それを2回以上クリアしてもノルマは消費されないので注意。
    • ミニゲームをクリアできればボーナスとしてスカコインが貰える。このゲームでは何をするにもスカコインが必要となるので何度もプレイしておきたい。
      • なお、ミニゲームは「ストーリー」だけではなく、「ミニゲーム」のモードでクリアしてもこちら側にスカコインボーナスが入手できる仕様となっている。
  • ミニゲームノルマをすべて消費すれば、ボス格のキャラチップがフィールド内に登場し、それに触れればスカシイベントが発生する。
    • スカシイベントは上下画面すべてがボスキャラの全身絵で表示される。それを「スカシ穴」なる明かりにて絵を透視する感覚で拝んでいく事になる。
    • 十字キーかタッチペンのスライドにてスカシ穴を移動させ、何もせずに放置するとその部分の絵の拡大がされる。
    • 絵の拡大中に何か光るポイントが発生する場合があるので、それに上手くスカシ穴を調整してAボタンかタッチペンで突けば何かの発見ができる。
    • 何かしらの重要な発見を行えばスカシイベントはクリアとなる。この紹介を見てピンと来た方も多いと思うが、実際その通りで『どきどき魔女神判!』の神判パートとやたらと似たイベントである。
    • なお、スカシイベント中はスカコインが消費され、これがないとイベントがプレイできなくなる。但し、とあるアイテムを持っている場合はこの限りではない(下記)。
  • フィールド内にはミニゲーム場所の他に、「ガチャガチャ屋さん」という場所が1箇所ある。
    • これに入ると「100コインのガチャガチャ」と「500コインのガチャガチャ」が置かれており、その数値のスカコインを消費して無限にプレイする事ができる。
    • ガチャガチャの中には様々なアイテムがあり、それを入手する度に「コレクション」のアイテム欄が埋まっていく。
    • 500コインガチャガチャは100コインのそれよりもレアなアイテムが出現しやすい。また、100コインガチャガチャはたまに「スカ」(はずれ)が出る事もある。
    • 所詮はガチャガチャなので何のアイテムが出現するかはランダムであり、同じアイテムがダブる事態も起きる。ダブったアイテムは最大10個まで重複ストックがなされる。
    • アイテムには「ボイス系」「CG系」「攻略系」の3種類があるが、ここでは攻略系の関する紹介をする。
      攻略系アイテムには「ミニゲームで使用するもの」と「スカシイベントで自動発揮されるもの」があり、前者に関しては使用した分のアイテムが消費してしまう。以下攻略系アイテムの紹介。
      • 「スカシドリンク微糖」…これをミニゲームで使用すると、クリア後のスカコインボーナスが2倍増しになる。
      • 「スカシドリンクS」…これをミニゲームで使用すると、クリア後のスカコインボーナスが4倍増しになる。
      • 「イカさま塩辛」…これをミニゲームで使用すると、ゲーム結果の成否に関わらずクリアした扱いとなるチートアイテム。レアクラスで入手し辛い。
      • 「スカシ仮面の破片(5種類)」…全部で「A」「B」「C」「D」「E」の5つの破片があり、それをすべて集めるとスカシイベントで一切のスカシコインが消費されなくなる。

ミニゲーム

  • ミニゲームに関する情報は以下の通り。
    • 難易度を3段階から選べるが、一度「ストーリー」をクリアしないと易しい難易度しか選べない。
    • 難易度は難しい順から「ネ申級!」「平凡」「やさしさいっぱい」がある。クリアすればスカコインボーナスがもらえるが、難しい難易度程にボーナスが多く貰えやすい。
    • 「ネ申級!」と「平凡」をクリアすると、各自、「金の紋章」と「銀の紋章」のクリアマークが付く。
    • ゲーム開始前にルール説明が挟まれるが、その状態で上記の難易度選択の他に「アイテム使用」が可能。アイテムに関しては上記のガチャガチャ屋さんの項にて。

つうしん

  • 二人対戦プレイができる。
    • 大方は単独におけるミニゲームと同じ内容を対戦形式でプレイする内容なっているが、選べるミニゲームは単独よりも限られる。

問題点

  • フルプライズにしてはボリューム不足。
    • ストーリーは普通にプレイすれば3時間もかからずにクリア可能だと思われる。マルチエンディング制だが、それを考慮してもやっぱり内容が薄い。
    • ミニゲームは全40種類とそこそこ多そうに思えるかもしれないが、大方は1~2分位で終わってしまうので味気ない。
      • ミニゲーム個々としてのクオリティも携帯アプリのおまけゲームレベルで、正直素直に面白いいわれると首を傾げたくなる。
  • 存在自体が蛇足なフィールドアクション。
    • 「無数に沸いてくるだけでただの通行の邪魔でしかない敵」「いちいちフィールド内に歩きまわされる手間」「どのフィールドも似たような構造ばっかり」と負の要素が多すぎて何故これを入れたのかが理解に苦しむ。
    • 軽くミニゲームをクリアしただけでも稼げるスカコインがかなり多いので、「実は敵に触れても消費されるスカコインは雀の涙程度」であり、スカコイン投げとスカダッシュを使う意味合いはほぼ皆無。
    • スカレーダーだけはミニゲーム場所を発見するのに大いに約立つので、これさえあれば他の行動は本気でいらない。
      • よってこのゲームにおけるフィールドアクションは「適当に歩き回り、敵接触を覚悟して突進し、スカレーダーを連発すればいい」といういい加減な攻略で大体OKである。
  • ゲームバランスの悪いミニゲーム。
    • 大方のミニゲームは大分簡単にクリアできるが、たまに「明らかに難易度が釣り合っていない」クラスの難しいミニゲームがある
    • その為、楽勝と余裕だと思っていたら唐突なまでの地獄を見せられる事態に陥る可能性を持っている。
      • 特にDSのマイクに息を吹きかけて伝票を飛ばす「フーフー伝票」は常人の肺活量でクリアできる難易度ではない鬼畜仕立てとなっている。
        それでいてルール説明では「適度に息継ぎをしよう」とアドバイスがされるにもかかわらず、吹かないと伝票が段々と元の位置に戻る外道仕様となっている。説明が矛盾しとる
    • 但し、どのミニゲームもアイテムの「イカさま塩辛」を使用すれば無条件でクリアできる救済処置はあるので、クリアが詰む心配がないのは救いではある。
  • 作業は避けられないアイテム収集。
    • 「コレクション」を100種類全部埋めるには、「スカコインを稼ぐ為にミニゲーム ⇒ 当たるかどうかもわからないアイテムをガチャガチャで連続プレイ」の繰り返しすハメになるのは必至だと思われる。
      • しかも、何故かCG系のアイテムの出現率が異様に少なく、より先の見えない作業を強いられる結果となりやすい。
      • 救いがあるとするならば。ミニゲームで得られるスカコインが多めで、「スカシドリンク」を使用すれば入手率が倍増できるところだろうか。