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トイレキッズ - (2017/06/25 (日) 08:30:30) の編集履歴(バックアップ)
トイレキッズ
【といれきっず】
ジャンル
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シューティング
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対応機種
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PCエンジン
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メディア
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4MbitHuカード
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発売元
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メディアリング
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開発元
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ビッツラボラトリー
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発売日
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1992年3月6日
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定価
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6,900円
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判定
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バカゲー
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ポイント
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外見的にはまさに「クソ」ゲー 酷いお下劣ネタのオンパレード メディアリングのご乱心 ゲームそのものは至って可も不可もない作り
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ストーリー
主人公の大介君は今、生意気盛りの3歳。
でも、彼にはひとつだけ弱点があります。それは、いまだにオムツが取れないこと。
これじゃカッコつかないぜ、と大介君は果敢にも初めてトイレに挑みました。
すると突然、トイレの中に引き込まれてしまったのです。
そして、そこには子供達のオムツばなれを阻むフトドキ者”ウンピ大王”が待ちうけていたのです。
さあ、大介君はウンピ大王を倒さなければ、一生オムツ人生で終わってしまいます。
かわいい助っ人花子ちゃんと力を合わせ勝利をつかめ!
概要
上記のストーリーからお判り頂ける通り、只々品がない、あまりにもアホ臭い設定のお下品なゲーム。
そのお下品さは設定面のみならずグラフィックや演出面にまで徹底されている始末で、ある意味これ以上に「クソ」ゲーとしての冠に相応しいゲームは滅多に存在しないだろう思われる代物である。
ゲームシステム
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いわゆる対空ショットと対地ショットを使い分ける形式の縦シューティングで、『ツインビー』や『ゼビウス』などのそれに近いものとなっている。
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対空ショットのみ、ボタン押しっぱなしにして離すと、溜め撃ちが放てる。
(外見上の)問題点
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自機はオマル。敵キャラも排泄物と動物を合わせたものや、性器や便器などばかりでもう最低も最低。
敵キャラの名前も「ポコチー」「ヘをコクター」「クソナゲゴリラ」「フンギョ」「ベンキウナギ」といったものばかりで、ネタのセンスが低年齢層並である。
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道中においてウ○○や便器などがいたるところに配置されており、中身を知らない常人がプレイしようものなら狂乱必至な世界観である。
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雑魚敵もボス敵も、鼻糞を投げてきたり、屁をこいたり、小便を飛ばしたりと、変態的な攻撃ばかり。ご丁寧にも弾の色はほぼ茶色、一目でわかるお下劣ぶり。
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ゲームオーバーになると「ヘタクソ!!」と画面にでかでかと表示される。「クソ」と「ヘタクソ」をかけたダジャレなのは明白とはいえ、ある意味プレイヤーを傷つけていないか?
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アイテムの名前が「ブルーレット」「セボン」「サンポール」とかどこかで聞いた事があるような代物。(詳しくは余談参照)
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ご丁寧なことに、取得時にボイスつきでアイテム名がコールされる。
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ラスボスの「ウンピ大王」はソフトパッケージやタイトル画面で登場。どう見ても変態なおっさんです、ありがとうござ(ry
(ゲーム上の)問題点
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全4ステージしかなく、各ステージもそんなに長くない(全ステージをクリアするのに20分程度のプレイ時間)ので、短時間で攻略できてしまう。はっきりいってボリューム不足であり、同期のPCエンジンシューティングの中でも小粒である。さすがにこれで定価6,900円は高い。
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各ステージ途中には中ボスが登場し、最終ステージはボスが2回登場する。まぁ、それでもボリュームを補うには程遠いのだが。
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対空、対地ショットに連射機能がないので、手動でボタン連打しなければならない。また、連射パッドを使用すると対空の溜め撃ちが放てなくなる。
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オプション項目にて難易度を三段階まで選べるのだが、あまり大きな差はなく、全体的な難易度は控えめである。
評価点
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こんな「糞」ゲーなのにグラフィックの書き込み自体は割と良質な方で、結構カラフルで華やかである。
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むしろそのせいで、下品度に磨きがかかっているともいえるが。
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こんな「糞」ゲーなのにBGMは爽やかで心地良い良曲揃いである。裏技にてサウンドテストも可能。
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こんな「糞」ゲーなのにゲームバランスは悪くなく、シューティングとしての土台もしっかりしている。少なくとも、伝説のクソゲーども並の酷いゲーム性を期待すると肩透かしを食らう程まともである。
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見た目が狂ってるのにシューティングとしては普通という意味では、同じPCエンジンの『超兄貴』と非常に似通った存在といえる。
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二人同時プレイが可能。2P側の女の子「花子ちゃん」はエンディングの表示を見る限りでは普通に可愛い容姿である。…こんな「糞」ゲーなのに。
総評
とにかく、外見上としてみれば間違いなく「クソ」ゲーなのは事実であり、当初からそういう意味での批判が殺到していたゲームである。
しかし、ゲームとして見れば、特にシューティングとして破綻している訳でも、ゲームバランスが崩壊している訳でもなく、ストレスの渦に巻き込むような不備もなく、本当至って普通のゲームである。そういう意味では(ゲームとしては)クソゲーと呼べるものではない。
汚物系のネタを受け付けない人にとっては到底オススメできないが、シモネタ好きなお子様やお下劣なシモネタが大好きなゲーマーにはオススメの一品といえよう。
余談
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製作元のメディアリングは化学工業メーカーの三菱樹脂の子会社だった。
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そしてクリア後のスタッフロールで拝める驚愕の事実とは、小林製薬や大日本除虫菊など、実際にトイレ洗剤を製造販売するメーカーとのタイアップを図っていたことである。
『悪趣味ゲーム紀行』にて「こんな会社とタイアップかけるゲームは後にも先にもこれっきり」「何でゲームの中身にその企業努力が向かなかったのでしょうか」と揶揄されている。
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ゲーム番組「東京エンカウント」にて、杉田智和氏が「番組で使いたいけど(どこが権利を持っているのかわからなくて)許可が取れない」タイトルの1つに本作を挙げていた。