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デビルメイクライ HDコレクション - (2012/07/01 (日) 23:16:41) の編集履歴(バックアップ)
デビルメイクライ HDコレクション(DevilMayCry HD Collection)
【でびるめいくらい】
ジャンル
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スタイリッシュアクション
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対応機種
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プレイステーション3、Xbox360
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発売・開発元
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カプコン
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発売日
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2012年3月22日
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定価
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4,800円(税抜)
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レーティング
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CERO:C(15歳以上対象)
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ポイント
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不完全なHD化・透明処理 2のプログラムミスが修正 3SEに致命的なバグあり
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デビルメイクライシリーズ・関連作品リンク
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概要
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3Dアクションの人気シリーズ『デビルメイクライ』の3作品を1つのソフトに纏めたもの。HD画質(PS2版はSD画質)であることが売り。
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追加要素は特に無し(一部例外あり)。
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トロフィー/実績機能も実装。
評価点
解像度・フレームレートの向上
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解像度が480iから720pへ、フレームレートが30fpsから60fpsへとグレードアップした。
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アスペクト比も3:2から16:9に変化した(ハードの設定で4:3にもできる)。
トロフィー/実績機能の搭載
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DMC1、2、3それぞれにトロフィー/実績が設定されている。
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つまり、1本のソフトで3つのプラチナトロフィー/3000pの実績を取得可能。
(DMC2)プログラムミスが修正
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PS2版『DevilMayCry2』には、「ヴァンデッタとマーシレスの攻撃力がリベリオンと同じ」「オフェンスハートの効果がない」というプログラムミスが存在していた。
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リーチの長いマーシレスが事実上の最強武器ということになり、ヴァンデッタとリベリオンが完全なマーシレスの下位互換となってしまっていた。
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オフェンスハートはDTゲージの消費量を抑える目的以外、装備する意味がなかった。
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それらが修正されたことにより、ちゃんとした仕様の下でDMC2をプレイできるようになった。
(DMC3)没データである挑発ボイスの追加
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DMC3の体験版で採用されていた挑発ボイス(製品版では没に)が追加された。
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ダンテでコート無しコスチューム(2種類)を装備すると、挑発ボイスが通常のものから没データのものへと変化する。
問題点
HD化されていない部分がある
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特に背景に多い。具体的には、DMC1のM18の鏡の世界、DMC3のM7のバージル戦等。
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キャラクターや敵、建物のモデルはしっかりHD化されている。
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システム・メニュー画面はアス比が4:3のまま(HD化自体はされている)。
透明処理がされていない
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顕著なのがDMC1のムンドゥス2戦目。
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半透明のカッターを飛ばす、という攻撃を仕掛けてくるのだが、そのカッターが完全に透明になってしまっている。
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他にも、半透明であるはずのDMC3ダンテの前髪が透明でないといった、先述の問題とは真逆の現象も起きている。
プリレンダムービーがSD画質のまま
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DMC1、2、3全てにおいて、プリレンダムービーがPS2版のものの流用である。
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高解像度のディスプレイに映してプレイする場合、画像の粗さがかなり目立つ。
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リアルタイムレンダムービーはしっかりHD化されている。
3SEにゲームが進行不能になる致命的なバグがある
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原因不明。ダンテ編のほぼ全てと、バージル編のOPで発生する。
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ムービーが流れるはずのタイミングで、音声だけ流れて画面に何も表示されない、というもの。
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この間は何も操作できず(PSボタン等は反応する)、時間が経つと音声も途切れて完全にブラックアウトの状態へ。
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つまり、プレイ中にいきなり進行不能になる(しかも発生のタイミングを全く読めない)という、ゲームとしてかなり致命的なバグが存在している。
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対処法は現状無い。バグが発生したら本体をリセットするしかなく、当然直前にセーブしていなかった場合はそれまでのデータも消える。
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このバグはPS2版(無印・SE両方)・PC版には存在しなかった。移植の際、何らかの不手際でこのバグが増やされたとしか考えられない。
3SEの全難易度・クリア特典解放の裏技が使えない
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厳密には使えるのだが、使うとセーブ・ロードとトロフィー/実績取得が不可能になる。
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一見、不正を防ぐための処置にも見えるのだが、DMC2に存在する同様の裏技は使用可能のまま(セーブ・ロードとトロフィー/実績取得も可能)である。
他ゲームへの移行時に本体のリセットが必須
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起動時にDMC1、2、3のどれをプレイするかの選択画面が表示されるのだが、一度どれかを選択するとこの選択画面には戻ってこれない。
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DMC1のプレイ中にDMC3をプレイしたくなった場合、一旦本体をリセットしてソフトを再起動する必要がある。
総評
ゲームそのものの評価については、それぞれのPS2版の記事を参照されたし。ここでは移植作品としての『DevilMayCry HD Collection』についての評価を述べる。
まず、本作はただの移植作品でありリメイク作品ではない。そのため、PS2版であった問題点のほとんどはそのままである(2は例外)。視点の悪さ、敵が画面外から攻撃してくる仕様(3SE除く)、不評な敵、ガッカリゲー・黒歴史として悪名高い2のシステム等、全てにおいて変化無しである。よって、本作に対してこれらの点の改善を期待してはいけない。
DMC1に関しては、一部の背景がSD画質のままで浮いていたり、ムンドゥス2戦目の半透明カッターが透明カッターになっている等の点を除けば、特に問題となる要素はない。DMC2に関しては、プログラムミスが修正されている点が評価できる。
問題なのが3SEで、問題点で挙げた通り、ゲームとして致命的なバグが存在している。公式から対処法や修正パッチ等のアナウンスもなく、事実上カプコンはこのバグを黙認しているということになる。もはや擁護のしようがなく、3SEに限って言えば劣化移植と言わざるを得ない。評判の悪いPC版の方がまだマシというレベル。3SE目当てで購入するのは絶対にお勧めできない。